狂気の行方

狂気の行方の画像・ジャケット写真
狂気の行方 / マイケル・シャノン
全体の平均評価点:
(5点満点)

5

  • DVD
ジャンル:

「狂気の行方」 の解説・あらすじ・ストーリー

1979年にアメリカで起きた実際の事件(実母殺害事件)から着想を得たサイコスリラー作品。監督はヴェルナー・ヘルツォーク、製作総指揮はデヴィッド・リンチ。出演はマイケル・シャノン、ウィレム・デフォー、クロエ・セヴィニー。第66回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞にノミネートされた。サンディエゴの住宅街で殺人事件が発生。母親を殺害したブラッド・マッカラムは、人質を取って自宅に立てこもっている。過干渉な母親と2人で暮らしていたマザコンのブラッドは、南米に旅行に行った後に人格が変わったようになってしまい、異常な行動を繰り返していたという。本当のブラッドの姿とは。そして、事件の真相とは。

「狂気の行方」 の作品情報

製作年: 2009年
製作国: アメリカ/ドイツ
原題: MY SON, MY SON, WHAT HAVE YE DONE

「狂気の行方」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

狂気の行方の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
91分 日本語 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
FFEDR00530 2011年11月03日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
7枚 0人 0人

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ユーザーレビュー:5件

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1〜 5件 / 全5件

凄く変な人を取り巻く少しづつ変な人々

投稿日:2014/05/17 レビュアー:港のマリー

本作でベルナー・ヘルツォーク監督を初めて知りました。みなさまのレビューを拝見しますとこの監督には他にもっと傑作があるようなのですが、初体験者としてはけっこう面白かったです。91分と短いし。
製作総指揮がデビッド・リンチということで、現実がいつのまにか夢、妄想、幻覚の世界にスリップしていく妖しさ、突然の小人の出現とか、フラミンゴ色に塗られた家とか、ダチョウ牧場のシュールさとか、舞台演出家役のウド・キアの顔立ちとか、リンチ映画の味わいがそここにのぞいていて楽しめました。
リンチは人間の不安や迷路を歩むような心細さを繊細に表現しましたが、この「狂気の行方」はもっと野性的というか、パワフルというか、ある面では破壊的とも感じられます。
まず主人公ブラッドを演じるマイケル・シャノンの狂気の演技が尋常ではない。「シャイニング」のジャック・ニコルソンを超える狂気があったのかと身震いしました。マイケル・シャノンに画面からじっと見つめられると最初のうちはちょっと怖かった。
彼が狂気に陥るきっかけになったのはペルーでの激流下りで起こった事故です。危険を直感して止めたのに無視した仲間たちは溺死してしまった。
普通こうした体験をすると、自然(神)の圧倒的な力の前では人間はなんと無知で愚かなことか、と悟りひっそりと生きようとするものですが、悟りの代わりに破壊的な狂気を得てしまうというのが独創的なところです。
その結果父親遺愛の剣で母親を刺殺してしまうという凶行に走り、フラミンゴ色の自宅に「人質」とともに立てこもります。映画はこの部分から始まって、かの家を警官隊が取り巻く中回想シーンが挿入されて、しだいに事情が明らかになるという構成を、一応はとっています。
ブラッドは舞台俳優で、ちょうどギリシア悲劇の愛人と一緒に父を謀殺した母に復讐する息子オレステスの役をやっていたという設定ですが、激流下りと母殺しの関係がいま一つわからない。
というより合理的な説明を期待してはいけない映画のようです。
注目すべきはおかしくなっているのはジャックだけではないことです。殺人事件で駆け付けたウィレム・デフォーとマイケル・ペーニャの刑事コンビもどこか間が抜けていてヘンだし、ジャックの母親の異常さは不気味だったし、ジャックのおじさんブラッド・ドゥーリフの奇人ぶりも相当なものでした。不幸にして殺人現場を提供してしまった隣家の主婦の、達観したような落ち着きぶりもヘンと言えばヘン。
幕切れもあっけにとられ脱力するものでした。
狂気がいつのまにか滑稽さに転じていてマイケル・シャノンのまなざしがそう怖はくなくなる。私たちは多かれ少なかれおかしい部分を抱えていて右往左往しているのではないか、人間この愚かなものよ、と哀しく愛おしくすらなってくる。
狂気に憑りつかれてしまった孤独なジャックを懸命に介抱しようとする恋人イングリット(クロエ・セヴィニー)の優しさと美しさが際立つ映画でもありました。

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リンチ作品らしい幻想イメージ出てる

投稿日:2012/07/02 レビュアー:ともこさん

実話に基づくという(実話で、確かにありそうな)普通の「変わった事件」をリンチが手掛けて
いい俳優使ってみると、こうなります!ってそれらしい出来でした。

映像や独特の「間」や「沈黙」「ポーズ」を楽しめました。へんてこな普通の人の事件が
芸術作品に仕上がってるという感じ。リンチの作品のファンには楽しめると思う。

クロエセヴィニー、かわいかった。

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眠くなる

投稿日:2011/12/06 レビュアー:ロンリー火真西

とにかく意味が分からない
主人公はペルーの大自然から帰ってきてからおかしな言動を取り始めるのですが、それがなんなのか意味が分かりません

本作を見ていて眠くなったのか、もともと眠い時に見たのかわかりません
とにかく見終わった後でも眠いです
寝る前に見るのがおすすめかもw

KASPERさんのレビューを読んだ方がいいでしょうね
読んでも映画の意味はわかりませんでしたけどw

特に意味がないのかもwww

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相も変わらず愚劣であり続ける下等動物=人間の狂気のショボさを描く

投稿日:2011/11/09 レビュアー:KASPAR

さて、マニアの皆さんお待ちかねのヘルツォークの新作がDVDでレンタルになって良かったね!
勿論、ワシも待ってましたがな!ということで、デヴィッド・リンチ製作ヴェルナー・ヘルツォーク監督の『狂気の行方』を観ました♪

ヘルツォーク好き以外には、全くオススメ致しません!っと先に書いておこう!
一般的に受け入れられる映画では勿論無いし、かといって映画マニアに受け入れられるかというとソレも微妙です。
※リンチの名前で借りたらダメです。まぁリンチの名前で借りた人は、こんな作品でも許せるでしょうが(笑)
もし、自分がヘルツォーク好きでなければ、ケチョンケチョンに貶してるかも知れないほどの映画です。
本当に全くオススメしませんので、これから絶賛に近いレビューをしますが無視してください←オイオイ

ということで、いやー面白かった♪
2日で5回観てしまいましたヽ( ´ ▽ `)ノまぁそのうち2回は爆睡したので、実質3回ですね←
まぁ、1回目は笑いながら楽しく観れたけど、最後の3回目はあまりにも退屈で、苦痛以外の何物でもなかったですが←オイオイ

ジャンルとしては、シリアスコメディって感じかな?
人間に対する悲しみと諦めと絶望しかないコメディって感じかな?

1回目はまだ笑えるんやけど、3回目なんて辛い辛い・・・絶望以外感じませんから┏(-_-lll)┓
しかも、映画の8割近くは、3回目でも全く意味がわからないっすから┏(-_-lll)┓

しかし、まぁ興味深い(面白い)!
一応、自分なりの解釈をこれから書くんすけど、まぁ多分間違ってますんで、突っ込まれても答えれませんので宜しくお願いします←

勿論、これは自然と人間(文明)の物語です。
自然は、偉大で強大で絶対的な存在であり、人間は、愚劣で狂える生き物という物語です。
偉大なる神(=自然)と対比させて、相も変わらず愚劣であり続ける下等動物(=人間)の狂気を描いてるわけですね。

この部分は、かなりのヘルツォーク作品に共通するテーマ(?)ですね。

「アギーレ」「フィッツカラルド」「コブラヴェルテ」なんかは、自然(神)に立ち向かう狂人(=バカ=人間)の話なんで、
もろにそうですし、「カスパーハウザーの謎」は、自然(カスパーハウザー)が文明(人間社会)に触れて絶望する話なので、
これも同じですね。まぁ、ヘルツォーク監督は62作品撮ってるんで、3−4本ぐらい共通なんてなんぼでもあるでしょうがw

でまぁ、神(自然)の圧倒的な力に対峙した時、人間はどのようになるのか映画(あ、もちろん全て狂うんすけどね)なわけですが、
今回は、ひよっこもやし文明人を主人公にしてるんで、恐れ戦いて逃げ帰って狂うっつーことになるわけです。
(※ペルーで自然に立ち向かって、河を下って溺死する方の物語が、アギーレであり、フィッツカラルドですね。)

ぬるま湯マザコン生活の、ちっぽけな自分の人生をノロイ始めた主人公が、自然(神)に唆されたと言っても良い形で、
「もっと強くなりたい!」っと、父の幻影を見て、ああいう行動をとるわけですね。

※人間が力を追い求め続ける理由がそこに在るとも言えるかもしれない。

※この映画の物語とリンクするギリシャ悲劇?のオレスティアの舞台が印象的に使われてるのは、
勿論オレステスコンプレックスを描いてるからでもありますが、人間が何千年経っても変わっていないことの象徴でもありますね。


本作も、ヘルツォーク監督らしい『これが人間です。』と提示するだけ映画なのは変わりないですね。

人間はこうあるべきだ!と訴えてるわけでもないし、人間とはどういうものなのか?という問いかけでもない。
はい、これが人間ですよ。こういうもんです。それは変わりません。という提示です。

あとは、いつものように投げっぱなし(好きに考えてくれ)ですね。

これまでと少し違うのは、今までの作品の場合は、人間の狂気に魅力が内包するという描き方をしていたのに、
今回は、その狂気を滑稽なものとして、諦めや絶望に近い感情で描いてる気がする・・・のは気のせいかな?

一応ラストで、「興味/魅力」を表現はしてるけど、映画全体からは、(人間には)魅力を感じないんすよね〜・・・

ヘルツォーク監督!この映画にあるは情熱(興味)ではなく、深い哀しみ(絶望)だけなのですか?

個人的満足度 77点! オススメ度 40点!(低い!)

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つまらない

投稿日:2011/10/22 レビュアー:よふかし

 今年6月のヘルツォーク傑作選で上映された、未公開作2作のうちの一本。当時は原題の“My Son My Son, What have ye done”(おお息子よ、お前は何をしたの?)でした。計二回しか上映がなかったせいか、小さな映画館が超満員。デヴィッド・リンチ+ヘルツォークですから、期待するなというのが無理というものです。しかし、そんな期待に応えてくれる作品かというと・・・・・・眠い! つまんない! というのが正直なところでした(もう一本のSF映画The Wild Blue Yonderも観ましたが、眠さは半端ないです笑)。
 息子(マイケル・シャノン)が母親を剣で刺殺してたてこもる。そこにウィレム・デフォー演じる刑事がやってくる。『処刑人』みたいだなあと期待したのですが、そんな展開にならず、駆けつけた知人のクロエ・セヴィニーやウド・キアの回想という形で、息子の魂の彷徨を描いていくわけです。海外に出かけたり、ダチョウ牧場に出かけたり、舞台で演技をしたり・・・・・・とくにエピソードに劇的なものはなく、淡々として、ある時はほとんど演出はしていないような、ドキュメンタルな撮り方をしているような気がしました。同時期の『バッド・ルーテナント』は曲がりなりにも劇映画になっていましたが、本作ではそんな意識はないです。近年のヘルツォークはドキュメンタリーに軸足を移しているみたいなので、本作はそういう移行期の作品と言っていいのかもしれません。
 郊外の裕福な家庭で起こる殺人事件が題材だったり、小人が登場したりと、リンチ印いっぱいなんですが、リンチとはやはり肌合いが違う。リンチなら濃淡あれどもう少し理解しやすいオチをつけるでしょう。狭い世界で殺人者となったこの青年を、世界の風景や自然の中に置いてみるわけですが、そうすると、単なる激情型犯罪とか、抑圧された末の爆発とかいうことではなく、人類が生まれてきて、この世にいることの罪を描いているように思えてきます。つまり、My Sonと呼びかけるのは神なのであろうと。人間はこんなふうに育ってしまった、その嘆きが込められているよう気がします。最初にタイトルを聞いた時にはなぜか「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」と連想したのですが、あながち遠くはないのかなあと思ったりもしました。
 広角で狭くゆがんで捉えられる世界は、まったく魅力がないわけではないですが、眠気を払しょくするほどの力はありませんでした。同じ眠くてもペドロ・コスタ、ゲリンやソクーロフの映像にはどこか魅力を感じるものですが、この映画にはほとんどそういう瞬間はありませんでいsた。20点。

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