ゴースト・シャーク

イントロに”人間に撃ち殺された復讐のためにゴースト化したサメ”と表記されていますが、
”復讐”は最初の二人だけで、後は”八つ当たり”に近いです。。。(・・。)ゞ

しいていえば、賞金3万ドルという大きな釣り大会に手榴弾を持ち込んでいた強者親子がトラウマとなり、
人間という存在そのものに復讐したくなったのかもしれません。

パニック映画の雄であるシャークにゴースト設定を追加したので、まさに紳出鬼没で太刀打ち不可能。。。
水さえあればどこにでも出現し、ドイツのロックバンド・アクセプトの名曲『Fast　As　A　Shark』の通り、
（予算の関係もあり）あっという間に現れ食いちぎるというより跡形もなく丸飲みする方法で殺戮を繰り広げます。

そのシャークゴーストに立ち向かうのが女子高生とその彼氏と妹。
どう足掻いても勝ち目が無さそうなところですが、勝負はいかに。。。

この手の作品の定番であるゴースト・シャークの存在を最初は信じない市長、その息子はアホ設定。
物語の進行と共に存在を認める市長、気合入って懸賞金まで出しちゃう市長、そして立ち向かう市長。
果たして市長の運命はいかに。。。(*^.^*)

拙いCG処理とヒロインの美形度に目をつむれば、パニック映画愛とアイデアに満ち溢れた作品といえます。

テイラー役が美形なこととヒロインの妹が可愛らしいことも高評価ですね！(*^.^*)

mikitty様のレビューを拝見して意欲満々でレンタルしましたが…残念な事に面白くなかった。
鮫の幽霊が水を介して人を襲う。それも人間に殺された恨みの鮫が透明な鮫（幽霊と言うことでしょう）となって人間を襲う。
水のある処なので、飲み水や水たまり、放水、プールと水であればどこでも幽霊鮫は現れます。
ところがこの映画、その鮫が現れますよ〜とちゃんと教えてくれるから怖くもなんともない。
また、勇敢な女子高校生がたくまし過ぎる。それに…と文句一杯ありますが、感じ方は人さまざま、ご覧になる人によって違いますので、本当につまらない映画なのか是非、ご確認ください。私は「期待外れだった」です。

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海辺の町にゴーストシャークが現れ人々を襲うお話です。
友人たちと海水浴を楽しんでいたエバは、父の船が浮かんでいるのを見るが電話が通じないので行ってみる。すると、もぬけの殻で血の付いたビデオカメラだけが残っていた。
そんな中、友人たちが姿の見えないサメに襲われ始め、ビーチはパニック状態になる。その後、エバは警察に行きカメラの映像を見せるがハッキリとサメは映ってなかった。
その後、プールでパーティが開かれるが、プールに飛び込んだ男が一瞬にしてゴーストシャークに殺られ、首がシャンパンのボトルにグサッと突き刺さった。体をバラバラにされたのか。
また、車を取り囲み洗車をしていたビキニ美女たちが一瞬にして血祭りに・・・。バケツに下半身がグサッと突き刺さるように入っている。
エバの妹シスリーは入浴中にゴーストシャークに噛み付かれるが傷が浅く大丈夫だった。水があるところ何処にでもゴーストシャークは現れるらしい。
そのうち、カップに水を注ぎ飲む男にゴーストシャークが近寄り、頭からスパッと縦割りにしてしまいます。このシーンは特に印象的だったような。
水溜りで遊んでいた少年たちは、一瞬にして下半身だけの状態で立っている。上半身はどこに？！と、とにかく、スゴイです。
そんな中、ヒロインのエバが男友達のブレイス、そして妹のシスリーとワケアリな灯台管理人フィンチと共にゴーストシャーク退治に挑みます。
海洋博物館にも手掛りを調べるために出向くのですが、友人の煙草のポイ捨てでスプリンクラーが作動し、またゴーストシャークがやってきて大暴れ・・・。
ゴーストシャークは青白い光だけが頼り、透明で姿がハッキリ見えないのです。エバの周囲の人たちが次々と殺されバラバラにされていくのに、彼女は悲しんでいる暇はありません。
ちょっと残酷な感じですが、サメ物パニックホラーとしては面白かったです。おススメ痛し、あれ？致しま〜す(^▽^;)

ガキの頃見た チャンバラに 幽霊と小判鮫がタイトルのが あった
気がしたんだけど ググってもわからず 南蛮ザメに落ち着く なにが
落ち着くんだかわかんねえけど

冒頭から 3分程で 無茶苦茶な映画とわかるんだけど 発想は悪かない
つか 黒沢清の何とか宇宙人のスピンオフを録画する為 WOWに入る
と こんなのを延々早送りで見ることになるわけ

ずっと観たいと思っていて、ようやく鑑賞。楽しみました。カウチポテト(古っ！)には最適な１本だった。

何よりも、そのアイデアに感心してしまった。サメのゴーストが無作為に人を喰いまくる。それだけで“勝ち”です。(笑)

――賞金３万ドルの釣り大会。大物を釣り上げたと喜ぶ参加者の男。その鼻先で、サメが獲物を喰いちぎってしまう。
怒った男は、サメに銃弾を撃ち込み、タバスコソースをかけ、挙げ句、手榴弾を投げ込む。ボロボロになったサメは、瀕死の状態で洞穴に辿り着く。そこは、先住民が呪術的な祭事に使っていた場所だった。
そして、サメは、超自然的な力で“ゴーストシャーク”として蘇る。
……という設定。(笑)

まるで古い説話のような序盤に、これからどうなるのか心配したが、心配ご無用、大丈夫。場面が展開してカラフルなビーチに舞台を移してから一気にハジケます。(笑)

ビキニの女の子にビキニの女の子にビキニの女の子にビキニの女の子に……、違った。願望がでてしまった。(笑)
ビキニの女の子じゃなくて、蘇ったゴーストシャークは、先ずはビーチでコテ調べ。徐々にスキルを上げて行き、水のあるところなら何処までも、ランダムに、然もタイミングよく人間サマを喰いまくる。
老若男女関係なく、きわめて公平に喰いまくる。これなら黒人の方もマイノリティもＢＴＬＧも文句はないでしょう。

然も、バリエーションも富んでいて、水たまりや水道管なんかは当然で、バスタブや紙コップにまで現れる。おかげで、チープな映像ながら最後まで飽きなかった。

主人公のエバを演じるのは、マッケンジー・ロスマン。ちんちくりんで目つきがよくないけど、胸が大きい。(笑)　ヒップラインもいいなぁ。カメラマンも、よく解っていらっしゃる。
それに、終始、水着姿ってところもグッド。

その妹のシスリーを演じるのは、スローン・コー。
こちらも背が低い女の子。監督さんの好みか？　ちょっとアンニュイな役柄だが、バスタブでゴーストシャークに襲われた後、ケガした右足に包帯を巻いた姿に、妙に惹かれるものがあった。いい演出だ。女の子と包帯って、エロチックだよね。

“ゴーストシャーク”の鍵を握る老人フィンチ役には　リチャード・モール。
彼が自分の過去について吐露する場面では、正直ビックリした。米国人って本当に自己完結型の人間なんだなぁ。或る意味、感心してしまった。

監督は、グリフ・ファースト。あの珍品『新アリゲーター／新種襲来』で私を魅了(笑)した監督さんだ。同じＢ級作品でも、彼は他の監督さんに較べて突き抜けた感じがある。
『新アリゲーター』だって、新種のワニに咬まれた人間がワニになってしまう設定だった。ワニ人間とかではなくて、四つ脚のワニだ。フツーに考えたら、誰もそんな映画を撮らない。
彼こそは、正しく、Ｂ級映画の監督魂を持っているのかも知れない。(大袈裟か)

ＣＧの出来映えが悪いとか、辻褄が合わないとか、そんなことはどうでもいい。ここでは些末なことだ。
観客を楽しませ、ハッピーにして帰らせる。撮っている自分たちも楽しむ。そういう作品を目指しているように見える。私は、その心構えが好きだ。
おそらく、Ｇ．ファースト監督は、健全な作品づくりがモットーに違いない。どの作品でも、明るくてほのぼのしたラストシーンにそれが現れている。

やっぱり、映画は楽しくなくてはね。(笑)

オススメ！（いいのか？！）