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是枝裕和監督、犯罪でしか繋がれなかった家族を描いた感動作。今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹・亜紀の4人が暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主・初枝の年金で、足りない生活費は万引きで稼いでいたが…。
是枝裕和監督、犯罪でしか繋がれなかった家族を描いた感動作。今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹・亜紀の4人が暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主・初枝の年金で、足りない生活費は万引きで稼いでいたが…。
製作年: |
2018年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
原題: |
SHOPLIFTERS |
受賞記録: |
2018年 カンヌ国際映画祭 パルム・ドール
2018年 LA批評家協会賞 外国映画賞 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
120分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PG-12 | PCBC72639 | 2019年04月03日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
110枚 | 0人 | 1人 |
収録時間:
120分
字幕:
音声:
レイティング:
PG-12
記番:
PCBC72639
レンタル開始日:
2019年04月03日
在庫枚数
110枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
1人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
120分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PG-12 | PCXC70148 | 2019年04月03日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
58枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
120分
字幕:
音声:
レイティング:
PG-12
記番:
PCXC70148
レンタル開始日:
2019年04月03日
在庫枚数
58枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
120分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PG-12 | PCBC72639 | 2019年04月03日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
110枚 | 0人 | 1人 |
収録時間:
120分
字幕:
音声:
レイティング:
PG-12
記番:
PCBC72639
レンタル開始日:
2019年04月03日
在庫枚数
110枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
1人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
120分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PG-12 | PCXC70148 | 2019年04月03日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
58枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
120分
字幕:
音声:
レイティング:
PG-12
記番:
PCXC70148
レンタル開始日:
2019年04月03日
在庫枚数
58枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
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日本の社会問題をこれでもかと詰め込んだ家族の話。
THEカンヌ映画祭が好みそうな簡単な答えを出さないで余白を残した作風で好みの別れる作品だと思いました。
中年のおじさんと少年が万引きをするシーンから始まり、その帰り道でアパートの廊下で1人いる女の子を見つけて家に連れ帰ってしまう。家にはおばあちゃんがいておじさんの奥さんがいて、その妹らしい女性がいて家族のようだけど家族ではないような話が広がっていって…。
前半は血の繋がらない人たちが絆で繋がっていて楽しい日々が描かれて、けれども少年が万引きに疑問を持ち始めたところから生活が崩れ始めて尋問で真実が明らかになっていって本当の家族とは親とはを考えさせかつ明確なことを描かずに藪の中な演出でした。
何でおばあちゃんの家にみんなが住むことになったのかとか見ていてよくわからなかったり、どうして家の中があんなに汚れているのかとかこの生活に至るまでがすべてが描かれないので疑問が先に来ちゃって物語に入り込めない映画でもあって難しい作品でエンタメ映画が好みのボクは苦手なジャンルの作風の映画で120分時間だけが気になって退屈に感じてしまいました。
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監督:是枝祐和(2018年・120分)
※第71回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞
予告で流れていた万引きシーンからは、これほど暗くて重い話だとは感じていなかった。
実際の内容は(特に終盤は)複雑で問題だらけだった。
一度観ただけでは考えがまとまらずレビューも書けないでいたが、有り難いことにテレビで放送され、繰り返し観て考えることが出来た。
劇中、信代(安藤サクラ)自身が「絆だよ」と言うので、きっと彼らはそう信じていたのだと思う。
私も、血の繋がりだけが「家族の証」だとは思わない。
ただ、私には家族としての繋がり(絆)というよりは、「同病相憐れむ」という風に思えてならなかった。
皆で傷を舐め合っている、というのかな?
すごく脆くて不安定な感じ。だから、寄り添って支え合っている。
終盤になって明らかになる彼らの真実は、衝撃だったが、一連の事態を納得する助けにもなった。
信代の抱える秘密こそが一番の鍵だったのだ。
日本の社会の底辺に生きる人々の話ではなくて、そこでしか暮らしていけない事情があったのだ。
信代の罪は暴かれ、これから刑に服しながら彼女は自分の“これまで”と“これから”を考えることになるだろう。
でも、まだ一人では生きていけない翔太とりんの問題が残っている。
事情聴取に当たった前園(高良健吾)と宮部(池脇千鶴)の、型通りの取り調べと言葉には憤りを覚えた。
彼らは、そこまでに至る事情を考えようとはしない。今、目の前にある問題を片付けようとしているだけなのだ。
行き場のない子供は養護施設に。親のいる子は親元に。
信代は、翔太が刑務所に面会に来た時、赤ん坊だった彼を連れて来た時のことを話す。
信代は事細かに、彼が置き去りにされていた車のナンバーなどを覚えていて「その気になれば本当の両親に会える」と伝えた。
私は、信代たちが翔太を学校に行かせないのは、戸籍の問題があるからだと思っていた。
その辺は上手くクリア出来たのか、翔太は学校にも通い、成績も優秀なようだった。
翔太が賢い子であるのは、劇中の様子からも見てとれた。翔太には、駄菓子屋のおじさんの「妹には(万引きを)させるな。」という言葉も響いたし、自ら捕まることになったのだが、彼は自分自身で考える力もあるので、きっと大丈夫だろう。
しかし、りんの場合は以前とまったく変わらない様子で、児童相談所は今後の追跡調査をしてくれるのかどうかなんて怪しいものだ。(現実の例が物語っている。)
ああいう対応の不十分さ、想像力の無さが、不幸な子供を救えない原因なのだと思うと、血の繋がりは決して大事な要素ではないと思う。
“ばあちゃん”を演じた樹木希林の存在感、安定の演技は言うまでも無く、リリー・フランキーが演じた信代の夫・治の浮草のような生き方も上手かった。
子役の二人も演技が自然なので、本当に彼らの将来が気になった。
何と言っても安藤サクラが取り調べ中に流す涙は、彼女が思い巡らすあらゆる状況、感情を伝えてくれたと思う。
信代自身の幼少期の体験、自分がかつて犯した取り返しのつかない犯罪、良かれと思って保護し、本当の母親になりたいとさえ願った彼女の心情、自分が刑に服す間の(擬似)家族のこと等々、すべてひっくるめて自分が負うのだという覚悟・・・
声も無くただただ静かに流す涙が物語っていたように思う。
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ユーザーレビュー:50件
投稿日
2019/01/31
レビュアー
片山刑事※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
日本の社会問題をこれでもかと詰め込んだ家族の話。
THEカンヌ映画祭が好みそうな簡単な答えを出さないで余白を残した作風で好みの別れる作品だと思いました。
中年のおじさんと少年が万引きをするシーンから始まり、その帰り道でアパートの廊下で1人いる女の子を見つけて家に連れ帰ってしまう。家にはおばあちゃんがいておじさんの奥さんがいて、その妹らしい女性がいて家族のようだけど家族ではないような話が広がっていって…。
前半は血の繋がらない人たちが絆で繋がっていて楽しい日々が描かれて、けれども少年が万引きに疑問を持ち始めたところから生活が崩れ始めて尋問で真実が明らかになっていって本当の家族とは親とはを考えさせかつ明確なことを描かずに藪の中な演出でした。
何でおばあちゃんの家にみんなが住むことになったのかとか見ていてよくわからなかったり、どうして家の中があんなに汚れているのかとかこの生活に至るまでがすべてが描かれないので疑問が先に来ちゃって物語に入り込めない映画でもあって難しい作品でエンタメ映画が好みのボクは苦手なジャンルの作風の映画で120分時間だけが気になって退屈に感じてしまいました。
投稿日
2020/07/15
レビュアー
kazupon※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
監督:是枝祐和(2018年・120分)
※第71回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞
予告で流れていた万引きシーンからは、これほど暗くて重い話だとは感じていなかった。
実際の内容は(特に終盤は)複雑で問題だらけだった。
一度観ただけでは考えがまとまらずレビューも書けないでいたが、有り難いことにテレビで放送され、繰り返し観て考えることが出来た。
劇中、信代(安藤サクラ)自身が「絆だよ」と言うので、きっと彼らはそう信じていたのだと思う。
私も、血の繋がりだけが「家族の証」だとは思わない。
ただ、私には家族としての繋がり(絆)というよりは、「同病相憐れむ」という風に思えてならなかった。
皆で傷を舐め合っている、というのかな?
すごく脆くて不安定な感じ。だから、寄り添って支え合っている。
終盤になって明らかになる彼らの真実は、衝撃だったが、一連の事態を納得する助けにもなった。
信代の抱える秘密こそが一番の鍵だったのだ。
日本の社会の底辺に生きる人々の話ではなくて、そこでしか暮らしていけない事情があったのだ。
信代の罪は暴かれ、これから刑に服しながら彼女は自分の“これまで”と“これから”を考えることになるだろう。
でも、まだ一人では生きていけない翔太とりんの問題が残っている。
事情聴取に当たった前園(高良健吾)と宮部(池脇千鶴)の、型通りの取り調べと言葉には憤りを覚えた。
彼らは、そこまでに至る事情を考えようとはしない。今、目の前にある問題を片付けようとしているだけなのだ。
行き場のない子供は養護施設に。親のいる子は親元に。
信代は、翔太が刑務所に面会に来た時、赤ん坊だった彼を連れて来た時のことを話す。
信代は事細かに、彼が置き去りにされていた車のナンバーなどを覚えていて「その気になれば本当の両親に会える」と伝えた。
私は、信代たちが翔太を学校に行かせないのは、戸籍の問題があるからだと思っていた。
その辺は上手くクリア出来たのか、翔太は学校にも通い、成績も優秀なようだった。
翔太が賢い子であるのは、劇中の様子からも見てとれた。翔太には、駄菓子屋のおじさんの「妹には(万引きを)させるな。」という言葉も響いたし、自ら捕まることになったのだが、彼は自分自身で考える力もあるので、きっと大丈夫だろう。
しかし、りんの場合は以前とまったく変わらない様子で、児童相談所は今後の追跡調査をしてくれるのかどうかなんて怪しいものだ。(現実の例が物語っている。)
ああいう対応の不十分さ、想像力の無さが、不幸な子供を救えない原因なのだと思うと、血の繋がりは決して大事な要素ではないと思う。
“ばあちゃん”を演じた樹木希林の存在感、安定の演技は言うまでも無く、リリー・フランキーが演じた信代の夫・治の浮草のような生き方も上手かった。
子役の二人も演技が自然なので、本当に彼らの将来が気になった。
何と言っても安藤サクラが取り調べ中に流す涙は、彼女が思い巡らすあらゆる状況、感情を伝えてくれたと思う。
信代自身の幼少期の体験、自分がかつて犯した取り返しのつかない犯罪、良かれと思って保護し、本当の母親になりたいとさえ願った彼女の心情、自分が刑に服す間の(擬似)家族のこと等々、すべてひっくるめて自分が負うのだという覚悟・・・
声も無くただただ静かに流す涙が物語っていたように思う。
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