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イアン・マキューアンの傑作『贖罪』を、「プライドと偏見」のジョー・ライト監督、キーラ・ナイトレイ主演で映画化した大河ロマン。小説家を夢見る多感な13歳の少女が一つの過ちによって引き裂いてしまった愛する一組の男女が辿る過酷な運命と、少女自身の贖罪の人生が力強いタッチで描かれていく。共演は「ナルニア国物語」のジェームズ・マカヴォイ。1935年、夏のイングランド。政府官僚ジャック・タリスの屋敷では、末娘のブライオニーが休暇で帰省する兄とその友人に披露する劇の準備に追われていた。その頃、姉セシーリアと使用人の息子ロビーはある出来事をきっかけに急接近する。ところが、ブライオニーはそんな2人の関係を誤解してしまい…。
製作年: |
2007年 |
---|---|
製作国: |
イギリス |
原題: |
ATONEMENT |
受賞記録: |
2007年 アカデミー賞 作曲賞
2007年 ゴールデン・グローブ 作品賞(ドラマ) |
監督: |
ジョー・ライト |
---|---|
製作: |
ティム・ビーヴァン 、 ティム・ビーヴァン 、 エリック・フェルナー 、 ポール・ウェブスター |
製作総指揮: |
ロバート・フォックス |
出演: |
キーラ・ナイトレイ 、 ジェームズ・マカヴォイ 、 シアーシャ・ローナン 、 ロモーラ・ガライ 、 バネッサ・レッドグレーブ 、 ベネディクト・カンバーバッチ 、 ジュノー・テンプル |
脚本: |
クリストファー・ハンプトン |
原作: |
イアン・マキューアン 、 イアン・マキューアン |
撮影: |
シーマス・マッガーヴェイ |
音楽: |
ダリオ・マリアネッリ |
イアン・マキューアンの傑作『贖罪』を、「プライドと偏見」のジョー・ライト監督、キーラ・ナイトレイ主演で映画化した大河ロマン。小説家を夢見る多感な13歳の少女が一つの過ちによって引き裂いてしまった愛する一組の男女が辿る過酷な運命と、少女自身の贖罪の人生が力強いタッチで描かれていく。共演は「ナルニア国物語」のジェームズ・マカヴォイ。1935年、夏のイングランド。政府官僚ジャック・タリスの屋敷では、末娘のブライオニーが休暇で帰省する兄とその友人に披露する劇の準備に追われていた。その頃、姉セシーリアと使用人の息子ロビーはある出来事をきっかけに急接近する。ところが、ブライオニーはそんな2人の関係を誤解してしまい…。
製作年: |
2007年 |
---|---|
製作国: |
イギリス |
原題: |
ATONEMENT |
受賞記録: |
2007年 アカデミー賞 作曲賞
2007年 ゴールデン・グローブ 作品賞(ドラマ) |
監督: |
ジョー・ライト |
---|---|
製作: |
ティム・ビーヴァン 、 ティム・ビーヴァン 、 エリック・フェルナー 、 ポール・ウェブスター |
製作総指揮: |
ロバート・フォックス |
出演: |
キーラ・ナイトレイ 、 ジェームズ・マカヴォイ 、 シアーシャ・ローナン 、 ロモーラ・ガライ 、 バネッサ・レッドグレーブ 、 ベネディクト・カンバーバッチ 、 ジュノー・テンプル |
脚本: |
クリストファー・ハンプトン |
---|---|
原作: |
イアン・マキューアン 、 イアン・マキューアン |
撮影: |
シーマス・マッガーヴェイ |
音楽: |
ダリオ・マリアネッリ |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語英語北京語広東語韓国語タイインドネシア | 1:ドルビーデジタル//英語 2:ドルビーデジタル//日本語 3:ドルビーデジタル//タイ 4:ドルビーデジタル//英(解説) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PG-12 | GURD46105 | 2008年09月26日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
3枚 | 15人 | 5人 |
収録時間:
123分
字幕:
日本語英語北京語広東語韓国語タイインドネシア
音声:
1:ドルビーデジタル//英語
2:ドルビーデジタル//日本語
3:ドルビーデジタル//タイ
4:ドルビーデジタル//英(解説)
レイティング:
PG-12
記番:
GURD46105
レンタル開始日:
2008年09月26日
在庫枚数
3枚
1位登録者:
15人
2位登録者:
5人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語・英語・日本語吹替え用字幕・音声解説用字幕 | 1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語 3:ドルビーデジタル/ステレオ/英語/(音声解説) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PG-12 | GNXR1096 | 2010年11月26日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
123分
字幕:
日本語・英語・日本語吹替え用字幕・音声解説用字幕
音声:
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
3:ドルビーデジタル/ステレオ/英語/(音声解説)
レイティング:
PG-12
記番:
GNXR1096
レンタル開始日:
2010年11月26日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
0人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語英語北京語広東語韓国語タイインドネシア | 1:ドルビーデジタル//英語 2:ドルビーデジタル//日本語 3:ドルビーデジタル//タイ 4:ドルビーデジタル//英(解説) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
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在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
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収録時間:
123分
字幕:
日本語英語北京語広東語韓国語タイインドネシア
音声:
1:ドルビーデジタル//英語
2:ドルビーデジタル//日本語
3:ドルビーデジタル//タイ
4:ドルビーデジタル//英(解説)
レイティング:
PG-12
記番:
GURD46105
レンタル開始日:
2008年09月26日
在庫枚数
3枚
1位登録者:
15人
2位登録者:
5人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語・英語・日本語吹替え用字幕・音声解説用字幕 | 1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語 3:ドルビーデジタル/ステレオ/英語/(音声解説) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PG-12 | GNXR1096 | 2010年11月26日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
123分
字幕:
日本語・英語・日本語吹替え用字幕・音声解説用字幕
音声:
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
3:ドルビーデジタル/ステレオ/英語/(音声解説)
レイティング:
PG-12
記番:
GNXR1096
レンタル開始日:
2010年11月26日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
まだ幼い少女には罪の深さに気付きもしなかった。
恋心を抱いていたロビーが自分の姉セシリアに手紙を渡してくれと頼まれ、持って走るブライオニー。
ブライオニーは手紙を見てしまった。
広い屋敷内でブライオニーはロビーとセシリアが愛し合っている所を見てしまう…
その後、何も無かったかの様に、パーティーが開かれたが、家で預かっていた3名の内、双子が行方不明。
屋敷中が総出で探しに出た。
ブライオニーは偶然に双子の姉ローザが襲われているのを発見、男は逃げ去り、ローザは突然目を塞がれて…と泣きだす。
ブライオニーは犯人はロビーだと言い、姉に宛てた手紙も家族へ突き出す。内容はハレンチ(古いかw)極まりない物だった。
当然の様に警察官に連行されるロビー。
セシリアには信じがたい光景だった…
そして月日は流れ…
セシリアは看護婦となり、ブライオニーも看護婦を目指していた。
ブライオニーはその後、あの事件の日に兄が連れて来た男と、ローザが結婚する事をしる。そして真相に気付き、自分の観た物を思います。あれはレイプでは無く、合意の上でのSEXだったのだと…
全ての真相を知り、セシリアとロビーに話すが、どうする事も出来ず、自分の犯した過ちをセシリアとロビーは許してはくれない。
刑務所から出たロビーは戦場へ行くしか道は無かった。
セシリアは生きて戻って、と願う。
ラストシーン近く、ブライオニーは老いていた。
幼い頃から書く事が好きだった彼女は作家になっていて、年老いた自分には、これが最後の作品だとTVのトークショーで語る。
最後の作品のタイトルは「つぐない」自伝だと言う、出てくる人物の名前等も本物だと。ただ、若くして亡くなったロビーと姉のセシリアは一緒になる事が出来ず、せめて作品の中で幸せになって欲しい、本当は二人はこうなっていただろう、そんな気持ちからか、二人が楽しげに、幸せに過ごしている内容にした。
最後の作品だけど、本当は処女作、やっとつぐなえると思ったに違いない。
ラストは感動でした。
幼い彼女が犯した罪はとても重い物です。
生涯背負い続けて生きてきた彼女の「つぐない」
重い内容ですが、深く、素晴らしい内容です。
人として、人生について考えさせれる作品でした。
緑のドレス姿のセシリア…素敵でした。
このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
生まれながらにして、人は罪深いものというのが、
キリスト教の精神にあります。
だから、キリストの生誕と十字架により、人々の罪が贖罪されているという
ことになるのです。
この映画は、自分が選んだ人生というか運命に対する贖罪の映画ではありますが、
13歳という、まだ世の中がどういうことかも知らない、善悪も判断の難しい少女が、
何も知らなくても、人を絶望の果てに送ることができるという側面を、
描いています。そして、その罪を贖罪することは叶わないという哀しみ。
その部分は、やはり少しキリスト教の原罪の考え方も入っている気がしました。
ロビーが警察に連行される姿を、まばたきもせず見つめるシアーナ・ローシャンの
演技には脱帽しました。
穢れを知らないのに、罪をおかしてしまった少女の運命の孤独をひしひしと感じる
ことができました。
それにしても、この映画を観て、人の人生というのは、本当に残酷なものだと
思いました。
幼い頃のたった一つの過ちで、その後の長い人生を生きていかねばならないものとは。
しかも、苦しむのは、自分自身だけではなく、愛する姉と一度は恋をした相手だという
重み。
この映画、主人公プライオニーの少女期、18歳、晩年と3部構成で描かれています。
前半の伏線がラスト、きれいに収まるところは、映画構成のすばらしさでうなってしまいます。
この監督らしく、音楽も風景も美しいです。
アンソニー・ミンゲラも見れてよかった。
コメンタリーあります。
この監督撮影期間やその方法を詳しく説明するのが好きないようです。
「プライドと偏見」でもそうでした。
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
子供の、ある意味、純粋で、かつ安易な感情が、
悲劇をもたらす物語。
富豪っぽい娘と、使用人の息子が恋に落ちるが、
その娘の妹が、子供の発想として、
それが恋に見えず、姉を困らせると思い込み、
ある事件を目撃した際、その使用人の息子を犯人とする、
嘘の証言をしてしまい、
それが、姉の恋を引き裂くこととなる。
ちょっとした間違いが、
人生を取り返しのつかないものにしてしまう、
その物語性は、なかなか、興味深いね。
原作の発想のうまさが、大きいと思う。
ただ、キーラおよび、その家族の生活レベルと、
戦争が始まってからの、生活レベルの違いの描き方というか、、、
キーラの雰囲気が、前半の裕福な感じのままで、
後半の普通の生活っぽい感じに、
あまり見えなくて、ちょっと変かな。
化粧の感じも、なんとなく、雰囲気と違う感じもして・・・
なんか、後半のは夜の仕事をしてるっぽい感じがするけど、
でも、地下鉄の駅を使った防空壕で寝てるわけだし・・・
どうなんだろう・・・
ブライオニー役は、
子役と、大人の役と、別の人なので、
生活の違いが逆に分かりやすかったのかもしれない。
また、ブライオニー役の子役が、
衣装も含めて、
結構、純粋で、夢見がちな雰囲気をうまく出していて、
こういう自分では、いいと思った嘘が、
重大な嘘になっていくさまをうまく演じていると感じた。
キーラよりも、この子が、
この物語のキーで、その役を演じきったという感じだね。
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
本作を好きな方には申し訳無いレビューなので、読まないで頂きたい。
絢爛たる様式美の再現は重厚感を映像に与え、男女の葛藤には淫靡なる表現を含み観る者を魅了するエッセンスに満ち溢れているのですが、私は本作に込められた思いに届くことはできませんでした。
求め合う2人、その女の妹である想像力豊かで多感な少女は、事件の前にあった事柄に自分が持つ嫉妬心を合わせ、思い込みとしての嘘を捏造してしまいます。その少女の嘘から広がる事件は、戦争という時代の荒波に翻弄され途方もない悲劇となってしまうのです。
身分の違う男女が迷いと擦れ違いの中から一時だけ見つけた愛情を、悪意はないにしろ歪められた愛情をもって引き裂かれ、更には時代の狂気にもてあそばれるという物語。これは恋愛映画の王道ともいえるストーリーで、登場人物の誤解の元を視点の切り替えしで繰り返す描写が新しくはあるが、話の筋には目新しさがないため、この切り返しに逆にあざとさとしてもたらされる違和感を感じてしまいました。
この切り返しはラストでのどんでん返しともいえる展開を迎えるための伏線ともなり、本作の主人公は第3の人であって、つぐないさえも果たせない遣る瀬無さを描こうとした作品なのかもしれませんが、本作が示すラストは、極論をもって言い表せば自己満足でしかないと思います。
ドーバー海峡の彼方を見つめ合った2人に生を与え、そこに自らの思いを託す主人公の行為は、捏造がもたらした罪を想像の人物に託す自己完結であって、他者には一滴すら恵みを与えていないと思ったのです。
これを初めから正当なる視点で描き切れば、味わい深い映像に引き込まれ納得感を得たと思わせる作りの良さなのですが、行きつ戻りつの思わせ振りな筋書きが気に掛かり、フランスはダンケルクでの撤退戦のスペクタルも、彼方に見える観覧車に過剰な感傷を強要されたかの思いに捉われ気力が萎えてしまいました。
これは“つぐない”ではなく“贖罪”であって、原罪の払拭を示す例えであり、神に己の許しを乞う行為であるため、他者の存在を必要とせず自己の精神を清める行いだけだったのではと思います。
それは悪しき行いではないのですが、己の贖罪により他者の思いを清算するという考えには共感できませんでした。
頭でっかちな感想ですいませんの、★3.3個。
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:153件
投稿日
2008/10/03
レビュアー
pokorou※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
まだ幼い少女には罪の深さに気付きもしなかった。
恋心を抱いていたロビーが自分の姉セシリアに手紙を渡してくれと頼まれ、持って走るブライオニー。
ブライオニーは手紙を見てしまった。
広い屋敷内でブライオニーはロビーとセシリアが愛し合っている所を見てしまう…
その後、何も無かったかの様に、パーティーが開かれたが、家で預かっていた3名の内、双子が行方不明。
屋敷中が総出で探しに出た。
ブライオニーは偶然に双子の姉ローザが襲われているのを発見、男は逃げ去り、ローザは突然目を塞がれて…と泣きだす。
ブライオニーは犯人はロビーだと言い、姉に宛てた手紙も家族へ突き出す。内容はハレンチ(古いかw)極まりない物だった。
当然の様に警察官に連行されるロビー。
セシリアには信じがたい光景だった…
そして月日は流れ…
セシリアは看護婦となり、ブライオニーも看護婦を目指していた。
ブライオニーはその後、あの事件の日に兄が連れて来た男と、ローザが結婚する事をしる。そして真相に気付き、自分の観た物を思います。あれはレイプでは無く、合意の上でのSEXだったのだと…
全ての真相を知り、セシリアとロビーに話すが、どうする事も出来ず、自分の犯した過ちをセシリアとロビーは許してはくれない。
刑務所から出たロビーは戦場へ行くしか道は無かった。
セシリアは生きて戻って、と願う。
ラストシーン近く、ブライオニーは老いていた。
幼い頃から書く事が好きだった彼女は作家になっていて、年老いた自分には、これが最後の作品だとTVのトークショーで語る。
最後の作品のタイトルは「つぐない」自伝だと言う、出てくる人物の名前等も本物だと。ただ、若くして亡くなったロビーと姉のセシリアは一緒になる事が出来ず、せめて作品の中で幸せになって欲しい、本当は二人はこうなっていただろう、そんな気持ちからか、二人が楽しげに、幸せに過ごしている内容にした。
最後の作品だけど、本当は処女作、やっとつぐなえると思ったに違いない。
ラストは感動でした。
幼い彼女が犯した罪はとても重い物です。
生涯背負い続けて生きてきた彼女の「つぐない」
重い内容ですが、深く、素晴らしい内容です。
人として、人生について考えさせれる作品でした。
緑のドレス姿のセシリア…素敵でした。
投稿日
2010/11/28
レビュアー
ykk1976※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
生まれながらにして、人は罪深いものというのが、
キリスト教の精神にあります。
だから、キリストの生誕と十字架により、人々の罪が贖罪されているという
ことになるのです。
この映画は、自分が選んだ人生というか運命に対する贖罪の映画ではありますが、
13歳という、まだ世の中がどういうことかも知らない、善悪も判断の難しい少女が、
何も知らなくても、人を絶望の果てに送ることができるという側面を、
描いています。そして、その罪を贖罪することは叶わないという哀しみ。
その部分は、やはり少しキリスト教の原罪の考え方も入っている気がしました。
ロビーが警察に連行される姿を、まばたきもせず見つめるシアーナ・ローシャンの
演技には脱帽しました。
穢れを知らないのに、罪をおかしてしまった少女の運命の孤独をひしひしと感じる
ことができました。
それにしても、この映画を観て、人の人生というのは、本当に残酷なものだと
思いました。
幼い頃のたった一つの過ちで、その後の長い人生を生きていかねばならないものとは。
しかも、苦しむのは、自分自身だけではなく、愛する姉と一度は恋をした相手だという
重み。
この映画、主人公プライオニーの少女期、18歳、晩年と3部構成で描かれています。
前半の伏線がラスト、きれいに収まるところは、映画構成のすばらしさでうなってしまいます。
この監督らしく、音楽も風景も美しいです。
アンソニー・ミンゲラも見れてよかった。
コメンタリーあります。
この監督撮影期間やその方法を詳しく説明するのが好きないようです。
「プライドと偏見」でもそうでした。
投稿日
2008/12/04
レビュアー
ヴィル※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
子供の、ある意味、純粋で、かつ安易な感情が、
悲劇をもたらす物語。
富豪っぽい娘と、使用人の息子が恋に落ちるが、
その娘の妹が、子供の発想として、
それが恋に見えず、姉を困らせると思い込み、
ある事件を目撃した際、その使用人の息子を犯人とする、
嘘の証言をしてしまい、
それが、姉の恋を引き裂くこととなる。
ちょっとした間違いが、
人生を取り返しのつかないものにしてしまう、
その物語性は、なかなか、興味深いね。
原作の発想のうまさが、大きいと思う。
ただ、キーラおよび、その家族の生活レベルと、
戦争が始まってからの、生活レベルの違いの描き方というか、、、
キーラの雰囲気が、前半の裕福な感じのままで、
後半の普通の生活っぽい感じに、
あまり見えなくて、ちょっと変かな。
化粧の感じも、なんとなく、雰囲気と違う感じもして・・・
なんか、後半のは夜の仕事をしてるっぽい感じがするけど、
でも、地下鉄の駅を使った防空壕で寝てるわけだし・・・
どうなんだろう・・・
ブライオニー役は、
子役と、大人の役と、別の人なので、
生活の違いが逆に分かりやすかったのかもしれない。
また、ブライオニー役の子役が、
衣装も含めて、
結構、純粋で、夢見がちな雰囲気をうまく出していて、
こういう自分では、いいと思った嘘が、
重大な嘘になっていくさまをうまく演じていると感じた。
キーラよりも、この子が、
この物語のキーで、その役を演じきったという感じだね。
投稿日
2008/10/05
レビュアー
ひろぼう※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
本作を好きな方には申し訳無いレビューなので、読まないで頂きたい。
絢爛たる様式美の再現は重厚感を映像に与え、男女の葛藤には淫靡なる表現を含み観る者を魅了するエッセンスに満ち溢れているのですが、私は本作に込められた思いに届くことはできませんでした。
求め合う2人、その女の妹である想像力豊かで多感な少女は、事件の前にあった事柄に自分が持つ嫉妬心を合わせ、思い込みとしての嘘を捏造してしまいます。その少女の嘘から広がる事件は、戦争という時代の荒波に翻弄され途方もない悲劇となってしまうのです。
身分の違う男女が迷いと擦れ違いの中から一時だけ見つけた愛情を、悪意はないにしろ歪められた愛情をもって引き裂かれ、更には時代の狂気にもてあそばれるという物語。これは恋愛映画の王道ともいえるストーリーで、登場人物の誤解の元を視点の切り替えしで繰り返す描写が新しくはあるが、話の筋には目新しさがないため、この切り返しに逆にあざとさとしてもたらされる違和感を感じてしまいました。
この切り返しはラストでのどんでん返しともいえる展開を迎えるための伏線ともなり、本作の主人公は第3の人であって、つぐないさえも果たせない遣る瀬無さを描こうとした作品なのかもしれませんが、本作が示すラストは、極論をもって言い表せば自己満足でしかないと思います。
ドーバー海峡の彼方を見つめ合った2人に生を与え、そこに自らの思いを託す主人公の行為は、捏造がもたらした罪を想像の人物に託す自己完結であって、他者には一滴すら恵みを与えていないと思ったのです。
これを初めから正当なる視点で描き切れば、味わい深い映像に引き込まれ納得感を得たと思わせる作りの良さなのですが、行きつ戻りつの思わせ振りな筋書きが気に掛かり、フランスはダンケルクでの撤退戦のスペクタルも、彼方に見える観覧車に過剰な感傷を強要されたかの思いに捉われ気力が萎えてしまいました。
これは“つぐない”ではなく“贖罪”であって、原罪の払拭を示す例えであり、神に己の許しを乞う行為であるため、他者の存在を必要とせず自己の精神を清める行いだけだったのではと思います。
それは悪しき行いではないのですが、己の贖罪により他者の思いを清算するという考えには共感できませんでした。
頭でっかちな感想ですいませんの、★3.3個。
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つぐない