よろこびは腕の中の作品詳細
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よろこびは腕の中
詳細情報
ジャンル
- ボーイズラブコミック
作家
- 加東セツコ
出版社
- 芳文社
ユーザーレビュー
全1件
掲載日
投稿日:2013/02/16
レビュアー
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41歳実業家×29歳無職。
「よろこびは膝の上」スピンオフ。
葵は、高校時代から13年間、相良宅に居候。母親に金をせびりに行っては、最愛の弟・康毅に疎まれる。自己嫌悪で荒れる葵を相良が甘やかして、また、弟会いたさに金をせびりに…の悪循環。
「膝の上」では粗暴なだけの印象の葵が、実にナイーブ。
本来は他人に配慮できる心根の持ち主なのに、口も手も不器用で、うまくいかないと自棄になるタイプ。根っこが真面目な完璧主義者。理想と現実のギャップが大きすぎて、身動きがとれなくなるのですね。
白黒をつけたがるのは、幼児性が強いためだとか。大人になると、世界が広がる分、グレイの許容範囲を広くしないと、折り合いがつかなくなるわけです。
葵は、絶対に結ばれない相手といられずに家を出た。言葉のあやをまともにくらって、弟の約束をかたくなに守ろうとしたり、相良との約束も十全でないとおちこむ。極端で、グレイゾーンが狭いのです。このときの相良のフォロウが「大人!」。
それにしても、加東先生の黒髪キャラは色っぽい。葵なんて、毛先まで色気が滴ってます。濡れた子猫です。相良じゃなくても、保護して、閉じ込めたくなります。
ところで、謎がひとつ。初めては葵が相良を誘ったと推測(15Pの回想シーンから)するのですが、実態はいかに?
各回扉絵は、二人の精神的距離を語っていて、じわじわ幸せになれました。そして、各回引きのうまさ! 何度でも読み返したい!
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