人生に乾杯! / ユディット・シェル
人生に乾杯!
/ガーボル・ロホニ
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(52)
解説・ストーリー
年金暮らしの老夫婦が、無情にも困窮に追い込まれた末、ついには国家に反旗を翻して紳士的な強盗を重ねていく奇妙な逃避行の行方を描くハンガリー発のハートウォーミング・クライム・コメディ。ヨーロッパの小国ハンガリー。かつて運命的な恋に落ちたエミルとヘディも、いまや81歳と70歳の老夫婦。時代も変わり、年金だけでは家賃の支払いにも事欠く日々。そんなある日、ヘディの大切なイヤリングまで借金のカタに取られる事態に。見かねたエミルは年代物の愛車チャイカに乗り込むとひとり郵便局へと出向き、ついに強盗を決行。最初は当惑気味のヘディもやがて夫と合流、ふたりは手を取り合って逃避行へと繰り出すが…。
年金暮らしの老夫婦が、無情にも困窮に追い込まれた末、ついには国家に反旗を翻して紳士的な強盗を重ねていく奇妙な逃避行の行方を描くハンガリー発のハートウォーミング・クライム・コメディ。ヨーロッパの小国ハンガリー。かつて運命的な恋に落ちたエミルとヘディも、いまや81歳と70歳の老夫婦。時代も変わり、年金だけでは家賃の支払いにも事欠く日々。そんなある日、ヘディの大切なイヤリングまで借金のカタに取られる事態に。見かねたエミルは年代物の愛車チャイカに乗り込むとひとり郵便局へと出向き、ついに強盗を決行。最初は当惑気味のヘディもやがて夫と合流、ふたりは手を取り合って逃避行へと繰り出すが…。
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「人生に乾杯!」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
年金暮らしの老夫婦が、無情にも困窮に追い込まれた末、ついには国家に反旗を翻して紳士的な強盗を重ねていく奇妙な逃避行の行方を描くハンガリー発のハートウォーミング・クライム・コメディ。ヨーロッパの小国ハンガリー。かつて運命的な恋に落ちたエミルとヘディも、いまや81歳と70歳の老夫婦。時代も変わり、年金だけでは家賃の支払いにも事欠く日々。そんなある日、ヘディの大切なイヤリングまで借金のカタに取られる事態に。見かねたエミルは年代物の愛車チャイカに乗り込むとひとり郵便局へと出向き、ついに強盗を決行。最初は当惑気味のヘディもやがて夫と合流、ふたりは手を取り合って逃避行へと繰り出すが…。
「人生に乾杯!」 の作品情報
「人生に乾杯!」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
人生に乾杯!の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
107分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/ハンガリー 2:ドルビーデジタル/ステレオ/ハンガリー
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TDV20081R |
2010年04月09日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
20枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/ハンガリー
2:ドルビーデジタル/ステレオ/ハンガリー
人生に乾杯!の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
107分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/ハンガリー 2:ドルビーデジタル/ステレオ/ハンガリー
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TDV20081R |
2010年04月09日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
20枚
|
0人
|
0人
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1:ドルビーデジタル/ステレオ/ハンガリー
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ユーザーレビュー:52件
「すまんが金を出してください」
投稿日:2018/10/12
レビュアー:なんの因果
2007年制作のハンガリーの映画。81歳の腰の悪い夫エミルと70歳の糖尿病でインシュリンの注射を打って生活している妻ヘディが、生活苦で銀行強盗を働く話。
エミルは旧ソ連で運転手だった。
何年も乗っていない黒のチャイカ(主に党幹部が乗っていた高級大型車)を動かす気になったのは、
家賃の差し押さえに自分の書籍が没収されるところを、妻ヘディが「これを!」と夫婦の思い出のイヤリングを差し出したからだ。
年金の少なさに怒りを覚え、車に残っていたトカレフを握りしめるエミル。
エミルは郵便局の列に並ぶと、小さな声で言った。
「すまんが金をこの袋にいれてください。これは銃ですよ。」チラッ。ボー然とする窓口の姉さん。
後ろの客が「早くして」と言うと「すみません、すぐです」と頭を下げるエミル。
──なんともはや、こんな強盗もあったとは!
次に宝石店にゆき、やはりトカレフをちらつかせて礼儀正しくお願いする。
よぼいジイチャンに頼まれちゃなぁ〜、かくして連続強盗事件とあいなる。
黒のチャイカの活躍がすごい。採石場に高く積まれた砂利の山を登るのだ!
追跡してきたパトカーがズルズルと下がっていって後ろにいた警官が轢き殺される寸前だった!
ともあれ、逃亡した夫婦は仲良く買い物したり温泉につかったりする。幸せそうに手をにぎる二人。
強盗した金でも、金は金だもんなぁ。(羨ましい・・)
それに比べて、追跡する警察官のカップルの方はどこか元気がなく、雰囲気暗い。
やがて、老夫婦連続強盗事件は、国内の老人を中心に同情を集め、応援されてゆく。
が、ストーリィは意外な展開で終止符を打つ。
ボニーとクライドみたいでもあるし、ジーサンズみたいでもある。
ハンガリー映画というくくりではあるがユーモアとペーソスがあって味わい深い。
冒頭とラストで繋がる画面は白黒で抒情があり、
老いた二人だけでなく、これからの二人(警察官カップル)を絡ませて、人生の愛と信頼を問う。
面白くて、素晴らしい映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
おねえさん、この袋にお金を入れて下さい
どこの国も老人には冷たい。
ずっと国を支えてきた人にどうしてこうも冷たいのか。
あまりの生活苦に突発的に強盗を始めたおじいちゃん。
ずっと冷めた夫婦関係だったおばあちゃんと、このことがきっかけで絆を取り戻したようだ。
人生で今が一番二人にとって輝いているんじゃないか?って思えるほど、キラキラしているよ、じいさんとばあさん。
そして二人を追いかける警察がけっこう間抜け。
あんな目立つ車で逃げているにも関わらず、ぜんぜん捕まえられない。
のらいくらりと警察を突破していく二人。
その逃避行もまた楽しげだ。
人生の終末に悟りを開いたような開き直りが二人に気持の余裕を与えているのか、逃げることも楽しんでいる老人。
いつもと違う日々にワクワクしているとさえ思える。
そして、ずっとコミカルだったから、え?こういう終わり方?ってちょっとがっかりしていたら・・・・ふふふ、見てのお楽しみ♪
なかなか面白かった。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
笑顔になれる社会批判のハートフルコメディ
年金問題を題材にしたハートフルコメディです。
年金暮らしに限界を迎えた老夫婦が、強盗を繰り返しながら逃亡していきます。
1番最初の強盗は郵便局ですが、そこの窓口の女性は老人に銃を突きつけられて、お口をぽっかり開けて、素直にお金を差し出すますが、その雰囲気は何故か笑えます。
老夫婦を追う警察も超間抜け。総力を挙げて逮捕に向かうのですが、あっさり逃亡を許してしまいます。現実ならば間違いなく即逮捕でしょう…。
そして何より、老夫婦がいいんです。序盤は若干いがみ合ってる雰囲気も垣間見えますが、流石は長年連れ添った夫婦。お互いがお互いを理解し、助け合う。なんか応援したくなっちゃいます。で、気が付くと、自分もこうなりたいと、憧れの眼差しで見てしまいます。
もちろん強盗は悪い事ですが、それらの事から一切そんな気持ちにさせられません。ハートフルコメディって言葉がここまでしっくりくる作品も珍しいんじゃないでしょうか?
そんな、まったり・ほっこりな展開ですが、
最後の方でしっかり痛烈に年金問題を批判しています。
で、ラストもホント最高です。そのラストで女刑事が笑顔を見せるんですが、見てるこっちも同じ笑顔になってしまいます。
ところで『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』でもそうでしたが、
海に面していない国の多いヨーロッパでは、
死ぬ前の定番はやっぱり『海』なんでしょうか?
私も「死ぬ前に一度海が見たい」とカッコいい(?)セリフが言いたいんですが、
日本人なので無理ですね(笑)
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
どんでん返しもあったりする。
ほのぼのとしたコメディ色の濃い作品かと思いきや国の情勢もあり、日本も他人事でない福祉制度の問題もありと、なかなか興味深い映画だった。どちらかといとロードムービー的な作品で「俺たちに明日はない」の老夫婦バージョンみたいな印象。でも老夫婦なので過激なものはなくて、のんびりとした強盗をする。(笑)爺さんが強盗した後「ちょっと過激だったかな?」なんてセリフがなんとも微笑ましい。強盗をするにつれてTVでニュースになり近所の婆さん方が危ない人だったみたいに言っていたのに世論が応援しだしたら、手のひら返したように褒め称える様がなんとも狡猾でTVの社会的影響などもあり考えさせられる。この映画は監督のメッセージが強いけど、でもそれが押し付けがましくもなく、ユーモアもありで楽しく観れた。
警察のカップルと同時進行していくのだが、老夫婦と現在の夫婦の対比のようで、歳をとっても今でも様々な問題が降りかかってきて大変なんだなぁとしみじみと思った。
このレビューは気に入りましたか?
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旧共産圏の遅れてきた青春
投稿日:2012/03/22
レビュアー:港のマリー
皆さま言われるとおり、ご老人たちの「俺たちに明日はない」「明日に向かって撃て」ですね。さらに「ダーティーメリー、クレイジーラリー」「バニシングポイント」も入っています。
とくに「バニシングポイント」を、パクッた、じゃない、踏襲した部分が多いと感じました。逃避行を続けているうちに、マスコミの人気ものになっていくとか、警察の追跡をすんでのところで巧みにかわし続けるとか、途中心強い支援者を得るとか。
一度踏み外してしまった道だ、もう後戻りはできない、行き着くところ、おのれの消失点を突破せよ。インシュリン注射が欠かせず、腰痛もちで足腰ふらふらの老人が、無頼の若者に変身した瞬間でした。運命の出会い以来、長く連れ添った妻と二人で。
主人公が車はチャイカ、銃はトカレフと思い出?の旧ソ連由来の品で武装しているのが意味深長です。ハンガリーでも共産主義時代を懐かしむ風潮があるのでしょうか。
西側では、もっと自由を、本物の解放を、と体制への反逆と、当然のなりゆきとしての自滅の青春映画が流行っていたころ、ソ連の「衛星国」ハンガリーでは、言論や表現の自由さえ抑圧されていたようです。時代がめぐって、自由になって、今は老人になったかつての共産主義時代の若者たちに、昔の映画通りの無頼な青春を体現させたのが、この映画かと思ったりしました。
ずれたテンポの面白さ、にやりとしたくなるセリフの数々なと、お手本のパロディの味わいがあります。
本作、主人公の老夫婦とともに刑事のカップルが活躍するのですが、この二人、いつもいら立ち、その上気怠げで物憂い表情を隠せません。警察全体もやる気がないというか、疲れ切っています。資本主義に翻弄される社会も、なかなか暮らしにくいものと見えます。
ハンガリーはユーロの導入はされておらずフォリントというのが通貨ですが、1フォリントは、09年で約0、47円とか。月4万フォリントの年金はあまりに少ないですよね。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
「すまんが金を出してください」
投稿日
2018/10/12
レビュアー
なんの因果
2007年制作のハンガリーの映画。81歳の腰の悪い夫エミルと70歳の糖尿病でインシュリンの注射を打って生活している妻ヘディが、生活苦で銀行強盗を働く話。
エミルは旧ソ連で運転手だった。
何年も乗っていない黒のチャイカ(主に党幹部が乗っていた高級大型車)を動かす気になったのは、
家賃の差し押さえに自分の書籍が没収されるところを、妻ヘディが「これを!」と夫婦の思い出のイヤリングを差し出したからだ。
年金の少なさに怒りを覚え、車に残っていたトカレフを握りしめるエミル。
エミルは郵便局の列に並ぶと、小さな声で言った。
「すまんが金をこの袋にいれてください。これは銃ですよ。」チラッ。ボー然とする窓口の姉さん。
後ろの客が「早くして」と言うと「すみません、すぐです」と頭を下げるエミル。
──なんともはや、こんな強盗もあったとは!
次に宝石店にゆき、やはりトカレフをちらつかせて礼儀正しくお願いする。
よぼいジイチャンに頼まれちゃなぁ〜、かくして連続強盗事件とあいなる。
黒のチャイカの活躍がすごい。採石場に高く積まれた砂利の山を登るのだ!
追跡してきたパトカーがズルズルと下がっていって後ろにいた警官が轢き殺される寸前だった!
ともあれ、逃亡した夫婦は仲良く買い物したり温泉につかったりする。幸せそうに手をにぎる二人。
強盗した金でも、金は金だもんなぁ。(羨ましい・・)
それに比べて、追跡する警察官のカップルの方はどこか元気がなく、雰囲気暗い。
やがて、老夫婦連続強盗事件は、国内の老人を中心に同情を集め、応援されてゆく。
が、ストーリィは意外な展開で終止符を打つ。
ボニーとクライドみたいでもあるし、ジーサンズみたいでもある。
ハンガリー映画というくくりではあるがユーモアとペーソスがあって味わい深い。
冒頭とラストで繋がる画面は白黒で抒情があり、
老いた二人だけでなく、これからの二人(警察官カップル)を絡ませて、人生の愛と信頼を問う。
面白くて、素晴らしい映画でした。
おねえさん、この袋にお金を入れて下さい
投稿日
2010/11/23
レビュアー
飛べない魔女
どこの国も老人には冷たい。
ずっと国を支えてきた人にどうしてこうも冷たいのか。
あまりの生活苦に突発的に強盗を始めたおじいちゃん。
ずっと冷めた夫婦関係だったおばあちゃんと、このことがきっかけで絆を取り戻したようだ。
人生で今が一番二人にとって輝いているんじゃないか?って思えるほど、キラキラしているよ、じいさんとばあさん。
そして二人を追いかける警察がけっこう間抜け。
あんな目立つ車で逃げているにも関わらず、ぜんぜん捕まえられない。
のらいくらりと警察を突破していく二人。
その逃避行もまた楽しげだ。
人生の終末に悟りを開いたような開き直りが二人に気持の余裕を与えているのか、逃げることも楽しんでいる老人。
いつもと違う日々にワクワクしているとさえ思える。
そして、ずっとコミカルだったから、え?こういう終わり方?ってちょっとがっかりしていたら・・・・ふふふ、見てのお楽しみ♪
なかなか面白かった。
笑顔になれる社会批判のハートフルコメディ
投稿日
2010/07/23
レビュアー
Don Vito(引退)
年金問題を題材にしたハートフルコメディです。
年金暮らしに限界を迎えた老夫婦が、強盗を繰り返しながら逃亡していきます。
1番最初の強盗は郵便局ですが、そこの窓口の女性は老人に銃を突きつけられて、お口をぽっかり開けて、素直にお金を差し出すますが、その雰囲気は何故か笑えます。
老夫婦を追う警察も超間抜け。総力を挙げて逮捕に向かうのですが、あっさり逃亡を許してしまいます。現実ならば間違いなく即逮捕でしょう…。
そして何より、老夫婦がいいんです。序盤は若干いがみ合ってる雰囲気も垣間見えますが、流石は長年連れ添った夫婦。お互いがお互いを理解し、助け合う。なんか応援したくなっちゃいます。で、気が付くと、自分もこうなりたいと、憧れの眼差しで見てしまいます。
もちろん強盗は悪い事ですが、それらの事から一切そんな気持ちにさせられません。ハートフルコメディって言葉がここまでしっくりくる作品も珍しいんじゃないでしょうか?
そんな、まったり・ほっこりな展開ですが、
最後の方でしっかり痛烈に年金問題を批判しています。
で、ラストもホント最高です。そのラストで女刑事が笑顔を見せるんですが、見てるこっちも同じ笑顔になってしまいます。
ところで『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』でもそうでしたが、
海に面していない国の多いヨーロッパでは、
死ぬ前の定番はやっぱり『海』なんでしょうか?
私も「死ぬ前に一度海が見たい」とカッコいい(?)セリフが言いたいんですが、
日本人なので無理ですね(笑)
どんでん返しもあったりする。
投稿日
2010/02/25
レビュアー
元レンタルビデオ店長
ほのぼのとしたコメディ色の濃い作品かと思いきや国の情勢もあり、日本も他人事でない福祉制度の問題もありと、なかなか興味深い映画だった。どちらかといとロードムービー的な作品で「俺たちに明日はない」の老夫婦バージョンみたいな印象。でも老夫婦なので過激なものはなくて、のんびりとした強盗をする。(笑)爺さんが強盗した後「ちょっと過激だったかな?」なんてセリフがなんとも微笑ましい。強盗をするにつれてTVでニュースになり近所の婆さん方が危ない人だったみたいに言っていたのに世論が応援しだしたら、手のひら返したように褒め称える様がなんとも狡猾でTVの社会的影響などもあり考えさせられる。この映画は監督のメッセージが強いけど、でもそれが押し付けがましくもなく、ユーモアもありで楽しく観れた。
警察のカップルと同時進行していくのだが、老夫婦と現在の夫婦の対比のようで、歳をとっても今でも様々な問題が降りかかってきて大変なんだなぁとしみじみと思った。
旧共産圏の遅れてきた青春
投稿日
2012/03/22
レビュアー
港のマリー
皆さま言われるとおり、ご老人たちの「俺たちに明日はない」「明日に向かって撃て」ですね。さらに「ダーティーメリー、クレイジーラリー」「バニシングポイント」も入っています。
とくに「バニシングポイント」を、パクッた、じゃない、踏襲した部分が多いと感じました。逃避行を続けているうちに、マスコミの人気ものになっていくとか、警察の追跡をすんでのところで巧みにかわし続けるとか、途中心強い支援者を得るとか。
一度踏み外してしまった道だ、もう後戻りはできない、行き着くところ、おのれの消失点を突破せよ。インシュリン注射が欠かせず、腰痛もちで足腰ふらふらの老人が、無頼の若者に変身した瞬間でした。運命の出会い以来、長く連れ添った妻と二人で。
主人公が車はチャイカ、銃はトカレフと思い出?の旧ソ連由来の品で武装しているのが意味深長です。ハンガリーでも共産主義時代を懐かしむ風潮があるのでしょうか。
西側では、もっと自由を、本物の解放を、と体制への反逆と、当然のなりゆきとしての自滅の青春映画が流行っていたころ、ソ連の「衛星国」ハンガリーでは、言論や表現の自由さえ抑圧されていたようです。時代がめぐって、自由になって、今は老人になったかつての共産主義時代の若者たちに、昔の映画通りの無頼な青春を体現させたのが、この映画かと思ったりしました。
ずれたテンポの面白さ、にやりとしたくなるセリフの数々なと、お手本のパロディの味わいがあります。
本作、主人公の老夫婦とともに刑事のカップルが活躍するのですが、この二人、いつもいら立ち、その上気怠げで物憂い表情を隠せません。警察全体もやる気がないというか、疲れ切っています。資本主義に翻弄される社会も、なかなか暮らしにくいものと見えます。
ハンガリーはユーロの導入はされておらずフォリントというのが通貨ですが、1フォリントは、09年で約0、47円とか。月4万フォリントの年金はあまりに少ないですよね。
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