グラウンド・デス

2018年(デンマーク)

トンネル工事現場。
地下20メートルの気圧作業室。
取材に来たリーは作業員２人と閉じ込められる。
火災が発生したらしい。
ともかく作業室を出ないこと、外は気圧も低くて危険。
《閉塞感ハンパ無かったです》
暑い、息苦しい、狭い・・・やがて暗い！！

単調な話し。
クロアチア難民のバランと出稼ぎのイーヴォ。
彼らの身の上話が挟まる。
そしシングルマザーのリー。
リー(クリスティン・ソーンデリス)の泥まみれ、グシャグシャの演技と、生き抜く意志が凄い。
88分間の小品。
恐怖もハラハラもそこそこだけど、それなりに面白い。
(それにしても、セットなのか？工事現場の現場のパイプや、通路の狭さ)
こんな交差も出来ない作業現場・・・
自分なら、閉じ込められたらパニックで、発狂しそうだと思った。

緊迫感があるよなないような
いまいちすっきりしなかった

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ああ、よかった、救援隊が来たよ！
これで脱出できるわ。。って思ったが
残りあと30分以上あるから嫌な予感がしたら
案の定、第二の爆発が起きて、絶対絶命になる3人。
諦めの境地の男二人に比べて
最愛の娘が待っている女性はどうしてもサバイバルしたい。
必死の形相で一か八かの行動に出るが。。。

ラスト近く、女性と黒人の人が交互に酸素マスクを吸うシーンがあるのだけど
永遠とも思える同じシーンの繰り返しに
これはラストにはとんでもないどんでん返し的な何かがあるぞ！ってワクワクした。
ワクワクしたのに・・・えっ？これで終わり？
なんじゃ？なんじゃ？
このラストは？
どういうこと？
二人とも助かったものの、女性の方はかなりの重症。
そして、険悪な形相でお互いを見合う二人。
そりゃそうだ、酸素マスクの取り合いで取っ組みあってたものね。
互いに憎々しいだろう。
見合っている二人からカメラが引いていくとカプセルみたいなところに
一緒に入れられていることが判る。
原題のＣｕｔｔｅｒｈｅａｄとは地下を掘り進むときに入る小さな部屋で
そこでサバイバルした彼らだから、その部屋に似たところに入れられているというのは
何かの皮肉なのだろうか？
良くわからん！
ん〜、モヤモヤの残るすっきりしない終わり方だった。

　地下鉄トンネル掘削現場で取材に来ていた女性が、トンネル火災事故に遭遇し、地下の気圧室に作業員と閉じ込められる。

　最初はパニックでヒステリー状態になり鬱陶しいだけの彼女。まあ、最後までちょっと引っかかるところはあるが、徐々にまともに見えてきた。素人の口出しは鬱陶しいね。

　まともだった作業員も次第に命の危機で自己防衛に。そりゃそうなんだけどね。
　人間の本性だし、それでいいと思う。

　そりゃ、助かっても険悪な感じだよね。

　そういうものだから。

　これもある意味予告編詐欺で、もっと緊迫した内容かと思ったらわりとあっさりめ。
　激しいサバイバルというか、酸素の奪い合いでもするかと思ったのに。意外に静かだったな。

ハッピーエンドとは言えないラスト。

設定は面白いし、あり得る話だが、「自己犠牲の精神」をもう少し盛り込んでもいいんじゃないかな。