プラネタリウム / ナタリー・ポートマン
プラネタリウム
/レベッカ・ズロトヴスキ
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全体の平均評価点: (5点満点)
(7)
解説・ストーリー
ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップが、1930年代のパリで降霊術ショーを行うアメリカ人スピリチュアリスト姉妹を演じるミステリアス・ドラマ。共演はエマニュエル・サランジェ。監督は「美しき棘」のレベッカ・ズロトヴスキ。 1930年代、パリ。スピリチュアリストの姉妹、ローラとケイトが、ヨーロッパツアーのためにアメリカからやって来る。彼らが披露するのは、野心家の姉ローラがショーを仕切り、純粋な妹ケイトが死者と交信する降霊術のパフォーマンス。姉妹はたちまち評判となり、フランス人映画プロデューサー、コルベンの目にとまる。新しい映画を探求していたコルベンは、姉妹に降霊術を映画にしたいと持ちかける。こうして姉妹は映画撮影に臨むのだったが…。 JAN:4532640320300
ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップが、1930年代のパリで降霊術ショーを行うアメリカ人スピリチュアリスト姉妹を演じるミステリアス・ドラマ。共演はエマニュエル・サランジェ。監督は「美しき棘」のレベッカ・ズロトヴスキ。 1930年代、パリ。スピリチュアリストの姉妹、ローラとケイトが、ヨーロッパツアーのためにアメリカからやって来る。彼らが披露するのは、野心家の姉ローラがショーを仕切り、純粋な妹ケイトが死者と交信する降霊術のパフォーマンス。姉妹はたちまち評判となり、フランス人映画プロデューサー、コルベンの目にとまる。新しい映画を探求していたコルベンは、姉妹に降霊術を映画にしたいと持ちかける。こうして姉妹は映画撮影に臨むのだったが…。 JAN:4532640320300
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「プラネタリウム」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップが、1930年代のパリで降霊術ショーを行うアメリカ人スピリチュアリスト姉妹を演じるミステリアス・ドラマ。共演はエマニュエル・サランジェ。監督は「美しき棘」のレベッカ・ズロトヴスキ。 1930年代、パリ。スピリチュアリストの姉妹、ローラとケイトが、ヨーロッパツアーのためにアメリカからやって来る。彼らが披露するのは、野心家の姉ローラがショーを仕切り、純粋な妹ケイトが死者と交信する降霊術のパフォーマンス。姉妹はたちまち評判となり、フランス人映画プロデューサー、コルベンの目にとまる。新しい映画を探求していたコルベンは、姉妹に降霊術を映画にしたいと持ちかける。こうして姉妹は映画撮影に臨むのだったが…。 JAN:4532640320300
「プラネタリウム」 の作品情報
「プラネタリウム」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
プラネタリウムの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
108分 |
日 |
英・仏:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
KWX2030 |
2018年03月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
0人
|
0人
|
プラネタリウムの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
108分 |
日 |
英・仏:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
KWX2030 |
2018年03月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
0人
|
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|
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ユーザーレビュー:7件
似て非なる姉と妹
投稿日:2018/03/21
レビュアー:なんの因果
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
(2016年製作・フランス/ベルギー)
監督はレア・セドゥ主演の「美しき棘」や「グランド・セントラル」を手がけた女性監督レベッカ・ズロトヴスキ。
1930年代。アメリカからパリへやってきたローラ(ナタリー・ポートマン)と
ケイト(リリー=ローズ・ディップ)の姉妹。、
聡明で野心家のローラは降霊ショーを仕切り、観客を魅了してゆく。、
ケイトは自分の世界に閉じこもりがちな少女だが霊能力は姉より強い。
そんな二人の降霊ショーに感動した映画プロデユーサーのコルベン(エマニュエル・サランジェ)は、世界初の降霊映画を撮影しようと期し、姉妹と契約する。
二人を自宅に住まわせ、寵愛するコルベン。
姉ローラは、フランス語が出来なくとも「私に仕切らせて」と強気であり、努力家でもある。コルベンの映画で女優として華やかに、より美しく映えるナタリー・ポートマン。
──ポートマンはほぼ出ずっぱりですね。
あからさまな姉重視に若干イラッとしましたワタクシでございます。
リリー=ローズ、控えめな妹役ながら、ちょっと反抗的に泳いだ大きな目が
今まで観た中で一番ジョニデに似てた。
全体に平坦というか、格別、強烈な姉妹愛などを描いたシーン(要するに泣き所)は
無かったように思う。
妹に霊能力はあるのだから、降霊がサギなのかという問題でもないだろう。
誰かの愛も姉妹愛も描いていないし、何が主軸なのか伝わらなかった。
ジャケの、二人で入浴、アワアワのシーンなんてあったかなー?
そういえば、海辺でリリーが服を脱ぐシーン、最後の一枚でカメラが停止、
代わりといっちゃあまりに迷惑な、海ではしゃぐ全裸男、細部までクッキリ。わぉ。
ともあれ、ラストでは二人の運命は大きく別れたのでございます。
そして、コルベンも経営の破綻と出自で追い込まれ、時代もあり息苦しい展開に
なってゆく。
頑張ったのにやや損な役回りのリリー。眉毛を欠けらしたのがせめての反抗か。
このレビューは気に入りましたか?
10人の会員が気に入ったと投稿しています
美しい姉妹は「降霊術師」
2016年(フランス/ベルギー合作/108分)レベッカ・ズロトブスキ監督。
1930年パリ。
美しい降霊術師の姉妹(ナタリー・ポートマンとジョニー・デップの娘、
…………………………リリー=ローズ・デップの共演)
実際には親子ほど年齢の違う姉妹役。
2人の顔立ちがとても似ているので、姉妹に見えました。
STORYは姉妹の降霊術を信じた映画プロデューサーが、
映画を製作する・・・映画の中にもう一つの映画がある・・・
そう言った内容です。
そこにプロデューサーのコルベン(エマニュエル・サランジ)の、
本当の国籍・・・第二次世界大戦直前のヨーロッパと言えば、
お分りいただけるでしょう。
コルベンの運命が絡んできます。
が、しかしナタリー・ポートマンの目まぐるしく変わる美しい衣装と、
リリー=ローズの病的な繊細さと片方だけ欠けた眉毛が気になる。
そんなファッショナブルな映画で、人間の内面とか、心に突き刺さる
台詞一つない、空疎な映画でした。
フランス映画は感覚ばかりでSTORYが重要ではない・・・そんな悪い癖が、またか?と思いました。
オープニングタイトルや、夜空に散る星が電話線を繋ぐ端子になったり、小雪の舞い散る中ではしゃぐ姉妹、南仏の景色、などなど、
映像はとても美しいです。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
明かりを消さないと見えないものもある
レア・セドゥを追いかけて「美しき棘」(2010)「グランド・セントラル」(2013)と観てみたので、
レベッカ・ズロトヴスキ監督の第3作目「プラネタリウム」(2016)も、どんなもんかと鑑賞。
前2作が画(え)的にも、わりと自然光が多くて、ある種の「みずみずしさ」を感じさせる作風だったのが、
本作は屋内のスタジオや夜のシーンが印象的で、とても「人工的」な感じがした。
タイトルの「プラネタリウム」も実際には見えない夜空の星を見せてくれる装置ですもんね。
思えば霊媒師たるケイト(リリー=ローズ・デップ)が行う降霊術も、
コルベン(エマニュエル・サランジェ)が創る映画も、プラネタリウムに似ている。
客が「見たい」と欲するもの、現実を模しながらも現実ではない「何か」を見せてくれる、
そういうエンターテインメントなのだなぁと。
美人霊媒師姉妹の物語で、特に姉のローズ(ナタリー・ポートマン)が野心いっぱいに
自分の人生を切り拓いていく、そんなオハナシ。
霊媒師という特異な素性を武器に映画女優としてのし上がっていくローズという女性の、
ちょっとダーティなサクセス・ストーリーとして魅せてくれても良さそうなのだけど、
そこは、おフランス映画らしくボヤボヤボヤァア〜ンとしています。(なんですか、それは)
この監督さんがレア・セドゥ主演で描いた2作品では、登場人物が何を求めているのか分からない、
本人自身が混乱しているような「揺らぎ」が特徴的に見えたのですが、本作のローズはけっこうハッキリと
「成功すること」「人生をエンジョイすること」を目指して直線的に動く。
演じるナタポーがもう目力ギンギンで、映画内映画の、スクリーンに映る顔が見事なまでに美しく。
彼女ありきな作品って印象。
しかしながら、妹ケイトの儚さと、最後には夢を潰えて追放される映画プロデューサー、
コルベンも、十分エモーショナルに描かれる。
自らが人々の前に出て喜びと賞賛を得ようとするローズと違い、
人々の喜びのために力を尽くそうとするケイトとコルベン。2人は恋愛でも疑似親子愛でもない
不思議な結びつきで信頼しあっている。無理矢理こじつけるなら同志愛といったところか。
結果的には2人とも「滅び」に向かう。
怪しげな実験に参加することで病気になってしまうケイトも、
ユダヤ人という出自が第二次大戦下のフランスで命取りになってしまうコルベンも、犠牲者だ。
2人とも人々を欺いたのではない。ケイトの降霊術はホンモノだった(ように描かれていた)し、
本当に霊を撮影しようとしていたコルベンは、フィルムを加工して霊に見せようと提案するスタッフを
根気強く説得していた。
しかし、2人の行為はどこか狂気じみていて、何かに憑かれているようでもあり、
結果的には空回りに終わり、最後は大きな力(運命のようなもの?)の犠牲になってしまう・・・。
この辺り、なんとなく監督さん自身の映画への想いの吐露、述懐だったりするのかなー?と思ったり。
メタフィクションを描く映画ってそういうものではないかしらん。
要するに、ローズは現実に生き、ケイトとコルベンの2人は夢に殉じた、そんなオハナシではないかと。
冒頭、「なぜ星は昼間には見えないの?」と聞くケイトに、ローズが
「明かりを消さないと見えないものもある」
と答えるのだが、これって劇場で観る映画もそうですね。
やっぱり、映画について語っている作品だったのかもしれない。
ついでに書いておくと、
雪の舞い散る中ではしゃぐケイトを、仰角気味に捉えるカメラがクルクル回るショットは、
「シザーハンズ」(1990)の感動的なシーンを思い起こさせ、これはケイト役リリー=ローズ・デップの
お父ちゃん、ジョニデにちなんだのかな?なんてことも思いました。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
映画が消化不良か私が消化不良なのか?
実話ベースの様な迫力はないし、フィクションの様な面白い展開も無い。降霊術姉妹の波乱万丈物語でも無し、ナチスとユダヤ人の問題を深く描いているわけでもない。
何を中心に描きたかったのか、消化不良に終わりました。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
暗い…ナチス・ドイツの気配が近づいてくる…
1943年、ナチス占領下のパリで、ローラは数年前の日々を思い出す。
パリで降霊術のショーをしていたローラとケイトの姉妹は、映画会社社長のコルベンが
パトロンとなったことで華やかな世界を知る。
ローラは女優に、ケイトはコルベンのために降霊をする日々だったが…
女優やセット、衣装、ロケ地はとても美しいですが、ストーリーは暗いです。
そこはかとなく漂い、近づくナチス・ドイツの気配…
コルベンの周囲にたちこめる不穏な空気がとても恐ろしい。
小説家イレーヌ・ネミロフスキーも、じわじわと追い詰められていったんだろうな、気の毒に…
折々に流れる音楽の主張が強くて、少し邪魔でした。
特に打楽器がイヤ。ドコドコ、トントコうるさい…
本作のモチーフになったというフォックス姉妹の逸話なんて、微塵もなかったです。
参考にしたのは、霊媒師の姉妹ってところだけだったんですね…なんだよー…
コルベン役のエマニュエル・サランジェは50代らしい。65歳くらいかと思った。ごめん。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
似て非なる姉と妹
投稿日
2018/03/21
レビュアー
なんの因果
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
(2016年製作・フランス/ベルギー)
監督はレア・セドゥ主演の「美しき棘」や「グランド・セントラル」を手がけた女性監督レベッカ・ズロトヴスキ。
1930年代。アメリカからパリへやってきたローラ(ナタリー・ポートマン)と
ケイト(リリー=ローズ・ディップ)の姉妹。、
聡明で野心家のローラは降霊ショーを仕切り、観客を魅了してゆく。、
ケイトは自分の世界に閉じこもりがちな少女だが霊能力は姉より強い。
そんな二人の降霊ショーに感動した映画プロデユーサーのコルベン(エマニュエル・サランジェ)は、世界初の降霊映画を撮影しようと期し、姉妹と契約する。
二人を自宅に住まわせ、寵愛するコルベン。
姉ローラは、フランス語が出来なくとも「私に仕切らせて」と強気であり、努力家でもある。コルベンの映画で女優として華やかに、より美しく映えるナタリー・ポートマン。
──ポートマンはほぼ出ずっぱりですね。
あからさまな姉重視に若干イラッとしましたワタクシでございます。
リリー=ローズ、控えめな妹役ながら、ちょっと反抗的に泳いだ大きな目が
今まで観た中で一番ジョニデに似てた。
全体に平坦というか、格別、強烈な姉妹愛などを描いたシーン(要するに泣き所)は
無かったように思う。
妹に霊能力はあるのだから、降霊がサギなのかという問題でもないだろう。
誰かの愛も姉妹愛も描いていないし、何が主軸なのか伝わらなかった。
ジャケの、二人で入浴、アワアワのシーンなんてあったかなー?
そういえば、海辺でリリーが服を脱ぐシーン、最後の一枚でカメラが停止、
代わりといっちゃあまりに迷惑な、海ではしゃぐ全裸男、細部までクッキリ。わぉ。
ともあれ、ラストでは二人の運命は大きく別れたのでございます。
そして、コルベンも経営の破綻と出自で追い込まれ、時代もあり息苦しい展開に
なってゆく。
頑張ったのにやや損な役回りのリリー。眉毛を欠けらしたのがせめての反抗か。
美しい姉妹は「降霊術師」
投稿日
2018/03/15
レビュアー
カマンベール
2016年(フランス/ベルギー合作/108分)レベッカ・ズロトブスキ監督。
1930年パリ。
美しい降霊術師の姉妹(ナタリー・ポートマンとジョニー・デップの娘、
…………………………リリー=ローズ・デップの共演)
実際には親子ほど年齢の違う姉妹役。
2人の顔立ちがとても似ているので、姉妹に見えました。
STORYは姉妹の降霊術を信じた映画プロデューサーが、
映画を製作する・・・映画の中にもう一つの映画がある・・・
そう言った内容です。
そこにプロデューサーのコルベン(エマニュエル・サランジ)の、
本当の国籍・・・第二次世界大戦直前のヨーロッパと言えば、
お分りいただけるでしょう。
コルベンの運命が絡んできます。
が、しかしナタリー・ポートマンの目まぐるしく変わる美しい衣装と、
リリー=ローズの病的な繊細さと片方だけ欠けた眉毛が気になる。
そんなファッショナブルな映画で、人間の内面とか、心に突き刺さる
台詞一つない、空疎な映画でした。
フランス映画は感覚ばかりでSTORYが重要ではない・・・そんな悪い癖が、またか?と思いました。
オープニングタイトルや、夜空に散る星が電話線を繋ぐ端子になったり、小雪の舞い散る中ではしゃぐ姉妹、南仏の景色、などなど、
映像はとても美しいです。
明かりを消さないと見えないものもある
投稿日
2020/09/30
レビュアー
ポッシュ(卒業)
レア・セドゥを追いかけて「美しき棘」(2010)「グランド・セントラル」(2013)と観てみたので、
レベッカ・ズロトヴスキ監督の第3作目「プラネタリウム」(2016)も、どんなもんかと鑑賞。
前2作が画(え)的にも、わりと自然光が多くて、ある種の「みずみずしさ」を感じさせる作風だったのが、
本作は屋内のスタジオや夜のシーンが印象的で、とても「人工的」な感じがした。
タイトルの「プラネタリウム」も実際には見えない夜空の星を見せてくれる装置ですもんね。
思えば霊媒師たるケイト(リリー=ローズ・デップ)が行う降霊術も、
コルベン(エマニュエル・サランジェ)が創る映画も、プラネタリウムに似ている。
客が「見たい」と欲するもの、現実を模しながらも現実ではない「何か」を見せてくれる、
そういうエンターテインメントなのだなぁと。
美人霊媒師姉妹の物語で、特に姉のローズ(ナタリー・ポートマン)が野心いっぱいに
自分の人生を切り拓いていく、そんなオハナシ。
霊媒師という特異な素性を武器に映画女優としてのし上がっていくローズという女性の、
ちょっとダーティなサクセス・ストーリーとして魅せてくれても良さそうなのだけど、
そこは、おフランス映画らしくボヤボヤボヤァア〜ンとしています。(なんですか、それは)
この監督さんがレア・セドゥ主演で描いた2作品では、登場人物が何を求めているのか分からない、
本人自身が混乱しているような「揺らぎ」が特徴的に見えたのですが、本作のローズはけっこうハッキリと
「成功すること」「人生をエンジョイすること」を目指して直線的に動く。
演じるナタポーがもう目力ギンギンで、映画内映画の、スクリーンに映る顔が見事なまでに美しく。
彼女ありきな作品って印象。
しかしながら、妹ケイトの儚さと、最後には夢を潰えて追放される映画プロデューサー、
コルベンも、十分エモーショナルに描かれる。
自らが人々の前に出て喜びと賞賛を得ようとするローズと違い、
人々の喜びのために力を尽くそうとするケイトとコルベン。2人は恋愛でも疑似親子愛でもない
不思議な結びつきで信頼しあっている。無理矢理こじつけるなら同志愛といったところか。
結果的には2人とも「滅び」に向かう。
怪しげな実験に参加することで病気になってしまうケイトも、
ユダヤ人という出自が第二次大戦下のフランスで命取りになってしまうコルベンも、犠牲者だ。
2人とも人々を欺いたのではない。ケイトの降霊術はホンモノだった(ように描かれていた)し、
本当に霊を撮影しようとしていたコルベンは、フィルムを加工して霊に見せようと提案するスタッフを
根気強く説得していた。
しかし、2人の行為はどこか狂気じみていて、何かに憑かれているようでもあり、
結果的には空回りに終わり、最後は大きな力(運命のようなもの?)の犠牲になってしまう・・・。
この辺り、なんとなく監督さん自身の映画への想いの吐露、述懐だったりするのかなー?と思ったり。
メタフィクションを描く映画ってそういうものではないかしらん。
要するに、ローズは現実に生き、ケイトとコルベンの2人は夢に殉じた、そんなオハナシではないかと。
冒頭、「なぜ星は昼間には見えないの?」と聞くケイトに、ローズが
「明かりを消さないと見えないものもある」
と答えるのだが、これって劇場で観る映画もそうですね。
やっぱり、映画について語っている作品だったのかもしれない。
ついでに書いておくと、
雪の舞い散る中ではしゃぐケイトを、仰角気味に捉えるカメラがクルクル回るショットは、
「シザーハンズ」(1990)の感動的なシーンを思い起こさせ、これはケイト役リリー=ローズ・デップの
お父ちゃん、ジョニデにちなんだのかな?なんてことも思いました。
映画が消化不良か私が消化不良なのか?
投稿日
2018/05/05
レビュアー
KA
実話ベースの様な迫力はないし、フィクションの様な面白い展開も無い。降霊術姉妹の波乱万丈物語でも無し、ナチスとユダヤ人の問題を深く描いているわけでもない。
何を中心に描きたかったのか、消化不良に終わりました。
暗い…ナチス・ドイツの気配が近づいてくる…
投稿日
2018/03/17
レビュアー
コタロウ(!)
1943年、ナチス占領下のパリで、ローラは数年前の日々を思い出す。
パリで降霊術のショーをしていたローラとケイトの姉妹は、映画会社社長のコルベンが
パトロンとなったことで華やかな世界を知る。
ローラは女優に、ケイトはコルベンのために降霊をする日々だったが…
女優やセット、衣装、ロケ地はとても美しいですが、ストーリーは暗いです。
そこはかとなく漂い、近づくナチス・ドイツの気配…
コルベンの周囲にたちこめる不穏な空気がとても恐ろしい。
小説家イレーヌ・ネミロフスキーも、じわじわと追い詰められていったんだろうな、気の毒に…
折々に流れる音楽の主張が強くて、少し邪魔でした。
特に打楽器がイヤ。ドコドコ、トントコうるさい…
本作のモチーフになったというフォックス姉妹の逸話なんて、微塵もなかったです。
参考にしたのは、霊媒師の姉妹ってところだけだったんですね…なんだよー…
コルベン役のエマニュエル・サランジェは50代らしい。65歳くらいかと思った。ごめん。
新規登録で
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