劇場版「進撃の巨人」

多分、アニメのダイジェスト版なんだろうと思います。
大まかな流れや世界観を十分に堪能できますし、
謎とされる部分以外は大方説明されているので、うまい編集だと思います。
映像もきれいで格好いいので、未見でも楽しめました。
癖の強いストーリーなので観る人は選ぶような気がしますが、
流行のもののとっかかりとしてはけっこうお勧めできます。
ただ一定の区切りまでいかず、あからさまに途中で終わるのはいただけない。
せめて後編ではなく、第二章にしてほしかった。

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なんだかトーンダウン
面白いことは面白いし
この続きも観たい。
そして、謎と理由も知りたいんですが、
巨人というもののスケールが
小さくなってしまいました。
巨人
それまでの巨人より遥かにデカい５０ｍ級の巨人
物凄く登場するもんだと思いきや
ほとんど登場しない５０ｍ級
お前が観たいのに
なんでやねん・・
しかし、５０ｍ級は圧倒的で
人類の想像を超え
人類の力を超え
脅威以外の何物でもない全能級の力を見せつけました。
その脅威が
この後編では手段に変わります。
壁の中に巨人
それが意味するもの
巨人は人間の手段として
上層部の考える何かしらの手段として
自分の意志のみで存在し
破壊を尽くしていたと思っていた巨人が
実はそうではなかったかもしれないという事実。
うなぎとかでも
養殖より天然ものが食べたいですよね。
そういう感覚と似ています。
なんだかなぁ〜です。
巨大化できる人類も
ひとりだから面白い
それが複数になれば
やはり手段になって
途端にトーンダウンするというか
面白さの可能性が無限ではなくなり
可能性の限界というか
制限された枠が見えちゃう
原作を読んでいないので
このあと一体どうなるのかは
全く想像もできません。
続きは観たいです。
でも、大きな期待は抱けません。

面白いという世間の評判は耳を塞いでいても届くほどだったし
巨人が人間を喰らうって設定もかなり大好物だったので
観たいなぁと思いつつも
原作の絵のタッチが苦手過ぎて手に取れませんでした。
実写化のほうは「実写化はハズす」とい固定概念を拭えずスルー
とりあえずアニメでも観てみようかと、
しかもアニメの総集編の劇場版という
初心者にはもってこいの代物があったので
今回はじめての「進撃の巨人」体験。
遅ればせながらも、遅ればせながらの初体験。
面白いじゃないですか。
普通は原作の絵のタッチは好きだけど
アニメ化したらクオリティーが原作に追いついてない的な
そんな不満を持つものですが、
今回は逆です。
アニメの絵のクオリティーに助けられました。
物語も、あの有名な筋繊維むき出し巨人が
人間を喰らうものだとばかり思ってたけど
まさかまさかの巨人にもタイプがあり
大きさも様々で
ますます興味をひかれました。
しかも普通の人間タイプの巨人がイイ。
あの表情
かな〜り怖いです。
あれは目の当たりにしたら震えが止まらないでしょう。
特に前半部分は
絶絶絶望とでも言うような
圧倒的な絶望が広がっていき
画面から目が離せません。
釘づけです。
後半は総集編ということもあり
かなりはしょったダイジェスト上映のような感じで
初心者にとっては
ピッチ速いよう・・と
周回遅れになりかけるんですが
なんとな〜く、こういうことなのかな、と
脳内補完してついていきました。
進撃の巨人
なんとも記憶に残るタイトル
観る前は、なぜ巨人目線のタイトル？
なんて思ってましたが
このアニメを観て、タイトルの意味も理解しました。
そういうことなんですね。
なんとなくエヴァンゲリヲン的な物語でもあるので
そっち方面好きな方も楽しめるのではないでしょうか。

人間の死因
それは病気だったり
事故だったり
殺人だったり・・・
幾多の死因の中に
喰われる。が在る世界で
その死因をひとつ減らすために
人類は戦うのです。

テレビアニメだけ全話見ています。
コミックスは観ていません。
その立場で観てみると、“詰め込みすぎ、ではなく、削りすぎ”な印象です。
映画ですから、テレビアニメよりも短い尺で描く必要があるのは承知していますけれど、どうもわかりにくくなっている印象がします。
もっと説明しておくべき点があるのではないかと思います。
テレビアニメを見た人向け、と言えるでしょう。
後編も借りるつもりではおります。

一部のアニメ好きに流行るならわかるが、こんなホラー作品が一般受けして映画化までされてるというのは、世の中が病んでると思わざるを得ない。

人間を食べる巨人の姿や、ほとばしる血。
正直、こどもに見せられたものじゃない。
年齢制限はないのだろうか。