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1998年のS.ソダーバーグ監督、G.クルーニー、J.ロペス共演による「クライム・ムービー」（DISCASの紹介文による）だそうで、確かに原作のエルモア・レナードという作家の作品は結構たくさん映画化されていて、私もすぐ思い出したのは「ゲット・ショーティ」「ビー・クール」のチリ・パーマー（J.トラヴォルタ）シリーズとか「キルショット」（2008年、ミッキー・ローク主演）とか、「犯罪者（男）の美学」を描いたオハナシを書くヒトだと思ってましたから、G.クルーニーを起用してソダーバーグ監督がどのようにその「美学」を描いてくれるのか、かなり期待したんですけど、これ完全に「ラブコメ」ですねぇ。「犯罪」の描写はエラくユルいんでほとんどコメディですし、「ラブ」については男も女も「情熱」の欠片も感じられない、ほとんどコドモの「恋愛ごっこ」のように幼稚ですね。
まぁ、元々G.クルーニーって結構「濃い目」のハンサム顔の割には笑うと人の良さが滲み出てしまうところが魅力の男優だと思ってましたから、「ER」の熱血医師とか「オーシャン」のような「優しい上司」役がお似合いで、J.トラヴォルタやM.ロークのような強烈な個性で「犯罪者」や「セクシー男」を演じさせるのは無理があるし、相手役のJ.ロペスもセクシー・ボディと言われてる割にちっとも色っぽく無くて「恋愛モノ」には全然不向きな女優です（というのは私だけの評価ですかね？）。つまり「ミスキャスト」なんじゃないかと思うのですね。
この映画は原作に忠実に作られてる、とエルモア・レナード・ファンのよふかしさんが仰ってるし、ソダーバーグ・ファンに言わせるとこの作品は彼のベスト３に入るのだそうなんで私の偏見なんでしょうが、エルモア・レナード原作の作品にしてはどうにもユルユル・フワフワで面白く無さ過ぎだと思う。それはつまり監督が勝手に流行りの「オフ・ビート感」を出そうとして失敗したんじゃないか、と思われて仕方が無いんですけどねぇ。

レザーコートから浮彫になる
J.loの肩甲骨は美しい。

女として、アレを見ると背筋が伸びる。

どんなに忙しくても、どんなに男勝りな毎日でも
女性は女性のフォルムを維持すべきである。

・・・と言われてる気分になる。

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辛口批評も多いけど、私は好き。
アクション映画的な要素はまあ、普通だな〜・・・と思うけど、
どちらかと言えばロマンス要素が女性ウケするんじゃないかな。
イマイチの評価をする人は、もしかしたら男性が多いのかも。
「追う人&追われる人」のロマンスの映画の中では、自分的にはかなり上位のほう。
もう、銀行強盗やら、ム所の回想シーンとかは二の次。
2時間以上のこの作品を、２人の微妙な関係だけ楽しみながら観たようなもんである。

繰り返し述べるけど、アクション・サスペンス部分はいたって普通。そこに期待する人には評価が割れると思う。

あと久しぶりにアンシー・アレン観た。
老けたな〜・・・・としみじみ思った。

エルモア・レナード原作だけあってウィットに飛んでいてそして笑いも散りばめられていて結構面白かったです。ただちょっと長いかな？もう少し削れるシーンもあったと思うんだけど・・・。

それとちょっと分かりづらい部分もあるんで、もう少しスッキリ作ってくれれば人にも勧められるんだけどね。時間に余裕がある人は見て楽しめるとは思います。

ジョージ・クルーニー格好良く、ジェニファー・ロペス綺麗です。ってもしかしてそれだけかも。美男の犯罪者と美女の捜査官の設定はいかにもって感じでストーリーそのものは退屈かな。ちょっとしつこいシーンが多いのも難点。たとえば、バーでジェニファー・ロペスが一人飲んでいるときに見ず知らずの男性達がアタックする場面は邪魔です。くだらない台詞が長すぎます。それに時折挿入されるストップモーションはあまり意味がないような・・・。そういえば、この作品の監督スティーヴン・ソダーバーグは「オーシャンズ１１」の監督なんですね。その時もストップモーション多発していたっけな。ところでジャンルが「洋画:アクション」になってますがアクションはほとんど無いです。「犯罪ドラマ」です。エンディングにはサミュエル・ジャクソンが出てますが、これはきっと「ジャッキー・ブラウン」の密売人かな？？？ちょい役だけど、この時のシーンで未来の話の展開が想像できます。