僕だけがいない街

1番に知りたかったのは、悟(藤原竜也・・子役は中川翼くん)は、
同級生の初恋の女の子(鈴木梨央)を、救うことができたのか？
ってことを知りたくて、最後までみますよね。

結構かなり後半で分かります。
藤原竜也とお母さんの石田ゆり子、バイト先の有村架純も重要だけれど、18年前の悟のクラスメートが、半々くらいで重要です。
子役の女の子(鈴木梨央ちゃん)はホントに上手いですね。
虐待を受けてる女の子の影のある演技が素晴らしいです。
悟の中川翼くんはただただ可愛いらしい。

リバイバルは、私はかなり混乱しました。

冒頭少しして、お母さん(石田ゆり子)が殺されます。
1988年にリバイバルしても、これって現実なの？
そういうシーン多くなかったですか？

結構、有村架純の存在も、よくよく考えると謎・・だし・・。
「題名」が多くを語っていたり・・・・
「他人を守るためにここまでやれるか？」
という宿題みたいな作品でした。
純粋な心は、本当に素敵です。

今日始めて配信ポイントを使いました。
パソコンでみました。快適です。
今回ディスカスさん、大盤振る舞いで、癖になりそうです(笑)
ありがとうございます。

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2時間でまとめるのは難しかったのか・・・
話についていくのに必要な個所が足りなったし
そもそも死んで終りなのであれば
この原作はここまでおもしろくなかった。
大事な部分を変えてしまったことも
魅力半減した原因かと思います。

原作も読んでなければ
原作があることすら知らず
当然アニメも観てないし
なんならあらすじすら知らないという
「僕だけがいない街」というタイトルと
キャスティングのみで観ようと思った作品。
で、観たら
結果面白かったです。
タイトルから勝手にイメージした展開とは全然違いましたが
イメージより全然面白く
どんどん物語に引き込まれていきました。
その原因はずばり
リバイバルするために戻った少年時代編にあります。
ジャケットを観ると
藤原くんに有村ちゃんが写っているので
このふたりを軸として物語が展開し
大部分のシーンでこのふたりが出るのだろうと思っていましたが
構成としては少年時代編のほうが割合が多いかもってぐらい
しかもとても重要なシーンばかりで
どんどん集中力が上がっていきました。
そして何度もウルウルしました。
しまいには泣きました。
悟の少年時代を演じた子がドンピシャにハマって
涙腺を刺激します。
雛月の子供時代を演じた鈴木梨央ちゃんは
演技力が高いのは別の作品で知っていましたが
相変わらず微妙な心理状態を繊細に表現するのが上手です。
このふたりに思いっきり感情移入してしまい
さらには８０年代ノスタルジーも加わって
応援しまくりの鑑賞でした。
文具屋の店先にガチャガチャが置いてる風景
少年時代の風景
こういうのがグサっと刺さってたまらない気分になります。
リバイバルしてみたいなぁと思います。
過去を変えるということは
未来も変わってしまうということ
そこには当然「切なさ」がセットで付いてきます。
その辺もとても好みでした。
犯人は登場してすぐセリフと間に説明できない違和感を感じ
あまりにも早くわかってしまったのですが
それでもあまり問題を感じずに楽しめました。
そんなことより８０年代とあの子供たちにのめりこんでいたせいでしょう。
また、自分というものをアピールしない演技をする藤原君というのも
なんだか新鮮でした（笑）
そして、藤原君という子供がいるという設定に
どうしようもない違和感を感じる石田ゆり子さんの「若さ」の存在感！！
いい母親でした。
見た目を抜きにしても（笑）

不満なのはラストぐらいです。

それにしても真冬に北海道の子供が足を出すのだろうか
あれすら虐待ということか？
手がかじかむよりまず太ももだろう！と思いましたよ（笑）

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ストーリーはツッコミどころが沢山ありました。原作は知らないので。
犯人は確かに一目見て分かってしまうくらいですが、動機も何も分からずじまい。(虐待から救う？)
ピザ屋の店長は、怪しいそぶりを見せていたけど、何でもなかったの？
過去を変えたから現在の人間関係が変わって、でも連続殺人は
別の土地で続いてたから代わりに別の子供が殺されてたってこと？
母を助けた代わりに自分は死んだということ?出来事が等価交換に思えない。
橋から落とされても生きてたなら、とっくに犯人知ってた事になるし…
でも、子役たちと藤原さんの演技に引き込まれ最後まで見てしまいました。
可愛いんですが有村さんとの演技力に差があり過ぎて(ファンの方ごめんなさい)
そこだけ、別の映画を見ているようでした…

恐らく、この映画撮影前後あたりで蜷川幸雄さんが亡くなっていて、
蜷川さん亡きあとの藤原竜也はどうなっていくんだろうと思ってみた作品。

ところが、藤原くんより、彼のこども時代を演じた子役のふたり、
鈴木梨央ちゃんと中川翼くん、そして、雛月さん（鈴木梨央）のお母さんを演じた
安藤玉恵さんに釘付けに。

このこども時代が見れただけでも十分に満足。
すごくリアル。
実際、こういうおうちあるもん。

安藤玉恵さんって、よくはしっこで見る女優さんで、
はしっこなのにすごい存在感で、薄幸な、あるいは薄汚い女をさせたら
右に出る人はいないんじゃないかって思うくらい毎回どはまりしてるし
気迫がある。

主役って言われると違うんだけど、彼女が作品にちらっとからむだけで、
すごい作品力があがる。
リアリティが出る。

ずっとお名前が分からなかったので、今回分かってすっきり。
田中邦衛さんや川谷卓三さんじゃないけど、
脇役の人がすごいいい仕事してくれるといい作品になるっていう、
素晴らしい女優さんだと思う。

この映画自体は時を掛ける少女みたいに、時間をあっちへこっちへ飛びまくるので
しっかりついていかないと振り落とされそうになるけれど、
サスペンスとしてまあまあ面白かった。