↓ここに全曲の原詩と対訳がのってます（レビュー投稿時現在）。
http://www.ne.jp/asahi/sken/chris/PF/PF8701.htm

原題の意味は理性の一時的喪失。
漢字一文字タイトルの第一弾。
これに続く【対】の原題はＴｈｅ　Ｄｉｖｉｓｉｏｎ　Ｂｅｌｌ（英国議会で採決にはいる時に鳴らす鐘）。
先に【対】を聴いてしまったので、こっちがフロイドらしさバリバリに思える。
フロイドはフロイドにしか似てない、と言われるものであって欲しい。
凡百のグループが登れない高みを目指してもらいたい。

このアルバムではロジャー・ウォーターズが抜けた割に「らしさ」を保っている。
しかし【対】では脱ロジャーを目指した為か、全然違うサウンドになってしまった。

「時のない世界」がこのアルバムでは一番好きかな。
「ニュー・マシーン」がPART１と２に分けて、「末梢神経の凍結」のそれぞれプロローグとエピローグを受け持つという、凝った構成になってる。

私的評価　（★ｏ★）　キラ〜ン　⇒　【対】よりこっちのが、「らしさ」が出てる。
参考：私的評価の目安　[５段階]
（★ｏ★）　キラ〜ン　⇒　何を置いても見るべき、見なきゃ損。
ｖ（＾ｏ＾）ｖ　イェィ　⇒　面白い、楽しめる。
（・ω・）　シ〜ン　　⇒　良くも悪くもない、普通。
（ ●｀ε´●）　ブ〜　⇒　ツマラン、金と時間の無駄、止めた方がいい。
（ｘ⊥ｘ）＼（∂⊥∂）　バシッ　⇒　ぬゎんなんだ、こりぃは

これにその他のマークが付加される事も有る。
注）評価欄以外の顔文字は気分で使ってるので、私的評価とは無関係です。

プログレッシヴ・ロックの重鎮ピンクフロイドのロジャーからギルモアに移行した最初のアルバムです。ＥＬＰやＹＥＳ、たまにピーターガブリエルを聴きますがロジャーのフロイドはあまり好きになれませんでした。（狂気は別格です。）ギルモアのフロイドは９０年代と７０年代を融合した新しいフロイドの音楽性があり、このアルバムは新しいフロイドの幕開けを感じました。
※しかし対はやりすぎかな…Ｕ2を聴いてる錯覚をおこしました。