鎧武外伝　仮面ライダーデューク／仮面ライダーナックル

外伝カップリング2本立ての第2弾。
前作が、準主役の「斬月」＆「バロン」で、
ほぼ同時期の話だったのに対し、
本作は、サブキャラの「戦極凌馬」と
完全に脇役だった「ザック」が主人公で、
時期も違う独立した話。


「デューク編」
ゲネシスドライバー完成直前の頃の話。
ユグドラシル内部で『ザクロロックシード』を使用した自爆テロが発生。
事件の陰に凌馬の前任者・死んだはずの狗道供界の存在が…

見所は、凌馬が貴虎・シド・耀子の次世代ライダー３人と
初めて出逢うシーンが、回想としてそれぞれ描かれているトコかな。
あと、凌馬がゲネシスドライバーを使用する前に使っていた
「戦極ドライバー」と「レモンロックシード」で変身する
「初期型の仮面ライダーデューク レモンアームズ」が登場！
貴虎とのW変身はトリハダもの！！

一応、敵ライダーとして登場する「仮面ライダー セイバー」は
新設定ですが、スーツが２次利用なので盛り上がりはイマイチ。
戦極ドライバーをドコから手に入れたのか？
なぜゲネシスコアで２個着けなのか？
ジンバーじゃないの？
など疑問も残る…BRのコメンタリーとかで説明してるのかも？

物語の本筋は「戦極凌馬は、親友・貴虎のドコに魅かれ、
なぜ見限ったのか？」といった涼馬の微妙な心情の変化かな？


「ナックル編」
時間軸でいうと、鎧武史上一番未来の話。メガヘックス戦の後。

チームバロンの新リーダー？ザックはチームをペコに任せ、
単身ニューヨークへ渡り、本場のダンスに挑戦していた。
しかし、ネオ・バロンなるチームが地下で勢力を伸ばし、
ペコも取り込まれてしまった。
ペコの姉からの連絡で、ザックは帰国。
ペコを救出に向かうのだが…。

正直、ザック(仮面ライダー ナックル)は完全にザコキャラと思っていたが、
本作では、まぎれもない激アツ主人公となっている。

物語自体は、たいしたヒネリはない、だからこそ王道の展開！
凰蓮のオッサンと城乃内は、待ってましたとばかりにオイシイ登場！
とってつけたように、仮面ライダー龍玄・呉島光実も登場！
そして、チーム鎧武のメンバーと駆紋戒斗は回想での登場！
チーム鎧武の中に葛葉紘汰がいても良かったと思うが、今回は登場なし。

ザックと戒斗の出会いから、
バロンというチーム名に込められた想いなど、
駆紋戒斗とは、どういう男だったのか？が良く分かる！
そして、戒斗の一番近くにいた男・ザックが、
真に その意思を受け継ぎ、熱く燃える！！

敵のバックグランドに小粒感がいなめないのは仕方ないが、
量産型ドライバーで、手首プランプランのナックルが、
ジンバーにパワーアップするプロセスは、なかなか燃える展開！

本作を観て、
改めてTV(特に戒斗が単独行動をとり出す辺り)を見直すと、
それぞれの印象が、また違って楽しめると思う！


次は「ブラーボ＆グリドン」と「マリカVSシグルド」の２本立てかな？

『仮面ライダー鎧武』の外伝。
　今回も素晴らしい。

　デューク編は少し昔の話。
　ゲネシスドライバーが誕生するちょっと前から完成まで。

　それぞれの出会いが描かれていますし、そういう過去があったのかと驚きも。
　よくこれで結成できたな……。だけど、だからこそいびつだな、と。


　ナックル編は、ザックがカッコよすぎる。こんなすごいキャラだっけ？　と思うほどカッコイイ。
　ヘルヘイム消滅から１年後が舞台。
　バロンを語るネオ・バロンを創設した昔の仲間だったシュラとの戦い。
　ジンバーマロンアームズの強さとフォルムの面白さがいいね。


　外伝だからこそのエピソードは熱い。

期待感半端ない！