ギャング・オブ・ホラー

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本作品のレビューは、とうの昔にＵＰしたものと思っていた。ところが、見当たらない。(笑) 最近、こんなことが、よくある。老いを実感するのは、こんな時である。

正直、どんな感想を持ったのか覚えていない。ストーリーも覚えていない。まぁ、そんなことだから、作品の評価は推して知るべしである。(笑)

ただ、本作品がカルト的な人気を博したことは確かなようだ。グロテスクな暴力描写や日本製アニメの挿入など、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル』２作品以前には通らない企画だっただろう。二番煎じと言うよりも、当事者たちは機が熟したと受け止めたに違いない。そういう狭い世界での妙な熱気を帯びていたことは、なんとなく覚えている。

ケーブルテレビのボックスオフィスの新作映画の紹介で取り上げられたのを、たまたま見て、以来ずっと気になっていた。――ま、得てして、そういう作品ほど、観てガッカリということが多い。ロブ・ゾンビ監督の『マーダー・ライド・ショー』なんかも、そのクチだ。おそらく、本作品もその程度だろう。

もう一回、観れば良いのだが、そういう気にもなれない。だから、敢えてオススメすることは致しません、はい。(笑)

冒頭のアニメーションは良く出来ている。

ただそのアニメーションの魅力をもってしても、この作品のダメっぷりを隠しきれなかったと思う。


私はホラー映画が大好きでＢ級のホラー映画をたくさん観てきた。
その中には下品でバカみたいな作品がいくらでもあったが、この映画は、そんな数々のバカホラーにも遠く及んでいない。

オムニバスのホラー映画といえば「トワイライトゾーン」やら「クリープショー」といった傑作があるが、ギャング・オブ・ホラーには前述した作品のようなシニカルなジョークや、ハッとするような目新しい技術など皆無。

ひたすら単細胞な物語と、ジョークなのか本気なのか、まったく狙いのはっきりしない演出が最後まで続く。

例えば、餌をねだって寄ってきた子犬をスヌープドッグ拳銃で撃ち殺すシーンなど、いったい何がしたかったのか困惑するばかりである。

ただ単にホラーっぽい映画を作ってみたかっただけなのだろうが、たいして面白くも無いものを、さも自慢げに見せられたコチラの気持ちにもなって欲しい。腹立たしいばかりである。


「１３日の金曜日」はワンパターンのバカホラーと化しているが、それでも避暑地でオッパイ丸だしになって騒ぎまくる「無礼な若者」が犠牲者になるなど、きちんと見どころを用意している。

バカなホラー映画ではあるが、あれだけシリーズになっているということは、それなりに客を呼んで利益を出しているという証なのだ。

このギャング・オブ・ホラーという映画には魅力的なネェちゃんがたくさん登場するが、誰一人としてオッパイを出さない。絡みのシーンなどブラジャーを付けたまま。

おまけに下半身をシーツで隠しているという、ホラーとしては気合いのキの字も感じないお粗末ぶりだ。

つまり、単細胞なホラー映画のうえ、最低限の見どころさえ無いのである。この映画を観て「良い」なんていう人は、よほど心が広いか、スヌープドッグに金でも貰っているのだろう。


昔、「大草原の小さな家」というＴＶドラマがあったが、そのドラマにローラという女の子が出てくる。ローラは真中で分けた長い髪を三つ編みにしていた。


スヌープドッグはローラと同じような髪形をしてる。
笑えるのはそこだけだろうか。かろうじて。

タランティーノやロブ・ゾンビの影響をギンギンに受けて
あのスヌープが立ち上がった！

「俺だってグラインドハウス映画は大好きだぜ！」

DDP(!)やダニー・トレホといった濃厚で胡散臭い面々が
強烈なフレイヴァーを醸し出します。

「俺もすっげーアニメ大好きだぜ！」

ガンガンアニメも使ってストーリーを進めます。

今時誰も言わないけど、MTV世代とかジェネレーションXと言われる
世代の方々（俺も）には絶対楽しめると思います。
トラックも良いしね。

　どうしようもない。
　もうこれはどうしようも無いよ。
　どうしようも無さ過ぎて自分が「この映画が好き」だと言える理由が分からないよ。だけど好きになってしまった。そんな映画。

　基本的には短編集といった感じの作品です。
　ワルイ人達がワルイ人達によって、およそ考えうる限りで最悪な死に様を見せてくれます。
　最悪ってーのは「グロテスク」な意味合いよりも「悪趣味」な意味です。最悪です。
　ええと、見ての通りなので説明不要ですが、はなからBムービーです。それをわきまえてるならば、存分に楽しめるでしょう。久しぶりに素敵なものを見ましたって感じです。
　スヌープドッグは私は今まで全然知らなかったのですが、全編汚いラップが流れて、私は非常にノリノリで楽しめました。
　かなり最高だとも言えます。
　ヒップホップと悪趣味がこれほど相性いいとは思わなかったです。目から鱗です。

　説明不要、Bムービー好きならきっと楽しめる……！！　と、そっち系好き皆様方に差し出せます。
　ただし、「悪趣味」が「コメディ」的になりすぎたあげく、ジャンル的に「ホラー」ではありえないものだとは、始めに申し上げておきます。

　途中挟まれる、マッドハウス製アメコミ調のアニメも個人的にツボでした。これはこれで素敵っす。

面白かったですね。
短編集をまとめてつなげた映画。

でもスッキリするようなコメディー要素や悪い事などの判断や認識など考えながら楽しめる映画。

人に対してどう接するか。
グロイケド面白かった。