海街diary / 綾瀬はるか
海街diary
/是枝裕和
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(54)
解説・ストーリー
吉田秋生の大ヒット漫画を「そして父になる」の是枝裕和監督が映画化。鎌倉の古い一軒家に暮らす3姉妹が、腹違いの妹を迎え入れ、それぞれに複雑な想いを抱えながらも日々の暮らしを通して家族としての絆を紡いでいく1年の物語を、鎌倉の四季折々の美しい風景とともに綴る。主役の四姉妹には綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。鎌倉の古い家に暮らす幸、佳乃、千佳の香田三姉妹。ある日、15年前に不倫の末に家を出て行った父の訃報が届く。葬儀に参加した三姉妹は、そこで腹違いの妹すずと出会う。三姉妹から父を奪ったすずの母は既に他界していて、身寄りのないすずの今後を心配した幸は、別れ際に“鎌倉で一緒に暮らさない?”と提案する。こうしてすずは三姉妹とともに鎌倉で中学生活を送ることになるが…。 JAN:4988632503792
吉田秋生の大ヒット漫画を「そして父になる」の是枝裕和監督が映画化。鎌倉の古い一軒家に暮らす3姉妹が、腹違いの妹を迎え入れ、それぞれに複雑な想いを抱えながらも日々の暮らしを通して家族としての絆を紡いでいく1年の物語を、鎌倉の四季折々の美しい風景とともに綴る。主役の四姉妹には綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。鎌倉の古い家に暮らす幸、佳乃、千佳の香田三姉妹。ある日、15年前に不倫の末に家を出て行った父の訃報が届く。葬儀に参加した三姉妹は、そこで腹違いの妹すずと出会う。三姉妹から父を奪ったすずの母は既に他界していて、身寄りのないすずの今後を心配した幸は、別れ際に“鎌倉で一緒に暮らさない?”と提案する。こうしてすずは三姉妹とともに鎌倉で中学生活を送ることになるが…。 JAN:4988632503792
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「海街diary」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
吉田秋生の大ヒット漫画を「そして父になる」の是枝裕和監督が映画化。鎌倉の古い一軒家に暮らす3姉妹が、腹違いの妹を迎え入れ、それぞれに複雑な想いを抱えながらも日々の暮らしを通して家族としての絆を紡いでいく1年の物語を、鎌倉の四季折々の美しい風景とともに綴る。主役の四姉妹には綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。鎌倉の古い家に暮らす幸、佳乃、千佳の香田三姉妹。ある日、15年前に不倫の末に家を出て行った父の訃報が届く。葬儀に参加した三姉妹は、そこで腹違いの妹すずと出会う。三姉妹から父を奪ったすずの母は既に他界していて、身寄りのないすずの今後を心配した幸は、別れ際に“鎌倉で一緒に暮らさない?”と提案する。こうしてすずは三姉妹とともに鎌倉で中学生活を送ることになるが…。 JAN:4988632503792
「海街diary」 の作品情報
「海街diary」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
海街diaryの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
127分 |
日(聴覚障害者用) |
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(解説):ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBC72475 |
2015年12月16日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
28枚
|
6人
|
5人
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(解説):ドルビーデジタルステレオ
【Blu-ray】海街diary(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
127分 |
|
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCXC70116 |
2015年12月16日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
1人
|
4人
|
海街diaryの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
127分 |
日(聴覚障害者用) |
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(解説):ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBC72475 |
2015年12月16日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
28枚
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6人
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5人
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日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(解説):ドルビーデジタルステレオ
【Blu-ray】海街diary(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
127分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCXC70116 |
2015年12月16日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
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1人
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4人
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ユーザーレビュー:54件
不倫はだめよ・・って話か?
起承転結のない話だが、群像劇風につくってあってなかなかよかった。原作を読んでないのもよかったみたい。
主人公は4人の姉妹で、話はその4人の父親の葬式ではじまる。4人の人生にはその父親の存在が色濃く影を落としている。のだが、父親の顔も名前も出ない。家族関係が複雑なのにちゃんとした説明がないので、簡単に説明しておく。
4人の父親の職業は不明。たぶん3回結婚している。最初の妻の子3名は香田という姓を名乗っているのだが、死んだときの妻と子は滝沢を名乗っている。ウィキによれば姓は滝沢だったのだが、香田家の婿となったらしい。が、映画では婿になったという話は出ていなかったと思う。
最初の妻は大竹しのぶで、家は鎌倉にあった。ここで3人の娘(綾瀬、長澤、夏帆)をもうけたのだが、友人の保証人になって借金を背負い、生活が苦しくなったようだ。なのに、どういうわけか愛人をつくってこれにも娘(広瀬)を産ませている。別宅と本宅を行き来する期間がどのくらいあったのかわからないのだが、最終的には大竹しのぶと別れて愛人と一緒になったらしい。が、結婚したのかどうかは不明。で、その愛人が死んだらしく、その娘の広瀬をつれて別の女と山形県で家庭をもったようだ。この女とは結婚したようだが、子どもはつくらなかったみたい。その女は精神的にひ弱なようで、自分ひとりでは何もできないようなダメな女だった。
広瀬の母がいつ死んだのかはよくわからないので、ダメ女の継母との生活がどのくらいの期間だったのかもよくわからないが、とりあえず、広瀬は元気ではつらつとした娘に育ち、父親が入院するとその面倒をしっかり看たようだ。
ちなみに、ひ弱な女ということでは大竹しのぶもそうで、滝沢という男はどうやら可哀想な女をみると放っておけなかったらしい。
尚、最初の妻の子の3名は父が家を出ると祖母(母親の母)に育てられたらしい。母親の大竹しのぶは亭主に逃げられると3人の娘を実家に置いたまま札幌の男と再婚したらしい。長女(綾瀬)はこのとき高校生だったようだ。次女(長澤)はたぶん中学生だったのでまだ父親のことを覚えているが、3女(夏帆)はほとんど父親のことは覚えていないし、母親との思い出などもほとんどない。母親代わりだった祖母が死ぬと長女が母親代わりになったようだ。
そういう設定で映画ははじまる。が、まあ、ほとんど設定の説明で終わるような感じ。
テーマとなってるのは「不倫」のようだった。
我々の社会は一夫一妻で家庭をつくることが基本となっているので、不倫して離婚して別の家庭を持ったりするといろいろ支障がでる。とくに子どもが可哀想なことになる。
しかし、生物学的な見地で見ると、人間は不倫するのが自然らしい。っていうか、一夫多妻と一夫一妻の中間にいる動物らしい。一夫一妻でうまくおさまる類人猿の代表はテナガザルで、これは男女の体格がほぼ同じになっている。一夫多妻の類人猿の代表はゴリラで、ゴリラのオスはメスの2倍ほどの体重があり、背丈もオスの方が高い。人間はゴリラほど男女の体格差がないが、テナガザルのように同一ではない。そのせいなのか、恋愛感情みたいなものは、普通は2年以上つづかない。結婚して3年目から4年目に入ると離婚する比率が飛び抜けて高くなる。ちなみに、鳥類の多くは一夫一妻で一生を終わるそうだが、その子どもの遺伝子を見ると親がちがうケースがけっこうあるようだ。鳥は一夫一妻で暮らしているがちょこちょこ不倫してるらしい。たぶん、人間もそういう生活の仕方が実は健康的なのだろう・・。縄文時代早期の日本人は一夫多妻も一妻多夫も両方普通にあったらしいが、その後一夫多妻が基本となったようだ。で、年に何回かのお祭りのときには乱交パーティーがあったらしい。今さら社会構造をそういう形に戻すことはできないが、うまく不倫できるシステムの構築が必要なのかもしれない。
それはそうと、この映画で気になったことがある。セリフのなかに「アレ」という言葉が多いことだ。「よろしければアレしてください・・」「そういうときはアレだよね・・」みたいな感じで的確な言葉がみつからずにアレですませてしまう場面がやけに多いのだが、1回か2回なら自然な会話の雰囲気を出そうとしてるんだなってことで了解できる。しかし、あまりにも多くて、しかも、言葉につまって「アレ」ですませるというような芝居がなく、脚本に書かれてあったセリフをそのまま読んでるような感じなのでひどく不自然だったし、気になった。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
釘づけ力
ダイアリーというだけあって
4人の姉妹の
何気ない日常が淡々と描かれています。
複雑な家庭環境であることを除けば
本当に何気ない日常が
日記のように展開され
そして、それだけの物語です。
そこのある日常
誰にでもある日常
そんな日常の風景
ともすれば飽きてしまうかのような
そんな物語ですが
全く飽きません。
なぜなら
物語を彩るのは
綾瀬はるか
長澤まさみ
夏帆
広瀬すず
この4人の女優だからです。
一人だけでも十分画面に釘づけにする力がありますが
それが4人です。
しかもこの4人です。
釘づけ力
これでもかと
ハンパのない釘づけ力
全く飽きずに完走です。
しかも脇を固めるのは
樹木さんに大竹さん
問答無用でしょ。
はるかちゃんに、まさみちゃん
夏帆ちゃんは言わずもがな
大好きな女優達なので
相変わらずのステキさで満足。
そこで広瀬すずちゃんです。
じっくりと彼女の作品を観るのは初でしたが、
とてもいいですね。
一番は声が好き。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
静かな映画でした
2年くらい前、何のTV番組だったか忘れたけれど、今注目のコミックは?の問いに『海街diary』と答えた人がいて、出演者の中でも「あれ、素敵な話だよね」との声が多かったのです。
それから程無く映画化の話を聞いて、あの人、先見の明があったな。。。と思いました。
物語の内容は、よくあるお話。
父親が他所に女性を作って家を出て、それっきり。
そして、14年の年月が過ぎたある日、三姉妹のもとにその父の訃報が届く。
鎌倉に住む三人の娘たちの反応はと言えば、父親と別れた時のそれぞれの年齢によって思いは様々でした。
父親の葬儀のために山形まで行ってみると、そこには父の2番目の結婚の時に儲けた“すず”という中学生の女の子が出迎えてくれます。
喪主は、父の3番目の妻でした。
三姉妹の長女・幸は、すずとその妻を見て、父を看取ったのはこの中学生の女の子だと直ぐに察し、継母と上手くいってない事も感じ取ります。
そして、幸は葬儀後、鎌倉への帰り際に「鎌倉で一緒に暮らさない?」とすずに聞くのでした。
よくある話と書きましたが、自分たちを捨てた父の―云わば浮気相手の子供を姉妹が引き取るという展開は、決してよくある話ではありませんね。
この長女・幸役の綾瀬はるかが、今までにないしっかりした大人の女性を演じ、女優としての新境地になったのではないでしょうか。
また、三姉妹の腹違いの妹・すずを演じた広瀬すずちゃんは、透明感のある素直な演技で本当に好感が持てました。(すずちゃんの声が可愛らしい!)
三姉妹の母(大竹しのぶ)と幸との舌戦も凄まじく、皆が互いに本音で話したら、少しは分かり合うことができるのか、あるいは、もっと凄まじいことになるのか?
それは分かりませんが、こんな母と父の子供である三姉妹が、よくぞ真っすぐにしっかりと育ったものだと思いました。
幸曰く「お父さんは、優しいけれどダメな人」という言葉と、葬儀で三番目の妻に言った「私が挨拶しましょうか?」が何故か印象に残ってしまいました。
特別な何事かが起きるわけでもなく、淡々と静かな物語でした。
海辺のシーンでのラストも「え?これで終わり?」と、ちょっと意外でした。
それでも何となく心に余韻が残るのは、それぞれの観客にどこかしら共感する場面があったからだと思います。
両親の離婚や血のつながらない家族との生活に思いを馳せたり、家を出て行った父親の心情が理解できたり・・・
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
昭和時代へのノスタルジー?
少し辛口です。
物語は表面的で、語っているようでいて実は説明不足。(例えば、肝心の幸がすずを引き取る過程で、ふたりや周りの家族の葛藤が全く描かれていないので、すごく唐突に思える。)四季の自然を背景に、縁側のある懐かしい古い日本家屋での、美しい姉妹4人の日々の生活を、淡々と絵にして見せたかっただけなのかと感じた。
綾瀬はるかはとても好演だと思うが、もっと説得的に演出しないと、不倫をしてしまう女性に見えない。食堂のおばさん役の風吹ジュンや離婚して出て行った母親役の大竹しのぶは、演技のうまさには文句がつけられないのだけれど、それゆえにこの映画で物語のアクセントになるには、定番すぎてもったいない。
主演の4人の女優さんたちが溌剌と演じていて、まるで本当の姉妹のようで、それがとても新鮮だった。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
「死ぬ事が分かっていても綺麗なものを綺麗と思えるのが嬉しい」
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
良い映画だった。
片や西の高級住宅地芦屋だが、東の高級住宅地鎌倉に住む四姉妹が織りなす物語と言えば「細雪」を連想した。
淡々とした日常を丁寧に描くという意味では小津映画にも似ていた。
そういえば、枯れた演技のリリー・フランキーは笠智衆といった所か。
物語は、人が好く女に振り回された父親が別の女性と家庭を持っていた仙台からの訃報で始まる。
葬式に参列した姉妹はそこで腹違いの妹と出会う、彼女は父親の連れ子だったので仙台で肩身が狭かった。
そこで、看護師で気の強いしっかり者の長女は妹を鎌倉に引き取る事にした。
だが、実はその長女も心の病を持つ妻を持った医者と不倫関係にあった。
次女は男と酒が好きで華はあるがだらしない女で長女と事ある毎に口喧嘩をしていた。
しかし、大して身が入ってなかった銀行受付から課長付きの営業職に替わり世間の厳しい現実に触れ仕事への姿勢が変わる。
三女は変わり者だが登山で足の指を6本失くしたスポーツ店店長の事をどうやら好きらしい。
腹違いの妹は素直な性格でサッカーが巧いが感情を押し殺して生きている。
それらの話の回りに風吹 ジュンが長く経営を続ける海辺の食堂の話が絡む。
風吹 ジュンの遠くへ行っていたろくでなしの弟が突然財産分けを言い出し食堂を売れと迫る。
おまけに風吹 ジュンは終末医療が必要な病に侵されていた。
食堂経営を存続させる為に融資を検討していた課長が言った
「なんであんな良い人がなぁ」「神様が何もしてくれないんだったらオレ達がなんとかしないとなぁ」という言葉が印象的だった。
「どの家にも何かはある」と言われるように理想の人生を歩める人はほとんど居ないだろう。
ありきたりだが、ぐだぐだの人生でも少しの思い遣りがあれば救われる事を描けていたように思う。
「死ぬ事が分かっていても綺麗なものを綺麗と思えるのが嬉しい」というセリフも印象的だった。
長女を演じた綾瀬はるかと腹違いの妹の広瀬すずが特に良かった。
次女の長澤まさみも巧くは無かったが華のある感情豊かで軽めのキャラクターには合っていた。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
不倫はだめよ・・って話か?
投稿日
2020/10/24
レビュアー
勇光
起承転結のない話だが、群像劇風につくってあってなかなかよかった。原作を読んでないのもよかったみたい。
主人公は4人の姉妹で、話はその4人の父親の葬式ではじまる。4人の人生にはその父親の存在が色濃く影を落としている。のだが、父親の顔も名前も出ない。家族関係が複雑なのにちゃんとした説明がないので、簡単に説明しておく。
4人の父親の職業は不明。たぶん3回結婚している。最初の妻の子3名は香田という姓を名乗っているのだが、死んだときの妻と子は滝沢を名乗っている。ウィキによれば姓は滝沢だったのだが、香田家の婿となったらしい。が、映画では婿になったという話は出ていなかったと思う。
最初の妻は大竹しのぶで、家は鎌倉にあった。ここで3人の娘(綾瀬、長澤、夏帆)をもうけたのだが、友人の保証人になって借金を背負い、生活が苦しくなったようだ。なのに、どういうわけか愛人をつくってこれにも娘(広瀬)を産ませている。別宅と本宅を行き来する期間がどのくらいあったのかわからないのだが、最終的には大竹しのぶと別れて愛人と一緒になったらしい。が、結婚したのかどうかは不明。で、その愛人が死んだらしく、その娘の広瀬をつれて別の女と山形県で家庭をもったようだ。この女とは結婚したようだが、子どもはつくらなかったみたい。その女は精神的にひ弱なようで、自分ひとりでは何もできないようなダメな女だった。
広瀬の母がいつ死んだのかはよくわからないので、ダメ女の継母との生活がどのくらいの期間だったのかもよくわからないが、とりあえず、広瀬は元気ではつらつとした娘に育ち、父親が入院するとその面倒をしっかり看たようだ。
ちなみに、ひ弱な女ということでは大竹しのぶもそうで、滝沢という男はどうやら可哀想な女をみると放っておけなかったらしい。
尚、最初の妻の子の3名は父が家を出ると祖母(母親の母)に育てられたらしい。母親の大竹しのぶは亭主に逃げられると3人の娘を実家に置いたまま札幌の男と再婚したらしい。長女(綾瀬)はこのとき高校生だったようだ。次女(長澤)はたぶん中学生だったのでまだ父親のことを覚えているが、3女(夏帆)はほとんど父親のことは覚えていないし、母親との思い出などもほとんどない。母親代わりだった祖母が死ぬと長女が母親代わりになったようだ。
そういう設定で映画ははじまる。が、まあ、ほとんど設定の説明で終わるような感じ。
テーマとなってるのは「不倫」のようだった。
我々の社会は一夫一妻で家庭をつくることが基本となっているので、不倫して離婚して別の家庭を持ったりするといろいろ支障がでる。とくに子どもが可哀想なことになる。
しかし、生物学的な見地で見ると、人間は不倫するのが自然らしい。っていうか、一夫多妻と一夫一妻の中間にいる動物らしい。一夫一妻でうまくおさまる類人猿の代表はテナガザルで、これは男女の体格がほぼ同じになっている。一夫多妻の類人猿の代表はゴリラで、ゴリラのオスはメスの2倍ほどの体重があり、背丈もオスの方が高い。人間はゴリラほど男女の体格差がないが、テナガザルのように同一ではない。そのせいなのか、恋愛感情みたいなものは、普通は2年以上つづかない。結婚して3年目から4年目に入ると離婚する比率が飛び抜けて高くなる。ちなみに、鳥類の多くは一夫一妻で一生を終わるそうだが、その子どもの遺伝子を見ると親がちがうケースがけっこうあるようだ。鳥は一夫一妻で暮らしているがちょこちょこ不倫してるらしい。たぶん、人間もそういう生活の仕方が実は健康的なのだろう・・。縄文時代早期の日本人は一夫多妻も一妻多夫も両方普通にあったらしいが、その後一夫多妻が基本となったようだ。で、年に何回かのお祭りのときには乱交パーティーがあったらしい。今さら社会構造をそういう形に戻すことはできないが、うまく不倫できるシステムの構築が必要なのかもしれない。
それはそうと、この映画で気になったことがある。セリフのなかに「アレ」という言葉が多いことだ。「よろしければアレしてください・・」「そういうときはアレだよね・・」みたいな感じで的確な言葉がみつからずにアレですませてしまう場面がやけに多いのだが、1回か2回なら自然な会話の雰囲気を出そうとしてるんだなってことで了解できる。しかし、あまりにも多くて、しかも、言葉につまって「アレ」ですませるというような芝居がなく、脚本に書かれてあったセリフをそのまま読んでるような感じなのでひどく不自然だったし、気になった。
釘づけ力
投稿日
2016/08/27
レビュアー
ビンス
ダイアリーというだけあって
4人の姉妹の
何気ない日常が淡々と描かれています。
複雑な家庭環境であることを除けば
本当に何気ない日常が
日記のように展開され
そして、それだけの物語です。
そこのある日常
誰にでもある日常
そんな日常の風景
ともすれば飽きてしまうかのような
そんな物語ですが
全く飽きません。
なぜなら
物語を彩るのは
綾瀬はるか
長澤まさみ
夏帆
広瀬すず
この4人の女優だからです。
一人だけでも十分画面に釘づけにする力がありますが
それが4人です。
しかもこの4人です。
釘づけ力
これでもかと
ハンパのない釘づけ力
全く飽きずに完走です。
しかも脇を固めるのは
樹木さんに大竹さん
問答無用でしょ。
はるかちゃんに、まさみちゃん
夏帆ちゃんは言わずもがな
大好きな女優達なので
相変わらずのステキさで満足。
そこで広瀬すずちゃんです。
じっくりと彼女の作品を観るのは初でしたが、
とてもいいですね。
一番は声が好き。
静かな映画でした
投稿日
2016/07/17
レビュアー
kazupon
2年くらい前、何のTV番組だったか忘れたけれど、今注目のコミックは?の問いに『海街diary』と答えた人がいて、出演者の中でも「あれ、素敵な話だよね」との声が多かったのです。
それから程無く映画化の話を聞いて、あの人、先見の明があったな。。。と思いました。
物語の内容は、よくあるお話。
父親が他所に女性を作って家を出て、それっきり。
そして、14年の年月が過ぎたある日、三姉妹のもとにその父の訃報が届く。
鎌倉に住む三人の娘たちの反応はと言えば、父親と別れた時のそれぞれの年齢によって思いは様々でした。
父親の葬儀のために山形まで行ってみると、そこには父の2番目の結婚の時に儲けた“すず”という中学生の女の子が出迎えてくれます。
喪主は、父の3番目の妻でした。
三姉妹の長女・幸は、すずとその妻を見て、父を看取ったのはこの中学生の女の子だと直ぐに察し、継母と上手くいってない事も感じ取ります。
そして、幸は葬儀後、鎌倉への帰り際に「鎌倉で一緒に暮らさない?」とすずに聞くのでした。
よくある話と書きましたが、自分たちを捨てた父の―云わば浮気相手の子供を姉妹が引き取るという展開は、決してよくある話ではありませんね。
この長女・幸役の綾瀬はるかが、今までにないしっかりした大人の女性を演じ、女優としての新境地になったのではないでしょうか。
また、三姉妹の腹違いの妹・すずを演じた広瀬すずちゃんは、透明感のある素直な演技で本当に好感が持てました。(すずちゃんの声が可愛らしい!)
三姉妹の母(大竹しのぶ)と幸との舌戦も凄まじく、皆が互いに本音で話したら、少しは分かり合うことができるのか、あるいは、もっと凄まじいことになるのか?
それは分かりませんが、こんな母と父の子供である三姉妹が、よくぞ真っすぐにしっかりと育ったものだと思いました。
幸曰く「お父さんは、優しいけれどダメな人」という言葉と、葬儀で三番目の妻に言った「私が挨拶しましょうか?」が何故か印象に残ってしまいました。
特別な何事かが起きるわけでもなく、淡々と静かな物語でした。
海辺のシーンでのラストも「え?これで終わり?」と、ちょっと意外でした。
それでも何となく心に余韻が残るのは、それぞれの観客にどこかしら共感する場面があったからだと思います。
両親の離婚や血のつながらない家族との生活に思いを馳せたり、家を出て行った父親の心情が理解できたり・・・
昭和時代へのノスタルジー?
投稿日
2016/07/08
レビュアー
hinakksk
少し辛口です。
物語は表面的で、語っているようでいて実は説明不足。(例えば、肝心の幸がすずを引き取る過程で、ふたりや周りの家族の葛藤が全く描かれていないので、すごく唐突に思える。)四季の自然を背景に、縁側のある懐かしい古い日本家屋での、美しい姉妹4人の日々の生活を、淡々と絵にして見せたかっただけなのかと感じた。
綾瀬はるかはとても好演だと思うが、もっと説得的に演出しないと、不倫をしてしまう女性に見えない。食堂のおばさん役の風吹ジュンや離婚して出て行った母親役の大竹しのぶは、演技のうまさには文句がつけられないのだけれど、それゆえにこの映画で物語のアクセントになるには、定番すぎてもったいない。
主演の4人の女優さんたちが溌剌と演じていて、まるで本当の姉妹のようで、それがとても新鮮だった。
「死ぬ事が分かっていても綺麗なものを綺麗と思えるのが嬉しい」
投稿日
2016/01/29
レビュアー
alterd
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良い映画だった。
片や西の高級住宅地芦屋だが、東の高級住宅地鎌倉に住む四姉妹が織りなす物語と言えば「細雪」を連想した。
淡々とした日常を丁寧に描くという意味では小津映画にも似ていた。
そういえば、枯れた演技のリリー・フランキーは笠智衆といった所か。
物語は、人が好く女に振り回された父親が別の女性と家庭を持っていた仙台からの訃報で始まる。
葬式に参列した姉妹はそこで腹違いの妹と出会う、彼女は父親の連れ子だったので仙台で肩身が狭かった。
そこで、看護師で気の強いしっかり者の長女は妹を鎌倉に引き取る事にした。
だが、実はその長女も心の病を持つ妻を持った医者と不倫関係にあった。
次女は男と酒が好きで華はあるがだらしない女で長女と事ある毎に口喧嘩をしていた。
しかし、大して身が入ってなかった銀行受付から課長付きの営業職に替わり世間の厳しい現実に触れ仕事への姿勢が変わる。
三女は変わり者だが登山で足の指を6本失くしたスポーツ店店長の事をどうやら好きらしい。
腹違いの妹は素直な性格でサッカーが巧いが感情を押し殺して生きている。
それらの話の回りに風吹 ジュンが長く経営を続ける海辺の食堂の話が絡む。
風吹 ジュンの遠くへ行っていたろくでなしの弟が突然財産分けを言い出し食堂を売れと迫る。
おまけに風吹 ジュンは終末医療が必要な病に侵されていた。
食堂経営を存続させる為に融資を検討していた課長が言った
「なんであんな良い人がなぁ」「神様が何もしてくれないんだったらオレ達がなんとかしないとなぁ」という言葉が印象的だった。
「どの家にも何かはある」と言われるように理想の人生を歩める人はほとんど居ないだろう。
ありきたりだが、ぐだぐだの人生でも少しの思い遣りがあれば救われる事を描けていたように思う。
「死ぬ事が分かっていても綺麗なものを綺麗と思えるのが嬉しい」というセリフも印象的だった。
長女を演じた綾瀬はるかと腹違いの妹の広瀬すずが特に良かった。
次女の長澤まさみも巧くは無かったが華のある感情豊かで軽めのキャラクターには合っていた。
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- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
海街diary
※こちらはイメージ画像になります。