００９ノ１　ＴＨＥ　ＥＮＤ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＢＥＧＩＮＮＩＮＧ

期待はしていませんでしたが、やはり最悪でした。

アニメ００９のファンとして観ましたが、最悪の一言。

別物としても最悪。

見るだけ時間の無駄。

　石ノ森章太郎さんの実写映画版。

　アクションはさすがの坂本監督。もうやってくれますね。
　それだけでも見応えがあります。

　ニチアサではできない内容をやってくれたって感じです。
　素晴らしいアクション作品になっているのですが……どうにも酷評が目立つのが気になりますね。ストーリーもいいのに。

サイボーグのくのいちの話で、いまひとつわかりにくかったです。

お色気シーンも、中途半端だし、

お子様向けに毛が生えた感じ。

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ガマンして見てみました。「平成仮面ライダー」の監督なのでアクション「だけ」はガンバッてたように思える。アクション「だけ」は。ア・ク・ショ・ン「だ・け」は！

原作は故・石ノ森章太郎先生が47年ほど前にアダルト層向けに描かれたＳＦテイストを取り入れたエロティック・スパイ漫画。
世界観は東西冷戦が半世紀以上続いている近未来。世界はE(イースト)ブロックとW(ウエスト)ブロックが睨み合う膠着状態が100年以上続いていた。ミレーヌ・ホフマンは幼少時(おそらく社会主義の)Eブロックから「自由」を求めて家族と共にWブロックに亡命中、国境警備の兵士に両親は銃殺され、そのどさくさで弟ポールとは生き別れ(Eブロックに連れ戻され)ミレーヌはWブロックに拾われ唯ひとり亡命できた。亡命したミレーヌは身寄りがないので政府の職業訓練施設に入ったが、あれほど憧れた「自由」なのに家族を失った喪失感で日々を悶々と過ごしていたところ諜報機関からスカウトが来た。未来に希望を持てなくなった彼女は承諾し00セクションの女性サイボーグスパイ組織に配属。格闘訓練や各種講習、そしてハニートラップの為にS○Xしていても「感情と意識」を切り離す訓練、何より特徴的なのがサイボーグ手術で付けられた武器「バストガン」。設定が曖昧なので今一つ決定したものがないが要するに胸の乳房がマシンガンになっている。(話によってニードルガンだったり、レーザーだったり。誰かが考えた後付け設定だが乳腺に流れる樹脂を瞬時に硬化し乳首から弾丸として速射。対人には有効だが対物には意味が無いのでまさに切り札という設定は個人的に気に入っている)。こうしてミレーヌはコードネーム「009ノ1」として様々なスパイミッションを課せられてゆく。敵の新兵器を盗んだり潰したり、機密情報の漏洩を阻止したり、スパイ専門のハンターと対決したり、私怨の復讐劇に巻きまれたり、SF要素も取り入れて、未来人が出たり、敵のスパイもサイボーグだったり、エスパーが新兵器開発されようとしたり、そして気になる敵の男性エージェントが実は生き別れの弟だったり、と今リスペクトしても通用するいい『ネタ』がいっぱいです。（石ノ森先生ありがとう）

で、そんな原作をイジくって出来た本作ですが『ダサい』です。
大物俳優（竹中さん本田さん）はそれなりの仕事をされてましたが杉本さんは姿勢が悪いと思います。「モンスター」という単語が頻繁に出ますが、変な違和感があって『ダサい』です。回想(記憶が甦りかける)シーンは京様の「スカルソルジャー」を思いだすくらい多用しすぎて『ダサい』です。
無駄と思える演出やセリフが多かったように思える。ロケーション・美術・セットが目の肥えた人には判るほど「平成仮面ライダー」と同じ。アダルト路線の為か監督の願望か『例のプール』での撮影。新兵器「アンデッドミュータント」は『ただのゾンビ』なので『ダサい』です。緑川さんは美人とは言えないけど「目力」がすごかった。市道さんも「目力」スゴいんですが本業は「声優」？

総評して思ってた程の『ダサ』い仕上がりでしたが、これがエトラジェ国際映画祭のOPを飾ったて？

格闘アクションだけなら、かなり凄いと思います。
岩佐さん、ほか、頑張っています。
シナリオはB級なんでなんとも言えませんし、グロい表現も少し出てきます。

まあ、もうちょいエロさがあってもよかったかなぁって思います。
原作とは別物と考えたほうが楽しめますよ。