チャイルド44 森に消えた子供たち / ゲイリー・オールドマン
チャイルド44 森に消えた子供たち
/ダニエル・エスピノーサ
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(29)
解説・ストーリー
トム・ロブ・スミスのベストセラー・ミステリー『チャイルド44』をトム・ハーディ主演で映画化。スターリン独裁政権下のソ連を舞台に、国家が揉み消した連続猟奇殺人事件の謎を追う一人のエリート捜査官の運命を描く。監督は「デンジャラス・ラン」のダニエル・エスピノーサ。1953年、スターリン政権下のソ連。ある夜、国家保安省(MGB)のエリート捜査官レオは、戦友の息子が変死体となって発見されたことを知る。事件性は明白だったが、上司は“理想国家のソ連に殺人は存在しない”との理由で事故死として処理するよう命じる。疑念が拭えない中、今度は最愛の妻ライーサにあらぬスパイの容疑がかけられ、レオに妻を告発するよう圧力がかかる。これを拒否したため、地方の警察署に飛ばされてしまうレオだったが…。 JAN:4589921401920
トム・ロブ・スミスのベストセラー・ミステリー『チャイルド44』をトム・ハーディ主演で映画化。スターリン独裁政権下のソ連を舞台に、国家が揉み消した連続猟奇殺人事件の謎を追う一人のエリート捜査官の運命を描く。監督は「デンジャラス・ラン」のダニエル・エスピノーサ。1953年、スターリン政権下のソ連。ある夜、国家保安省(MGB)のエリート捜査官レオは、戦友の息子が変死体となって発見されたことを知る。事件性は明白だったが、上司は“理想国家のソ連に殺人は存在しない”との理由で事故死として処理するよう命じる。疑念が拭えない中、今度は最愛の妻ライーサにあらぬスパイの容疑がかけられ、レオに妻を告発するよう圧力がかかる。これを拒否したため、地方の警察署に飛ばされてしまうレオだったが…。 JAN:4589921401920
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「チャイルド44 森に消えた子供たち」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
トム・ロブ・スミスのベストセラー・ミステリー『チャイルド44』をトム・ハーディ主演で映画化。スターリン独裁政権下のソ連を舞台に、国家が揉み消した連続猟奇殺人事件の謎を追う一人のエリート捜査官の運命を描く。監督は「デンジャラス・ラン」のダニエル・エスピノーサ。1953年、スターリン政権下のソ連。ある夜、国家保安省(MGB)のエリート捜査官レオは、戦友の息子が変死体となって発見されたことを知る。事件性は明白だったが、上司は“理想国家のソ連に殺人は存在しない”との理由で事故死として処理するよう命じる。疑念が拭えない中、今度は最愛の妻ライーサにあらぬスパイの容疑がかけられ、レオに妻を告発するよう圧力がかかる。これを拒否したため、地方の警察署に飛ばされてしまうレオだったが…。 JAN:4589921401920
「チャイルド44 森に消えた子供たち」 の作品情報
「チャイルド44 森に消えた子供たち」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
チャイルド44 森に消えた子供たちの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
137分 |
日・日(大字幕)・吹 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
GADR1192 |
2016年01月06日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
30枚
|
0人
|
0人
|
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
【Blu-ray】チャイルド44 森に消えた子供たち(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
137分 |
|
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
GABR1193 |
2016年01月06日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
17枚
|
0人
|
0人
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チャイルド44 森に消えた子供たちの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
137分 |
日・日(大字幕)・吹 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
GADR1192 |
2016年01月06日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
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英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
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収録時間: |
字幕: |
音声: |
137分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
GABR1193 |
2016年01月06日
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ユーザーレビュー:29件
恐るべき闇
2009年版「このミステリーがすごい!」海外編で1位を獲得したトム・ロブ・スミスのミステリー小説「チャイルド44」を映画化。
スターリン政権下にあった1953年のソ連で、子供の変死体が次々と発見されます。しかし、犯罪なき理想国家を掲げる政権は、殺人事件など起こり得ないとして、全て事故扱いにしてしまいます。秘密警察の捜査官レオ(トム・ハーディ)は、親友の息子の死をきっかけに、真相究明に乗り出すものの、国家からの圧力に阻まれ、さらに妻までも不当な容疑がかけられてしまいます。
連続殺人事件の解決がメインと思いきや、旧ソ時代の闇を描いていて、あまりの凄まじさに呆然となりました。
ソ連の内幕は、隠蔽体質からあまり描かれることがなかったため知らない部分が多かったですが、独裁政権の内幕を描き、極上の心理戦が展開されます。
権力者側として厳格に仕事してきたレオに、ふと芽生えた疑問。自ら信じた正義に目覚めます。
妻を守るという一つの信念がはっきりしはじめた中盤あたりから、グングン引き込まれました。
妻を守ったっことから、レオは辺境のような地方都市へと左遷されます。結婚は、実はMGBが怖かったから。生きるためにレオと結婚したとうライーサが、共に巨大な敵と戦っているうちに愛が芽生え、真の夫婦になっていくというところも良かったです。
荒廃した社会情勢こそがこの映画主役というちょっと恐ろしい社会派映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
25人の会員が気に入ったと投稿しています
余りの暗さ、時代背景(スターリンの大粛清)に唖然とするも、力作!!
1953年。
スターリンの死亡した年にこの映画は終結する。
「チャイルド44」という少年が猟奇的に44人殺された事件を縦糸に
レオ(トム・ハーディー)を主人公に、彼の妻ライーサ(ノオミ・ラパス)の、ねじれたような夫婦愛を横糸に、暗鬱極まりない、映画は描かれる。
スターリンの理想郷に『殺人事件』は存在しない・・・という前提なのである。
レオは仲間と孤児院で育った第二次世界大戦の英雄。
今はMGB(ソ連国家保安省)の捜査官をしている。
その彼の妻ライーサが、あろうことか?
スパイだと密告される。
そして妻の捜査を夫のレオに任されるのだ。
スターリンの大粛清は一説に700万人を殺した・・とされている。
密告がはびこり、友人も隣人も信じられない恐怖。
スターリンの大粛清という背景抜きでは語れないのです。
夫でさえ《恐怖》の対象であり、
妻でさえ《疑惑》の対象である。
そんな余裕のない世界に少年を拷問し縊死して、内臓を取り出し、
線路上に捨てる・・・という猟奇殺人事件。
レオ役のトム・ハーディーとても素晴らしいです。
善とも言い切れず、悪とも言い切れない複雑な男レオを、
美しい姿と低くて厚みのある声の響き・・素晴らしかったです。
妻ライーサ役のノオミ・ラパスは『ミレニアム3部作』に匹敵する、
柄にあった名演と適役でした。
余りの暗さに二の足を踏む方も多いことと思います。
原作者のトム・ロブ・スミス(英国人)は若干28歳でこの世界的ベストセラーを書きました。
レオを主人公に、2作目、3作目もソビエト政権下の暗部を描いて
います。
この「チャイルド44」はロシアでは、上映禁止されたそうです。
決して楽しくはないですが、圧政と恐怖政権が、日常である国も
多数、存在するのですから、目をそらしてばかりは、いられません。
このレビューは気に入りましたか?
13人の会員が気に入ったと投稿しています
鈍重
投稿日:2015/12/27
レビュアー:よふかし
原作は未読。「重厚」と勘違いしてはいけない。これは「重厚」を目指したが「鈍重」になった作品だ。設定と人物紹介に慌ただしい序盤は物語の核がつかめず、農場の惨劇でようやく腰が落ち着いた。原作ダイジェストにありがちな説明不足のドタバタした展開にもかかわらず、先の見えた物語を進む主人公の歩みは実にのろい。テーマの重さでごまかしているが、映画としては退屈な凡作である。20点。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
期待していた内容とは異なりますが、話題作であることは納得っ!
2009年の『このミステリーがすごい!大賞』の海外編で1位となった同名小説の映画化作品。
踊らされ感はあるものの、『このミス』大賞の威力はすごい!
本格サスペンス映画を期待して手に取った次第なのですが、
52人もの女子供を殺害した殺人鬼及び犯行に焦点を当てたものではなく、
また作品の鍵でもある犯人と主人公との関係が変更されてしまっており、
少々消化不良なものとなっています。
とは言え、当時のお国事情を知り得ただけでも鑑賞し甲斐のある作品といえますし、
何より命を守る為についた嘘を乗り越えながら固い絆で結ばれていく夫婦愛という
完全な別ジャンル作品という観点でも面白い作品だったように感じます。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ミステリーではない、ロシア上映禁止映画。
「このミステリーがすごい」1位、サスペンスというくくりに騙された。
というか、これはミステリーでもサスペンスでもなく、歴史だ。
ミステリーと思って期待してたら全然そうじゃなくがっかりさせられる。
少し前、テレビでオリラジの中田さんが資本論を書いたマルクスについて、面白い授業をやっていた。資本論に共感した人々が貧富の差がない国家を目指しソ連という巨大な国家を作り、貧富の差はなくなったものの、その先について資本論で何もビジョンが書かれていなかったため、人々は迷走しソ連崩壊となった、というものだ。多少の誇張はあるかもしれないが分かりやすく面白かった。
そういう資本主義の対抗として共産主義が存在する、その大きな象徴だったソ連での歴史、そういう視点から見ると、すごく面白い映画だ。
現在はウクライナとしてソ連から独立したウクライナ地方で、かつてホロドモールと呼ばれる人工的大飢饉が起こり、大量のウクライナ人が飢餓で死んでいった。その飢餓に苦しむウクライナでチカチーロという男が誕生する。チカチーロは大量殺人を行うが、当時のソ連は「大量殺人は資本主義の堕落した世界で起こるものであって、ソ連では起こりえない」という思想の元、チカチーロを放置し52人もの犠牲者が出た。
このチカチーロの大量殺戮を元にして作られた小説が「チャイルド44」で、
それを映画化したのがこの作品だ。
この映画を見なければ、スターリンの起こしたホロドモールという単語さえ知らなかったし、
共産主義体制下ではこんな強烈な思想統制が行われていたということも知らなかった。
こういう恐ろしいことが実際にあった、そういうことを知れただけでも見てよかった。
主人公レオは、ホロドモールにより孤児となり孤児院で育った。
孤児院を抜け出したレオは、森の中でソ連軍にひろわれ、レオと名付けられやがて国家安全省のエリートとなる。
身分も高く、美しい妻ライーサを得、レオの人生は順風満帆だった。
ところが戦友のこどもが猟奇的殺人に巻き込まれるという事件をきっかけにレオの人生は大きく反転していく。
戦友は、これは殺人だ。犯人を捕まえたい、と主張する。
検死に立ち会ったレオの目からも、背中を大きくT字に切り裂かれ、内蔵までくりぬかれたこどもを目の当たりにし、殺人としか思えない。
しかし、国は、
「楽園では、殺人は起こりえない」
という思想の元、列車事故だと片付ける。
国家に仕え、その思想を信じ仕事をし、生きてきたレオは違和感を感じだす・・
今の日本では考えられない状況だ。
日本は平和だ。首相をあほ呼ばわりしても、誰も捕まらない。
ネット炎上とか、いやなこともあるけれど、スターリン政権下のこの恐ろしい世界を思うと全然いいように感じる。えん罪もあるけど、大量殺人は起こりえないと、捜査さえしてもらえないよりましだ。
レオの生い立ち、夫に愛情を全くもっていなかった妻ライーサの心の変化、
そしてラストの光へと向かうストーリー。
あんな世界でも、信念を持って生きていくレオの生き様がまぶしく思えた。
更に興味深いのは、ロシアではこの映画の公開1日前に公開禁止になったという事実だ。
ロシア側としては、アメリカが一方的にソ連の歴史をゆがめて描いているということで国民は見ることすらできない。
日本なら、日本の歴史をゆがめているという意見を表明しても、上映禁止にはならないだろう。
今も尚、スターリン的血は残っているのかもしれない。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
恐るべき闇
投稿日
2015/12/25
レビュアー
ミルクチョコ
2009年版「このミステリーがすごい!」海外編で1位を獲得したトム・ロブ・スミスのミステリー小説「チャイルド44」を映画化。
スターリン政権下にあった1953年のソ連で、子供の変死体が次々と発見されます。しかし、犯罪なき理想国家を掲げる政権は、殺人事件など起こり得ないとして、全て事故扱いにしてしまいます。秘密警察の捜査官レオ(トム・ハーディ)は、親友の息子の死をきっかけに、真相究明に乗り出すものの、国家からの圧力に阻まれ、さらに妻までも不当な容疑がかけられてしまいます。
連続殺人事件の解決がメインと思いきや、旧ソ時代の闇を描いていて、あまりの凄まじさに呆然となりました。
ソ連の内幕は、隠蔽体質からあまり描かれることがなかったため知らない部分が多かったですが、独裁政権の内幕を描き、極上の心理戦が展開されます。
権力者側として厳格に仕事してきたレオに、ふと芽生えた疑問。自ら信じた正義に目覚めます。
妻を守るという一つの信念がはっきりしはじめた中盤あたりから、グングン引き込まれました。
妻を守ったっことから、レオは辺境のような地方都市へと左遷されます。結婚は、実はMGBが怖かったから。生きるためにレオと結婚したとうライーサが、共に巨大な敵と戦っているうちに愛が芽生え、真の夫婦になっていくというところも良かったです。
荒廃した社会情勢こそがこの映画主役というちょっと恐ろしい社会派映画でした。
余りの暗さ、時代背景(スターリンの大粛清)に唖然とするも、力作!!
投稿日
2016/01/08
レビュアー
カマンベール
1953年。
スターリンの死亡した年にこの映画は終結する。
「チャイルド44」という少年が猟奇的に44人殺された事件を縦糸に
レオ(トム・ハーディー)を主人公に、彼の妻ライーサ(ノオミ・ラパス)の、ねじれたような夫婦愛を横糸に、暗鬱極まりない、映画は描かれる。
スターリンの理想郷に『殺人事件』は存在しない・・・という前提なのである。
レオは仲間と孤児院で育った第二次世界大戦の英雄。
今はMGB(ソ連国家保安省)の捜査官をしている。
その彼の妻ライーサが、あろうことか?
スパイだと密告される。
そして妻の捜査を夫のレオに任されるのだ。
スターリンの大粛清は一説に700万人を殺した・・とされている。
密告がはびこり、友人も隣人も信じられない恐怖。
スターリンの大粛清という背景抜きでは語れないのです。
夫でさえ《恐怖》の対象であり、
妻でさえ《疑惑》の対象である。
そんな余裕のない世界に少年を拷問し縊死して、内臓を取り出し、
線路上に捨てる・・・という猟奇殺人事件。
レオ役のトム・ハーディーとても素晴らしいです。
善とも言い切れず、悪とも言い切れない複雑な男レオを、
美しい姿と低くて厚みのある声の響き・・素晴らしかったです。
妻ライーサ役のノオミ・ラパスは『ミレニアム3部作』に匹敵する、
柄にあった名演と適役でした。
余りの暗さに二の足を踏む方も多いことと思います。
原作者のトム・ロブ・スミス(英国人)は若干28歳でこの世界的ベストセラーを書きました。
レオを主人公に、2作目、3作目もソビエト政権下の暗部を描いて
います。
この「チャイルド44」はロシアでは、上映禁止されたそうです。
決して楽しくはないですが、圧政と恐怖政権が、日常である国も
多数、存在するのですから、目をそらしてばかりは、いられません。
鈍重
投稿日
2015/12/27
レビュアー
よふかし
原作は未読。「重厚」と勘違いしてはいけない。これは「重厚」を目指したが「鈍重」になった作品だ。設定と人物紹介に慌ただしい序盤は物語の核がつかめず、農場の惨劇でようやく腰が落ち着いた。原作ダイジェストにありがちな説明不足のドタバタした展開にもかかわらず、先の見えた物語を進む主人公の歩みは実にのろい。テーマの重さでごまかしているが、映画としては退屈な凡作である。20点。
期待していた内容とは異なりますが、話題作であることは納得っ!
投稿日
2017/07/11
レビュアー
伝衛門
2009年の『このミステリーがすごい!大賞』の海外編で1位となった同名小説の映画化作品。
踊らされ感はあるものの、『このミス』大賞の威力はすごい!
本格サスペンス映画を期待して手に取った次第なのですが、
52人もの女子供を殺害した殺人鬼及び犯行に焦点を当てたものではなく、
また作品の鍵でもある犯人と主人公との関係が変更されてしまっており、
少々消化不良なものとなっています。
とは言え、当時のお国事情を知り得ただけでも鑑賞し甲斐のある作品といえますし、
何より命を守る為についた嘘を乗り越えながら固い絆で結ばれていく夫婦愛という
完全な別ジャンル作品という観点でも面白い作品だったように感じます。
ミステリーではない、ロシア上映禁止映画。
投稿日
2016/05/10
レビュアー
真
「このミステリーがすごい」1位、サスペンスというくくりに騙された。
というか、これはミステリーでもサスペンスでもなく、歴史だ。
ミステリーと思って期待してたら全然そうじゃなくがっかりさせられる。
少し前、テレビでオリラジの中田さんが資本論を書いたマルクスについて、面白い授業をやっていた。資本論に共感した人々が貧富の差がない国家を目指しソ連という巨大な国家を作り、貧富の差はなくなったものの、その先について資本論で何もビジョンが書かれていなかったため、人々は迷走しソ連崩壊となった、というものだ。多少の誇張はあるかもしれないが分かりやすく面白かった。
そういう資本主義の対抗として共産主義が存在する、その大きな象徴だったソ連での歴史、そういう視点から見ると、すごく面白い映画だ。
現在はウクライナとしてソ連から独立したウクライナ地方で、かつてホロドモールと呼ばれる人工的大飢饉が起こり、大量のウクライナ人が飢餓で死んでいった。その飢餓に苦しむウクライナでチカチーロという男が誕生する。チカチーロは大量殺人を行うが、当時のソ連は「大量殺人は資本主義の堕落した世界で起こるものであって、ソ連では起こりえない」という思想の元、チカチーロを放置し52人もの犠牲者が出た。
このチカチーロの大量殺戮を元にして作られた小説が「チャイルド44」で、
それを映画化したのがこの作品だ。
この映画を見なければ、スターリンの起こしたホロドモールという単語さえ知らなかったし、
共産主義体制下ではこんな強烈な思想統制が行われていたということも知らなかった。
こういう恐ろしいことが実際にあった、そういうことを知れただけでも見てよかった。
主人公レオは、ホロドモールにより孤児となり孤児院で育った。
孤児院を抜け出したレオは、森の中でソ連軍にひろわれ、レオと名付けられやがて国家安全省のエリートとなる。
身分も高く、美しい妻ライーサを得、レオの人生は順風満帆だった。
ところが戦友のこどもが猟奇的殺人に巻き込まれるという事件をきっかけにレオの人生は大きく反転していく。
戦友は、これは殺人だ。犯人を捕まえたい、と主張する。
検死に立ち会ったレオの目からも、背中を大きくT字に切り裂かれ、内蔵までくりぬかれたこどもを目の当たりにし、殺人としか思えない。
しかし、国は、
「楽園では、殺人は起こりえない」
という思想の元、列車事故だと片付ける。
国家に仕え、その思想を信じ仕事をし、生きてきたレオは違和感を感じだす・・
今の日本では考えられない状況だ。
日本は平和だ。首相をあほ呼ばわりしても、誰も捕まらない。
ネット炎上とか、いやなこともあるけれど、スターリン政権下のこの恐ろしい世界を思うと全然いいように感じる。えん罪もあるけど、大量殺人は起こりえないと、捜査さえしてもらえないよりましだ。
レオの生い立ち、夫に愛情を全くもっていなかった妻ライーサの心の変化、
そしてラストの光へと向かうストーリー。
あんな世界でも、信念を持って生きていくレオの生き様がまぶしく思えた。
更に興味深いのは、ロシアではこの映画の公開1日前に公開禁止になったという事実だ。
ロシア側としては、アメリカが一方的にソ連の歴史をゆがめて描いているということで国民は見ることすらできない。
日本なら、日本の歴史をゆがめているという意見を表明しても、上映禁止にはならないだろう。
今も尚、スターリン的血は残っているのかもしれない。
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- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
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