ドリームズ・カム・トゥルー

いい人ばっかり出てきます。
目標に向かってがんばれば、周りの人はみーんな応援してくれて、ライバルたちまで協力してくれます。
Ｑちゃんじゃないけど、「あきらめなければ夢はかなう！！」を実証した映画です。
まあ、そういう意味の邦題ですが。

父親がいなくても、貧しくても、学校がつまらなくても、一生懸命努力すれば、だんだん事態は好転してくるということです。
逆風が追い風に変わってくるのですね。

主演のアキーラを演じる少女がとってもチャーミング。
ライバルの男の子たちの役割分担も上手く設定されています。

私が小学高学年か中学生の頃これを観たら、かなり影響されたのではないかと思います。
英語のスペルを覚える方法を工夫したり、「勉強がんばろう」と誓ったのではないかな。
そんな意味で、ぜひぜひ子供さんに観て欲しいです。

このての映画、好きですね。
スポコンではないのに、スポコンものを見たあとのような清涼感を味わえます。良質の作品ですね。
日本でいえば漢字検定といったところでしょうか。
その中学生全国大会に挑む黒人のちょっとひねくれものアキーラ、１１才の中学生。（小学校低学年で飛び級したらしい。）町中で応援してしまうところがアメリカらしい。
地味な大会ながらテレビで生中継っていうのもアメリカならではですね。
一生懸命やれば願いはかなう。。すぐ諦めてしまいがちの自分にエールを送ってくれる映画です。(安易な邦題にはちょっとクビを傾げたくなりましたが。。）
アキーラ役の子役をはじめとしてその他の子役の演技がいいですね。
生活と不良息子のことで頭がいっぱいって感じで、アキーラにちっとも向き合ってくれない母親に、最初はむかついたけど、やっぱり子を愛する母は最終的には一番の味方になるのですね。

教授の役の人、マトリックスの人だとははじめきずかなかった。
すごい理知的な感じて別人のようだった。アキーラとの絆が深まるうちに彼の心の傷も再生していくさまが良かった。
かなりオススメ！

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耳が痛いです(>_<)　日頃、自分がどれだけ乱れた言葉を使ってるか。
ですので、今回のレビューは、私なりにきちんとした言葉を使って書きたいと思います。
顔文字は自分の感情表現なので、使わせて頂きます。

アキーラは下町の学校に通う女の子。英語の成績は抜群なのに宿題は出さない、
授業はサボる。でも、この年頃の子は授業サボりますよね。私もそうでした(^_^;)
抜群の成績なので、先生からスペル大会に出るように薦められます。
スペル大会とは、単語のスペルを正確に言う大会。
校内　地区　州の大会を勝ち抜いた人がワシントンに集まり優勝を競います。
アキーラは興味はありますが、同級生からからかわれるのが嫌で断ります。
でも出席日数不足の補習を免除してくれる条件で、大会に出る事になる。

彼女の実力を見た元ＵＣＬＡの英語学科長のララビー博士がコーチになってくれる事に
なるのですが、初めて彼の家を訪ねた時に、話し方を叱られます。「私は君の友達か？」と。
アキーラも意地になって、私にはコーチはいらないと家を出ていくんですが
地区大会に出た時に、ギリギリで１０位に入り、１人では無理だとララビーの元へ
お願いしに行き、了承してもらいます。この地区大会で出会ったのがハビエル。
彼はとてもいい子です。見た目も、性格の陽気さも♪　そんなに出てこないですが
彼の両親も私は好きです。笑顔が素敵な人は大好きですので(≧∇≦)

アキーラは大会をどんどん勝ち進み、全国大会に行ける事になるんですが、
突然ララビー博士が彼女と二人三脚のコーチを降りてしまいます。彼女の為だと。
ですが、全国大会に行くまで街の皆が協力してくれます。いいシーンでした。
とってもほのぼのとした気持ちにしてもらえました(ｏ´∀｀ｏ)　泣きはしませんが。
あとは全国大会のシーンも良かったです♪　最後のまとめ方も私好みでした。

こういった頑張る映画は凄く好きなので、私は大好きです♪　子供が主役ですし(^^)
それにしても、今回のレビューはちょっと疲れました（汗
『サボる』って辞書に載ってるんですね。言葉って進化するものなんだ。
やはりレビューは気楽に書きたいです（笑

ディランの父親役の人、『２４』の中国領事館の人だったんですが、ちょっと嫌な人が
似合い過ぎてまして。。。笑ってしまいました。最後にはいいパパになってましたがね。

みなさんのレビューがなければ、この作品を見ることもなかったと思います。
期待通りの爽快感が得られる映画でした。感謝です。
ローレンス・フィッシュバーンがいいですね。

母親としての対処の仕方、考えさせられました。
嘘をつくのは悪いことだし、授業をさぼるのはよくない、でもせっかく見つけた夢中になれること、娘が本気ならやらせてあげたい。
仕事も頑張らなきゃいけないし、夫がいなくて寂しさがつのる、他の兄弟の心配ごとも絶えない・・。
前半の娘に対する態度も、私は全面的に責めることはできませんでした。

それと、ハビエルいいやつだなあ。
自分のことで必死になって仕方ない状況の中、周りに気を配れる彼は素敵です。

未公開シーン、わりと重要なシーンが入ってます。
「パパの記憶」などは特に。
でも、結局カットされたのだから、必要ないシーンだったのでしょう。

それ以外の特典は、私はあまり興味が持てませんでした。

「スペルコンテストでの優勝」という目標を中心に、
登場人物たちの心の成長がちりばめられながらストーリーが進んでいきます。

主人公の女の子は、敗者になることの恐れから自分を解放し、優勝目指して頑張ろうとし、
女の子のコーチをすることとなった元大学教授は、
この女の子との関わりの中で、過去に負った心の傷から逃げることを止め、新しい生活を始めることを決意してゆきます。

そして、経済的な理由から現実を生きることで精一杯の彼女の家族たちも、彼女をとおして未来への希望を見出してゆきます。

登場人物たちはそれぞれに違った重荷を背負っているけれど、
お互いの関わりを通して自らの力でそれを克服して歩んでいく。

自分自身に対する信頼と、周囲の人々の愛の両方があってこそ、人間は成長することができるのだと思わされる映画でした。

スペルコンテストで出会う仲間たちとの友情も、
清々しさを感じ、とても心温まるものでした。
（アメリカの男の子は、あの年頃からスマートな振る舞いをするのですねぇ・・・と妙に感心！）