マシュー・マコノヒー　マーシャルの奇跡

ウェストバージニア州ハンティントンにあるマーシャル大学のアメフト・チームは、1970年11月、遠征先の帰途、飛行機事故に見舞われ、選手やコーチら75名の尊い命を失海

町中が悲しみに暮れる中、新コーチのもとでチームを再建する奇跡の実話

こんな悲劇と奇跡を知って感動した

　それが、町のシンボルでもある花形スポーツチームの関係者たち、家族や仲間たち、であるなら、なおさらのこと。だが、悲しみに打ちひしがれていても、それを乗り越えない限り、未来はやって来ない。

　スポーツにおいて「勝利がすべて」は、真実なのかもしれない。けれど、負けても負けても、やり続けない限り、勝利の日は訪れないだろう。

　その長く、辛く、苦しい日々に耐えて、しっかり前を向いて、進み続ける勇気を持ちたい。途方に暮れた時には、難しく考えないで、むしろシンプルにやってみよう。きっといつか道が開け、光が見えてくるはずだから。

　あえて火中の栗を拾うような、いい意味で大雑把な、大らかで、ポジティブでへこたれない、新任のレンゲルコーチだからこそ、この苦難をやり遂げられたのだろう。

　白熱したフットボールの試合が、サイドラインを含め、臨場感たっぷりにリアルに再現されていて、スポーツを描いた映画としても秀逸。皆が去ったロッカールームで、最後ドーソンコーチの流す万感の涙が、チームに遺された者の重圧の過酷さを物語っている。

　続けなければ何も始まらない。乗り越える勇気を持たねばと教えてくれる映画。

ぐちゃぐちゃ考えずに色眼鏡なしにみて下さい、実際にあった話なので、素直に見たら素直に感動します、マシューフォックスと、マシューマコノヒーの演技も本当によい味出してます。
見て損は無いなと思います。

感想･総評：奇跡かどうかは別にして、心あたたまる話ではある。アメフトはわからなくても感動できる

対象年齢：子供〜大人（残酷場面なし。Ｈ場面なし）

食事中に見られるか：大丈夫

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丁寧な造りでして、出だしから観ていると「そら、感動話にしかならんわな」というような展開でした。ケチのつけようがない話です。でもまぁ、それだけ・・・

日本人だと、「たかが大学のチームで？」とか思ってしまうけど、アメリカにとっての大学のフットボールって、その地域の人にとって「おらがチーム」っていう感じなんですよね。ここらへんの地の繋がりっていうやつが分からんと、この映画で描かれている細かいところは分からんだろうな、と思います。「辛いことは思いだしたくない。」っていう地域の人たちの気持ちって重要ですよ。

マシュー・マコノヒーはええ役やっとるなぁ、と感心しつつ。地元のねぇちゃんとおっちゃんに焦点をあてるよりも、コーチや選手たちをもっと深く掘り下げて（地元の話とからめて）やった方がより感動できたのでは、とも思います。いや、最後、ねえちゃんが事件を吹っ切る、というところも良かったんだけどね。でも、ちょっとインパクトとしては弱いかな。やっぱりね、っていう感じだし・・・