トップガン　マーヴェリック

期待値を超えてくれる

なんと36年ぶりの続編登場で大いに驚いたが、主演のトム・クルーズも当時は24歳、60歳になった本作でもまだまだ若々しくカッコよい。
ピート・マーベリック・ミッチェル大佐、空中戦で3機の撃墜記録を持つ唯一のパイロット、今は超音速機「ダークスター」のテストパイロットとして活躍しているが、本来なら階級がもうひとつふたつ上がっていても不思議ではないのだが、本人は根っからの飛行機乗りを自負しておりそんなことには頓着しない。
現在の任務はテスト飛行でマッハ10を超えることなのだが、まだ目標に達していないということで計画中止の報、しかし彼は上司の視察がある時に強引にテスト飛行を行いマッハ10を超える結果をたたき出す、真に飛行機野郎の心意気というものである。
当然命令違反で飛行禁止処分が下るところなのだが、昔の仲間の口添えもあってノースアイランド海軍飛行基地の教官として赴任することに。
そこで任された新しいミッション、さる国が濃縮ウランのプラントを建設中、そこを完成までに破壊するという使命、その場所は深い渓谷の中に位置しており、しかも対空ミサイル装置や近くの航空基地からの戦闘機出撃も可能で、生半可なレベルでは達成できない。
戦闘機も世代交代の時代でGPSやハイテクを搭載した5世代戦闘機では簡単に捕捉されてしまう恐れがあるので、パイロットの腕に頼る戦闘機が必要となってくる。
基地に集められた「トップガン」たちを訓練することになるのだが、なかなかマーベリックの期待する成果は出ない。
またしてもムチャをして教官交代を命じられるのだが、こんどはデモストレーション飛行でミッション達成の方向性を示してトップガンたちや上司を納得させ自らミッション編隊の指揮官として搭乗、ここから迫力のある空中シーンの連続、標的の爆破、ミサイルの追尾、空中戦、脱出、そして敵基地から戦闘機の強奪、パイロットの腕がハイテクを打ち破るという痛快なシーンが続く、劇場の大スクリーンで観れば迫力があるだろうなと思いながら。
死んだ親友の息子との確執も誤解が解けて真に分かり合える仲間に、そして昔の恋人との再燃と付け合わせも用意されている。
トム・クルーズ、ファンにとってはたまらない作品だろうなぁ。

アップテンポでどんどん見れます。あの音楽、数十年たっても素敵。若者からはじーさんと呼ばれていましたが、
それがだんだんと信頼関係ができると、尊敬へとかわる。

アッという喪に時間が過ぎた感じ。

マジで楽しめます。

トムクルーズや音楽、演出などがとにかく格好良い。

いまさらトップガンかよ、って思ってしまったけど・・・やっぱりかっこいいなぁ、トム・クルーズ。

シーンによってはおじいちゃんっぽさも出てきているのがつらいけど、それでもすごい。設定も現役にこだわる伝説のおじさんという感じで、今のトム・クルーズの立ち位置に似ていて、そういった部分もうまく作用しておりますね。

ちょっと陳腐な８０年代テイストを残しつつ、今に生きるトム・クルーズが年相応、いやかなりの無理をして活躍。本当、すごい。

映像もCGに頼らない迫力があって、やっぱり映画はこうでなければダメなんだけど、もう今はお気軽な映像処理で穴埋めが全部できるからこういったものは出来ないんだろうなぁ。技術の進歩ってすごいんだけど、それだけじゃダメなんだと改めて思った作品でした。

まぁ、その時点でおっさんになってしまっているんでしょうけど・・・そういう感情が湧く人たちにはドンピシャな作品ですな。