小学校が夏休みになると、首から出席カードをぶら下げてラジオ体操に行ったものです。
ラジオ体操のために　いつもより早く起きるなんて長続きする筈もなく、雨が降った朝は嬉しかったな！
今,私の町では、それぞれの町内会の公園で夏休みの一定期間（１週間ほど）しかラジオ体操をやっていません。
生活形態の変化なのか、人々の心の変化なのか、公園近くに住む人から「朝早くから迷惑だ。うるさい。」と苦情が出るそうです。

ラジオ体操第1は、自分で伴奏を口ずさみながらできるほど、ちゃんと覚えていたのに、この間やってみたら順番が分からなくなっていて自信は消え失せました。
さて、現在のラジオ体操第１は３代目だそうで、その伴奏曲を作曲したのは服部正さんだそうです。
そのピアノの伴奏曲に合わせて掛け声をかける歴代の指導者がいました。

以下、お国言葉を担当した人やそれぞれの特徴など紹介したいと思います。

１．オリジナル・・・青山敏彦（日本体育大学体育学部卒。1971年6月〜1999年3月まで指導員としてラジオ体操の号令をかけていました。青山さんの号令で自然に身体が動きます。）
2.関西弁・・・浜村淳（映画の評論でお馴染みですね。「おきばりやっしゃー」の掛け声もいつもの浜村流。）
3.津軽弁・・・麻生しおり（青森県出身の歌手。津軽弁は難解な方言で有名です。津軽三味線の伴奏がユニーク）
4.山形弁・・・佐藤唯（山形弁で話す女性タレント。関西テレビの『にじいろジーン』のレギュラーとして“じいちゃん！ばあちゃん！唯が行ぐがらな〜”を担当。いつ、に、さん、す！の掛け声もかわいい。）
5.名古屋弁・・・多田木亮佑（俳優。父は元中日ドラゴンズ外野手但木健一郎。「腕を回してちょ〜」などの掛け声と「１，２，３，４，５，６、マル、８」という号令のかけ方をします。）
6.博多弁・・・中島浩二（福岡中心に活動のローカルタレント。通称なかじー。「大きく回しんしゃーい。」「よかばーい。よかばーい。」と掛け声をかけてくれます。）
7.鹿児島弁・・・ちゃんサネ（地元芸人。津軽弁と同じくらい難しいと言われる鹿児島弁での掛け声です。伴奏はピアノとトランペット？）
8.新川スマムニ・・・照屋寛文（地元のパーソナリティ。新川スマムニとは「新川地区の島言葉」の意味だそうです。八重山方言？意味がわからなくても耳に心地好いです。伴奏はピアノと三線。）
9.英語編・・・パトリック・ハーラン（“パックンマックン”のパックンとして有名。英語でラジオ体操第1は"Radio Exercise No. 1"というんですね。）
10.イタリア語編・・・山村尚正（ホノルル妙法寺住職でテノール歌手。イタリア語の掛け声って何だか情熱的！笑）
11.ギニア編・・・オスマン・サンコン（元ギニア外交官。「１コン、2コン、サンコン」で有名。ギニア語の掛け声は、全然分からないけど新鮮でした。）

話のタネにいかがですか？