イン・ヨーロッパ VOL.2 +1 / エリック・ドルフィー

イン・ヨーロッパ VOL.2 +1 / エリック・ドルフィー

全体の平均評価点(5点満点)

  • 1
  • CD
ジャンル : 
アーティスト : 
エリック・ドルフィー

単身渡欧した先のデンマークでのライヴ盤第2弾。現地のトリオを従えての演奏で、甘美なフルートもアルトも絶好調。ブッカー・リトルとの名盤『ファイブ・スポット』に勝るとも劣らない充実のライヴ演奏が味わえる。 JAN:4988005747891

イン・ヨーロッパ VOL.2 +1 / エリック・ドルフィー

  • 旧作
記番 : レンタル開始日 : 在庫枚数 :
UCCO90158 2013年02月16日 4枚
1位登録者 : 2位登録者 :
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曲目 :
  • 1. ドント・ブレイム・ミー (11分12秒)
  • 2. 今宵の君は (9分28秒)
  • 3. ミス・アン (5分44秒)
  • 4. ローラ (13分46秒)
  • 5. ドント・ブレイム・ミー (テイク2) (ボーナス・トラック) (13分11秒)

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阿部薫の愛聴盤。

投稿日:2015/10/18 レビュアー:MIGHTY MOE AND JOE

時代が昭和から平成に移り変わって間もない頃、
ひっそりと出版された「阿部薫覚書」に
このアルバムにまつわる印象深いエピソードが記載されていました。

阿部さんが地方ツアーか何かの折に、とあるジャズ・バーに立ち寄った時のこと。
「伝説のインプロヴァイザー」が来店したというので、マスターは喜ばそうと思い
「きっと好きだろう」と踏んでブラクストンやブロッツマンをかけるけど、
阿部さんは全く興味を示さない。
で、阿部さんがいつもそういう場所でリクエストしたのが
このドルフィーの「イン・ヨーロッパ」だったというのです。
なんでも「バックの下手なドラマーをドルフィーがフォローするところがいい」という理由から
お気に入りだったそうです。

本はとっくに押入の奥で、うろ覚えのため正確じゃないかもしれませんが、
表面的には自分と似たような演奏スタイルの同時代人より、
とにかくドルフィーにこだわった阿部さんらしい逸話だと思いました。

ドルフィーの演奏云々より、バックのメンツの技術的な拙さで有名なこの連作ライブ。
巡業先のデンマークで現地調達したようなドサ回り感がありありですが、
そんな状況の中でも変わらず閃光のようなプレイを聴かせる
ドルフィーの孤高ぶりが、かえって際立ちます。
フレーズの飛躍、パッセージの粒立ちとスピード感、全く申し分ありません。

ピアノ、ベースはそうでもありませんが、確かにドラマーは下手、と言うか
カウントやタイミングのミスがあるなど若く経験不足だったのかもしれません。
でも、やたら力の入った前のめりな感じが、逆に面白くもある。
ドルフィーとの掛け合いや、決め事なのか即興なのか判然としない
変わったエンディングの曲があったりして、
そういうところに阿部さんはドルフィーの配慮を聴き取ったのかもしれません。

エド・ブラックウェルを配した「ファイブ・スポット」、ハン・ベニンクを従えた「ラスト・デイト」という
強者ドラマーに支えられた名作とは、また違った味わい。
個人的には、ジャズの世界ではジョニー・グリフィン「コングリゲーション」と並ぶ
「ドラム下手名盤」だと思います。




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