コード２１１

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　銀行強盗事件が発生して警官と銃撃戦して、もろもろ巻き込まれていく人たちの話。

　本筋の銀行強盗発生まで、群像劇のスタイルで進んで行って様々な人たちの日常が描かれます。そして一気に銃撃戦が始まって、傷ついていく。

　低予算だとは思いますが、銃撃戦の迫力はなかなかで重武装の犯人と警官たち凄かったです。

　ただ冒頭で犯人たちの残酷性を示すためか、インターポールが追いかけているとかのサスペンス描写はこの映画のバランスの中で果たして必要があったのかわからず。インターポールの女性が犯人たちを追いかけてきますが、それ以上の機能はなく。ハラハラドキドキなども感じられず、むしろわかりにくさ冗長さを感じてしまいました。

　それに銃撃戦もただ撃った撃たれたの繰り返しなので、単調に感じてしだいに飽きていきました。犯人たちがどうやって囲まれたところを突破していくのかと期待してみてたら、普通に強行突破してやられていくだけなのが不完全燃焼でした。それに未成年の子どもが銃を手にしてしまうというのとかも個人的には受け付けにくかったです。

　高校生が警官のパトカーに乗って一日体験するという課題があるアメリカの教育システムというのが面白かった映画でした。

（2018年製作・アメリカ）ヨーク・シャックルトンの初監督作品。
1997年に実際に起こった「ノースハリウッド銀行強盗事件」を映画化。
しかし、かなり脚色を加えたエピソードになっているのかなと、辻褄の点やドラマ性の強すぎる点からそう思えてしまう。

この事件は、44分間に渡って2000発近くの銃弾が乱射されたアメリカ最大規模の銃撃戦銀行強盗で、
警察12名と民間人8名が負傷した。

映画は、事件に関わってゆく人物を丁寧に描写する所から始まる。
アフガニスタンの武器商人の資金を調べるインターポールの女性。
いじめられてやり返した所を先生に見られ、反省処分としてパトカーに同乗することになった黒人高校生ケニー。
引退間近の警官マイク（ニコラス・ケイジ）と、同じく警官でマイクの娘婿と妊娠した奥さん、
現場の銀行近くにある飲食店に爆弾を仕掛ける犯人の一人。（映画は5人の犯行だが実際は二人）
この銀行が狙われたのは、逃走に使用するハイウェイの入り口が近い事と警察が通報から到着するには8分以上は要する事からだった。しかし銀行はすでに50名以上の警察に囲まれていて逃走はほぼ不可能となり、結果銃撃戦となった。。偶然にも銀行前をパトロール中のマイクが、武装して銀行に押し入るのを目撃し、応援要請コード「♯211」を出したのだ。
しかしアフガンで高性能の銃を揃え、手足にも防護機能を装着した犯人たちはしぶとく、
44分も要した、凄まじいアクションシーンだ。
同乗していたケニーが前線に残されたままなのを心配するマイク。
ポケットに小型爆弾装置を入れられても冷静に対処した人質の女性。あわやの場面が続く。
銃撃場面は、最大級と言われただけの迫力はあった。
（ただ、それを取り巻く人間たちのエピソードが、どこかウソっぽく感情移入できない。）
その点を差し引いても、まずはアクション映画として評価できると思う。

ニコラス・ケイジ主演の警官アクション。

結構、手に汗握り面白かったです。
カリフォルニア州ノースハリウッドで実際にあった、銀行強盗事件をモチーフに、退職間近の警官マイクの娘や、娘の夫の警官の人間ドラマのエピソードを絡めて、楽しめました。

ただし冒頭の10分間は、なんだ、これって！！思いました。
アフガニスタンやカブールの紛争地帯で暗躍する無法者・・・それが
銀行強盗の犯人たちだ・・・
そう言いたかったんでしょうね。

犯人一味は陽動作戦として、レストランで爆破事件を起こします。
警察の目を外らせてる間に、8分間で引き上げる筈が、パトロール中の
マイク(ニコラス・ケイジ)に不審に思われ、マイクは「コード211」をすぐさま発令。
「コード211」は強盗発生中の警察暗号です。
パトカーが集まり、SWATが召集され、ヘリコプターが空を飛びます。
実際には44分間の銃撃戦で、多数の負傷者が警官にも市民にも出ます。
マイクの娘婿も大怪我をすることに。
そして、タイミング悪く「パトカー乗車体験中の高校生」が乗っているんですよ。
さて彼らの運命は？
短くて、サクッと観れます。
(インターポールの女性職員・・・これはいらなかったですねー笑)

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貴重な新作レンタルの権利でなんでこんなの借りたのか後悔、アフガン、ぶっ殺しぶっ放しぶっ壊しの何の感動もない典型的なハリウッド定食映画。
だいたい筋書きの基本が変。
傭兵悪漢が自分の分け前をボスに横取りされて外国のＡ銀行に振り込まれたら（横取りしたボスを殺して）、わざわざそのＡ銀行に大げさに武装して強盗に入るなんてカネに名前でも書いてあるのか（笑）？
横取りしたボスを脅迫して横取りされたカネを自分の口座に振り込ませるだけで事足りるだろうに？馬鹿馬鹿しい。

実際に起きた事件を基にした映画だそうですが、あまりにも盛りすぎているせいで、絶対にウソだと思ってしまう話に仕上がっています。だって、たかだか100万ドル程度のことで、戦争しそうな勢いで武器弾薬用意してテロまがいのことまでするわけないやん。

普通の銀行強盗の話に、警官たちの話を加えて、そこにいじめられっこを絡めて・・・でだけで良かったんちゃうかな、と思います。映画的なド派手なシーンを入れたくて色々やっているけど、元々の犯罪の規模がしょぼいんで、なんか違和感しかないんですね。

でもまぁ、最近のニコラス・ケイジの作品のなかでは見れた方だと思います。そう考えるとやっぱり派手な爆発シーンは必要なのかなぁ、少なくても退屈さはないですからね。