ブラームス/sym.No. 4 / クライバー(カルロス)

ブラームス/sym.No. 4 / クライバー(カルロス)

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  • CD
  • 製作年 : 0年
ジャンル : 
アーティスト : 
クライバー(カルロス)

ブラームス/sym.No. 4 / クライバー(カルロス)

  • 旧作
記番 : レンタル開始日 : 在庫枚数 :
UCCG7011 2010年02月28日 10枚
1位登録者 : 2位登録者 :
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曲目 :
  • 1. 交響曲 第4番 ホ短調 作品98 第1楽章: Allegro non troppo (12分56秒)
  • 2. 交響曲 第4番 ホ短調 作品98 第2楽章: Andante moderato (11分24秒)
  • 3. 交響曲 第4番 ホ短調 作品98 第3楽章: Allegro giocoso - Poco meno presto - Tempo I (6分9秒)
  • 4. 交響曲 第4番 ホ短調 作品98 第4楽章: Allegro energico e passionato - Piu allegro (9分16秒)
  • 5. (エンハンスド)CD-EXTRA仕様 (0分57秒)

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深く縦に入り込む時間 名曲と名演の奇跡的な遭遇

投稿日:2016/11/18 レビュアー:ちゅく

記番(品番)「UCCG7011」によると、オーケストラはウィーンフィル、録音時・場所は、1980年3月・ウィーン。
カルロス・クライバー(1930年7月3日〜2004年7月13日)の満49歳のときの録音です。

この指揮者は、天才と言われていましたが、生涯、一度も、特定のオーケストラや劇場に、音楽監督として就かなかった。

それは、彼の父エーリッヒ・クライバーのことを考えなければなりません。
エーリィヒ(1890〜1956)は、オーストリアのウィーンに生まれ、戦前を代表する名指揮者です。

彼がウィーンいたころ、マーラー(1860〜1911)がウィーンフィルの首席指揮者であった時代(1898〜1901)がありました。
エーリッヒはその演奏を聴き、指揮者への道を志すようになったということです。(マーラーは、1902年に交響曲5番を完成)

エーリッヒ・クライバーは、1923年にベルリン国立歌劇場の音楽監督になり、モーツァルトの交響曲や歌劇「フィガロに結婚」、ベートーヴェンの交響曲や歌劇「フィデリオ」、
現代作家であり、マーラーの系統になるアルバン・ベルク(1885〜1935)の新作歌劇「ヴォツェック」を指揮して、名声を築きます。

彼の妻はユダヤ系であった。ナチスが台頭すると、1934年にベルリンフィル・歌劇場の指揮者・監督職を辞任し、翌年、妻と5歳の息子のカールを伴って、アルゼンチンに移住した。

カールは、南米風にカルロスと改名したようです。
カルロスは、ブエノスアイレスで音楽を学び始めていましたが、父の援助で1952年、スイスに渡り、翌年、ミュンヘンの歌劇場に就職します。

しかし、カルロスが、世界的に認められるには、まだ時間がかかったようです。

彼カルロスは、父譲りで、やはり、オペラ指揮者として残るでしょう。
皮肉なことに、ナチス協力者として戦後断罪されたリィヒァルト・シュトラウスの歌劇「ばらの騎士」が、名演である。
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」とともに。

父母の運命に左右されることがあったので、カルロス(カール)は、居場所を固定しなかったのかもしれない。
それだけでは、ないのでしょう。神出鬼没でありたかったのでしょう。長期間、縛られたくはなかった……。

さて、ブラームスの交響曲4番です。

ディスカスのこのCD情報を引用します。

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第1楽章: Allegro non troppo (12分56秒)
第2楽章: Andante moderato (11分24秒)
第3楽章: Allegro giocoso - Poco meno presto - Tempo I (6分9秒)
第4楽章: Allegro energico e passionato - Piu allegro (9分16秒)

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ブラームス(1833〜1897)は4曲、交響曲を書いていますが、これは、最後の曲。

第1番(1876)は、演奏機会の多い曲ですが、ちょっと聴いててつらい苦吟作で、疲れるので、もっとも避けたい曲。

第2番(1877)は、肩の力が抜け、彼のメロディが出てきていている。ブラームスの「田園」と言われるのが分かる。好きです。

第3番(1883)。2番のあと、中間で室内楽と協奏曲を書いて、煮詰まってきた。予感はあった。

第4番(1885)。この曲だけが、突出していると思います。

なぜか? ブラームスの音楽が、ここで集約されているからです。しかも、簡潔だからです。まったく無駄がない。

作曲家にとって、運命的な短調・長調の組み合わせがあると思います。このときは名曲が生まれる。
モーツァルトはト短調・ハ長調、ブラームスはホ短調・ハ長調、マーラーは 嬰ハ短調と二長調。

カルロス・クライバーとウィーンフィルの演奏は、まったく無駄がありません。
たった40分で終わってしまうのです。これは他の演奏陣にくらべて極端に短いが、縦の時間(深さ)は濃密です。

このような、「躊躇・迷いのない演奏」は、なかなかありません。

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ブラームス/sym.No. 4