クルーレス

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普通に楽しめる、ただのラブコメ。
良くも悪くもない。
ただすごーく期待はしないでおけば、
暇つぶしにはなる、ただのラブコメ。

こういうの、観たくなるときあるんだよね＾＾
そういう意味では決してハズレではないしょう。

典型的なハリウッド・ラブ・コメのひとつだが、新しさは、前半部分の高ビーな感じの独白とそれとは対照的に人のために尽くそうという心が主人公の娘に同居しているという設定。後半はお約束。きらきら光っている主人公が魅力。前半部分が個性的だが、少し無機的な感じもする。弾むという感覚に乏しかった。前半は。

Cluelessってすごいお馬鹿さんって意味なんだけど、当時すごくこの言葉がアメリカで流行った。
アリシアがめちゃくちゃかわいい！！
まあ、最近のキューティ・ブロンドの前身のような映画ですね。
もっとお馬鹿が前面にでてるけど。
アメリカではドラマにもなった映画。正直子供向けでございます。

青春学園もの・アイドル映画の王道で、とっても爽やかなラブコメディです。美人でリッチなお嬢様が恋したり、悩んだり、友達とすったもんだしたりして成長していくありきたりな話ですが、キャストが魅力的で、作品の雰囲気も品があるし、華麗なファッションや豪華な邸宅などうっとり。

公開当時、自分も出演者たちと同年代だったのでとても思い出深い作品でもあります。当時主演のアリシアシルバーストーンに憧れていました。現代のグレースケリー？というほどのノーブルな美しさでしたから。残念ながら今は泣かずとばずなのかな？あまり観ませんね。

もう一つ、この作品で印象深いのが先ごろ夭折した女優・ブリタニーマーフィーさんを初めて知ったことです。
美人な主役の引き立て役で、チビでデブ、ブルネットのチリ毛の冴えない女の子でした。顔芸とも言えるコロコロかわるファニーフェイスと、コミカルでキレのある動きが印象的で、演技力はずば抜けており、主演を食う好演で記憶に残りました。

その後、しばらくたって、彼女を久しぶりにスクリーンで見かけたとき（マイケルダグラスと共演したサウンドオブサイレンスだったかな？）、わが目を疑うほどびっくりしました。スラリとしたスタイルに華やかな金髪で、まさにアヒルが白鳥になったようでした。

「クルーレス」で主演だったアリシアシルバーストーンはその後いまいちで、逆に脇役だったブリタニーマーフィーが一気にブレイクして、主演作品がどんどん公開されるようになり、まさに人生どうなるか分からないものだと感慨深いものがありました。

彼女のひんむいた大きな瞳にアヒル口、すっとんきょうな表情、少し病んだような引きつった笑い、時あり見せる悲しそうな顔、アメリカ娘らしい飛びぬけた明るい笑顔と美貌。コメディエンヌとしての稀有な才能。大好きでした。
彼女の死はとてもとてもショックでした。以前婚約していたアシュトンカッチャーは「世界は太陽の欠片を失った」とコメントしているそうです。心からご冥福をお祈りいたします。

ジェーン・オースティンの「エマ」をもとにしているというので興味を持って観た。現代的な舞台だけど、恋愛観などはいつの時代も変わらないのだと思った。アリシア・シルヴァーストーンがとても魅力的だった。