ベラミ 愛を弄ぶ男 / ユマ・サーマン
ベラミ 愛を弄ぶ男
/デクラン・ドネラン
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(11)
解説・ストーリー
自らの美貌を武器に女たちを利用して社交界でのし上がっていく青年を描いた文豪モーパッサンの古典を、「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソン主演で映画化。共演はユマ・サーマン、クリスティン・スコット・トーマス、クリスティナ・リッチ。監督は舞台を中心に活躍し、これが長編映画デビューとなるコンビ、デクラン・ドネラン&ニック・オーメロッド。1890年、退廃のパリ。貧しい生活を送るアルジェリア帰還兵の青年ジョルジュ・デュロワ。ある日、彼は偶然にも旧友と再会し、羽振りのいい彼に晩餐会に招かれる。そこで上流階級の淑女たちと出会ったジョルジュは、自らの美貌を武器に巧みに彼女たちに取り入り、出世街道を駆け上がっていくが…。
自らの美貌を武器に女たちを利用して社交界でのし上がっていく青年を描いた文豪モーパッサンの古典を、「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソン主演で映画化。共演はユマ・サーマン、クリスティン・スコット・トーマス、クリスティナ・リッチ。監督は舞台を中心に活躍し、これが長編映画デビューとなるコンビ、デクラン・ドネラン&ニック・オーメロッド。1890年、退廃のパリ。貧しい生活を送るアルジェリア帰還兵の青年ジョルジュ・デュロワ。ある日、彼は偶然にも旧友と再会し、羽振りのいい彼に晩餐会に招かれる。そこで上流階級の淑女たちと出会ったジョルジュは、自らの美貌を武器に巧みに彼女たちに取り入り、出世街道を駆け上がっていくが…。
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「ベラミ 愛を弄ぶ男」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
自らの美貌を武器に女たちを利用して社交界でのし上がっていく青年を描いた文豪モーパッサンの古典を、「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソン主演で映画化。共演はユマ・サーマン、クリスティン・スコット・トーマス、クリスティナ・リッチ。監督は舞台を中心に活躍し、これが長編映画デビューとなるコンビ、デクラン・ドネラン&ニック・オーメロッド。1890年、退廃のパリ。貧しい生活を送るアルジェリア帰還兵の青年ジョルジュ・デュロワ。ある日、彼は偶然にも旧友と再会し、羽振りのいい彼に晩餐会に招かれる。そこで上流階級の淑女たちと出会ったジョルジュは、自らの美貌を武器に巧みに彼女たちに取り入り、出世街道を駆け上がっていくが…。
「ベラミ 愛を弄ぶ男」 の作品情報
「ベラミ 愛を弄ぶ男」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ベラミ 愛を弄ぶ男の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
102分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PDSZ300264 |
2013年08月09日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
13枚
|
0人
|
0人
|
ベラミ 愛を弄ぶ男の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
102分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PDSZ300264 |
2013年08月09日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
13枚
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ユーザーレビュー:11件
女心を弄ぶ才能
文豪モーパッサンが描く退廃ブルジョワ世界の映画化です。
貧しく学もなく、圧倒的な美貌を持つ青年が、そのルックスで権力を持つ女性達を篭絡し、トップに上り詰める姿を鮮烈に描きます。
1890年、退廃のパリ。貧しい生活を送るアルジェリア帰還兵の青年ジョルジュ・デュロワ(ロバート・パティンソン)。ある日、彼は偶然にも新聞社に働く旧友シャルル(フィリップ・グレニスター)と再会し、晩餐会に招かれます。ジョルジュはそこで、上流階級の貴婦人たちに紹介されます。教養豊かなマドレーヌ(ユマ・サーマン)はジョルジュに新聞記事を書いてみないかと持ちかけます。活字化されたジョルジュの戦争体験記事は好評を得て、人妻のクロチルド(クリスティナ・リッチ)と付き合い始めます。
「ベラミ」は、美貌の友(愛人)」という意味らしいです。
ベラミに翻弄される女性陣に ユマ・サーマン、 クリスティン・スコット・トーマス、 クリスティナ・リッチ。
女優陣の豪華さに目を見張ります。
有力者の妻たちを味方につけることでのし上がっていく過程は、彼がそうしなければならない理由にがあるからであり、したたかさとナイーブさの混在するパティンソンの魅力によるものも大きいように思えました。
このような廃退の時代だからか?とも思ってしまいましたが、いやいや現代でもこのような男は存在しますよね。
でも結局愛を弄ぶ男は、愛に弄ばれてるって気付くのでしょか?
この役は、パティンソンの新境地でしょうか?結構ハマッている気がしました。
パティンソンの最初の野卑な笑顔が凄みのある笑顔に変わった時、飛び抜けた美しさよりこちら優先だったのね〜と納得しました。
このレビューは気に入りましたか?
16人の会員が気に入ったと投稿しています
美しい友人
クローネンバーグ監督の「コズモポリス」と同時期に公開されていた、ロバート・パティンソンの主演作ですが、
こちらはモーパッサンの小説を元にした文芸ものです。
19世紀末のパリ。
アルジェリア帰還兵のジョルジュが、自分が持つただひとつの利点「美貌」を武器に、
上流階級の女性たちを踏み台にして、成功を手に入れようともがくお話。
ひとりめの女性、クリスティーナ・リッチ。
いとも簡単にジョルジュと肉体関係を持ってしまうあたりが、刹那的にもみえるが、
その関係に固執することなく、引くべきところを心得ている女性で、実はジョルジュよりも1枚上。
クリスティーナ・リッチ、迫力満点のヌード。
ふたりめ、ユマ・サーマン。
彼女の夫の臨終に付き添って信頼を得て、まんまと2番目の夫におさまるジョルジュだが、
彼女の立場や心の内を全く理解していない。彼女の方が2枚も3枚も上。
3人め、クリスティン・スコット・トーマス。
浮気なんて考えたこともない貞淑な妻が、ジョルジュの誘惑に負けて、深みにはまってしまう。
スコット・トーマスのイメージにはあまり合わない役のような気がしましたが、
ラストのジョルジュの結婚式で、喪服のような格好をしてるところが強烈。
この人、このあと反撃しそうですね。
ベラミ=美しい友人という呼び名に込められた蔑み。
それにジョルジュは気づいていたのか?
主人公の行動はかなり行き当たりばったりで、結局彼の方が女たちに翻弄されてるようにもみえました。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
古典リメイク流行りですが
投稿日:2014/02/12
レビュアー:忙中有閑
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
最近「古典」文学の「リメイク」がやたらと多い気がしますね。映画が庶民の「安上がりな」娯楽として多数に支持され、映画作りが「手っ取り早い」ビジネスの道具として認知されたけど、イイ原作、良い脚本はなかなか無いんで「古典リメイク」に走るんでしょうけど、「古典」というのはそれほど「安易な」もんじゃない、と思うんですね。特に本作のように作家が彼にとっての「現代」に時代設定した「同時代小説」の場合、「時代の雰囲気」が空気のように作品に溶け込んでいるから、それを現代の観客に感じさせるにはかなり注意深い「演出」が必要になる。オハナシ(プロット)とコスチュームだけ借りて来て、キャラとルックスは「現代風」の俳優たちに「現代風」の演技させてもなお面白い「古典」などそれほど多いとは思えないですね。
「ベラミ」は19世紀末のフランス「自然主義」作家モーパッサンが書いた小説で、私は中学2年の時「教養として」世界の有名文学を「読まなくちゃイケナイ」という「義務感」から日仏の「自然主義」に手を出し、島崎藤村の「破戒」は何とか読み切ったもののフローベールの「ボヴァリー夫人」で挫折、モーパッサンまで行き着けなかった、という苦い思い出があります。本当に原作もこんなつまらないオハナシなら読まなくて良かった、と思いますが、、「リメイク」のほうの出来が悪いからつまらない、という可能性も多分にあるから本当は原作を「読んでみなくちゃイケナイ」んですが、そういう「気力」は残念ながらもう無いですね。トシを取ったなぁ、とあらためて感じるのはこーいう時ですね(笑)。
本作(リメイク)の「出来が悪い」可能性がある最大の根拠は主役デュロワを演じたロバート・パティンソンですね。「ベラミ」って「美貌の男友だち」だそうですが、一部の(いや、かなり多くの)現代の女性たちはパティンソンみたいな「間抜けなヴァンパイヤ顔」を「美貌」と呼ぶのかも知れないけど、「男友だち」は作今使われているような「セックスを前提としない」異性の友人のことじゃなくて、明らかに「セックス専用」の「愛玩人形」のことをシニカルに表現しているのに、パティンソンは何を勘違いしたのか(脚本、監督が意図的に「演出」したのか?)「気持ちの優しいモテ男」やってる(ように見えた)からですね(笑)。確かに当時のフランスはまだ世界中で植民地搾取やってて(日本にもちょっかい出そうとしてた)現代の「洗練」イメージとは程遠い「野暮で野蛮」な国だったから、パティンソンの「素のキャラ」のほうを期待されての起用だったのかも(笑)。
女優たちはなかなかイイです。クリスティン・スコット・トーマスはチョイ役ながらキチンと「女」を演じてたし、何と言ってもクリスティーナ・リッチが光ってました。いつの間にこんなにキレイになったんだ?って驚いたけど、もう32歳(撮影時)だから当然だ(笑)。ユマ・サーマンは十分美人なんだから、もっとこういう「普通のイイ女」演ればいいのに。「時代の雰囲気」や「国民性」は変わっても「イイ女」は変わらない(笑)。
「読んで無い」から「実は」本作の描き方が「原作」にキッチリ「忠実」である可能性もあることを否定はしません(笑)。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
これがきっと自然主義文学ってやつなのね
美貌だけは申し分のない野心家の男が、枕営業でのし上がっていく物語だと思ってたら
ちょっと違った。
いやぁー、主人公のジョルジュ(ロバート・パティンソン)ってもっとしたたかで
抜け目のない奴かと期待したんだけど・・・。
なんだか残念な男だった(苦笑)。
冒頭から感傷的な音楽が垂れ流しだし演出もTVドラマ風でなんの工夫もなく、
映画作品としては退屈な部類かなーと思ったけど、オハナシはけっこう面白かった。
というのも、この主人公の“空虚さ”はある意味、突き抜けている。
「貧乏から抜け出したい」という強い思いはあれど、だからと言ってガムシャラに努力するでもない。
転がり込んできた好運に乗っかって、小ズルく立ち回っているだけだ。
女を籠絡したところでそこに明確な意図がある風でもない。どっちかと言えば女の方が寄ってきてるし(笑)、
どうにも彼の算段はボンヤリとした損得勘定ぐらいにしか見えない。
そんで、その時その時の感情に流されて傷つく事もあれば失態を演じる事もある。
出世のためだけの結婚のハズが、普通に妻に愛情を示したり嫉妬したり。
大金を掴むとか名声を得るとかの目的に向かってひたすら真っすぐに突き進んで
上昇していくキャラクターではなく、感情と状況に翻弄されまくってユラユラふわふわしている間抜けな男。
・・・っとここまで書いて「そうだよね、これがきっと自然主義文学ってやつなのね」と思い至る(苦笑)。
ビジュアルは「完璧」だけど知性も才能もない凡庸な男・・・なんてホント哀しいのだけど、
何が哀しいって、本人が自分自身を分かってないことが一番イタイ。
身の程知らずな野心と自分の美貌に対する自惚れだけで行動を起こしちゃうベラミ(美しい友=愛人)・ジョルジュの姿に
なんかチクチクと心が痛んでしまうのでした。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
こういうのは正統派美形をキャスティングしてほしい・・・・
「コズモポリス」と本作と同時期にやってましたが
コズモポリス劇場鑑賞で懲りたので本作はDVDにて(苦笑
貧しい青年がブルジョワの集う晩餐会に招かれ
そこで美貌を武器に女性を次々と・・・みたいな話。
この設定ですでにキャスティングに疑問!
(ファンの方すみません)
だって、ロブさん、二枚目じゃないでしょ・・・。
「美貌を武器に」はできないだろw
ニヤけた顔もちょっと・・・・
女優陣はなかなか華やかで
クリスティーナリッチ、ユマサーマン、クリスティンスコットトーマス。
3人とも「超美人」とまではいかないものの、
それぞれ違う魅力のある女優さんたち。
元は古典文芸とのことで、
味付け次第ではものすごく美しく、退廃的な物語になっただろうけど
私はこれノレなかったな。
「アンナカレーニナ」は美形を配して
かなりの美しい作品に仕上がっていたけれど
これは、美しさが足りない・・・
なので、ストーリー重視にせざるを得ないわけです(←あくまで私個人の中で)
で、そのストーリーは「古典」と言われるだけあって
山あり谷ありはあるものの、
やはり王道で、終始想像通りに進みます。
よって、元の活字作品にあった
その空間を埋める描写とか、
細かい感情の起伏、状況描写の繊細さというものが
重要になってきて、それが印象を左右するんじゃないかと思うんですが
その辺の繊細さがあまり感じられなかったです。
やはり、こういうストーリーは
美しさがあってナンボだと思いました・・・・
役柄だけでいうと、「コズモポリス」のほうがロブさんに合っていたような気がします。
それか、「アンチヴァイラル」のような病的な感じの方が合ってるんじゃないかね(笑
(まあ、そのジャンルもケイレブという唯一無二の存在がいますので、かなわないとは思いますが・・・)
本作は、他の監督・キャスト・スタッフで観てみたかった作品でした。
というか、やはり好みの問題でした。残念。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
女心を弄ぶ才能
投稿日
2013/07/23
レビュアー
ミルクチョコ
文豪モーパッサンが描く退廃ブルジョワ世界の映画化です。
貧しく学もなく、圧倒的な美貌を持つ青年が、そのルックスで権力を持つ女性達を篭絡し、トップに上り詰める姿を鮮烈に描きます。
1890年、退廃のパリ。貧しい生活を送るアルジェリア帰還兵の青年ジョルジュ・デュロワ(ロバート・パティンソン)。ある日、彼は偶然にも新聞社に働く旧友シャルル(フィリップ・グレニスター)と再会し、晩餐会に招かれます。ジョルジュはそこで、上流階級の貴婦人たちに紹介されます。教養豊かなマドレーヌ(ユマ・サーマン)はジョルジュに新聞記事を書いてみないかと持ちかけます。活字化されたジョルジュの戦争体験記事は好評を得て、人妻のクロチルド(クリスティナ・リッチ)と付き合い始めます。
「ベラミ」は、美貌の友(愛人)」という意味らしいです。
ベラミに翻弄される女性陣に ユマ・サーマン、 クリスティン・スコット・トーマス、 クリスティナ・リッチ。
女優陣の豪華さに目を見張ります。
有力者の妻たちを味方につけることでのし上がっていく過程は、彼がそうしなければならない理由にがあるからであり、したたかさとナイーブさの混在するパティンソンの魅力によるものも大きいように思えました。
このような廃退の時代だからか?とも思ってしまいましたが、いやいや現代でもこのような男は存在しますよね。
でも結局愛を弄ぶ男は、愛に弄ばれてるって気付くのでしょか?
この役は、パティンソンの新境地でしょうか?結構ハマッている気がしました。
パティンソンの最初の野卑な笑顔が凄みのある笑顔に変わった時、飛び抜けた美しさよりこちら優先だったのね〜と納得しました。
美しい友人
投稿日
2013/08/18
レビュアー
パープルローズ
クローネンバーグ監督の「コズモポリス」と同時期に公開されていた、ロバート・パティンソンの主演作ですが、
こちらはモーパッサンの小説を元にした文芸ものです。
19世紀末のパリ。
アルジェリア帰還兵のジョルジュが、自分が持つただひとつの利点「美貌」を武器に、
上流階級の女性たちを踏み台にして、成功を手に入れようともがくお話。
ひとりめの女性、クリスティーナ・リッチ。
いとも簡単にジョルジュと肉体関係を持ってしまうあたりが、刹那的にもみえるが、
その関係に固執することなく、引くべきところを心得ている女性で、実はジョルジュよりも1枚上。
クリスティーナ・リッチ、迫力満点のヌード。
ふたりめ、ユマ・サーマン。
彼女の夫の臨終に付き添って信頼を得て、まんまと2番目の夫におさまるジョルジュだが、
彼女の立場や心の内を全く理解していない。彼女の方が2枚も3枚も上。
3人め、クリスティン・スコット・トーマス。
浮気なんて考えたこともない貞淑な妻が、ジョルジュの誘惑に負けて、深みにはまってしまう。
スコット・トーマスのイメージにはあまり合わない役のような気がしましたが、
ラストのジョルジュの結婚式で、喪服のような格好をしてるところが強烈。
この人、このあと反撃しそうですね。
ベラミ=美しい友人という呼び名に込められた蔑み。
それにジョルジュは気づいていたのか?
主人公の行動はかなり行き当たりばったりで、結局彼の方が女たちに翻弄されてるようにもみえました。
古典リメイク流行りですが
投稿日
2014/02/12
レビュアー
忙中有閑
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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最近「古典」文学の「リメイク」がやたらと多い気がしますね。映画が庶民の「安上がりな」娯楽として多数に支持され、映画作りが「手っ取り早い」ビジネスの道具として認知されたけど、イイ原作、良い脚本はなかなか無いんで「古典リメイク」に走るんでしょうけど、「古典」というのはそれほど「安易な」もんじゃない、と思うんですね。特に本作のように作家が彼にとっての「現代」に時代設定した「同時代小説」の場合、「時代の雰囲気」が空気のように作品に溶け込んでいるから、それを現代の観客に感じさせるにはかなり注意深い「演出」が必要になる。オハナシ(プロット)とコスチュームだけ借りて来て、キャラとルックスは「現代風」の俳優たちに「現代風」の演技させてもなお面白い「古典」などそれほど多いとは思えないですね。
「ベラミ」は19世紀末のフランス「自然主義」作家モーパッサンが書いた小説で、私は中学2年の時「教養として」世界の有名文学を「読まなくちゃイケナイ」という「義務感」から日仏の「自然主義」に手を出し、島崎藤村の「破戒」は何とか読み切ったもののフローベールの「ボヴァリー夫人」で挫折、モーパッサンまで行き着けなかった、という苦い思い出があります。本当に原作もこんなつまらないオハナシなら読まなくて良かった、と思いますが、、「リメイク」のほうの出来が悪いからつまらない、という可能性も多分にあるから本当は原作を「読んでみなくちゃイケナイ」んですが、そういう「気力」は残念ながらもう無いですね。トシを取ったなぁ、とあらためて感じるのはこーいう時ですね(笑)。
本作(リメイク)の「出来が悪い」可能性がある最大の根拠は主役デュロワを演じたロバート・パティンソンですね。「ベラミ」って「美貌の男友だち」だそうですが、一部の(いや、かなり多くの)現代の女性たちはパティンソンみたいな「間抜けなヴァンパイヤ顔」を「美貌」と呼ぶのかも知れないけど、「男友だち」は作今使われているような「セックスを前提としない」異性の友人のことじゃなくて、明らかに「セックス専用」の「愛玩人形」のことをシニカルに表現しているのに、パティンソンは何を勘違いしたのか(脚本、監督が意図的に「演出」したのか?)「気持ちの優しいモテ男」やってる(ように見えた)からですね(笑)。確かに当時のフランスはまだ世界中で植民地搾取やってて(日本にもちょっかい出そうとしてた)現代の「洗練」イメージとは程遠い「野暮で野蛮」な国だったから、パティンソンの「素のキャラ」のほうを期待されての起用だったのかも(笑)。
女優たちはなかなかイイです。クリスティン・スコット・トーマスはチョイ役ながらキチンと「女」を演じてたし、何と言ってもクリスティーナ・リッチが光ってました。いつの間にこんなにキレイになったんだ?って驚いたけど、もう32歳(撮影時)だから当然だ(笑)。ユマ・サーマンは十分美人なんだから、もっとこういう「普通のイイ女」演ればいいのに。「時代の雰囲気」や「国民性」は変わっても「イイ女」は変わらない(笑)。
「読んで無い」から「実は」本作の描き方が「原作」にキッチリ「忠実」である可能性もあることを否定はしません(笑)。
これがきっと自然主義文学ってやつなのね
投稿日
2014/11/18
レビュアー
ポッシュ(卒業)
美貌だけは申し分のない野心家の男が、枕営業でのし上がっていく物語だと思ってたら
ちょっと違った。
いやぁー、主人公のジョルジュ(ロバート・パティンソン)ってもっとしたたかで
抜け目のない奴かと期待したんだけど・・・。
なんだか残念な男だった(苦笑)。
冒頭から感傷的な音楽が垂れ流しだし演出もTVドラマ風でなんの工夫もなく、
映画作品としては退屈な部類かなーと思ったけど、オハナシはけっこう面白かった。
というのも、この主人公の“空虚さ”はある意味、突き抜けている。
「貧乏から抜け出したい」という強い思いはあれど、だからと言ってガムシャラに努力するでもない。
転がり込んできた好運に乗っかって、小ズルく立ち回っているだけだ。
女を籠絡したところでそこに明確な意図がある風でもない。どっちかと言えば女の方が寄ってきてるし(笑)、
どうにも彼の算段はボンヤリとした損得勘定ぐらいにしか見えない。
そんで、その時その時の感情に流されて傷つく事もあれば失態を演じる事もある。
出世のためだけの結婚のハズが、普通に妻に愛情を示したり嫉妬したり。
大金を掴むとか名声を得るとかの目的に向かってひたすら真っすぐに突き進んで
上昇していくキャラクターではなく、感情と状況に翻弄されまくってユラユラふわふわしている間抜けな男。
・・・っとここまで書いて「そうだよね、これがきっと自然主義文学ってやつなのね」と思い至る(苦笑)。
ビジュアルは「完璧」だけど知性も才能もない凡庸な男・・・なんてホント哀しいのだけど、
何が哀しいって、本人が自分自身を分かってないことが一番イタイ。
身の程知らずな野心と自分の美貌に対する自惚れだけで行動を起こしちゃうベラミ(美しい友=愛人)・ジョルジュの姿に
なんかチクチクと心が痛んでしまうのでした。
こういうのは正統派美形をキャスティングしてほしい・・・・
投稿日
2013/10/02
レビュアー
MM3
「コズモポリス」と本作と同時期にやってましたが
コズモポリス劇場鑑賞で懲りたので本作はDVDにて(苦笑
貧しい青年がブルジョワの集う晩餐会に招かれ
そこで美貌を武器に女性を次々と・・・みたいな話。
この設定ですでにキャスティングに疑問!
(ファンの方すみません)
だって、ロブさん、二枚目じゃないでしょ・・・。
「美貌を武器に」はできないだろw
ニヤけた顔もちょっと・・・・
女優陣はなかなか華やかで
クリスティーナリッチ、ユマサーマン、クリスティンスコットトーマス。
3人とも「超美人」とまではいかないものの、
それぞれ違う魅力のある女優さんたち。
元は古典文芸とのことで、
味付け次第ではものすごく美しく、退廃的な物語になっただろうけど
私はこれノレなかったな。
「アンナカレーニナ」は美形を配して
かなりの美しい作品に仕上がっていたけれど
これは、美しさが足りない・・・
なので、ストーリー重視にせざるを得ないわけです(←あくまで私個人の中で)
で、そのストーリーは「古典」と言われるだけあって
山あり谷ありはあるものの、
やはり王道で、終始想像通りに進みます。
よって、元の活字作品にあった
その空間を埋める描写とか、
細かい感情の起伏、状況描写の繊細さというものが
重要になってきて、それが印象を左右するんじゃないかと思うんですが
その辺の繊細さがあまり感じられなかったです。
やはり、こういうストーリーは
美しさがあってナンボだと思いました・・・・
役柄だけでいうと、「コズモポリス」のほうがロブさんに合っていたような気がします。
それか、「アンチヴァイラル」のような病的な感じの方が合ってるんじゃないかね(笑
(まあ、そのジャンルもケイレブという唯一無二の存在がいますので、かなわないとは思いますが・・・)
本作は、他の監督・キャスト・スタッフで観てみたかった作品でした。
というか、やはり好みの問題でした。残念。
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