ザ・ウォーカー

冒頭の雰囲気を見れば、誰でもマッドマックスを連想するでしょう。
日本人なら間違いなく北斗の拳が思い出されるはず。

だからアクションバリバリ、ＣＧてんこもり、ＢＧＭガンガンの娯楽大作！

……ではありません。

といって芸術方向の映画かというと違うし、
メッセージ性もあるけど、それがメインでもないですな。
アクションは押さえ気味だけど、出すべきポイントでは、
キレの良すぎるそれを余すところなく、でも無駄に長くせず、
実にセンス良く演出しています。かっこいいです。

「本」に関するシャレ（というか諷刺？）も効いてるし、
ちょっと尺が長すぎることを除けばなかなかいい味を出してる映画だと思いますね。


ただ、気になる細部はあるんですよね……。

細部細部とあなどるなかれ。
神は細部に宿り給う。

３０年も歩き続けてたんなら、もっと早く目的地に着いてるんじゃないかなぁとか、
いくらなんでも世界でこの本しか残ってないなんてこたーないだろうとか……。

そこにもう少し納得のいく描写があれば☆４にしてました。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

＊荒廃した世界……
……いったい何が起こったのか？
ある本を持ち、ひたすら旅する男……
……この本は何なのか？そして、この男はどこを目指しているのか？？

てっきり、その辺りがこの映画の中心で、そしてそれを探るサスペンスものかとばかり思っていた…。
違った…。
見終わってみれば、宗教がメインで、宗教で締めくくられたような……。

思っていた内容とは違ったけれど、これはこれで、最後まで引き込まれた。
何て言うか、ただ映像に魅せられた気がする…。
どこまでも広がっている荒れ果てた世界…、薄暗い空に砂漠の大地……、見渡す限り荒廃した世の中が描き出されていた…。
思わず画面に見入ってしまった…。
ただ、あまりにもゆったりと丁寧に見せてくれるので、退屈にもなった…。
でも、その退屈しそうな頃には、目の覚める派手なシーンが必ずと言っていいほど、差し込まれていた。
そのおかげで、最後まで飽きずに見れたのだと思う。

画面に引き込まれたとして、中身はどうだったかというと……、
正直、たいして無かった気がする…。
ただ、人を束ねるには、やっぱ宗教（何か信じる対象となるもの）が必要なのかも？
世の中がヒドくなればなるほど、すがれる対象は宗教しかないのかも？？
……そんな風に思えた映画だった。その辺りが、妙に説得感があったような気がした。

それにしても、やっぱり最も気になるのは…、
＜主人公イーライは目が見えていたのかどうか？？＞
見えてたとしても変だし、見えてなかったとしても変だ…。
どっちにしても、納得できない気がする。
これこそが、この映画全体をビミョーに思わせている原因かも？？

イントロとワシントン主演ということだけでレンタルしてみました。
（映画を鑑賞するときにはそれも忘れてしまっていましたが・・）
基本的にあまり予見をはさまずに鑑賞するのが私の好みです。

核戦争後の世界
戦後３０年も経過している設定
これはどうなんでしょう。
確かに３０年前の製品でもまだ使えているものもありますが、ちょっとあのような世界は無理があるかもしれません。
（そういうことは考えてはいけない？）

ストーリーの中で「この戦争を引き起こしたのはこの本のせいという人もいる」と言わせているのはどういうこと？
神が天罰を与えたということ？

神が主人公を天啓を与え、西へ導くというお話。では何故彼が選ばれたのか？
その答えは不明。
イエスが神の子であったことを伝えるストーリーはありませんでした。
あまりにも恐れ多い？

日本人なら何を伝える？
天皇家のＤＮＡ？
日本人の魂は何？

そんなややこしいことは別として」楽しめました。
お勧めします

ぶっちゃけ期待だけが大きくて（デンぜルワシントンにゲーリーオールドマンですから）中身は何が言いたいのかさっぱり分からない作品でした。
途中でもう眠くって眠くって・・・

やっぱり無宗教で信仰心ゼロの私が見ると
「抑揚が無い」「必然性が無い（感じられない）」「説得力が無い」のナイナイ尽くしで、退屈この上ない作品です。

たかだか本一冊の為にそこまで？う〜ん。。。分らん。

物事全てが曖昧に終わってしまって不完全燃焼だし、綺麗な（可愛い）女の子は出ないし・・・

今回の評価
キャスト：★★★★☆
演出　　：★☆☆☆☆
脚本　　：★★☆☆☆
尺　　　：★★☆☆☆
映像　　：★★★☆☆

総合　　：★★☆☆☆

以下の人は見ない方がいいでしょう。

●デンぜルワシントン、ゲーリーオールドマンに興味が無い
●無宗教、信仰心ゼロ
●派手なアクション大好き
●仕事や勉強が忙しくて睡眠時間が少ない人

この条件に当てはまる人が見ると「時間とお金の浪費」になる可能性が非常に高くなります。
見る前に御熟考を。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

いかにもクリスチャンが作った映画です。
アクションシーンも大して無く、アクション映画としての見所はとても微妙でした。
全体的には良くまとまっていたと思いますが・・・
残念なのは、あらかじめ世界観の説明が欲しかった。
おそらく核戦争後のお話だと思うのですが・・・
その説明が無く、文明が崩壊した世界を主人公がある使命を担って目的地に向かうというものだったため、世界はどうなったのかなと首をひねりながら見ていたのは私だけでしょうか？（笑
本の内容と最後がある程度予測できていました（少し違っていましたが・・）が、もう一ひねりありました。
ただ、無理がありすぎなひねり方でした。

結構、痛い描写もありますので、痛いのが苦手な方は見ないほうが良いと思います。