デスバーガー　ＤＥＡＴＨ　ＢＵＲＧＥＲ

ホラー映画とハンバーガーを結びつけたアイディアに負けて、危ないなと思いつつも借りてしまいました。Ｃ級です。Ｂ級を期待しましたが、そこまでは届きません。
役者はちゃんと演技をしていますし、謎も用意してあり、Ｚ級ではありませんので、それなりに面白いところもあります。
所謂ティーンエイジャー・ホラーものにコメディの味付けがしてあり、男女二人の刑事のやりとりは面白い。この二人を主役に持ってきて、コメディ風味をもっと強めていれば格段によくなったと思います。
最大の難点は、観客が一番知りたい肝心の結論がはっきりわからないところです。結局は何？
エファさん、音楽はデスメタルではなく、これはラウドロックでしょうね。うるさいだけのつまらない曲で、この曲が流れると、わたしもうんざりしました。この映画は音楽だけでなく、ピエロの名前とか趣味の悪さが目に付きました。加えて、どうでもいいようなシーンも多かったです。

★☆☆☆☆　他の配給会社の映画と変わらないレベル。アルバトロスらしさは無い。
※映画としての面白さと、星の数は関係なし。アルバトロス的グダグダ感のみ対象。

皆さんが、B級映画の宝庫アルバトロス配給の犠牲者にならないように、人柱となってみました。

邦題「デスバーガー」。もうこの時点でB級ホラー確定のダサダサ感。いいですね。最高です。
巨大殺人バーガーの話か、食べたら死ぬという毒入り（呪い入り）バーガーか、と思ったら、ハンバーガーチェーンのマスコット「ホーニー」が人を襲うスプラッターでした。

このホーニー、明らかにマックのドナルドを意識したピエロで、訴えられたりしないのか観てるこっちが心配になります。

が、なんと1ヶ月マックオンリーの生活をしたらどうなるかというドキュメントを撮って話題になった「スーパーサイズミー」のモーガンスパーロックがチョイ役で出演している！
どんだけマクドナルドに喧嘩売れば気が済むんだこいつは(笑)。
こういう遊び心もイカしてます。

事の発端が何故かコックリさんだったり、コメディタッチの作りで全体的に緊張感がなかったりとB級感は否めないにしても、まずまずのスプラッターにヒロインとヒロインのママが巨乳美人でアルバトロスにしては見応えあり。お勧め。

製作はライオンズゲートとのことで、アルバトロスらしさは皆無と言えるでしょう。

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デスバーガーなので、人肉や血や内臓で作ったグロッキーなハンバーガーかと思ったら、殺人鬼のお話でした。

↑だったら、かなり面白くないですか？
それを作る光景とか想像するとムフフ…。

この監督は、きっとファーストフードで糖尿病になってしまった人なんでしょうね。だから、ファーストフードのキャラクターを殺人鬼に仕立ててしまったんでしょう。
原題は『DRIVE-THRU』だし。

死を予言するところが『ファイナル・デスティネーション』シリーズ？と思いましたが、ひねりがないので別に予言する意味もないのでは？とつっこめるところがＢ級のいいところなので、良しとします。

『スクリーム』系のティーンズ・ホラー。何故だか『最“終”絶叫計画』のようなテイストが随所でうかがえる。コメディ色が強い。(笑)

ファストフード店“ヘラ・バーガー”のマスコット“ホーニー”。ピエロのような格好だが、その扮装をした殺人鬼が、若者を殺しまくる。
……というお話し。
これ以上、書き記すほどの内容はなかった。(笑)

主人公は女子高生のマッケンジー。ガールズバンドのボーカルをやりながら、何故か「18歳になるまではダメ」と、彼氏のフィッシャーとＨをしていない、という設定。
「Ｈをしていたヤツは助からない」というスラッシャ映画のジンクスを皮肉っている。
本作品には“約束事”を逆手にとって茶化すような場面が、いくつかあった。そこは評価したい。

マッケンジーを演じるのは、レイトン・ミースター。ＴＶドラマ『ゴシップ・ガール』でブレイクしたらしい。残念ながら、一度も見たことがない。
ググッてみたところ、クライム・ムービーに出て来るような家庭環境に育っている。世界は広いなぁ。ちょっとビックリしてしまった。(笑)
正直、本作品よりも、彼女の生い立ちの方が、刺激的でドラマチックかも知れない。(汗)

フィッシャー役には、ニコラス・ダゴスト。『ファイナル・デッドブリッジ』で主演をしていた男の子だ。
あの時もレビューに書いたが、イライジャ・ウッドのニセモノみたい。(笑)
本作品撮影時は既に20台後半だった。やっぱり、この手の顔は、若く見えるんだな。

その他の登場人物が、ほとんどヤンキー。(苦笑)
ジャグジーでＨをするカップルや“ヘラ・バーガー”店のキッズルームでオシッコしたりバカ騒ぎしたり……。
別に殺されるから、いいんだけどね。(笑)

ちなみに店員役として、モーガン・スパーロックが出演している。チョイ役だが、『スーパーサイズ・ミー』をモチーフにしたセルフパロディになっていて面白かった。
マスコット人形の“ソーセージ”で遊ぶシーンに、彼の狂気が感じられた。

残念ながら、低予算のためか、残酷描写は多くない。
でも、かなり頑張っていたと思う。顔の皮がズルむけたり、頭に包丁が刺さったり、下顎骨から頭部がもげたり、電子レンジで頭をチンしたり……。それはそれは微笑ましい健闘ぶりだった。
予算がつけば、『ファイナル・ディスティネーション』シリーズくらいにはなったのではなかろうか。――いや、監督さんは、ああいう映像を撮りたかったに違いない。(笑)

敢えてバカバカしさを演出した風情だが、決して出来のいい作品ではない。けれど、作り手のテンションの高さが、そのまま映像になったようで、ある種の突き抜けた快感があった。
この監督さんなら、もう少し予算をつけてキチンとしたホラー映画を撮らせてやりたいと思った。

ちなみに、原題は『DRIVE THRU』。これなら『デスバーガー』って邦題の方が、ずっといい。勝ちだな。(笑)

ティーンズ・ホラーが好きな方は、必見でしょう！

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女子高生マッケンジーの愛称はマックです。お友達と超盛り上がりドライブスルーでバーガーを注文。But大変です。トニーが窓口のピエロとケンカ状態になり店内に侵入・・・なんと人面フライに・・・。
マッケンジーのお友達が次々とピエロのホーニーに殺される。半端ない殺り方が恐怖だ。エッ！？頭部をレンジでチンですか・・・。
マックの両親は若い頃、ヒッピーだったらしい。
次第にピエロのホーニーの悲しい過去が明らかになる。復讐のための殺人だった・・・。
エンドロールのあとのNG集に思わず笑ってしまいました。本編より面白かったカモ(^_^;