愛と喝采の日々

古典的な物語でした。かつてライバル関係にあった女性同士が久しぶりに出会う。一方は恋もなにもかも捨てて名声を得た孤高のプリマ、もう一方はバレエダンサーの道を捨て女として母として生き、優しい夫とかわいい子たちに囲まれ、田舎でそれなりに暮らしている。

そんな二人の中に実力のある娘が入ってきて、バレエを中心に愛憎劇が描かれます。全体的にわかりやすい話です。少女漫画とかにもありがちな、そんな感じの話。

バレエのシーンが結構使われております。肉体美のすごさを感じます。が・・・この映画でも描かれているようにバレエよりもミュージカルの方が観る方からしたら面白いなぁ。すごいのはわかるんだけど、素人だとそれだけで終わって、楽しめるところまではいかないんじゃないかな・・・

　ハーバード・ロス監督で観よう観ようと思いながら観ていなかった作品(^_^)/~
　エミリア（レスリー・ブラウン）のバレエに対する純粋な愛情、真っ直ぐな姿勢が本当に素晴らしい◎！
若手エースで活躍中のユーリ（ミハイル・バリシニコフ）との関係も上品に描かれGOODです。そして若き時アンナ・カレニナの主役を争う二人、エマ（アン・バンクラフト）と母ディーディー（シャーリー・マクレーン）の複雑な関係・・・父親役のトム・スケリット、若きミヒャエル・バリシニコフもこの映画を綺麗に仕上げている。。。

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かつて同じバレエカンパニーでプリマドンナとして役をとりあった二人

一人は結婚し主婦に、一人はダンサーとして踊り続ける

とある場所で再開した二人
ダンサーをあきらめた女性の娘が、ダンサーとして踊り続ける女性に憧れプロのダンサーの世界へと進んでいく。。。

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そんなお話
SweetCharityで好きになったシャーリー・マクレーンだけど
あの映画での天然な可愛らしさはどこへやらな過去を悔やみ退屈に追われる主婦役に

アン・バンクロフトの気品のある美しさと芯のある気高さをもつかのような姿に
ほんとのプロダンサーかと思ったくらいで


とあるバレエカンパニーの話ではあるが
あのときの私の選択は？
あのときあの人がいなければ。。。
的な葛藤は、ダンスの世界ではなくても共感できるような感情な気がします。

そしてどんなに素晴らしいと思う人にでも
その人サイズの悩みがあることも



バリシミコフの素晴らしいバレエも観れて満足でした。

何年かごとに観たら、きっと感じ方が違うだろうと思う
味のあるいい映画だなぁと思いました。

随分、昔に映画館で観て、もう一度観たいと思ってました。
５年位前、タップやジャズダンスは好きだが、バレエの稽古には
身の入らなかった娘に、この作品を見せたくてレコード店でさがしました。当時はDVDで発売されてなくてガッカリ。
先日、試しにTSUTAYAで検索したらみつかったので、宅配レンタルの会員になりました。最近はバレエの稽古も熱心な娘でしたが、この映画を観て感激！！稽古にもさらに力が入るでしょう。
私自身は、二人のアカデミー賞女優と素晴らしいバレエ・シーンに
あらためて感動しました。

女性二人のバトルのシーンが、時代の古さを一層ましてしまっています。英語が分る方は、英語のぎこちなさにもびっくりするかもしれません。でもいい映画ですよ、バレエファンは必見です。丁寧にバレエを表現しているのがとても印象に残っています。