ヒッチコック / アンソニー・ホプキンス
全体の平均評価点: (5点満点)
(30)
ヒッチコック
/サーシャ・ガバシ
全体の平均評価点:
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「ヒッチコック」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督によるスリラー映画の金字塔「サイコ」の波乱に富んだ誕生秘話を名優アンソニー・ホプキンスとヘレン・ミレンの共演で再現した伝記ドラマ。困難を極めた製作の舞台裏を、ヒッチコックとその妻アルマとの知られざる夫婦の愛憎物語を軸に描き出す。監督はドキュメンタリー「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」のサーシャ・ガヴァシ。1959年。次回作へ向け誰もが驚く映画の企画を探すヒッチコックはやがて、実在の殺人鬼エド・ゲインをモデルにした小説『サイコ』に心奪われ、映画化を決意する。しかし、優秀な映画編集者にして脚本家でもある妻アルマはこの企画に懐疑的。案の定、映画会社からは出資を拒否されてしまうが…。
「ヒッチコック」 の作品情報
「ヒッチコック」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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ヒッチコックの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
日・英 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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FXBR55443 |
2013年10月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
19枚
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0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
【Blu-ray】ヒッチコック(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
日本語・英語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(ロスレス) 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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FXXR55443 |
2013年10月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
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0人
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(ロスレス)
2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
ヒッチコックの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
99分 |
日・英 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レンタル開始日: |
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FXBR55443 |
2013年10月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
19枚
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
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【Blu-ray】ヒッチコック(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
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99分 |
日本語・英語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(ロスレス) 2:DTS/5.1chサラウンド/日本語
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レンタル開始日: |
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FXXR55443 |
2013年10月02日
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11枚
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(ロスレス)
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ユーザーレビュー:30件
さすが名優の共演
投稿日:2021/03/05
レビュアー:モモイチゴ
ヒッチコック夫妻の葛藤と愛情を軸に、名作「サイコ」の誕生秘話を綴る。アンソニー・ホプキンスとヘレン・ミレンの演技が秀抜。アンソニー・ホプキンスは似ていたなあ。
このレビューは気に入りましたか?
0人の会員が気に入ったと投稿しています
特殊メイクに違和感を感じた。
ヒッチコック
新しい映画を作る為、猟奇殺人者を題材にしたサイコを提案するヒッチさん。
しかし周囲の反応は良くなかった。
家を担保にして自主製作する。
サイコのシャワーシーンエピソード、ハリウッドの規制の制約、夫婦の気持ち、上映宣伝を兼ねたアイデア、映画のこだわりをみせていく。
まる70C点。 ヒッチコックを見なければと少し思った。 腰が重いな(笑)
◎サイコパスのエドゲインさんから発想。
この実在したアメリカ史上類を見ない犯罪の小説『サイコ』から映画が作られる。
◎知らなかった苦労。
★彡気が違えた殺人鬼の映画の為、パラマウントに資金は出してもらえず、家を担保に自作で製作を考える。
◎名シーンのシャワー殺害映像!秘話。
★彡妻を誘惑する関係者や嫉妬するヒッチさんがある意味名作のスパイスになっているのが面白いし、編集に力を注ぎ撮り直し無しで上映までしたエピソードは面白かった。
◎気になった特殊メイク。
★彡アンソニーさんでなくても良かった様な?特殊メイクが違和感あってストーリーの邪魔をしていた様な気がしました。
◎サイコを観ようっと。
★彡こんなサイコ裏の秘話を観たのでやっぱりサイコは観なくてはね〜
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演技とモノマネ芸
正直、この手の作品は、あまり好きではない。何となく、役者の熱演もモノマネ芸に見えてしまうからだ。「アンソニー・ホプキンスがヒッチコックに似ている」と宣伝されるだけで、観る意欲が薄れてしまう。(笑)
実際、その通りだった。(溜息) 彼の演技が云々ではなく、いまにも♪ケ・セラ・セラ♪と、ドリス・デイをマネて歌い出しやしないかとヒヤヒヤして観ていた。困ったものだ。
その一方で、ヘレン・ミレンは、相変わらず見事だった。もう少し掘り下げて欲しかったところだが、女と妻との間で揺れ動く心を、指先や首筋など繊細な動きで表現していた。
――『北北西に進路を取れ』が当たったアルフレッド・ヒッチコックは、次の作品の題材を探していた。斬新で誰もが驚き、恐怖する映画。おぞましいのに観ずにはおれない作品。そんな彼の目にとまったのは、ロバート・ブロックが上梓した小説『サイコ』だった。
それは、猟奇殺人鬼エド・ゲインをモチーフにしたスリラーだった。しかし、『北北西に〜』のような華やかなスパイ映画を望むパラマウト映画の意向とはそぐわなかった。世間も、マザコン男が女装して人を殺す映画など、有名な監督A.ヒッチコックに望んでいなかった。
結局、ヒッチコックは、自費で映画を撮る決意をする。自宅を抵当に入れて資金を作り、パラマウトは配給だけを請け負うことになる。
同時に、妻のアルマにとっては苦難の始まりだった。夫は主演女優に惹かれて行き、それを眺めていることしか出来なかったからだ。彼女は、年下の友人のウィットフィールド・クックにときめき、彼が書いた脚本の手直しに没頭して行く。
『サイコ』は、キャスティングを終え、クランクインする。しかし、撮影は順調とは言えなかった。映倫からの締め付けや器材の故障、スケジュールの遅れ、アルマの不倫疑惑……。ヒッチコックは次第に追い詰められて行く。
……というお話し。
撮影現場の再現は面白かったが、ヒッチコックが倒れるほどに追い詰められて行く感じが表現出来ていなかったと思う。本来、そこが白眉のはずだが、演出が弱く、当時の雰囲気に流されてしまったように見える。
それに、窮地を救うアルマに対するスタッフの信頼は、どこで育まれたのか、判然としない。この点もマイナスだろう。
どんな経緯で、スタッフはアルマを信頼していたのか、そこを描かないと、号令一下、スタッフが一斉に動き始めるのが納得できない。
だから、映画全体が軽くなってしまった。(歎息)
エド・ゲインの幻影も余分。
オープニングとクロージングにヒッチコックが出て来て解説するのも余分。『ヒッチコック劇場』を模した演出は、ウィットのつもりかも知れないが、 観終えてみると、明らかに余分だ。そんなトコに力を入れるなら、本来描くべきシーンを描くべきだった。
結局、アンソニー・ホプキンスがモノマネで終わってしまったのは、残念。(溜息)
最後のセリフに敬意を表して、少しオススメ!
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
編集の妙
投稿日:2016/10/03
レビュアー:趣味は洋画
サスペンス映画の神様「アルフレッド・ヒッチコック」は、イギリス時代に約25本、アメリカに渡って30本超、計55本以上もの映画に関わり、その独特な心理サスペンスの描写が観客の心をとらえた。
この「ヒッチコック」は彼自身のみならず、脚本家兼編集者でもある妻、アルマ・レヴィルとの知られざる姿が描かれ、実に好感がもてる映画だった。
ヒッチコックの代表作である「サイコ」製作の起点から、先行上映会終了までをベースに設定したのも、この映画をブレない人間ドラマとして見立てた製作側の意図が窺える。
そして全体的に「明るさ」「陽気さ」が感じられ、「サイコ」の製作・上映に至る幾多の困難や、ヒッチコックとアルマの内輪喧嘩も、先々が見透せていて全く不安感は感じられない。
これらは勿論「サイコ」を実際に観ているから...というのが基本線かもしれない。
本作の中に、しばしば「編集」という言葉が登場し、その作業も一部紹介されている。
そもそも「編集」は、撮影された映像の断片をつなぎ合わせて1本の映画にする作業をいうのだが、
映画の撮影は、脚本の順番に行なわれるのでは勿論なく、一つの場所でいくつかのシーンをまとめて撮る。編集者は、このバラバラの物語の断片を、脚本の展開に沿って整理することからスタートするのである。
60年「サイコ」では、この「編集」が抜群の恐怖感を生み出した。
有名なシャワー殺人のシーンでは、惨劇のプロローグは「温水を噴き出すシャワー」から始まり、マリオンが身体を洗っているシーンでは、彼女が向きを変えるとショットも変わる。
そして、背後に映った人影が突然、シャワー・カーテンをあけ、ナイフを振りかざすのである。
マリオンが振り向き、絶叫する。大きく開いた彼女の口がクローズアップされる。
シルエットの人影がナイフを振り下ろす...マリオンと交錯、よろける彼女の足元には血に染まった温水が流れる...その後の「瞳」のシーンは書くに堪えない。
つまり「編集」のテクニックは、突き詰めると、実際には映っていないことさえ表現できる。
「サイコ」の、この問題のシーンは1分もないが、ショットは70を超え、瞬時の画面の連続を映し出すことによって、‘殺人’を表現したのだ。
ヒッチコックの映画に欠かせない、音楽のバーナード・ハーマンや、タイトルデザイナーのソウル・バス、編集者のジョージ・トマシーニらも、ちゃんと俳優が扮して登場している。
そして出演者の中では、アンソニー・パーキンスに扮したジェームス・ダーシーが極め付けで、風貌のみならず、まるで「ゲイ」をも生き写しのような感じだ。
何よりラストの‘オチ’が効いている。(洒落ている)
ヒッチコックが、‘次回作はまだ浮かばないが、もうじきヒントが舞い降りるであろう’と言う。
すると、彼の肩に「カラス」がとんでくる。もうお分かりですね...
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
名作「サイコ」を再見するための映画 肩甲骨の間を刺す
「ヒッチコック」(2012年、米国、カラー、98分)。20世紀FOX。
アルフレッド・ヒッチコック監督(1899〜1980)が、後期の最高作「サイコ」(1960)をどのように撮ったかが分かるだけで、見る価値はあります。
ヒッチコックを演じたアンソニー・ホプキンス、その妻アルマ・レヴィルを演じたヘレン・ミレンは、名優ですが、この映画では、脇役です。
誰も、ヒッチコックの私生活などに興味はないのです。
ときどき、彼が影のように映画の中に現れるのは、自己顕示欲ではなく、不安の表れであるのでしょう……。
ただ、この映画で描かれる状況は、とても興味深いことです。
1959年、米国で「北北西に進路を取れ」(MGM製作・配給)が公開され、ヒットしています。
前作「めまい」(1958)は、パラマウントの製作・配給でしたが、ヒットしませんでした。
(現在では、「めまい」の方を評価する人々が多いのではなかろうか……。私も「めまい」をいっそう評価します。)
映画「ヒッチコック」を見ていくと、「めまい」のキャンティングで事件があったことが分かります。
当初、主役のマデリン・エルスター役を、ヒッチコックは、ヴェラ・マイルズで想定したのですが、彼女が妊娠して降板し、キム・ノヴァクに代わったのです。
ロバート・ブロックの原作による「サイコ」映画化の着想を聞いた、パラマウントのプロデューサーは、製作を拒否します。
「これは異常で、売れない」。配給だけを引き受ける。
結局、ヒッチコックが製作もすることになり、プール付きの大豪邸を抵当に入れる。
このとき、ヒッチコックは、ハリウッドで金を稼げる監督であったのは間違いありません。
床屋で髭を剃らせながら、秘書から話を聴きます。
「『アンネの日記』をFOXから言ってきています。これで三度目です。」
「私が撮ったら アンネの屋根裏に死体があると思われる。」
「MGMは、ケイリー・グラントでフレミングの『カジノ・ロワイヤル』をと。 あなた向きでは?」
「スパイ映画なら もう撮った 『北北西』さ 自己盗作をしろと言うのか?」
辛辣です。自分に対しても、辛辣なので、次の映画は、全く異なった作品にしたかったのでしょう。
「私がさがしているのは、もっと不愉快になる傑作だ。」
キャスティングは、比較的すんなりと決まります。
ベイツ役には、「猿の惑星」のロディー・マクドゥオールも候補になっていましたが、「この役者はテレビに出すぎだよ」というヒッチコックの一言で却下。
アルマは、アンソニー・パーキンスの「二面性」を薦める。彼は、役に決まってからも、誰も聞いていないのに、自分はゲイではないと言い続ける。
マリオン役のジャネット・リーは、自分の役に不安を抱く。
当時、彼女は、トニー・カーティスと結婚し、二人の子供の母であった。(長女が、ジェイミー・リー・カーティス。)
有名なシャワー室の場面で、ジャネットは自分の胸を見せないように願うが、大きすぎて乳首が見えてしまう。
死んだ後の眼が、瞬いている。これらを、チェックし、すべてカットしたのが、妻のアルマだった。
刺す場面を、ヒッチコック自身が演じたというのは、本当か? (たぶん、そうだろう。)
この場面で、音楽を流したくないというヒッチコック。作曲のバーナード・ハーマンは、特別不愉快な弦の音を提示する。
当時の米国の「映倫」は厳しかったのですね。水洗トイレで紙片を流す場面さえ許さないのですから。
「こんな場面は、これまでにない」という理由ですが、ヒッチコックは、委員長のプライドを高揚させる技術で、乗り切ります。
編集前の「サイコ」は、ただ冗長な変態映画だったのだろうか……。
これを、徹底的に切り刻む作業は、たぶん、アルマとヒッチコックの共同作業で、主導権は、アルマが発揮したのかもしれません。
今、僕らは、その編集結果の109分版しか見られないのだが、削るという編集が、映画を屹立させることはあるらしい。
どこを削り、どうつないだかが分かると、面白いです。たぶん、過程の一切は破棄されたと思いますが……。
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ユーザーレビュー
さすが名優の共演
投稿日
2021/03/05
レビュアー
モモイチゴ
ヒッチコック夫妻の葛藤と愛情を軸に、名作「サイコ」の誕生秘話を綴る。アンソニー・ホプキンスとヘレン・ミレンの演技が秀抜。アンソニー・ホプキンスは似ていたなあ。
特殊メイクに違和感を感じた。
投稿日
2017/07/16
レビュアー
ムービードリンク
ヒッチコック
新しい映画を作る為、猟奇殺人者を題材にしたサイコを提案するヒッチさん。
しかし周囲の反応は良くなかった。
家を担保にして自主製作する。
サイコのシャワーシーンエピソード、ハリウッドの規制の制約、夫婦の気持ち、上映宣伝を兼ねたアイデア、映画のこだわりをみせていく。
まる70C点。 ヒッチコックを見なければと少し思った。 腰が重いな(笑)
◎サイコパスのエドゲインさんから発想。
この実在したアメリカ史上類を見ない犯罪の小説『サイコ』から映画が作られる。
◎知らなかった苦労。
★彡気が違えた殺人鬼の映画の為、パラマウントに資金は出してもらえず、家を担保に自作で製作を考える。
◎名シーンのシャワー殺害映像!秘話。
★彡妻を誘惑する関係者や嫉妬するヒッチさんがある意味名作のスパイスになっているのが面白いし、編集に力を注ぎ撮り直し無しで上映までしたエピソードは面白かった。
◎気になった特殊メイク。
★彡アンソニーさんでなくても良かった様な?特殊メイクが違和感あってストーリーの邪魔をしていた様な気がしました。
◎サイコを観ようっと。
★彡こんなサイコ裏の秘話を観たのでやっぱりサイコは観なくてはね〜
演技とモノマネ芸
投稿日
2017/01/03
レビュアー
みなさん(退会)
正直、この手の作品は、あまり好きではない。何となく、役者の熱演もモノマネ芸に見えてしまうからだ。「アンソニー・ホプキンスがヒッチコックに似ている」と宣伝されるだけで、観る意欲が薄れてしまう。(笑)
実際、その通りだった。(溜息) 彼の演技が云々ではなく、いまにも♪ケ・セラ・セラ♪と、ドリス・デイをマネて歌い出しやしないかとヒヤヒヤして観ていた。困ったものだ。
その一方で、ヘレン・ミレンは、相変わらず見事だった。もう少し掘り下げて欲しかったところだが、女と妻との間で揺れ動く心を、指先や首筋など繊細な動きで表現していた。
――『北北西に進路を取れ』が当たったアルフレッド・ヒッチコックは、次の作品の題材を探していた。斬新で誰もが驚き、恐怖する映画。おぞましいのに観ずにはおれない作品。そんな彼の目にとまったのは、ロバート・ブロックが上梓した小説『サイコ』だった。
それは、猟奇殺人鬼エド・ゲインをモチーフにしたスリラーだった。しかし、『北北西に〜』のような華やかなスパイ映画を望むパラマウト映画の意向とはそぐわなかった。世間も、マザコン男が女装して人を殺す映画など、有名な監督A.ヒッチコックに望んでいなかった。
結局、ヒッチコックは、自費で映画を撮る決意をする。自宅を抵当に入れて資金を作り、パラマウトは配給だけを請け負うことになる。
同時に、妻のアルマにとっては苦難の始まりだった。夫は主演女優に惹かれて行き、それを眺めていることしか出来なかったからだ。彼女は、年下の友人のウィットフィールド・クックにときめき、彼が書いた脚本の手直しに没頭して行く。
『サイコ』は、キャスティングを終え、クランクインする。しかし、撮影は順調とは言えなかった。映倫からの締め付けや器材の故障、スケジュールの遅れ、アルマの不倫疑惑……。ヒッチコックは次第に追い詰められて行く。
……というお話し。
撮影現場の再現は面白かったが、ヒッチコックが倒れるほどに追い詰められて行く感じが表現出来ていなかったと思う。本来、そこが白眉のはずだが、演出が弱く、当時の雰囲気に流されてしまったように見える。
それに、窮地を救うアルマに対するスタッフの信頼は、どこで育まれたのか、判然としない。この点もマイナスだろう。
どんな経緯で、スタッフはアルマを信頼していたのか、そこを描かないと、号令一下、スタッフが一斉に動き始めるのが納得できない。
だから、映画全体が軽くなってしまった。(歎息)
エド・ゲインの幻影も余分。
オープニングとクロージングにヒッチコックが出て来て解説するのも余分。『ヒッチコック劇場』を模した演出は、ウィットのつもりかも知れないが、 観終えてみると、明らかに余分だ。そんなトコに力を入れるなら、本来描くべきシーンを描くべきだった。
結局、アンソニー・ホプキンスがモノマネで終わってしまったのは、残念。(溜息)
最後のセリフに敬意を表して、少しオススメ!
編集の妙
投稿日
2016/10/03
レビュアー
趣味は洋画
サスペンス映画の神様「アルフレッド・ヒッチコック」は、イギリス時代に約25本、アメリカに渡って30本超、計55本以上もの映画に関わり、その独特な心理サスペンスの描写が観客の心をとらえた。
この「ヒッチコック」は彼自身のみならず、脚本家兼編集者でもある妻、アルマ・レヴィルとの知られざる姿が描かれ、実に好感がもてる映画だった。
ヒッチコックの代表作である「サイコ」製作の起点から、先行上映会終了までをベースに設定したのも、この映画をブレない人間ドラマとして見立てた製作側の意図が窺える。
そして全体的に「明るさ」「陽気さ」が感じられ、「サイコ」の製作・上映に至る幾多の困難や、ヒッチコックとアルマの内輪喧嘩も、先々が見透せていて全く不安感は感じられない。
これらは勿論「サイコ」を実際に観ているから...というのが基本線かもしれない。
本作の中に、しばしば「編集」という言葉が登場し、その作業も一部紹介されている。
そもそも「編集」は、撮影された映像の断片をつなぎ合わせて1本の映画にする作業をいうのだが、
映画の撮影は、脚本の順番に行なわれるのでは勿論なく、一つの場所でいくつかのシーンをまとめて撮る。編集者は、このバラバラの物語の断片を、脚本の展開に沿って整理することからスタートするのである。
60年「サイコ」では、この「編集」が抜群の恐怖感を生み出した。
有名なシャワー殺人のシーンでは、惨劇のプロローグは「温水を噴き出すシャワー」から始まり、マリオンが身体を洗っているシーンでは、彼女が向きを変えるとショットも変わる。
そして、背後に映った人影が突然、シャワー・カーテンをあけ、ナイフを振りかざすのである。
マリオンが振り向き、絶叫する。大きく開いた彼女の口がクローズアップされる。
シルエットの人影がナイフを振り下ろす...マリオンと交錯、よろける彼女の足元には血に染まった温水が流れる...その後の「瞳」のシーンは書くに堪えない。
つまり「編集」のテクニックは、突き詰めると、実際には映っていないことさえ表現できる。
「サイコ」の、この問題のシーンは1分もないが、ショットは70を超え、瞬時の画面の連続を映し出すことによって、‘殺人’を表現したのだ。
ヒッチコックの映画に欠かせない、音楽のバーナード・ハーマンや、タイトルデザイナーのソウル・バス、編集者のジョージ・トマシーニらも、ちゃんと俳優が扮して登場している。
そして出演者の中では、アンソニー・パーキンスに扮したジェームス・ダーシーが極め付けで、風貌のみならず、まるで「ゲイ」をも生き写しのような感じだ。
何よりラストの‘オチ’が効いている。(洒落ている)
ヒッチコックが、‘次回作はまだ浮かばないが、もうじきヒントが舞い降りるであろう’と言う。
すると、彼の肩に「カラス」がとんでくる。もうお分かりですね...
名作「サイコ」を再見するための映画 肩甲骨の間を刺す
投稿日
2016/09/03
レビュアー
ちゅく
「ヒッチコック」(2012年、米国、カラー、98分)。20世紀FOX。
アルフレッド・ヒッチコック監督(1899〜1980)が、後期の最高作「サイコ」(1960)をどのように撮ったかが分かるだけで、見る価値はあります。
ヒッチコックを演じたアンソニー・ホプキンス、その妻アルマ・レヴィルを演じたヘレン・ミレンは、名優ですが、この映画では、脇役です。
誰も、ヒッチコックの私生活などに興味はないのです。
ときどき、彼が影のように映画の中に現れるのは、自己顕示欲ではなく、不安の表れであるのでしょう……。
ただ、この映画で描かれる状況は、とても興味深いことです。
1959年、米国で「北北西に進路を取れ」(MGM製作・配給)が公開され、ヒットしています。
前作「めまい」(1958)は、パラマウントの製作・配給でしたが、ヒットしませんでした。
(現在では、「めまい」の方を評価する人々が多いのではなかろうか……。私も「めまい」をいっそう評価します。)
映画「ヒッチコック」を見ていくと、「めまい」のキャンティングで事件があったことが分かります。
当初、主役のマデリン・エルスター役を、ヒッチコックは、ヴェラ・マイルズで想定したのですが、彼女が妊娠して降板し、キム・ノヴァクに代わったのです。
ロバート・ブロックの原作による「サイコ」映画化の着想を聞いた、パラマウントのプロデューサーは、製作を拒否します。
「これは異常で、売れない」。配給だけを引き受ける。
結局、ヒッチコックが製作もすることになり、プール付きの大豪邸を抵当に入れる。
このとき、ヒッチコックは、ハリウッドで金を稼げる監督であったのは間違いありません。
床屋で髭を剃らせながら、秘書から話を聴きます。
「『アンネの日記』をFOXから言ってきています。これで三度目です。」
「私が撮ったら アンネの屋根裏に死体があると思われる。」
「MGMは、ケイリー・グラントでフレミングの『カジノ・ロワイヤル』をと。 あなた向きでは?」
「スパイ映画なら もう撮った 『北北西』さ 自己盗作をしろと言うのか?」
辛辣です。自分に対しても、辛辣なので、次の映画は、全く異なった作品にしたかったのでしょう。
「私がさがしているのは、もっと不愉快になる傑作だ。」
キャスティングは、比較的すんなりと決まります。
ベイツ役には、「猿の惑星」のロディー・マクドゥオールも候補になっていましたが、「この役者はテレビに出すぎだよ」というヒッチコックの一言で却下。
アルマは、アンソニー・パーキンスの「二面性」を薦める。彼は、役に決まってからも、誰も聞いていないのに、自分はゲイではないと言い続ける。
マリオン役のジャネット・リーは、自分の役に不安を抱く。
当時、彼女は、トニー・カーティスと結婚し、二人の子供の母であった。(長女が、ジェイミー・リー・カーティス。)
有名なシャワー室の場面で、ジャネットは自分の胸を見せないように願うが、大きすぎて乳首が見えてしまう。
死んだ後の眼が、瞬いている。これらを、チェックし、すべてカットしたのが、妻のアルマだった。
刺す場面を、ヒッチコック自身が演じたというのは、本当か? (たぶん、そうだろう。)
この場面で、音楽を流したくないというヒッチコック。作曲のバーナード・ハーマンは、特別不愉快な弦の音を提示する。
当時の米国の「映倫」は厳しかったのですね。水洗トイレで紙片を流す場面さえ許さないのですから。
「こんな場面は、これまでにない」という理由ですが、ヒッチコックは、委員長のプライドを高揚させる技術で、乗り切ります。
編集前の「サイコ」は、ただ冗長な変態映画だったのだろうか……。
これを、徹底的に切り刻む作業は、たぶん、アルマとヒッチコックの共同作業で、主導権は、アルマが発揮したのかもしれません。
今、僕らは、その編集結果の109分版しか見られないのだが、削るという編集が、映画を屹立させることはあるらしい。
どこを削り、どうつないだかが分かると、面白いです。たぶん、過程の一切は破棄されたと思いますが……。
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- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@Aのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
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※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。
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