るろうに剣心 伝説の最期編 / 佐藤健
るろうに剣心 伝説の最期編
/大友啓史
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全体の平均評価点: (5点満点)
(57)
解説・ストーリー
和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演で映画化したアクション大作の後編。日本征服を企む志々雄を倒すため、剣心は師匠の比古清十郎に奥義の伝授を懇願する。一方、剣心が生きていることを知った志々雄は政府に圧力を掛け、剣心の公開処刑を命じる。※一般告知解禁日:11月26日
和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演で映画化したアクション大作の後編。日本征服を企む志々雄を倒すため、剣心は師匠の比古清十郎に奥義の伝授を懇願する。一方、剣心が生きていることを知った志々雄は政府に圧力を掛け、剣心の公開処刑を命じる。※一般告知解禁日:11月26日
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「るろうに剣心 伝説の最期編」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演で映画化したアクション大作の後編。日本征服を企む志々雄を倒すため、剣心は師匠の比古清十郎に奥義の伝授を懇願する。一方、剣心が生きていることを知った志々雄は政府に圧力を掛け、剣心の公開処刑を命じる。※一般告知解禁日:11月26日
「るろうに剣心 伝説の最期編」 の作品情報
「るろうに剣心 伝説の最期編」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「るろうに剣心 伝説の最期編」 のシリーズ作品
るろうに剣心 伝説の最期編の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
135分 |
1.日本語音声字幕 |
1.オリジナル日本語(5.1ch) 2.オリジナル日本語(2.0ch) |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
1000534140 |
2015年01月21日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
228枚
|
1人
|
0人
|
1.オリジナル日本語(5.1ch)
2.オリジナル日本語(2.0ch)
【Blu-ray】るろうに剣心 伝説の最期編(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
135分 |
1.日本語音声字幕 |
1.日本語(PCM 5.1ch) 2.日本語(PCM 2.0ch) |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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1000534079 |
2015年01月21日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
111枚
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1.日本語(PCM 5.1ch)
2.日本語(PCM 2.0ch)
るろうに剣心 伝説の最期編の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
135分 |
1.日本語音声字幕 |
1.オリジナル日本語(5.1ch) 2.オリジナル日本語(2.0ch) |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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1000534140 |
2015年01月21日
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1位登録者: |
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2.オリジナル日本語(2.0ch)
【Blu-ray】るろうに剣心 伝説の最期編(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
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ユーザーレビュー:57件
生きるための闘いがカッコいい
「るろうに剣心」シリーズの完結編。
日本征服を狙う志々雄(藤原竜也)は、砲艦で伊藤博文を脅し、剣心を指名手配にさせます。
一方、かつての師匠・清十郎(福山雅治)に助けられた剣心は、志々雄に立ち向かうため、師匠に奥義の教えを請います。そして、志々雄の計画を阻止するために東京へ向かうものの、蒼紫が行く手を阻みます。
前編より一層アクションが激しさを増し、殺陣シーンが盛りだくさんでビックリしました。
師・清十郎の奥義は、真の強さとは、死を恐れない覚悟ではなく、生きようとする意志だ。生への渇望によってこそ強さを得ると教えられます。
剣心を厳しく鍛える師匠ですが、激しく動き回る剣心に対して、どちらかというと緩やかでどっしり構えるスタイルが印象的でした。
福山雅治のカッコよさを堪能できます。
ラストの志々雄とのバトルは圧巻です。ラストにふさわしい凄みを増した殺陣と藤原竜也の圧倒的存在感は必見の価値有り。
志々雄の哀しみを感じさせる心理描写が伝わって来るようでした。
生きるための闘いがやっぱりカッコいい。
このレビューは気に入りましたか?
22人の会員が気に入ったと投稿しています
カンフーへの傾斜。
投稿日:2015/03/08
レビュアー:ぴよさん
前作『京都大火編』で語っておくべきことを消化せずに、この『最期編』に持ち込んだことで、映画的に
バランスを欠いてしまったように見えた。第一作よりも原作の再現度を下げた脚本は、それならそれで
もいいのだが、漫画的要素を排しただけの効果を得られたとは思えない。
例えば漫画的でもいいから描写すべきだったのは、奥義「天翔龍閃」の体得、もしくは披露のシーン。
最後の最後に志士雄を倒す場面で、あのアッサリ描写はいただけない。歌舞伎の「見得」ではないが
あの場面だけはもっと何か見せ方が無かったろうかと思う。
もちろんアクション映画としての満足度は、非常に高い。三作通じてのアクション監督、谷垣健治の
見事なる仕事だ。特に印象に残るのは宗次郎戦。「縮地」も「瞬天殺」も実写では描きにくいものの、
リアルなスピード感は表現されていた。膝をつき気味で戦う場面のアクション設計など、相変わらず
すばらしい。
同様に最終決戦での四対一の乱戦も、苦心の場面だったと思う。四者四様の技が入り乱れる中、
それらを捌きながら、圧倒してみせる志々雄の凄みを見せつけた。贅沢を言うなら、スピード感を重視
しすぎてか、攻撃に重みを感じられなかったこと。それを感じさせられるはずの左之助が「二重の極み」
を体得していないのが痛い。安慈とのエピソードをなんとか前半、比古との修行部分を削ってでも滑り
こませられなかったものか。
十本刀のザコっぷりは泣く泣く諦めるしかないが、盲剣の宇水vs斎藤のシークエンスはあんまりだ。
あんな扱いなら、凝ったコスチュームなんかさせないで欲しい。
そしてやっぱり最後まで消化不良だったのが四乃森蒼紫の存在だ。取ってつけたような設定のせいで、
大火編からずっと、この人の行動原理がしっくりこない。だから最終決戦の場に現れた時に、パッション
が生まれなかった。熱演の伊勢谷が可哀想。
福山雅治(比古清十郎)にしろ、藤原竜也(志々雄)にしろ、よくもこれだけの殺陣をやれるものと
感心するが、見せすぎると少々飽きてしまうのも事実。一作目の綾野剛(外印)が短い時間で強烈な
印象を残したのが、良い見本だったと思う。
アクションのリズムといい、そのシークエンスの長さといい、これはもはやカンフー映画だ。それは、
谷垣の香港映画ブラッドによるものだろう。(一作目はまだそれでも「時代劇」だった)
そのことは成功もしているが、失敗してもいると思う。カンフーは畳みかけてなんぼだが、時代劇は
静と動、緩と急で空気を作る。それは谷垣の言う、「自分のDNAにあるドメスティックなもの」への
こだわりに繋がることだと思うのだが。
…まあしかし、そんなのは古い見方なのかもしれない。世界に通用するアクションを志向するなら、
この手法は正解なのだろう。であれば大友×谷垣で(原作に縛られない)オリジナルなアクション映画
を観てみたいものだ。徹底的に“和”のアクション、たとえば宮本武蔵とか。(おっと、バガボン…)
このレビューは気に入りましたか?
13人の会員が気に入ったと投稿しています
剣心は、最期まで、「不殺の掟」を貫けるか?
「るろうに剣心」
「るろうに剣心 京都大火編」
そして本作「るろうに剣心 伝説の最期編」を続けて観ました。
素晴らしい作品でした。世界に誇れると思います。
歴史(・・明治維新とその後に樹立される明治政府)
現実の史実に絡めて緋村剣心(佐藤健)や多くの架空の登場人物が生き生きと活躍する物語。
原作並びに脚本が優れています。
明治政府樹立に大きく貢献した“人斬り抜刀斎”である剣心は、その殺傷を深く悔いている。
(戦乱で犯した殺人は罪に問われないのが決まりの筈。)
それも政権樹立に貢献したのに、志志雄(藤原竜也)は、2番目の“人斬り“の自分を棚に上げて、
伊藤博文(小澤征悦)に取り入り、剣心を日本中にお尋ね者として探させます。
『ペルーの黒船来訪』
この史実まで利用して、荒唐無稽とはこの事。
志志雄は同志多数と『黒船』に乗り大砲を民衆に撃ち込んで来ます。
言い遅れましたが、本作の冒頭。
浜辺に流れ着いた剣心を助けた師匠の比古清十郎(福山雅治)
ここで15歳の剣心の過去が明かされるあたりも、実に上手い。
15歳の剣心は死体をテキミカタ無く埋葬する心優しい少年だった。
その弱点を否定して殺陣剣を教えたのが比古なのです。
師匠の比古も殺人剣を教えた事を悔いて隠遁の身となっています。
しかし助けられた剣心は師匠から今以上の誰にも負けない剣術の奥義を授かりたいと願うのでした。
福山雅治、時代劇ははじめて観ましたが、剣術の達人が実にハマっていて貫禄でした。
剣心と比古清十郎の真剣勝負はこの映画の最高のハイライトでした。
そして《お尋ね者の剣心、あわや打ち首か!!》
ここからの展開、黒船もどきの船内の志志雄とのアクションシーン。
実にワクワクしました。
志志雄もまた維新の犠牲者である事により捻じ曲げられた人生。
誰もが無傷ではいられない時代でした。
3作品を貫く剣心の思想にブレがまったくなく、完成度の高い作品。
殺陣シーンの舞踏のような美しさと所作。佐藤健は只者ではない。
目にも華やかで面白くて、そしてドラマティックなストーリー展開に感動しました。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
実写化成功
投稿日:2016/05/29
レビュアー:oyoyo
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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漫画の実写化では大成功の「るろうに剣心」シリーズ第3弾!
佐藤健に武井咲、青木崇高、蒼井優、江口洋介、藤原竜也、伊勢谷友介に福山雅治!
なんと豪華な顔ぶれ!
原作は知らないけど、
今作では、剣心が、あまり強く思えない。
師匠との特訓シーンは、いつも師匠にかなわないし、
ラストバトルは志々雄1人に対し、こっちは数人がかり、
○○レンジャーじゃないんだから(笑)
師匠や志々雄が強すぎて、剣心が弱く見えてしまう。
とはいえ殺陣は迫力があり、戦い方やアングルも飽きさせない工夫がされている。
ストーリーも深みがあり、しっかり作られている。
福山雅治カッコいい。
佐藤健の表情にも注目。剣心そのものだ。
アクション映画としては一級品だ。
85点
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
ラストサムライの話なのであった
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
前作『京都大火編』から間髪要れずにロードショーとなった『伝説の最期編』。
1作目を凌ぐスケールとアクションになった『京都大火編』だったのですが、福山雅治を迎えて、どのようなアクションになるのかが見物でもあり、不安要素でした。
いきなり始まる、師匠・比古清十郎vs剣心の白熱のお稽古!福山さんも全開のアクションで見ごたえ充分!冒頭から不安解消です。
福山雅治さん、美味しすぎるでしょう。
前回までのモヤモヤ部分の解消もひとつ紹介。
作品を観る前に息子に言ってたんです「牙突」の成功が観たいと。
遂にその時がやって来ました!江口's斉藤が、牙突の構えを決めた瞬間、私をチラリと観た息子を感じましたよ!ここだと!
やっと!やっと!斉藤一の牙突が!日の目を見たのです!
一瞬ではありますが、少しショボかろうが、よいのです。あれ以上は表現のしようがないでしょう。牙突!良かったぁ♪
期待しながらも残念だった事も紹介。
安慈と左之助の絡み。左之助が、二重の極みを伝授されるハズなのですが…う〜ん無かったぁ。ここ残念。
蒼紫と剣心、宗次郎と剣心の絡みもOK!
蒼紫はねぇ、もう少し欲しかったけど我慢我慢。
あまり拘っていても、ただでさえ2時間を超える大作。全て網羅するには5時間を超えてしまうでしょう…
藤原竜也。はい、志々雄真実です。
その容貌含め、濃い立ったキャラでもあり、描き方が非常に難しかったと思います。
演じる方ももちろんだったと思いますが、完璧だったのではないでしょうか。
佐藤健の剣心はもちろんカッコよく、主役だったのですが、対する敵役・藤原志々雄、最凶にして最高のキャラは、バットマンのジョーカーに引けを取らないのでは!?と思う次第でして、言い過ぎかもしれませんが悪しからず。
突っ込みどころは、沢山あるでしょう。
元々が空想の世界。衣装にしても、必殺技にしても、実写化にはリスクが伴います。
しかし、漫画やアニメでしか描けない迫力やスピード感を、このシリーズは出来うる限りの実写化に成功している数少ない成功例だと思います。
役者の方々の稽古の苦労を思うだけで、さぶイボが立つくらいに感動してしまうのであります。
新時代を築くには、あまりにも多くの犠牲を払った幕末。
関係の無い命の犠牲も問わない、非情な明治政府ですが、それは現代社会にも言えるところ。
非情な采配を振るった伊藤博文が、最期に見せた侍達への「敬礼」。
トム・クルーズの『ラストサムライ』で、憲兵達が見せた「座礼」が、それに近い意味なのかもしれません。少し違うけど…
侍の時代が終わり、新たな時代の始まりを告げた瞬間なのかな。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
生きるための闘いがカッコいい
投稿日
2015/01/16
レビュアー
ミルクチョコ
「るろうに剣心」シリーズの完結編。
日本征服を狙う志々雄(藤原竜也)は、砲艦で伊藤博文を脅し、剣心を指名手配にさせます。
一方、かつての師匠・清十郎(福山雅治)に助けられた剣心は、志々雄に立ち向かうため、師匠に奥義の教えを請います。そして、志々雄の計画を阻止するために東京へ向かうものの、蒼紫が行く手を阻みます。
前編より一層アクションが激しさを増し、殺陣シーンが盛りだくさんでビックリしました。
師・清十郎の奥義は、真の強さとは、死を恐れない覚悟ではなく、生きようとする意志だ。生への渇望によってこそ強さを得ると教えられます。
剣心を厳しく鍛える師匠ですが、激しく動き回る剣心に対して、どちらかというと緩やかでどっしり構えるスタイルが印象的でした。
福山雅治のカッコよさを堪能できます。
ラストの志々雄とのバトルは圧巻です。ラストにふさわしい凄みを増した殺陣と藤原竜也の圧倒的存在感は必見の価値有り。
志々雄の哀しみを感じさせる心理描写が伝わって来るようでした。
生きるための闘いがやっぱりカッコいい。
カンフーへの傾斜。
投稿日
2015/03/08
レビュアー
ぴよさん
前作『京都大火編』で語っておくべきことを消化せずに、この『最期編』に持ち込んだことで、映画的に
バランスを欠いてしまったように見えた。第一作よりも原作の再現度を下げた脚本は、それならそれで
もいいのだが、漫画的要素を排しただけの効果を得られたとは思えない。
例えば漫画的でもいいから描写すべきだったのは、奥義「天翔龍閃」の体得、もしくは披露のシーン。
最後の最後に志士雄を倒す場面で、あのアッサリ描写はいただけない。歌舞伎の「見得」ではないが
あの場面だけはもっと何か見せ方が無かったろうかと思う。
もちろんアクション映画としての満足度は、非常に高い。三作通じてのアクション監督、谷垣健治の
見事なる仕事だ。特に印象に残るのは宗次郎戦。「縮地」も「瞬天殺」も実写では描きにくいものの、
リアルなスピード感は表現されていた。膝をつき気味で戦う場面のアクション設計など、相変わらず
すばらしい。
同様に最終決戦での四対一の乱戦も、苦心の場面だったと思う。四者四様の技が入り乱れる中、
それらを捌きながら、圧倒してみせる志々雄の凄みを見せつけた。贅沢を言うなら、スピード感を重視
しすぎてか、攻撃に重みを感じられなかったこと。それを感じさせられるはずの左之助が「二重の極み」
を体得していないのが痛い。安慈とのエピソードをなんとか前半、比古との修行部分を削ってでも滑り
こませられなかったものか。
十本刀のザコっぷりは泣く泣く諦めるしかないが、盲剣の宇水vs斎藤のシークエンスはあんまりだ。
あんな扱いなら、凝ったコスチュームなんかさせないで欲しい。
そしてやっぱり最後まで消化不良だったのが四乃森蒼紫の存在だ。取ってつけたような設定のせいで、
大火編からずっと、この人の行動原理がしっくりこない。だから最終決戦の場に現れた時に、パッション
が生まれなかった。熱演の伊勢谷が可哀想。
福山雅治(比古清十郎)にしろ、藤原竜也(志々雄)にしろ、よくもこれだけの殺陣をやれるものと
感心するが、見せすぎると少々飽きてしまうのも事実。一作目の綾野剛(外印)が短い時間で強烈な
印象を残したのが、良い見本だったと思う。
アクションのリズムといい、そのシークエンスの長さといい、これはもはやカンフー映画だ。それは、
谷垣の香港映画ブラッドによるものだろう。(一作目はまだそれでも「時代劇」だった)
そのことは成功もしているが、失敗してもいると思う。カンフーは畳みかけてなんぼだが、時代劇は
静と動、緩と急で空気を作る。それは谷垣の言う、「自分のDNAにあるドメスティックなもの」への
こだわりに繋がることだと思うのだが。
…まあしかし、そんなのは古い見方なのかもしれない。世界に通用するアクションを志向するなら、
この手法は正解なのだろう。であれば大友×谷垣で(原作に縛られない)オリジナルなアクション映画
を観てみたいものだ。徹底的に“和”のアクション、たとえば宮本武蔵とか。(おっと、バガボン…)
剣心は、最期まで、「不殺の掟」を貫けるか?
投稿日
2020/06/14
レビュアー
カマンベール
「るろうに剣心」
「るろうに剣心 京都大火編」
そして本作「るろうに剣心 伝説の最期編」を続けて観ました。
素晴らしい作品でした。世界に誇れると思います。
歴史(・・明治維新とその後に樹立される明治政府)
現実の史実に絡めて緋村剣心(佐藤健)や多くの架空の登場人物が生き生きと活躍する物語。
原作並びに脚本が優れています。
明治政府樹立に大きく貢献した“人斬り抜刀斎”である剣心は、その殺傷を深く悔いている。
(戦乱で犯した殺人は罪に問われないのが決まりの筈。)
それも政権樹立に貢献したのに、志志雄(藤原竜也)は、2番目の“人斬り“の自分を棚に上げて、
伊藤博文(小澤征悦)に取り入り、剣心を日本中にお尋ね者として探させます。
『ペルーの黒船来訪』
この史実まで利用して、荒唐無稽とはこの事。
志志雄は同志多数と『黒船』に乗り大砲を民衆に撃ち込んで来ます。
言い遅れましたが、本作の冒頭。
浜辺に流れ着いた剣心を助けた師匠の比古清十郎(福山雅治)
ここで15歳の剣心の過去が明かされるあたりも、実に上手い。
15歳の剣心は死体をテキミカタ無く埋葬する心優しい少年だった。
その弱点を否定して殺陣剣を教えたのが比古なのです。
師匠の比古も殺人剣を教えた事を悔いて隠遁の身となっています。
しかし助けられた剣心は師匠から今以上の誰にも負けない剣術の奥義を授かりたいと願うのでした。
福山雅治、時代劇ははじめて観ましたが、剣術の達人が実にハマっていて貫禄でした。
剣心と比古清十郎の真剣勝負はこの映画の最高のハイライトでした。
そして《お尋ね者の剣心、あわや打ち首か!!》
ここからの展開、黒船もどきの船内の志志雄とのアクションシーン。
実にワクワクしました。
志志雄もまた維新の犠牲者である事により捻じ曲げられた人生。
誰もが無傷ではいられない時代でした。
3作品を貫く剣心の思想にブレがまったくなく、完成度の高い作品。
殺陣シーンの舞踏のような美しさと所作。佐藤健は只者ではない。
目にも華やかで面白くて、そしてドラマティックなストーリー展開に感動しました。
実写化成功
投稿日
2016/05/29
レビュアー
oyoyo
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漫画の実写化では大成功の「るろうに剣心」シリーズ第3弾!
佐藤健に武井咲、青木崇高、蒼井優、江口洋介、藤原竜也、伊勢谷友介に福山雅治!
なんと豪華な顔ぶれ!
原作は知らないけど、
今作では、剣心が、あまり強く思えない。
師匠との特訓シーンは、いつも師匠にかなわないし、
ラストバトルは志々雄1人に対し、こっちは数人がかり、
○○レンジャーじゃないんだから(笑)
師匠や志々雄が強すぎて、剣心が弱く見えてしまう。
とはいえ殺陣は迫力があり、戦い方やアングルも飽きさせない工夫がされている。
ストーリーも深みがあり、しっかり作られている。
福山雅治カッコいい。
佐藤健の表情にも注目。剣心そのものだ。
アクション映画としては一級品だ。
85点
ラストサムライの話なのであった
投稿日
2014/12/29
レビュアー
Bikke兄
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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前作『京都大火編』から間髪要れずにロードショーとなった『伝説の最期編』。
1作目を凌ぐスケールとアクションになった『京都大火編』だったのですが、福山雅治を迎えて、どのようなアクションになるのかが見物でもあり、不安要素でした。
いきなり始まる、師匠・比古清十郎vs剣心の白熱のお稽古!福山さんも全開のアクションで見ごたえ充分!冒頭から不安解消です。
福山雅治さん、美味しすぎるでしょう。
前回までのモヤモヤ部分の解消もひとつ紹介。
作品を観る前に息子に言ってたんです「牙突」の成功が観たいと。
遂にその時がやって来ました!江口's斉藤が、牙突の構えを決めた瞬間、私をチラリと観た息子を感じましたよ!ここだと!
やっと!やっと!斉藤一の牙突が!日の目を見たのです!
一瞬ではありますが、少しショボかろうが、よいのです。あれ以上は表現のしようがないでしょう。牙突!良かったぁ♪
期待しながらも残念だった事も紹介。
安慈と左之助の絡み。左之助が、二重の極みを伝授されるハズなのですが…う〜ん無かったぁ。ここ残念。
蒼紫と剣心、宗次郎と剣心の絡みもOK!
蒼紫はねぇ、もう少し欲しかったけど我慢我慢。
あまり拘っていても、ただでさえ2時間を超える大作。全て網羅するには5時間を超えてしまうでしょう…
藤原竜也。はい、志々雄真実です。
その容貌含め、濃い立ったキャラでもあり、描き方が非常に難しかったと思います。
演じる方ももちろんだったと思いますが、完璧だったのではないでしょうか。
佐藤健の剣心はもちろんカッコよく、主役だったのですが、対する敵役・藤原志々雄、最凶にして最高のキャラは、バットマンのジョーカーに引けを取らないのでは!?と思う次第でして、言い過ぎかもしれませんが悪しからず。
突っ込みどころは、沢山あるでしょう。
元々が空想の世界。衣装にしても、必殺技にしても、実写化にはリスクが伴います。
しかし、漫画やアニメでしか描けない迫力やスピード感を、このシリーズは出来うる限りの実写化に成功している数少ない成功例だと思います。
役者の方々の稽古の苦労を思うだけで、さぶイボが立つくらいに感動してしまうのであります。
新時代を築くには、あまりにも多くの犠牲を払った幕末。
関係の無い命の犠牲も問わない、非情な明治政府ですが、それは現代社会にも言えるところ。
非情な采配を振るった伊藤博文が、最期に見せた侍達への「敬礼」。
トム・クルーズの『ラストサムライ』で、憲兵達が見せた「座礼」が、それに近い意味なのかもしれません。少し違うけど…
侍の時代が終わり、新たな時代の始まりを告げた瞬間なのかな。
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