元8 1/2〜ハルメンズの上野耕路、イラストレーター/作詞家の太田螢一と結成したレトロ歌謡テクノポップ・ユニット、ゲルニカ衝撃のファースト・アルバム(1982年発表)。細野晴臣プロデュース。今回のリリースはカラオケを含む全てのアルファ発売音源を追加収録した特別拡大版。 (C)RS JAN:4560427431321
記番 : |
レンタル開始日 : |
在庫枚数 : |
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MHCL30425 | 2017年01月07日 | 2枚 |
1位登録者 : |
2位登録者 : |
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曲目 :
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MHCL30425
2017年01月07日
2枚
0人
0人
1.
ブレヘメン
(1分18秒)
2.
カフェ・ド・サヰコ
(2分45秒)
3.
工場見學
(1分31秒)
4.
夢の山嶽地帯
(2分19秒)
5.
動力の姫
(3分4秒)
6.
落日
(3分36秒)
7.
復興の唄
(3分17秒)
8.
潜水艦
(2分51秒)
9.
大油田交響楽
(2分14秒)
10.
スケエテヰング・リンク
(3分15秒)
11.
曙
(5分11秒)
12.
銀輪は唄う
(3分12秒)
13.
マロニエ読本
(3分40秒)
14.
夢の端々
(3分8秒)
15.
マロニエ読本 (Remix Version)
(3分42秒)
16.
工場見學 (オリジナル・カラオケ)
(1分34秒)
17.
銀輪は唄う (オリジナル・カラオケ)
(3分12秒)
18.
マロニエ読本 (オリジナル・カラオケ)
(3分40秒)
19.
夢の端々 (オリジナル・カラオケ)
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電離層からの眼指し/ゲルニカ |
新世紀への運河/ゲルニカ |
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改造への躍動/ゲルニカ |
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う〜む。
好き嫌いや趣味に合う合わないはともかく、
この自己完結的な完成度には凄いものがあります。
発表当時、この辺りの日本のニューウェーブを好む
同級生のスノビッシュな振る舞いが嫌いで、
この人たちについても食わず嫌いしてきましたが、
これだけ強力な磁場を持っていればこそ、
僕を反発させもしたんでしょうね。
とにかく、歌詞、楽曲、編曲、歌唱の全てにわたり徹頭徹尾、
空想的に作り込まれた「欧州〜日本の戦前歌曲世界」が、
時に麗しく、時に意気揚々と繰り広げられます。
機械、労働者、ワンダーフォーゲル、舞踏会……
ビルヂング、潜水艦、異国での恋……
ポスト・モダンに差し掛かった時代に抗うかの如く、
「かつて夢見られた未来」を愛しむように織り上げられた
「近代賛歌」の趣です。
耽美的でありながら、毒々しい人工甘味料のようでもある
戸川純さんのヴィブラート・ヴォイスはもちろん、
上野耕路さんによる
古のロシアや東欧の王宮を思わせるような
シンセのオーケストレーションも素晴らしい。
シンセサイザーという当時の最新鋭機器と、
箱庭的でキッチュなアナクロニズムの出会いが、
この作品の唯一無二な魅力でしょうね。
作為的な贋作美の世界だけでなく、
普通に心揺さぶられる美しい曲もあったりして、
統一された中での微妙な色合いの変化も楽しめます。
作詞とアートワークを担当した太田蛍一さんの力量も大きいです。
女性ボーカルと男性鍵盤奏者のユニットというスタイルは、
ニューウェーブ期には世界中で数多く見受けられましたが
この人たちほど確固とした美学とコンセプトを持ったグループは
ちょっと他に思い当たりません。
孤絶した作品世界という意味では、強いて挙げるなら
同じく日本のNOISE「天皇」でしょうか。
タイプは全く違うけれど、自己完結的な強度は似ている気がします。
スノビッシュなアナクロニズムというのも
ニューウェーブの看過せざる要素だったこと
(例えば戦前歌謡やロシア・アヴァンギャルド、
社会主義リアリズムに対する疑似懐古的な偏愛)を
思い出させてくれる意味でも、重要な作品です。
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ユーザーレビュー:1件
投稿日
MIGHTY MOE AND JOEう〜む。
好き嫌いや趣味に合う合わないはともかく、
この自己完結的な完成度には凄いものがあります。
発表当時、この辺りの日本のニューウェーブを好む
同級生のスノビッシュな振る舞いが嫌いで、
この人たちについても食わず嫌いしてきましたが、
これだけ強力な磁場を持っていればこそ、
僕を反発させもしたんでしょうね。
とにかく、歌詞、楽曲、編曲、歌唱の全てにわたり徹頭徹尾、
空想的に作り込まれた「欧州〜日本の戦前歌曲世界」が、
時に麗しく、時に意気揚々と繰り広げられます。
機械、労働者、ワンダーフォーゲル、舞踏会……
ビルヂング、潜水艦、異国での恋……
ポスト・モダンに差し掛かった時代に抗うかの如く、
「かつて夢見られた未来」を愛しむように織り上げられた
「近代賛歌」の趣です。
耽美的でありながら、毒々しい人工甘味料のようでもある
戸川純さんのヴィブラート・ヴォイスはもちろん、
上野耕路さんによる
古のロシアや東欧の王宮を思わせるような
シンセのオーケストレーションも素晴らしい。
シンセサイザーという当時の最新鋭機器と、
箱庭的でキッチュなアナクロニズムの出会いが、
この作品の唯一無二な魅力でしょうね。
作為的な贋作美の世界だけでなく、
普通に心揺さぶられる美しい曲もあったりして、
統一された中での微妙な色合いの変化も楽しめます。
作詞とアートワークを担当した太田蛍一さんの力量も大きいです。
女性ボーカルと男性鍵盤奏者のユニットというスタイルは、
ニューウェーブ期には世界中で数多く見受けられましたが
この人たちほど確固とした美学とコンセプトを持ったグループは
ちょっと他に思い当たりません。
孤絶した作品世界という意味では、強いて挙げるなら
同じく日本のNOISE「天皇」でしょうか。
タイプは全く違うけれど、自己完結的な強度は似ている気がします。
スノビッシュなアナクロニズムというのも
ニューウェーブの看過せざる要素だったこと
(例えば戦前歌謡やロシア・アヴァンギャルド、
社会主義リアリズムに対する疑似懐古的な偏愛)を
思い出させてくれる意味でも、重要な作品です。
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改造への躍動〜特別拡大版〜