フィールド・オブ・ドリームス

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これぞファンタジーと言える作品だと思います。

トウモロコシ畑を潰して野球場を作ってしまうなんてことを夫が言い出したら、普通の家族は命がけで止めるか、愛想をつかせてさよならですよね。
でも家族は夫を信じ、男も“声”を信じます。

何の夢もない男だったと嫌っていた父親との再会シーンなんて、本当に泣かせますよ。
たまにはこういうピュアな物語もいいのではないでしょうか。
なんでもリアルであればいいってものではないと思います。

ほっこりした気持ちになれる作品ですね。

父と息子のキャッチボール　そして　球の匂い　グローブの匂い　
それがすべてなのかもしれない。

今までもずっと　これから先もずっと　きっと永遠に変わらないものなんだと思って、
そして
それって　親と子のロマンだなって思いました。

サッカーもおもしろいし素晴らしいけど、やっぱり野球は別格なんだよなー。
胸が熱くなり、込み上げてくるものがあります。
なんか　すごいそう思うんです。

この作品を観て、改めてそう思いました。


でもでも、終盤まではストーリーに入り込むことができなかったんです。
今さらながら初めての「フィールド・オブ・ドリームス」だったんですけど、名前だけは誰もが知ってますよね。
とんでもない１本だと思っていたのですが、ほんとに終盤までは何が良いのかさっぱり分からず。
ほんとに残念。

でも
間違いなく　終盤にて胸が熱くなったことは確か。

うちの子は女の子だけど、旦那さまは「もう少ししたらグローブ買う！」って言ってます。
いいです　いいです。
すばらしいです。

キャッチボールがすべてかもしれない。
そう思いました。

こんなに地味で静かな展開なのに、
すごく温かくなる映画って私は久々に観ました。

まったり進むストーリーの中に、
無欲で真っ直ぐ信じたらすばらしい出来事が待っている
ということが描かれていた。

損得なく、ただ野球が好きだった、
野球が父との思い出だったというだけで
天の声を信じて球場を作った主人公は
大人としてはちょっと信じられないくらいピュアでした。

そしてそこに現れる往年の野球選手や亡くなった父。

父とのキャッチボールのシーンは
思わずウルウルしてしまいました。

こんな霊（？）だったら現れて欲しいな〜。

全ての表現がわたしの感性に合わない、悪く言えば鼻につく、確かに感動的な内容だし、良い作品だと思うのだが
深夜ＴＶでやっていたので何となくチラ観していたが、やはりダメだった、どうしても素直に感動出来ない、バート・ランカスターは大好きなのに
「If you build it、he will come」この言い回しと声質にげんなり、一気にテンションが下がった
そんなことで？と思うかもしれないが、ホントにそうなのだからしょうがない、そして余りにも純粋な主人公と家族に寒気がする
わたしはこんなにも捻くれていたのか？と確認できたのが唯一の収穫だった。

客観的に見れば類を見ない程純粋な人達の話なので良い作品である、殆どの人が涙するのは間違い無いだろう。

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青い空の下どこまでも続くとうもろこし畑。
久々に見たくなり借りてしまいました。
見たくて見たくてたまらないけど、どこか怖い気もしたのは正直な気持ち。
見て、もしも感動しなくなっていたら？と思うと悲しくなるから。１９年も昔に見た映画を今見ても同じように感動できないような気がしたから。

でもそんな不安な気持ちは見始めてすぐなくなりました。主人公が不思議な声を聞いた途端にすぐ一緒に引き込まれてしまったから。

やっぱり大好きな映画です。
そして、
素晴らしい映画です。
さわやかで清潔感ある一番良い頃のケビン・コスナーは勿論のこと（一番かっこいいのは「追いつめられて」だと個人的には思っていますが）、脇を固める俳優たちがまた素晴らしい。
みんな良い人のオーラがにじみ出ています。

バート・ランカスターが出てきたあたりから、もう涙が出てきて仕方ありませんでした。
昔見たときは、バート・ランカスターが足を踏み出すシーンがつらくてつらくて、このシーンがなければ完璧なのになあと思っていましたが、今回見直してみて、とても良いシーンだと思い直しました。
シューレス・ジョーに言われた一言で「ああ夢はかなった」と思い、愛する人の所に行けたんですね。ああこれは必然なのだと思いました。

そうこの映画は全てが必然なのです。
でも誰でもってわけではない。
かなうことなかった夢をあきらめることなく最後まで願い続けた強い意志を持った人たちだけが見ることのできる夢の世界。

人を信じ、自分を信じ、そして貫く。人間の良い部分を信じることができる本当に素晴らしい映画です。

自分の夢に疲れ、自信もなく、悲しい気分の時、ご覧になってください。きっと元気づけられるはず。
楽しい気分の時にもご覧になってください。ますます幸せな気持ちになれることでしょう。

野球を知らなくったって楽しめます。
この映画は夢の映画だから。
「信じれば、そして行動すれば、夢ってかなうんだな」と素直に思える幸福感あふれる素敵な映画です。