ゴールド／金塊の行方

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（これは詐欺のお話です。全容は書きませんが、ほのめかしている箇所はあるので
未観賞の方はご注意ください。）
1980年代、実際に起きた「Bre-X事件」を元にしています。

失礼だが、今回の役柄のマシュー・マコノヒーは、見ていて決して気持ちのよい男ではない。
ハゲでお腹はぷよぷよ、いかにも軽薄な感じでタバコを吸う。
この男がまた、暑いインドネシアとて、すぐブリーフ一枚になる。
（どうしてもお稲荷さんに目が行ってしまうのは私だけだろうか）
迷惑至極にも、背面全裸シーンまである！
（誰も見たくないよぉ！あんな垂れ尻、垂れモモなんか！！←詳しく見てる。笑）
一方の主役、エドガー・ラミレス。苦虫を噛み潰したような、ニコリともしない男だ。
この二人が、タッグを組んで熱〜い友情を見せつける。

ケニー（マシュー・マコノヒー）は、祖父の代から続いていた採掘会社「ワショー社」の経営を任された。
それから7年後、会社の経営状態は悪化の一途をたどり、投資してくれる相手も激減。株価はゼロに等しくなる。
事態の打開を図るべく、ケニーは地質学者マイケル（エドガー・ラミレス）と手を組み、インドネシアの山奥で金脈探しを開始、契約書としてその場にあった紙ナプキンにサインをするといういい加減な面もあった。
採掘は困難をきわめ、現地労働者たちも逃げ出す始末。マイケルは、きれいな水を住民に与えるため、一軒一軒、浄水器をセットしてまわり信頼を得て再び、発掘に乗り出す。

やがて、調査のため多数、サンプルを送っている検査機関から回答が届く。
「優良な金を多量に含む」
そのニュースは瞬く間にウォール街を駆け巡り、ケニーの会社は奇跡的なV字回復を成し遂げ、巨万の富と名声を手に入れるのだった。

（※ここ、私の意見ですが、サンプルの段階で株価が上昇するのもどうかと思うんですよね。実際、採掘するには会社の管理、設備投資、資金繰りなどいくつも関門あるわけで、この段階で飛びつくというのは、安い株価のうちに投資してもうけなさいという証券会社の勧誘、安易な投資コンサル会社の誘導などがあるわけで、要するに皆々、「欲」ですよね。
株を買う人なら、必ず下がる事もあるというリスクも了解しているはずで、当時のカナダアメリカの投資人口の分母は日本とは比較できないといえ、素人投資家まで囲い込んだ罪はあると思いますよ。なのでこの話の本当の被害者は誰なのかなーとも思います。）

さて、そんな中、サンプルを細工していたという衝撃のニュースが発表される。
ケニーの会社の株は大暴落するのだった。
そしてマイケルがインドネシア政府に消されたという情報がケニーの耳にはいる。
ケニーはまさに「寝耳に水」の状態で呆然。「騙すならまず味方から」の良い例だ。

そして、衝撃の「ラスト10秒」へ続く。

長くなりましたが、せっかくいい言葉があるので紹介します。
ケニー「夢まで売ったら、何が残る？」「大金が手に入ると考えると真実を見ようとしない」
マイケル「ボーキサイトを探しに行ったら無くて、別の方向に進んだら銅山が見つかった。
人生はそんなものだ。」

主題歌がイギー・ホップが書き下ろした「GOLD」低音がシビれます！

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　金塊を何とか発見しようとして頑張ってお金儲けをしようとしたけど実は…な話。

　主人公のバイタリティあふれる行動力に引っ張られるように激動の人生で退屈せずには見ることができました。ただ実録ものとしても娯楽映画としてもちょっとどっちつかずな印象を受けてしまう映画でした。

　何もうまくいかずに破産寸前の主人公だったけど、何やら凄い理論の持ち主の地質学者に人生をかけて投資して一緒に金脈を探して死にかけながらもやっとこさ発見したけど投資銀行に目をつけられて乗っ取りをさせそうになったり、危機が次から次に現れて何とか突破していく姿を面白く見ることはできました。

　そして信じていた地質学者は実は…、な展開になって驚きのオチになっていきますが。果たしてラストは実話なのか創作なのかわからないですが、このラストもしてやられた感はあんまりないので残念でした。

　主人公自体も何でそこまで情熱をもって行動しているのか登場した瞬間から最後までわからないのでついていけないまま話が展開してしまうのも乗り切れない原因でもありました。

　とはいえ、やっぱり実話をモデルにしているという強みでどうしてみんな騙されてしまったのだろうという楽しさは感じられる映画でした。

2017年(アメリカ/121分）

インドネシアの山奥で「金採掘」に命を賭ける二人の男、
ケニー(マシュー・マコノヒー)と地質学者マイケル(エドガー・ラミレス)のジェッコースター人生を描いた映画です。

「金採掘」の描写に初めから第六感ですが、違和感を感じました。
中くらいまで観て、この映画「ウォール街」とか「マネーショート」
とかのような虚業(金融街)の内幕ものかと疑う位でした。

それにしてもマシュー・マコノヒーのハゲ頭と出っ腹！！
ご本人は「今までで一番好きな役」と言ってるとか(笑)
見事なバケっぷりでしたね。
どことなく憎めない可愛い男です。
対して金の埋蔵場所を探す地質学者マイケルも良かった。
ミステリアスだし、ケニーとの「深い友情」にもグッと来ました。
「金塊」と「株上場」に関する犯罪サスペンス。
実話ベースですが、スケールはあまりデッカくないです。
「山師とは？」大儲けを企む人。
なんかアホっぽいけど、夢を追う男のロマンも感じましたね。

頭のてっぺんをハゲにして
体をぶよぶよにして
ハリウッド界きっての名うてのプレイボーイ・マシューが
あの、マシューが(笑)
ここまでやるかのおっさん化役作り。
感服です。
まあ、「ダラス・バイヤーズクラブ」のときは
エイズ感染者っぽくガリガリに痩せてみせたわけで
この方、意外にも役者魂あるのですよねぇ。

実話を基にしているそうで。
夢を持たずして男じゃない！
夢を取ったら何が残る？
とか言って、でっかいことやりたがるのが殿方。
このケニーさんも一攫千金で大儲け。
海千山千の男たちの世界で、浮き沈みしながらも
どんどん会社を大きくしたケニーさん。
ところがどっこい、とんでもない落とし穴が待っていた。

正直、話はそんなには面白くはない。
ハゲでデブのおっさんが大儲けして、転落した話を、
へらへら笑って観るほど、あたしゃ暇じゃないんじゃぁ、とか思いながら
「すべてが逆転するラスト10秒」とジャケに完全ネタバレ表示があるので
ラスト10秒だけのために120分と50秒、何とか我慢してみたわけで。
まあ、逆転っていうからには、そういう感じなんだろうな、って思っていたけど、
想像通りだった。
夢を共有する男同士の友情は厚いですのぉ^_^;

というわけで、評価は3.0

最後はそうなるとおもったわ
82000000万ドルだっけ？
日本円で約86億8,092万
何かを残したことは予想していた。
まあ、ストーリー的には面白かったが
それにしてもタバコ吸い過ぎ、酒飲み過ぎじゃね？笑
特にタバコは超ウルトラヘビースモーカーだな
タバコ銜えてないシーンはないと言っても過言ではないな
見ていて個人的にちと　イラついた