ダメージ　シーズン１

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このドラマ、
日常のなんでもない、よくある場面が時々挿入されます。
親子や同僚との会話、
リモコンで録画予約できずにいらついたり、
犬との散歩、糞の始末、
料理…
事件と何か関係が？と、
見入って待っていても別になにもなく
ほんとなくてもいい、なんでもないシーンです。
日常のそういうシーンが、
このドラマの非現実性を薄めていく演出なのだと、
このＶｏｌで、ようやく分かってきました。

マイケルが朝ご飯を作っています。
フレンチトースト。（作る過程がアップとなって、実に美味しそう…）
同じ食卓にパティと夫、　　
親子３人での朝食。
マイケルは作った朝食を自分で食べて、学校へ。
「そろって朝食なんて久しぶり」とパティ。
…これです。

今回はグレッグとフィスク。
かなり以前から、何かあった様な会話があります。
で、いつものおあずけ。
グレッグがいよいよ宣誓証言。
でも、どたんばで逃げるんです…が、
グレッグ役のＰ・ファシネリ、表情表現がものたりない。
（他の役者さんが凄過ぎることもありますが）
逃げるだろうな…って、分かるので、
またしても！の裏切り感、これがなく、
このドラマでは、それは観る側への裏切りです。

「Ｇｏｄｄａｍｎ，ｉｔ！」
怒りをあらわに両手のひら机に叩きつるパティ。
グレッグのふたつの裏切りを叩きつけてもらったようで、
すっとしました。

エレンは収監。
グレッグは、よりによってケィティのところへ？

ドラマの中の生活観に、「どうどう」とたしなめられて、

起こるべくして起きた事件で、
これはミステリーではありません…、
でも、フィクションです。

こんなテロップがラストのロールで、
見えたような…？

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ホラー映画は、ホラーと分かって観てるので、
たいがいなあれこれは、気持ちの準備ができてます。
ですから、
ほんとにびっくり…仰天しました。
フィスクの”歯の抜ける夢”…
あの設定は、ちょっと意表をつき過ぎです。
カウンセラーとのよく観るシーン。

「その夢はあなたの秘密を、
人に知られてしまうのではという恐怖からきています」
　　『あらたな秘密？何々』
「さあ、吐き出してしまいなさい」
何かか言いたそうなフィスク。
　　『フロビシャーの秘密？もしかしてパティの？』
画面を凝視してたら、突然…！！
（「ＲＥＣ」の恐怖を一瞬上回りました）
同じ体勢ではっと夢から覚めるフィスク。
　　『夢だったん？』
このままこの原題で、作品ひとつできてしまいそう。
　”歯の抜ける夢”
この凄い夢話が強印象のＶｏｌ３でした。

　（このフィスク役ジェリコ・イヴァネク、
　連ドラの常連というかもう、無くてならない方。
　彼は他ドラマキャラの糸を引かない、
　その役に染まりきれる、素晴らしい俳優さんと思います。
　映画もそうですが、出演作品履歴の数々、
　タイトル眺めているだけでいろんな回想にひたれます。）


こんなふうに人間らしく、
フィスクも大富豪フロピシャーも壊れていきます。
が、パティは相変わらずの知的妖艶ぶり。

「トップと右腕は天と地ほど違う。
　あなたは右腕よ。
　それが限界。」と、褒め殺して
迷えるトムをあっさり元の鞘へ。

「生物学的に男は上に立ちたがる。
　だから女は男にそう思わせればいい。
　たいていの男は野心の強い女をもてあますわ。
　そんな女でも怖気づかない男を探しなさい。」
エリンをさらに鷲づかみ。

そして、未来の事実までの距離、
ようやく三ヵ月半。

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あの微笑でパティ。
「人を信じないこと」

みなが嘘を、嘘つきが嘘つきに嘘をついて、
人を信じない人々が右往左往。

行き止まりだらけの迷路です。
行きつ戻りつ繰り返すうち、
方向感覚がなくなって、
何がなんだか…
でもこのがんじがらめな浮遊感は、
結構、心地いい。

この話し、一話目で起こった事実（デービッドの死）は明らか。
その結果への向かい方が魅力のひとつです。

起こった事実は当然、この先未来のことですが、
その未来の方から時折ふいに逆流してくる…
喉をあがってくる、あのもどせばすっきりできる期待感、
これも満ちています。
結果よりもっと頑丈な結論があるからでしょう。
そして、その結論でこけないのが、海外連ドラ。
（長すぎて、良し悪し感覚マヒしてしまってるものありますが…）

浮遊感、期待感、安心感。
これらがあると、迷路は楽しい。楽しめます。

ピートおじさんはいい仕事をしてくれました。
この度はマイケル。１７歳パティの息子。
この親にしてこの子あり。でも、
鷹から産まれたこの鷹は、とんびのフリをする鷹です。

エレンにパティが
「子供は依頼人と同じで頼ってくる。べったりよ。
…息子を愛している。でも、愛するのは簡単よ。
　自分が産んだ子だもの。
　その後が大変なの。」

ようやく信じられる言葉に出会えました。
「…愛するのは簡単」
　
レストランでのこの親子の会話。
起承転結の”承転”部分がありません。
でもその部分がねっとりと伝わってきます。
夜、眠らない理由を問われて息子は母に答えます。
「ばかになった気分になれるから」
「ママより頭がいいことがこわいから」
両親に手榴弾を巧妙に送ってきた息子です。

更生施設へ強制拉致。
書類にサインしながら、母として、しかなかったのだと、
その表情がうまいグレン・クローズ。　
愛するのは簡単。その後が大変…。
この先、マイケルはパティの弱みになるでしょう…楽しみがまたひとつ。

ほんと一話一話、その都度満腹になります。
なのに太らない…
カロリーゼロ。それ以外の栄養満点なドラマです。

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まず、観る前の方はこのレビューは観ない方が良いです。


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完結話のタイトルが「新たなる謎の始まり」ってーーーーーーー！

まさにその通りでございます。

終わってません。確実にｗ

もう！信じかけたのにやっぱりかー！有り。
あんたがそいつを殺すかー！有り。
お前はそれだけやったんかー！有り。
あいつとそいつは仲間ないなー！有り。

あ〜も〜次出るのを待つのが辛いわよ…　（泣）


しかしエレンは頑張った。よ〜お頑張った。

シーズン2は猛烈に頑張る事でしょう。


もう、失うものが亡くなったエレン…

もう、人を信じなくなったエレン…


誰がエレンの最愛の人を奪ってしまったのか…

シーズン2を待つしか仕方無い…


楽しみでも有り、待つのが辛かったりで…

は〜。。。


殺生やわｗｗｗ

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いや〜！やっぱり面白い！

今回はパティーの息子の悪だくみや、その息子の消息等も有り、パティーが苛立っぷりも有り益々面白い！

第一話目のエレンの様子は以前進展が無い。
突然来るフラッシュバックに謎が謎を呼ぶとても面白い作りに完璧はまってしまった！

さ〜て、vol.3観なくっちゃ〜＝＝＝＝＝＝＝＝（ノーー）ノ