ポンペイ

ポール・W・S・アンダーソン監督が、西暦79年のベスビオ火山の噴火によって灰となったローマ帝国の街ポンペイを舞台に描いたアクション大作。
ローマ人に一族を滅ぼされたケルト人騎馬族の生き残りのマイロ（キット・ハリントン）は、奴隷の拳闘士として連れて来られます。その道中、ポンペイの有力者の娘カッシア（エミリー・ブラウニング）と出会い一目で恋に落ちます。しかし、カッシアは、かつてマイロの家族を殺したローマの上院議員コルヴス（キーファ・サザーランド）に婚約を迫られていました。やがて自由の身になったマイロが街を離れようとした時、ヴェスビィオ山が噴火。

あまり期待してなかったのですが、なかなかの拾い物でした。
前半は主人公マイロの復讐と有力者の娘との身分違いの恋や剣闘士同士の友情を中心に描き、後半は大自然の猛威をこれでもかと見せつけます。
旅の途中、馬が倒れて身動きできないところを救った相手が、ポンペイ統治者の娘カッシアでした。けれど、身分の違う二人。
ローマの上院議員のコルヴスことジャック・バウアーがこの映画でも不死身ぶりでした。
噴火により、消滅した古代都市を舞台に、復讐も友情も愛も何もかも呑み込んでしまうような大スペクタクルに引き込まれました。噴火のVFXはもちろん、闘技場での激しい剣闘シーンも見ものでした。

ローマ時代ってごちゃごちゃしていて残酷なイメージなのであまり好きじゃないのですが、
ポール・Ｗ・Ｓ・アンダーソン監督作品はいつも面白いし、評判もよかったので映画館で見てきました。

アクション（といってもほぼ殺し合いですが…）は、もちろん見ごたえありましたが、
本作の魅力は、次の２つに尽きると思いました。

★誇り高い主人公がすばらしい！

民族の誇り、強い信念を持つ主人公・マイロは、精神的にも肉体的にも強く、まさに男の中の男！
何があっても恐れたりあわてたりすることもなく、自分をしっかり持ち、自信に満ちあふれている…こんな人になりたいものです♪
演じてた俳優はそんなに印象に残ってないんですが^^;　とにかく人物像がよかったですね。

★火山の噴火がすごい迫力！

噴火シーンは、物凄い迫力でした。溶岩が飛んできて、津波も押し寄せ…(>_<)
大自然の力の前には人間は無力です。こういう大災害は起こってほしくないですよね…

「監督の作品にいつも出演する、奥様のミラ・ジョヴォヴィッチは今回出てないのね…」と思ったけど、
本作登場の女性はヒロインとその母、侍女だけだから、適切な役柄がなかったのかも。
（ヒロインやりたくても、さすがに年齢的にムリだしね(^^;)
ヒロイン役のエミリー・ブラウニングは、気高く薄幸な雰囲気が本作にピッタリでした。
キーファー・サザーランドが登場した時は「ジャック・バウアーがコスプレしてる♪」と思いましたが、
それなりに役をこなしてたかな。

物語はシンプルで伏線どおりに進んでいき、ご都合主義的なところはあるものの、
十分楽しめる娯楽作でした。

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2D字幕版にて鑑賞。

観る予定ではなかったのですが、
友だちが「意外とおもしろかった。」と言ってたので挑戦してみました。
しかし私は「バイオハザート」シリーズを全く観てないので、ポール・W・S・アンダーソン監督は初めてかも。
ウェス・アンダーソンとポール・トーマス・アンダーソンなら観てるけど。

有名なポンペイの火山爆発（西暦７９年だそうです。）に、ローマ軍に滅ぼされたケルト人の生き残り青年の復讐と、
奴隷剣闘士として戦うことを強いられた彼と裕福な商家のお嬢様の恋を絡めています。

コロシアムでの命をかけた戦闘シーンはちょっと残酷だけどなかなか迫力だし、火山爆発シーンも見ごたえあり。
（しかし御嶽山の惨事のあとでは、そんなふうに言うのは不謹慎かも。）

ローマの元老院委員で、ヒロインを追いまわすエロおやじにキーファー・サザーランド。
死にかけてるのかと思ったら突然目を開いたり、
今度こそ死んだか？と思ってたらヒロインを背後から襲ってきたり、相変わらずの不死身ぶりでした。

この映画で私がいちばん感心したのが、その不死身おやじの
「これはスポーツではない。政治だ。」という言葉。
２０００年も前からスポーツ＝政治だったということに衝撃を受けました。

あと、頻繁にグラグラ揺れたり、建物に亀裂がはいったりと、前触れはいろいろあるのに、
誰も避難しようとかそういう発想がないんですね。慣れって怖いなと思いました。

冒頭、ケルト人皆殺しのシーンがあるんですが、そこに出てくる子役がかわいすぎて、女の子だと信じ切ってました。
お嬢様はケルトの生き残りなんだわと思ってたら、男の子（主人公の奴隷青年）の子供時代だったのね。

ラスト、火砕流が襲ってくる場面での「見ないで。僕だけを見つめて。」というせりふにはちょっと胸キュンでした。

有名なポンペイ最後の日のおさらいのような映画でした。
お姫様と奴隷に身を落とした王子様の、身分違いの恋を
絡めて、グラディエーターと大噴火パニックが見られます。
ヒーロー(キット・ハリントン)は小柄で大柄なグラディエーターに
見劣りがしますし、ヒロイン(エミリー・ブラウディング)は女中頭
程度の容貌で、何故あなたがヒロイン？って思っちゃった。有名俳優は
キーファー・サザーランドくらいです。
凄みの中に軽みが有って、あまりのしつっこさに笑える悪役でした。
存在感、流石でした。
映像とスペクタクルは申し分ないけれど、キャスティングの二流感は
拭えなかったです。
けれど主役はヴェスヴィオ火山の大噴火ですものね。
結構楽しみました。

ローマ帝国軍に虐殺された　ケルト族の生き残りの物語　「アンダーザスキン」のように自然世界が支配する　終末論的世界

おう　エミリーブラウニングか　けどお姫様は似合わないか　キャスアンモスは　もうお母さん役ね　昔からお母さんぽかったけど　はは　
あ　つまりエミリーは主演なのだ　この映画は本来　しかしそれでは　ラブロマンスにならないと　そんで脇はいいのに　なんかさっぱり
強そうに見えない主演の　この男は誰なんじゃい　あ　だから子供の頃は女の子なんだ　撮り直しをしなかったのではと　ふむ

カタストロフは決まっていて　そこに向けて物語は構成される　「タイタニック」仕様　そのカタストロフは目の前に常に君臨している　
その空間配置　処理が映画の胆になるはず　ブロンカンプ「第９地区」の円盤のように

ＰＴＡにしては　そこんとこ凡庸で特にどうとゆうことのない演出　はしかし映画館で見る限りは迫力があるのであろうかな　
この凡庸は９・１１も　３・１１も　御岳山も　どうでもよく　２０１５年からの世界終末を退屈に予告しているのだろうか　
ラストは唖然とするロマンチクな「アンダーザスキン」なのだ