64−ロクヨン− / 佐藤浩市
64−ロクヨン−
/瀬々敬久
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全体の平均評価点: (5点満点)
(52)
解説・ストーリー
横山秀夫のミステリー小説を佐藤浩市主演で映画化した前編。かつては刑事部の刑事、現在は警務部・広報官の三上義信は、常にマスコミからの外圧にさらされていた。そんな彼が、昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」に挑む。
横山秀夫のミステリー小説を佐藤浩市主演で映画化した前編。かつては刑事部の刑事、現在は警務部・広報官の三上義信は、常にマスコミからの外圧にさらされていた。そんな彼が、昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」に挑む。
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「64−ロクヨン−」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
横山秀夫のミステリー小説を佐藤浩市主演で映画化した前編。かつては刑事部の刑事、現在は警務部・広報官の三上義信は、常にマスコミからの外圧にさらされていた。そんな彼が、昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」に挑む。
「64−ロクヨン−」 の作品情報
「64−ロクヨン−」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
最新巻情報
64−ロクヨン−のシリーズ商品
64-ロクヨン- 前編
横山秀夫のミステリー小説を佐藤浩市主演で映画化した前編。かつては刑事部の刑事、現在は警務部・広報官の三上義信は、常にマスコミからの外圧にさらされていた。そんな彼が、昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」に挑む。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
121分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TCED3264 |
2016年11月25日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
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51枚 |
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64-ロクヨン- 後編
横山秀夫のミステリー小説を佐藤浩市主演で映画化した後編。三上は警察という組織の中で生きる個人としての葛藤を背負い込みながら、マスコミからの突き上げにあっていた。そんな中で家族の問題も抱えながら、「ロクヨン」事件の真相に迫り…。
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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TCED3265 |
2016年12月09日 |
在庫枚数 |
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64−ロクヨン−のシリーズ商品
【Blu-ray】64-ロクヨン- 前編(ブルーレイ)
人気作家・横山秀夫の傑作ミステリー巨編を佐藤浩市をはじめとする実力派キャストの豪華共演で映画化したミステリー・ドラマ。時効まで1年と迫る未解決の少女誘拐殺人事件、通称“ロクヨン”を抱えるとある県警を舞台に、ロクヨンを模した新たな誘拐事件の発生で混乱が広がる中、刑事部から警務部の広報に異動になったばかりのベテラン警察官が、記者クラブとの軋轢や警察組織内部に渦巻くいくつもの対立構造に振り回され、四面楚歌となりながらも、広報官としてギリギリのマスコミ対応に奔走していくさまをスリリングに描き出す。監督は「ヘヴンズ ストーリー」「ストレイヤーズ・クロニクル」の瀬々敬久。 JAN:4562474178198
収録時間: |
字幕: |
音声: |
121分 |
日本語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語 |
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レンタル開始日: |
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TCBD0584 |
2016年11月25日 |
在庫枚数 |
1位登録者: |
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24枚 |
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【Blu-ray】64-ロクヨン- 後編(ブルーレイ)
横山秀夫の傑作ミステリー巨編を佐藤浩市主演で映画化したミステリー・ドラマの後編。新たな誘拐事件が発生し、さらなるマスコミ対応に追われる広報官・三上が迫る“ロクヨン”捜査の知られざる真相と、現在進行形で展開していく新たな誘拐事件の衝撃の顛末をスリリングに描き出していく。平成14年12月。警察庁長官の視察が翌日に迫る中、管内で新たな誘拐事件が発生する。しかも犯人は明らかに“ロクヨン”の手口をまねていた。。事件の性質上、広報室の三上は記者クラブと報道協定を結ぶ必要に迫られるが、肝心の捜査情報はほとんど提供されず、記者たちは一斉に反発。そんな中、一向に情報が出てこないことに自らも業を煮やした三上は、刑事部時代の上司・松岡が指揮を執る捜査車両に単身乗り込んでいくのだったが…。 JAN:4562474178204
収録時間: |
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119分 |
日本語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/日本語 |
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TCBD0585 |
2016年12月09日 |
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64-ロクヨン- 前編
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横山秀夫のミステリー小説を佐藤浩市主演で映画化した前編。かつては刑事部の刑事、現在は警務部・広報官の三上義信は、常にマスコミからの外圧にさらされていた。そんな彼が、昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」に挑む。
64-ロクヨン- 後編
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横山秀夫のミステリー小説を佐藤浩市主演で映画化した後編。三上は警察という組織の中で生きる個人としての葛藤を背負い込みながら、マスコミからの突き上げにあっていた。そんな中で家族の問題も抱えながら、「ロクヨン」事件の真相に迫り…。
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【Blu-ray】64-ロクヨン- 前編(ブルーレイ)
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人気作家・横山秀夫の傑作ミステリー巨編を佐藤浩市をはじめとする実力派キャストの豪華共演で映画化したミステリー・ドラマ。時効まで1年と迫る未解決の少女誘拐殺人事件、通称“ロクヨン”を抱えるとある県警を舞台に、ロクヨンを模した新たな誘拐事件の発生で混乱が広がる中、刑事部から警務部の広報に異動になったばかりのベテラン警察官が、記者クラブとの軋轢や警察組織内部に渦巻くいくつもの対立構造に振り回され、四面楚歌となりながらも、広報官としてギリギリのマスコミ対応に奔走していくさまをスリリングに描き出す。監督は「ヘヴンズ ストーリー」「ストレイヤーズ・クロニクル」の瀬々敬久。 JAN:4562474178198
【Blu-ray】64-ロクヨン- 後編(ブルーレイ)
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横山秀夫の傑作ミステリー巨編を佐藤浩市主演で映画化したミステリー・ドラマの後編。新たな誘拐事件が発生し、さらなるマスコミ対応に追われる広報官・三上が迫る“ロクヨン”捜査の知られざる真相と、現在進行形で展開していく新たな誘拐事件の衝撃の顛末をスリリングに描き出していく。平成14年12月。警察庁長官の視察が翌日に迫る中、管内で新たな誘拐事件が発生する。しかも犯人は明らかに“ロクヨン”の手口をまねていた。。事件の性質上、広報室の三上は記者クラブと報道協定を結ぶ必要に迫られるが、肝心の捜査情報はほとんど提供されず、記者たちは一斉に反発。そんな中、一向に情報が出てこないことに自らも業を煮やした三上は、刑事部時代の上司・松岡が指揮を執る捜査車両に単身乗り込んでいくのだったが…。 JAN:4562474178204
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ユーザーレビュー:52件
父親たちのドラマ
昭和64年に発生し、犯人が捕まらないまま迷宮入りした少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。事件から14年が過ぎた平成14年、新たな誘拐事件が発生。犯人は「サトウ」と名乗り、身代金2000万円を用意してスーツケースに入れ、父親に車で運ばせるなど、事件は「ロクヨン」をなぞっています。
前編は、広報官という立場上、常に記者クラブや警務部、刑事部との板挟み状態の三上(佐藤浩市)。さんざんやっていた記者クラブとの対立。警察内でこんな争いがあるのか?と知るのが面白く、原作者が記者だったので、記者の目作家の真骨頂だと思います。事件に関わった人々にもたらされた深い傷跡が描かれていました。
後半は模倣犯の「ロクヨンそっくり」の動きは緊迫感に包まれます。「ロクヨン」の時、警察がひた隠しにした失態とは何か? 長官視察の真の目的とは何か?
ひたすら三上の娘がいなくなったシーンと雨宮(永瀬正敏)が思った以上に重要な役割を演じています。
何故こんなに三上の娘の事を描くのかと思いきや、つまりは父親たちのドラマを描きたかったのだと思います。
一人の人間として、事件の真相に辿り着こうとする三上の執念が凄まじいです。
どうも記者クラブとの対立に割く時間が長すぎたり、風呂敷を広げすぎて、焦点がぼやけてしまったように感じます。
このレビューは気に入りましたか?
17人の会員が気に入ったと投稿しています
ミステリーというよりも人間ドラマ
1週間しかなかった昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。事件は未解決のまま14年の時が流れ、時効が目前に迫っています。かつて刑事部の刑事としてロクヨンの捜査にもあたった三上義信(佐藤浩市)は、現在は警務部の広報官として働き、記者クラブとの確執や、刑事部と警務部の対立などに神経をすり減らす日々を送っています。そんなある日、ロクヨンを模したかのような新たな誘拐事件が発生します。
未解決事件の謎を2部作で描くサスペンスの前編。
まずは事件の背景の人間ドラマが展開されます。
キャリア組の横暴さといい記者クラブの荒っぽさといい、上層部と県警記者クラブとの接点である佐藤浩市演じる県警広報官は、両方からの圧力を受けます。当時ロクヨン捜査に当たった刑事でありながら半年前の人事で広報室の広報官という難しい立場にある主人公。次々と起きる無理難題に苦悩しながらも、当事者との直接対話で突破口を見つけようと熱血人情を炸裂させる佐藤浩市がいいです。
本来のミステリー部分とは離れていますが、警察内部の争いも面白いです。
組織内部のミスを隠蔽する警察のどうしようないところもえぐり出し内部の熾烈な争いが生々しかったです。
このレビューは気に入りましたか?
14人の会員が気に入ったと投稿しています
広報官? いらんでしょ。
前後編合わせての感想として書かせてもらいます。
以前観て、とても面白かった韓国の誘拐ミステリー映画が、横山秀夫著の小説「64」のストーリーに酷似しているという話を聞いて、あぁそうなのかとちょっとガッカリさせられていたのですが、その「64」が日本で映画化されたと聞き、どんなものかと観てみた次第です。
うーん、確かに( 一一)....... これではアイディア盗用といわれてもしかたないかな、とは思いました。けれど、一本の映画としてどちらが面白かったかと問われれば、自分は断然韓国の誘拐ミステリー映画に軍配を上げさせてもらいます。
「64」、前後編に分けてまで作るほどの内容でしようか?
物語の七割強を占める「広報官はつらいよ」の巻、正直退屈です、いりません。ギャーギャーギャーギャー騒ぎ立てるマスコミ、うざいだけです。いりません。
原作の横山秀夫が新聞記者出身だからなんでしょうけど、ヒロイックに、思い入れたっぷりに記者たちを描いてるところ、自分にはまったく興味持てないです。これは「クライマーズ・ハイ」でも感じたこと。
こっちが観たいのは飛行機に搭乗して命を落とした人たち、その家族、懸命に生存者を救出しようとした人達の姿であって、他社に先んじてスクープを報道しようと奮闘するマスコミの姿なんかじゃないんです。
この映画の主人公は、なぜに広報官、佐藤浩市なんでしょうか?
それよりも永瀬正敏を、緒形直人の物語をオレは観たいんだよ。
永瀬 正敏が真犯人を突き止めた方法に感動しました。
そんなワケあるか? いや、あるかもしれない。
愛する娘を失ってしまった後、膨大な、空虚な時間を、その行為によって埋め、その果てに奇跡的な答えを見つけ出したのかもしれない。あり得ないといえることではない。
そこが、この映画で一番感動した部分です。
そして、韓国映画で描かれる無能な警察っぷりにも辟易するけど、日本警察の縄張り意識、保身、見栄、隠蔽体質にもうんざりだね。
この映画で描かれている警察の姿が真実であるならば、だけど。
(多分、限りなく真実に近いんだろうけどね( 一一)........ )
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10人の会員が気に入ったと投稿しています
64−ロクヨン−前編
投稿日:2016/10/03
レビュアー:片山刑事
未解決の幼女誘拐事件のせいで人生が狂った関係者たちの話。
少女が1人お出かけをしてそれを見送る両親。夜、警察がその家にやってきて何やら誘拐事件の捜査をして、犯人の身代金受け渡しの一連のシークエンス。このツカミが最高にかっこよくて渋いスタートで面白かったです。
そこから事件の捜査に関わった人たちの今が描かれていて、主人公の広報官は交通事故の加害者の実名報道で記者クラブとの対立。娘の失踪。自分の知らないところで、幼女誘拐事件に関わった捜査官たちが何かを隠していると関係者に話を聞きに行く。
日本の組織のことなかれ主義に嫌というほど描かれて、玉虫色で決着しようとする姿勢。それに苦悩する主人公。それに斬りこもうとしている記者たちだけど、実は交通事故の被害者のことをろくに何も調べずに警察の隠ぺいだけに怒りをあらわにして主人公の話を聞こうともしない報道姿勢。主人公が悩みに悩んで自分の心を開く姿は感動的でした。
昭和六十四年の7日間に取り残されたたった一人の遺族のことを誰も思っていなかったけど。主人公の心の訴えにより、少し動いたところで後編に続いていく。
事件の核心に全く迫っていないのに1本の作品として最初から最後まで見せてくれる映画で面白くて役者さんたちのバトルで引っ張ってくれました。が、やっぱり長くなってもいいから1本の作品で見たくもある映画でした。にしても仕事でこんだけ喧嘩したり熱くなれるってすごい仕事だなと感心しながら見てました。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
【フィクション】でしか成し得ない【エンターテインメント】
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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重厚さに圧倒され、広報官三上(佐藤浩市)の演説の説得力に
打ちのめされ、疲れ切った前編だった。
64の誘拐事件はフィクションであるが、未解決事件のような
思い込みが私の中であった。
しかしとんでもない!!
犯人は実在し、立派に解決する(ようだ)
この警察小説(映画)で、禁じ手とでも言うべき展開が多々ある。
犯人逮捕には、囮作戦とでも言うべき、元警官と被害者の連携プレーがあるのだ。
被害者の親・雨宮は声だけで犯人を自らの手で、見つけ出す。
それは、何年何月と明示されないが、誘拐殺人後、数年後のことだと思われる。
雨宮(永瀬正敏)は何故警察へ通報しなかったのか?
事件当日、犯人からの脅迫電話を録音し損なった事実は、
14年間、隠蔽された。
居合わせた警官幸田(吉岡秀隆)の幸田メモ。
録音し損なったことにより、声を聞いたのは雨宮のみ。
この伏線で雨宮は声だけで、電話をかけ続けて、犯人を確信するのだ。
そして幸田メモが隠蔽されたことにより、警察官を辞めさせられた幸田。
幸田と雨宮による14年後(時効直前)の大博打→64事件の再現による
誘拐事件が発生する。これは被害者たちの囮捜査なのだ。
あまりにも面白すぎる。
事件は悲劇的。登場人物には血も肉も涙もたっぷり注がれ、リアルで
本物の人間ドラマが繰り広げられる。
主役・広報官の三上は上層部から圧をかけられ、記者クラブからは
「強烈な突き上げ」をくらい、家庭では娘が家出して行方知らず。
ストレスの極致のような人間だ。
彼は後編では広報官としても警官としても、タガを外して、
犯人逮捕に積極的に加担して行く。
それほどまでに64事件の犯人を恨み、被害者(雨宮・幸田・引きこもりの日吉)に同情している。
この映画は一人の警察官が警察の隠蔽体質、犯人すらも無いものにしかねない闇を告発した映画だと思う。
三上の行動に私は、限りない共感を覚えた。
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
父親たちのドラマ
投稿日
2016/12/06
レビュアー
ミルクチョコ
昭和64年に発生し、犯人が捕まらないまま迷宮入りした少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。事件から14年が過ぎた平成14年、新たな誘拐事件が発生。犯人は「サトウ」と名乗り、身代金2000万円を用意してスーツケースに入れ、父親に車で運ばせるなど、事件は「ロクヨン」をなぞっています。
前編は、広報官という立場上、常に記者クラブや警務部、刑事部との板挟み状態の三上(佐藤浩市)。さんざんやっていた記者クラブとの対立。警察内でこんな争いがあるのか?と知るのが面白く、原作者が記者だったので、記者の目作家の真骨頂だと思います。事件に関わった人々にもたらされた深い傷跡が描かれていました。
後半は模倣犯の「ロクヨンそっくり」の動きは緊迫感に包まれます。「ロクヨン」の時、警察がひた隠しにした失態とは何か? 長官視察の真の目的とは何か?
ひたすら三上の娘がいなくなったシーンと雨宮(永瀬正敏)が思った以上に重要な役割を演じています。
何故こんなに三上の娘の事を描くのかと思いきや、つまりは父親たちのドラマを描きたかったのだと思います。
一人の人間として、事件の真相に辿り着こうとする三上の執念が凄まじいです。
どうも記者クラブとの対立に割く時間が長すぎたり、風呂敷を広げすぎて、焦点がぼやけてしまったように感じます。
ミステリーというよりも人間ドラマ
投稿日
2016/11/10
レビュアー
ミルクチョコ
1週間しかなかった昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。事件は未解決のまま14年の時が流れ、時効が目前に迫っています。かつて刑事部の刑事としてロクヨンの捜査にもあたった三上義信(佐藤浩市)は、現在は警務部の広報官として働き、記者クラブとの確執や、刑事部と警務部の対立などに神経をすり減らす日々を送っています。そんなある日、ロクヨンを模したかのような新たな誘拐事件が発生します。
未解決事件の謎を2部作で描くサスペンスの前編。
まずは事件の背景の人間ドラマが展開されます。
キャリア組の横暴さといい記者クラブの荒っぽさといい、上層部と県警記者クラブとの接点である佐藤浩市演じる県警広報官は、両方からの圧力を受けます。当時ロクヨン捜査に当たった刑事でありながら半年前の人事で広報室の広報官という難しい立場にある主人公。次々と起きる無理難題に苦悩しながらも、当事者との直接対話で突破口を見つけようと熱血人情を炸裂させる佐藤浩市がいいです。
本来のミステリー部分とは離れていますが、警察内部の争いも面白いです。
組織内部のミスを隠蔽する警察のどうしようないところもえぐり出し内部の熾烈な争いが生々しかったです。
広報官? いらんでしょ。
投稿日
2016/12/15
レビュアー
CLIMBER
前後編合わせての感想として書かせてもらいます。
以前観て、とても面白かった韓国の誘拐ミステリー映画が、横山秀夫著の小説「64」のストーリーに酷似しているという話を聞いて、あぁそうなのかとちょっとガッカリさせられていたのですが、その「64」が日本で映画化されたと聞き、どんなものかと観てみた次第です。
うーん、確かに( 一一)....... これではアイディア盗用といわれてもしかたないかな、とは思いました。けれど、一本の映画としてどちらが面白かったかと問われれば、自分は断然韓国の誘拐ミステリー映画に軍配を上げさせてもらいます。
「64」、前後編に分けてまで作るほどの内容でしようか?
物語の七割強を占める「広報官はつらいよ」の巻、正直退屈です、いりません。ギャーギャーギャーギャー騒ぎ立てるマスコミ、うざいだけです。いりません。
原作の横山秀夫が新聞記者出身だからなんでしょうけど、ヒロイックに、思い入れたっぷりに記者たちを描いてるところ、自分にはまったく興味持てないです。これは「クライマーズ・ハイ」でも感じたこと。
こっちが観たいのは飛行機に搭乗して命を落とした人たち、その家族、懸命に生存者を救出しようとした人達の姿であって、他社に先んじてスクープを報道しようと奮闘するマスコミの姿なんかじゃないんです。
この映画の主人公は、なぜに広報官、佐藤浩市なんでしょうか?
それよりも永瀬正敏を、緒形直人の物語をオレは観たいんだよ。
永瀬 正敏が真犯人を突き止めた方法に感動しました。
そんなワケあるか? いや、あるかもしれない。
愛する娘を失ってしまった後、膨大な、空虚な時間を、その行為によって埋め、その果てに奇跡的な答えを見つけ出したのかもしれない。あり得ないといえることではない。
そこが、この映画で一番感動した部分です。
そして、韓国映画で描かれる無能な警察っぷりにも辟易するけど、日本警察の縄張り意識、保身、見栄、隠蔽体質にもうんざりだね。
この映画で描かれている警察の姿が真実であるならば、だけど。
(多分、限りなく真実に近いんだろうけどね( 一一)........ )
64−ロクヨン−前編
投稿日
2016/10/03
レビュアー
片山刑事
未解決の幼女誘拐事件のせいで人生が狂った関係者たちの話。
少女が1人お出かけをしてそれを見送る両親。夜、警察がその家にやってきて何やら誘拐事件の捜査をして、犯人の身代金受け渡しの一連のシークエンス。このツカミが最高にかっこよくて渋いスタートで面白かったです。
そこから事件の捜査に関わった人たちの今が描かれていて、主人公の広報官は交通事故の加害者の実名報道で記者クラブとの対立。娘の失踪。自分の知らないところで、幼女誘拐事件に関わった捜査官たちが何かを隠していると関係者に話を聞きに行く。
日本の組織のことなかれ主義に嫌というほど描かれて、玉虫色で決着しようとする姿勢。それに苦悩する主人公。それに斬りこもうとしている記者たちだけど、実は交通事故の被害者のことをろくに何も調べずに警察の隠ぺいだけに怒りをあらわにして主人公の話を聞こうともしない報道姿勢。主人公が悩みに悩んで自分の心を開く姿は感動的でした。
昭和六十四年の7日間に取り残されたたった一人の遺族のことを誰も思っていなかったけど。主人公の心の訴えにより、少し動いたところで後編に続いていく。
事件の核心に全く迫っていないのに1本の作品として最初から最後まで見せてくれる映画で面白くて役者さんたちのバトルで引っ張ってくれました。が、やっぱり長くなってもいいから1本の作品で見たくもある映画でした。にしても仕事でこんだけ喧嘩したり熱くなれるってすごい仕事だなと感心しながら見てました。
【フィクション】でしか成し得ない【エンターテインメント】
投稿日
2018/01/04
レビュアー
カマンベール
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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重厚さに圧倒され、広報官三上(佐藤浩市)の演説の説得力に
打ちのめされ、疲れ切った前編だった。
64の誘拐事件はフィクションであるが、未解決事件のような
思い込みが私の中であった。
しかしとんでもない!!
犯人は実在し、立派に解決する(ようだ)
この警察小説(映画)で、禁じ手とでも言うべき展開が多々ある。
犯人逮捕には、囮作戦とでも言うべき、元警官と被害者の連携プレーがあるのだ。
被害者の親・雨宮は声だけで犯人を自らの手で、見つけ出す。
それは、何年何月と明示されないが、誘拐殺人後、数年後のことだと思われる。
雨宮(永瀬正敏)は何故警察へ通報しなかったのか?
事件当日、犯人からの脅迫電話を録音し損なった事実は、
14年間、隠蔽された。
居合わせた警官幸田(吉岡秀隆)の幸田メモ。
録音し損なったことにより、声を聞いたのは雨宮のみ。
この伏線で雨宮は声だけで、電話をかけ続けて、犯人を確信するのだ。
そして幸田メモが隠蔽されたことにより、警察官を辞めさせられた幸田。
幸田と雨宮による14年後(時効直前)の大博打→64事件の再現による
誘拐事件が発生する。これは被害者たちの囮捜査なのだ。
あまりにも面白すぎる。
事件は悲劇的。登場人物には血も肉も涙もたっぷり注がれ、リアルで
本物の人間ドラマが繰り広げられる。
主役・広報官の三上は上層部から圧をかけられ、記者クラブからは
「強烈な突き上げ」をくらい、家庭では娘が家出して行方知らず。
ストレスの極致のような人間だ。
彼は後編では広報官としても警官としても、タガを外して、
犯人逮捕に積極的に加担して行く。
それほどまでに64事件の犯人を恨み、被害者(雨宮・幸田・引きこもりの日吉)に同情している。
この映画は一人の警察官が警察の隠蔽体質、犯人すらも無いものにしかねない闇を告発した映画だと思う。
三上の行動に私は、限りない共感を覚えた。
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64−ロクヨン−