罪の声 / 小栗旬
全体の平均評価点: (5点満点)
(35)
解説・ストーリー
塩田武士の同名ベストセラーを小栗旬と星野源の主演で映画化したヒューマン・ミステリー。すでに時効となった昭和の大事件を改めて取材する新聞記者の男と事件で使われた脅迫テープの声が幼少期の自分の声だと気づいた男を主人公に、事件の真相と驚愕の犯人像をスリリングに描き出す。共演は松重豊、古舘寛治。監督は「涙そうそう」の土井裕泰。35年前に日本中を震撼させ、未解決のまま時効を迎えた劇場型事件“ギンガ・萬堂事件”。大日新聞記者の阿久津英士は文化部記者ながら昭和の未解決事件を特集する特別企画班に入れられ、戸惑いつつもこの“ギン萬事件”の取材を重ねていく。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也は、父の遺品の中に古いカセットテープを発見し、自分の声が“ギン萬事件”で使われた脅迫テープの声と同じことに気づいて動揺するのだったが…。 JAN:4562474225076
塩田武士の同名ベストセラーを小栗旬と星野源の主演で映画化したヒューマン・ミステリー。すでに時効となった昭和の大事件を改めて取材する新聞記者の男と事件で使われた脅迫テープの声が幼少期の自分の声だと気づいた男を主人公に、事件の真相と驚愕の犯人像をスリリングに描き出す。共演は松重豊、古舘寛治。監督は「涙そうそう」の土井裕泰。35年前に日本中を震撼させ、未解決のまま時効を迎えた劇場型事件“ギンガ・萬堂事件”。大日新聞記者の阿久津英士は文化部記者ながら昭和の未解決事件を特集する特別企画班に入れられ、戸惑いつつもこの“ギン萬事件”の取材を重ねていく。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也は、父の遺品の中に古いカセットテープを発見し、自分の声が“ギン萬事件”で使われた脅迫テープの声と同じことに気づいて動揺するのだったが…。 JAN:4562474225076
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「罪の声」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
塩田武士の同名ベストセラーを小栗旬と星野源の主演で映画化したヒューマン・ミステリー。すでに時効となった昭和の大事件を改めて取材する新聞記者の男と事件で使われた脅迫テープの声が幼少期の自分の声だと気づいた男を主人公に、事件の真相と驚愕の犯人像をスリリングに描き出す。共演は松重豊、古舘寛治。監督は「涙そうそう」の土井裕泰。35年前に日本中を震撼させ、未解決のまま時効を迎えた劇場型事件“ギンガ・萬堂事件”。大日新聞記者の阿久津英士は文化部記者ながら昭和の未解決事件を特集する特別企画班に入れられ、戸惑いつつもこの“ギン萬事件”の取材を重ねていく。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也は、父の遺品の中に古いカセットテープを発見し、自分の声が“ギン萬事件”で使われた脅迫テープの声と同じことに気づいて動揺するのだったが…。 JAN:4562474225076
「罪の声」 の作品情報
「罪の声」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
罪の声の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
142分 |
日(バリアフリー) |
日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TCED5572 |
2021年04月23日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
19枚
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3人
|
2人
|
日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ
【Blu-ray】罪の声(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
142分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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TCBD1050 |
2021年04月23日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
8枚
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0人
|
1人
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罪の声の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
142分 |
日(バリアフリー) |
日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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TCED5572 |
2021年04月23日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ
【Blu-ray】罪の声(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
142分 |
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レンタル開始日: |
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TCBD1050 |
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ユーザーレビュー:35件
時効を迎えた未解決事件をなぜ「今」、追わなければならないのか、
昭和史に残る未解決事件の中でも、三億円事件と並んで興味が尽きない『グリコ森永事件』をモデルに、塩田武士が上梓した『罪の声』を原作に、土井裕泰監督、野木亜紀子脚本で映画化した。
すでに時効となっており、今更犯人を挙げても刑に処せるわけでもないが、塩田は、
「子供を巻き込んだ事件であり、本当にこのような人生があったかもしれない」と発言している。
(資料のない部分は塩田のフィクションである。ゆえに、現在存命している関係者の方々に配慮した発言をしたい。)スペースがないので「あらすじ」は省きます。
テーラー曽根の俊也(星野源)は、6歳時、被害者企業との接触に自分の声を録音して利用された。記憶はまったくなかったが、家の押入れにテープがあったのを30年後に発見したのだ。、
《親族に犯人がいたら、この家族の幸せを守れなくなるのではと動揺し、何も知らない妻と娘までも苦しむのではないか》と彼は苦しみ、一人で探ってゆく。
そして、まちがいなく自分自身の声であること、
自分の叔父(宇崎竜童)が何らかの形で事件に関わっているであろうことを悟ります。
一方、新聞社の文化部記者・阿久津(小栗旬)は上司から『ギン萬事件』の取材を指示され、時効も成立してるし今さらギン萬っすか〜?と冷めた反応。しかし、意外な新事実に出くわし、興味が湧いてくる。
交わることのなかったはずの星野と小栗が別々に事件を探っていくうちに近づいていく過程は面白い。
塩田説では、(身代金を上手く受け取れないと考えた達雄(宇崎)は、企業を脅迫して報道されれば企業の株価が下がる、高い時に株を売り、安い時に株を買いまくる、いわゆる空売りをすることで、金を得ようと計画を立てる。)元警察の生島秀樹も参加。彼の13歳と8歳の子供の声も録音に使われた。生島がグループから殺された事で、彼の妻と子供は世間から隠れた生活を余儀なくされる。一人っ子で何も知らず育った星野と違って、生島の子供達は罪の自覚もあり、追われ、凄惨な人生を過ごした。(特に望み(原菜乃華)の場面は号泣だった)
(子供の声は後に変化し、アシが付きにくい)というだけの理由で、録音に利用され、
思いがけない恐怖の人生をおくるハメになった。夢も将来も奪われた。
システムに過ぎない法の「時効」という区切りで、大人たちの罪が許されて良いはずがない、という訴えがひとつあります。
ひとつには、何も出来なかった警察(金銭受け渡しの重要なポイントで連絡ミス)や、
「株価操作によるお金の動き」に思い至らなかった新聞社の無能、新聞報道の功罪。
梶芽衣子の父への警察不祥事という腐敗、(警官のネコババを父になすりつけられ父は自殺した)
それらマスコミも社会全体の、すべての鈍感な対応や調査の不備が、事件につながったという事で、あらためて自覚ないし、おのれの心に問いかけよ、本当に「罪」はないのか・・
という事なのだと思う。あくまでも事実を元にした昭和の香り高いフィクションであるが、
学園紛争での夢やぶれた世代が、子供達の夢も将来も奪った、実に大きい罪だと思った。
このレビューは気に入りましたか?
20人の会員が気に入ったと投稿しています
真面目な社会派ドラマ
140分という長丁場ですが、長さはさほど感じませんでした。
1984年に実際におきた『森永・グリコ事件』がモチーフになっています。
犯には怪人21面相と名乗り、警察・マスコミを巻き込んで
御菓子に青酸を混入させ、企業を脅迫し、日本中を震撼させた未解決事件です。
原作・脚本がしっかりしているのか、すごく判りやすい展開でした。
何故今更30年以上前の事件を掘り起こすのか?と疑問に思いながらも
奔走する記者・阿久津役に小栗旬。
妻と娘と平穏に暮らしていたテイラー・曽根に星野源。
ある日押し入れから古いテープを見つけた曽根はそれが自分が5歳のときの声、
それもあの日本中を震撼させた未解決事件の脅迫分と同じ内容であることを知り愕然とします。
自分はあの事件に加担していたのか?
真実はどこになるのか?
声を使われた子供は3人。
あとの2人は今どうしているのか?
自分のやったことの意味を解っているのか?
曽根の思いは自分以外の2人に注がれていくのです。
犯人は誰だったのか?はさほど重要ではなく
あの時声を使われた子供たちは、その後幸せになったのか?
あの事件で人生を変えられてしまったのではないか?
焦点はそこに充てられていきます。
実際にあの時の声の主がこの映画を見たとき
どんな思いを感じるのか?曽根のように自分の罪に押しつぶされそうになるのではないか?と
心配になりました。
子供には何の罪もないはずです。
むしろ被害者でしょう。
原作も読んでみたくなりました。
このレビューは気に入りましたか?
16人の会員が気に入ったと投稿しています
30数年前の事件に翻弄された人々を描く《ヒューマンミステリー》
2020年。監督:土井裕康 原作:塩田武士
映画の姿勢・・・ヒューマンな視点が一度もぶれずに最後まで押し切っている。
その姿勢そしてエネルギーが感動を呼びました。秀作です。
30年以上前の未解決事件「ギンガ萬堂脅迫事件」
その脅迫テープの声・・・それは幼き日の白分の声ではないか?
ある日それに気づいた曽根俊也(星野源)
そこを出発点に物語は動き出します。
原作者(塩田武士)の意図はテープの子供が、
35年後の今、
どこでどうしているか?
無事に生きているのか?
幸せなのか?
この一点に突き動かされて書いたのだと思うのです。
いくら昭和最大の未解決事件。
警察とマスコミの汚点・・・と、言っても、
もう35年経った今、事件を知る人も少ない。
大日新聞記者・阿久津英士(小栗旬)でさえ、なんで今さら、掘り返すの?
と、乗り気でない。
並行して、事件の脅迫テープの声の主・仕立て屋の曽根俊也(星野源)は、
自力で未解決事件の真相に近づこうとする。
子供のおやつの菓子。
事件のモデルは「グリコ森永脅迫事件」
グリコのキャラメルのいえばオマケのオモチャ欲しさに子供たちはお小遣いで買いに行ったものだ。
その菓子に青酸カリを混入する・・・なんという卑劣な!!
グリコだけでは済まずに「森永製菓」も狙われる。
実際に毒入り菓子は、広域(名古屋、大阪、神戸)の店舗に同じ日に置かれてあったのだ。
メーカーは菓子を回収して、店の棚から「グリコと森永」の菓子が消える。
脅迫状900通。
実際の身代金の受け渡し(・・・非常に組織的な犯行が、うかがわれる)
警察の失態。
しかし事件はある日を境にパタリと終わった。
映画はこの未解決事件の真相に迫って行きます。
まるで真実のように説得力がある。
事件に翻弄された脅迫テープの子供3人。
16歳の少女・望(のぞみ)
そして望の弟の8歳の少年・総一郎。
そして曽根俊也・6歳。
総一郎の現在を宇野祥平が演じています。
苦労が滲み出て圧巻の演技でした。
この人を描いただけでもこの映画の価値はある。
事件の背景に株価操作による利益、また学生運動家の行き場のない怒り、そして警察への不審感・・・など織り込んで実にリアリティがあります。
小栗旬、星野源、好演です。
じっくりとご覧ください。
このレビューは気に入りましたか?
13人の会員が気に入ったと投稿しています
脅迫電話に使われた子供の声 今、彼らは?
監督:土井裕泰-どいのぶひろ-(2020年・日本・142分)
原作:塩田武士-しおたたけし-『罪の声』
昭和の未解決事件『グリコ・森永事件』をモチーフとしたフィクションの映画化。
原作者の塩田氏は、フィクションではあるが、事件の発生日時、場所、犯人グループの脅迫・挑戦状の内容、その後の事件報道について、極力史実通りに再現したと言っている。
この未解決事件は「子どもを巻き込んだ事件なんだ」という強い想いから、本当にこのような事件があったかもしれない、と思える物語を書きたかったとも言っている。
ウィキペディアで調べてみると、事件の概要は勿論、株価操作を狙った仕出グループ説、元あるいは現職警察官説、元暴力団組長を中心とするグループ説など、実際にあったことだと分かる。
私も「キツネ目の男」の似顔絵や、後に防犯カメラに映っていた犯人の顔は覚えている。
「くら魔天狗」(実際は「かい人21面相」)が送り付けてきた、ひとをおちょくるようなフザケタ文面の挑戦状も記憶にある。
しかし、場所の指示に子どもの声が使われていた事は、全く記憶にない。
この物語は、声を使われた(意味も分からず文章を読まされた)3人の子どものうちの一人、曽根俊也(星野源)と、大日新聞の年末企画として昭和・平成の未解決事件を追うことになった記者・阿久津英士(小栗旬)を中心に描かれて行く。
長編で複雑な原作を映画は上手くまとめており、かなり分かり易くなっていたと思う。
「ギン萬事件」を担当させられた阿久津の取材の姿。
偶然見つけてしまった手帳とカセットテープに衝撃を受け、家族には内緒で独自に調べ始めた曽根俊也。
それぞれに違った流れが、ある時合流して同じ一つの流れとなり、一気に真実に向かっていく過程が自然だった。
辿り着いた事件の首謀者の一人に直接取材する阿久津と、声を使われた3人のうちの一人と会う俊也。
事件の真相など、決して理解も納得も出来るものではなく、犯行時の心境を「奮い立った」と表現する男は、まさに化石のようだった。
俊也と同じように声を使われた生島聡一郎(宇野祥平)が語る事件のその後は、幸せに育った自分とは正反対の暗く辛い人生だったと知り、俊也はいたたまれない気持ちになる。
実際の事件は「迷宮」の中だし、小説を読み終わった後も映画を観終わった後も、所詮「こういうことがあったかも」というフィクションの中での出来事。
事件に無関係な人間にとっては、声を使われた子供のその後など考えたこともなければ、昭和の終わりに起きた未解決事件という認識しかないだろう。
ただ思ったことは、「正義」と信じた行動も「自己満足」に過ぎないのではないか?という事と、誰かを巻き込むなら、一生面倒を見る覚悟を持てという事。子ども(他人)の人生を理不尽に変えてよいはずがない。
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
A Songs for A Taylor
と言えば ジャックブルースの初ソロアルバム 彼は家族に囲まれて
天国へ行ったね 映画はそんな やはり洋服屋さんのファミリー物か
僕の映芸のワースト一位スパイの妻 二位が罪の声 当たり〜w
基本構成は2のシネマ インタヴュ形式だからね 冒頭のラジオ 二人の
主人公 過去と現在 テープと手帳などなど インタビューで話を繋ぐ
ので 相手俳優がポイント 演出の売りとなる その点 最初の株屋の人
が一番良かったな 後は定型の演技でつまらんかったね いかにもね
この映画は宇野祥平がテイラードスーツを着て 記者会見にのぞむ
と言う珍しいシーンとなるのだが その前に小説を読んだ人に聞き
たいが 件のテープは何故わざわざ保管されたのか 真っ先に証拠
隠滅すべきブツではないか?さすれば宇野君が首を吊るだけで
全ては丸く収まったではないかw うでもって宇野祥平は こんな
作品で賞を獲って嬉しいだろうか こちらとしては「恋のけだもの」
の様な作品で獲って欲しいよ ふん
この御涙頂戴映画では これまた色んな定型の極悪人が出てくるの
だが どうゆうわけか薄っぺらなジャーナリストに糾弾されるのは
親玉扱いの フォシル(化石)と揶揄される旧新左翼なのだ つう
あからさまに反動的なのだが 手口はどう見ても右翼暴力団であり
左翼の犯罪にゃあ見えないし だいち今現代でフォシルなのは
四千万人だかの選挙にさえ行かない日本人だろがよ 違うかい
お客さんよう
そして宇崎竜童と梶芽衣子よ 君らは何でこんな映画に出たの?
脚本をしっかり読んだのかよ! 君達は あの叛逆映画の傑作
「曽根崎心中」の主演コンビじゃあないかい 顔に泥を塗られた
増村保造が草葉の陰で泣いてるぞ マジ!!
それなりの商業的配慮がなされた今作なのだが 同じ土井監督なら
「今 会いに行きます」「ビリギャル」そして最新作の花束が
どうのこうの って作品の方が ずうっと良いんだよね ああ 久しぶり
腹が立った映画だわい ブウ〜
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
時効を迎えた未解決事件をなぜ「今」、追わなければならないのか、
投稿日
2021/04/24
レビュアー
くまげらの森
昭和史に残る未解決事件の中でも、三億円事件と並んで興味が尽きない『グリコ森永事件』をモデルに、塩田武士が上梓した『罪の声』を原作に、土井裕泰監督、野木亜紀子脚本で映画化した。
すでに時効となっており、今更犯人を挙げても刑に処せるわけでもないが、塩田は、
「子供を巻き込んだ事件であり、本当にこのような人生があったかもしれない」と発言している。
(資料のない部分は塩田のフィクションである。ゆえに、現在存命している関係者の方々に配慮した発言をしたい。)スペースがないので「あらすじ」は省きます。
テーラー曽根の俊也(星野源)は、6歳時、被害者企業との接触に自分の声を録音して利用された。記憶はまったくなかったが、家の押入れにテープがあったのを30年後に発見したのだ。、
《親族に犯人がいたら、この家族の幸せを守れなくなるのではと動揺し、何も知らない妻と娘までも苦しむのではないか》と彼は苦しみ、一人で探ってゆく。
そして、まちがいなく自分自身の声であること、
自分の叔父(宇崎竜童)が何らかの形で事件に関わっているであろうことを悟ります。
一方、新聞社の文化部記者・阿久津(小栗旬)は上司から『ギン萬事件』の取材を指示され、時効も成立してるし今さらギン萬っすか〜?と冷めた反応。しかし、意外な新事実に出くわし、興味が湧いてくる。
交わることのなかったはずの星野と小栗が別々に事件を探っていくうちに近づいていく過程は面白い。
塩田説では、(身代金を上手く受け取れないと考えた達雄(宇崎)は、企業を脅迫して報道されれば企業の株価が下がる、高い時に株を売り、安い時に株を買いまくる、いわゆる空売りをすることで、金を得ようと計画を立てる。)元警察の生島秀樹も参加。彼の13歳と8歳の子供の声も録音に使われた。生島がグループから殺された事で、彼の妻と子供は世間から隠れた生活を余儀なくされる。一人っ子で何も知らず育った星野と違って、生島の子供達は罪の自覚もあり、追われ、凄惨な人生を過ごした。(特に望み(原菜乃華)の場面は号泣だった)
(子供の声は後に変化し、アシが付きにくい)というだけの理由で、録音に利用され、
思いがけない恐怖の人生をおくるハメになった。夢も将来も奪われた。
システムに過ぎない法の「時効」という区切りで、大人たちの罪が許されて良いはずがない、という訴えがひとつあります。
ひとつには、何も出来なかった警察(金銭受け渡しの重要なポイントで連絡ミス)や、
「株価操作によるお金の動き」に思い至らなかった新聞社の無能、新聞報道の功罪。
梶芽衣子の父への警察不祥事という腐敗、(警官のネコババを父になすりつけられ父は自殺した)
それらマスコミも社会全体の、すべての鈍感な対応や調査の不備が、事件につながったという事で、あらためて自覚ないし、おのれの心に問いかけよ、本当に「罪」はないのか・・
という事なのだと思う。あくまでも事実を元にした昭和の香り高いフィクションであるが、
学園紛争での夢やぶれた世代が、子供達の夢も将来も奪った、実に大きい罪だと思った。
真面目な社会派ドラマ
投稿日
2021/04/01
レビュアー
飛べない魔女
140分という長丁場ですが、長さはさほど感じませんでした。
1984年に実際におきた『森永・グリコ事件』がモチーフになっています。
犯には怪人21面相と名乗り、警察・マスコミを巻き込んで
御菓子に青酸を混入させ、企業を脅迫し、日本中を震撼させた未解決事件です。
原作・脚本がしっかりしているのか、すごく判りやすい展開でした。
何故今更30年以上前の事件を掘り起こすのか?と疑問に思いながらも
奔走する記者・阿久津役に小栗旬。
妻と娘と平穏に暮らしていたテイラー・曽根に星野源。
ある日押し入れから古いテープを見つけた曽根はそれが自分が5歳のときの声、
それもあの日本中を震撼させた未解決事件の脅迫分と同じ内容であることを知り愕然とします。
自分はあの事件に加担していたのか?
真実はどこになるのか?
声を使われた子供は3人。
あとの2人は今どうしているのか?
自分のやったことの意味を解っているのか?
曽根の思いは自分以外の2人に注がれていくのです。
犯人は誰だったのか?はさほど重要ではなく
あの時声を使われた子供たちは、その後幸せになったのか?
あの事件で人生を変えられてしまったのではないか?
焦点はそこに充てられていきます。
実際にあの時の声の主がこの映画を見たとき
どんな思いを感じるのか?曽根のように自分の罪に押しつぶされそうになるのではないか?と
心配になりました。
子供には何の罪もないはずです。
むしろ被害者でしょう。
原作も読んでみたくなりました。
30数年前の事件に翻弄された人々を描く《ヒューマンミステリー》
投稿日
2021/04/26
レビュアー
カマンベール
2020年。監督:土井裕康 原作:塩田武士
映画の姿勢・・・ヒューマンな視点が一度もぶれずに最後まで押し切っている。
その姿勢そしてエネルギーが感動を呼びました。秀作です。
30年以上前の未解決事件「ギンガ萬堂脅迫事件」
その脅迫テープの声・・・それは幼き日の白分の声ではないか?
ある日それに気づいた曽根俊也(星野源)
そこを出発点に物語は動き出します。
原作者(塩田武士)の意図はテープの子供が、
35年後の今、
どこでどうしているか?
無事に生きているのか?
幸せなのか?
この一点に突き動かされて書いたのだと思うのです。
いくら昭和最大の未解決事件。
警察とマスコミの汚点・・・と、言っても、
もう35年経った今、事件を知る人も少ない。
大日新聞記者・阿久津英士(小栗旬)でさえ、なんで今さら、掘り返すの?
と、乗り気でない。
並行して、事件の脅迫テープの声の主・仕立て屋の曽根俊也(星野源)は、
自力で未解決事件の真相に近づこうとする。
子供のおやつの菓子。
事件のモデルは「グリコ森永脅迫事件」
グリコのキャラメルのいえばオマケのオモチャ欲しさに子供たちはお小遣いで買いに行ったものだ。
その菓子に青酸カリを混入する・・・なんという卑劣な!!
グリコだけでは済まずに「森永製菓」も狙われる。
実際に毒入り菓子は、広域(名古屋、大阪、神戸)の店舗に同じ日に置かれてあったのだ。
メーカーは菓子を回収して、店の棚から「グリコと森永」の菓子が消える。
脅迫状900通。
実際の身代金の受け渡し(・・・非常に組織的な犯行が、うかがわれる)
警察の失態。
しかし事件はある日を境にパタリと終わった。
映画はこの未解決事件の真相に迫って行きます。
まるで真実のように説得力がある。
事件に翻弄された脅迫テープの子供3人。
16歳の少女・望(のぞみ)
そして望の弟の8歳の少年・総一郎。
そして曽根俊也・6歳。
総一郎の現在を宇野祥平が演じています。
苦労が滲み出て圧巻の演技でした。
この人を描いただけでもこの映画の価値はある。
事件の背景に株価操作による利益、また学生運動家の行き場のない怒り、そして警察への不審感・・・など織り込んで実にリアリティがあります。
小栗旬、星野源、好演です。
じっくりとご覧ください。
脅迫電話に使われた子供の声 今、彼らは?
投稿日
2021/09/15
レビュアー
kazupon
監督:土井裕泰-どいのぶひろ-(2020年・日本・142分)
原作:塩田武士-しおたたけし-『罪の声』
昭和の未解決事件『グリコ・森永事件』をモチーフとしたフィクションの映画化。
原作者の塩田氏は、フィクションではあるが、事件の発生日時、場所、犯人グループの脅迫・挑戦状の内容、その後の事件報道について、極力史実通りに再現したと言っている。
この未解決事件は「子どもを巻き込んだ事件なんだ」という強い想いから、本当にこのような事件があったかもしれない、と思える物語を書きたかったとも言っている。
ウィキペディアで調べてみると、事件の概要は勿論、株価操作を狙った仕出グループ説、元あるいは現職警察官説、元暴力団組長を中心とするグループ説など、実際にあったことだと分かる。
私も「キツネ目の男」の似顔絵や、後に防犯カメラに映っていた犯人の顔は覚えている。
「くら魔天狗」(実際は「かい人21面相」)が送り付けてきた、ひとをおちょくるようなフザケタ文面の挑戦状も記憶にある。
しかし、場所の指示に子どもの声が使われていた事は、全く記憶にない。
この物語は、声を使われた(意味も分からず文章を読まされた)3人の子どものうちの一人、曽根俊也(星野源)と、大日新聞の年末企画として昭和・平成の未解決事件を追うことになった記者・阿久津英士(小栗旬)を中心に描かれて行く。
長編で複雑な原作を映画は上手くまとめており、かなり分かり易くなっていたと思う。
「ギン萬事件」を担当させられた阿久津の取材の姿。
偶然見つけてしまった手帳とカセットテープに衝撃を受け、家族には内緒で独自に調べ始めた曽根俊也。
それぞれに違った流れが、ある時合流して同じ一つの流れとなり、一気に真実に向かっていく過程が自然だった。
辿り着いた事件の首謀者の一人に直接取材する阿久津と、声を使われた3人のうちの一人と会う俊也。
事件の真相など、決して理解も納得も出来るものではなく、犯行時の心境を「奮い立った」と表現する男は、まさに化石のようだった。
俊也と同じように声を使われた生島聡一郎(宇野祥平)が語る事件のその後は、幸せに育った自分とは正反対の暗く辛い人生だったと知り、俊也はいたたまれない気持ちになる。
実際の事件は「迷宮」の中だし、小説を読み終わった後も映画を観終わった後も、所詮「こういうことがあったかも」というフィクションの中での出来事。
事件に無関係な人間にとっては、声を使われた子供のその後など考えたこともなければ、昭和の終わりに起きた未解決事件という認識しかないだろう。
ただ思ったことは、「正義」と信じた行動も「自己満足」に過ぎないのではないか?という事と、誰かを巻き込むなら、一生面倒を見る覚悟を持てという事。子ども(他人)の人生を理不尽に変えてよいはずがない。
A Songs for A Taylor
投稿日
2021/04/11
レビュアー
裸足のラヴァース 2.0
と言えば ジャックブルースの初ソロアルバム 彼は家族に囲まれて
天国へ行ったね 映画はそんな やはり洋服屋さんのファミリー物か
僕の映芸のワースト一位スパイの妻 二位が罪の声 当たり〜w
基本構成は2のシネマ インタヴュ形式だからね 冒頭のラジオ 二人の
主人公 過去と現在 テープと手帳などなど インタビューで話を繋ぐ
ので 相手俳優がポイント 演出の売りとなる その点 最初の株屋の人
が一番良かったな 後は定型の演技でつまらんかったね いかにもね
この映画は宇野祥平がテイラードスーツを着て 記者会見にのぞむ
と言う珍しいシーンとなるのだが その前に小説を読んだ人に聞き
たいが 件のテープは何故わざわざ保管されたのか 真っ先に証拠
隠滅すべきブツではないか?さすれば宇野君が首を吊るだけで
全ては丸く収まったではないかw うでもって宇野祥平は こんな
作品で賞を獲って嬉しいだろうか こちらとしては「恋のけだもの」
の様な作品で獲って欲しいよ ふん
この御涙頂戴映画では これまた色んな定型の極悪人が出てくるの
だが どうゆうわけか薄っぺらなジャーナリストに糾弾されるのは
親玉扱いの フォシル(化石)と揶揄される旧新左翼なのだ つう
あからさまに反動的なのだが 手口はどう見ても右翼暴力団であり
左翼の犯罪にゃあ見えないし だいち今現代でフォシルなのは
四千万人だかの選挙にさえ行かない日本人だろがよ 違うかい
お客さんよう
そして宇崎竜童と梶芽衣子よ 君らは何でこんな映画に出たの?
脚本をしっかり読んだのかよ! 君達は あの叛逆映画の傑作
「曽根崎心中」の主演コンビじゃあないかい 顔に泥を塗られた
増村保造が草葉の陰で泣いてるぞ マジ!!
それなりの商業的配慮がなされた今作なのだが 同じ土井監督なら
「今 会いに行きます」「ビリギャル」そして最新作の花束が
どうのこうの って作品の方が ずうっと良いんだよね ああ 久しぶり
腹が立った映画だわい ブウ〜
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