ＴＡＩＣＨＩ／太極　ゼロ

実写とアニメが交錯して技の名前や効きどころまでドドーンと出てくる。
一風変わったアクション映画です。
露禅の「どうなってるんだ？」の口癖がいいです。
日本語版を聞いてみると、まったく「解説しよう」という世界。聞き覚えのある声で
ほんとに説明がはいります。好きずきあると思いますが、私は好きです。
本物の武術家が多数出演。その分脇はしっかりベテランが支えます。
続編ありありのラストで次も見たくなりました。

ちょっと風変わりなカンフーアクション映画でした。
どうやら三部作となるか二部作で打ち切りか？とかなんとか言われているシリーズものの第一作目となる作品です。
実在した武術家（太極拳）の成長ストーリーを、おもしろ可笑しく連続ドラマ風に仕立てているので二部あるいは三部とシリーズ全体を通して評価するのが妥当かなと思いますが、
とりあえず今作は娯楽性はありますが盛り上がりに欠けるものだったと思います。

見どころといえば詳しくは観てのお楽しみというとこですが、トロイという怪物（正体は蒸気機関車のようなもの）が♪ポッポー！♪エッサ〜ホイサ〜エッサ・ホイサ・・と自分でレールを敷設しながらやって来て、建設現場にあるような家屋を解体する時やスクラップ物を掴む時の大きなくちばしのようなショベルを吊下げたアームが出てきて、ある村をぶっ壊そうとするんですが、果たしてどうなるか？というもの。

アクション場面でビジュアル的にまずイラッとしたのがPCゲームに出てくるようなキャプションの挿入。技名が表示されるのは良いが、何を書いているのかと確かめようとするうちに消えてしまうので、大きなスクリーンではどうだったのか？その何十分の一しかないＴＶ画面ではかえってゴチャゴチャ感が大アリ。（黄飛鴻鬼脚）とか（世界武術大会優勝）と知っとるもんは知っとうし、そんな事に興味を持たん人にはどうでもええことで、邪魔！！
いつもながらの虚と実を交えた普通のワイヤーアクションでは物足りないのか、実写からアニメに変わるカット、技を掛けた逆に技を受けた時の身体の重心が今此処に有るとかこの部位に負荷を掛けられて固まっているという実際にやった者しかからないようなものを、簡素に“ポイントは此処と此処”と格闘ゲームソフトを観てるような気分にさせる事で新感覚カンフーアクションと謳おうしているのであれば、”それって、どうよ！何か違うんじゃない？”と思ってしまうんですが・・・（ブルース・リーが存命していれば嘆くであろうと思うんですけど）

主役のユエン・シャオチャオ、”ジェット・リー二世”と言われているそうですが、今作だけではそのポテンシャルは判断のつきにくいところ、しばらく様子見で・・・。
でアンジェラ・ベイビーちゃん？さん？またしても動きも良いし可愛い方ですね〜。

アクションもの。
なかなか豪華な俳優陣でいい感じ。

太極拳　創生期の話。

陳家太極拳については、映画・ドラマになっているので他の物語を見てからのほうが楽しめます。

鉄道を敷くのに邪魔な村が陳家門外不出の拳法を伝承する村であったことから、官軍との攻防戦が「ゼロ」「ヒーロー」と前後編で描かれまっす。

ヒーローは後の楊家太極拳の創始者。ここでは、ある理由から馬鹿者（純粋で正直、ある意味フォレスト・ガンプな男）として登場。

秘伝の拳法を習いたいので何とか村に入り修業したいのがゲーム感覚な方法でエンターテイメント重視に進行します。

アクション監督はサモハン・キンポーなのでエンタメながらしっかりとしてるので安心です。

ちょっと前に流行ったCGによる文字（技の名前や官職、名前紹介）に暗躍する東インド会社の産業革命の賜物な巨大戦車が荒唐無稽と思うか
楽しめるかで好き嫌いが分かれるところでしょう。

徐々に技を習得し、後編では達人になるのが楽しみです。

日本語吹き替えで見るのがお勧めですが。
全く面白くなく。
意味不明です。
80年代90年代の香港映画
中国映画ファンとしては
思いっきり裏切られます。