私だけのハッピー・エンディング

人が死んじゃう映画は、泣けちゃうんだよね。

それでもこれはいわゆるラブコメ、プラス、親子とか友情とか愛だとか結構考えさせられるよ。

Kate Hudsonが30歳の役って無茶では？と思うくらい最近老けているんだが、実は今32歳。
そんなに若かったの？？とびっくり
この人、デビュー時めっちゃ可愛かっただけに、劣化が気になる。

しかし、やっぱり笑顔は最高に可愛いのだ。

ま、可愛いと言えば、断然 Gael Garc･a Bernal。

主治医でヒロインと恋に落ちるユダヤ系メキシコ人役。めっちゃめっちゃカワイイ！！

割ともっとアクセントなく英語を話す人なのに、役柄のせいかかなり訛りがあって、そこがたまらなくかわいい。
そして、あのはにかんだ笑顔！！

こんな主治医と恋に落ちることができるなら、もう死んでもいい！！って不謹慎ながらに思っちゃうよね〜。

ヒロインのマーリーは、仕事もばりばりで私生活もハッピー。
真剣な恋愛はしないが、SEXの相手もいる（しかも、こちらもハンサム）
ただ、家族関係はちょいとぎくしゃくしている。

そんなこんなで天国でウーピー（神様）に会い、本当に大事なことに気づかされるのだ。

先日観た「エンディング・ノート」もそうだけど、やっぱり何があるかわからない。
人生に悔いなく生きるにはどうしたらいいか？と考えさせられるね。

Kate Hudson やっぱりお上手です。
何せ死ぬ時にこんなに愛する人たちに囲まれるって幸せだよね。
そんな人生をつくっていかなくてはいけない、というのも2012年の課題なわけで。

とりあえず、年末年始、食べすぎ、運動不足のため、大幅に太ったので本日から、若干の修正に入りつつ、真実の愛を手に入れようと思った一本。

予想よりもとっても良かったおススメ映画です。笑えるし、泣ける。

難病映画お得意の湿っぽさがない部分は良かったです。途中は意外なほどコメディタッチな部分が目立つ映画でした。
男性のステディな関係を避けて、自由きままにやってきたキャリアウーマンのマーリー（ケイト・ハドソン）。突然の余命宣告にも気丈に平静を保とうとしますが、離婚している両親の動揺や友人のハレモノに触るような態度、同僚の対応に、次第に避けがたい気詰まりを覚え、イライラさがつのってしまいます。
そんな中で、主治医のジュリアン（ガエル・ガルシア・ベルナル）に心を開いていき、病状は進行していきつつも、いつしか彼女の心の支えに。
テーマは、「人生の終わり方」とヘビーですが、ポジティブなヒロインの姿が、むしろ笑いとして描かれているのが好感が持てます。

彼女にしてみれば同情や哀れみは絶対に嫌なのでしょうが、しかし周囲からの愛を感じられないのもまた寂しすぎます。そこで登場したのが、彼女の全てを受け止めてくれたのがジュリアンです。
けれど、彼女が主治医と恋愛していく過程がちょっと無理なような気がしました。だってあまりにもいい人で好都合すぎませんか？

マーリーは、両親の不仲と、彼女が父親からの愛情を感じられなかったという事が彼女のわだかまりがあったのですが、父親からの愛されていたのだ気付くと、友人やジュリアに対する愛情が一方通行の愛だったことに気付きます。自分はこんな人も多くの人に愛されていたのか？気付くことで彼女は自らの死を受け入れられたのかもしれません。

ジュリアンが一生懸命マーリーにジョークを言って笑わせようとするものの、ことごとくスベってしまってました。まぁ、これはあまり気の効いたジョークも言ったことのない彼の誠実さを現しているのだと思いますが。。むしろ可愛らしく思えました。
内視鏡検査で麻酔をかけられたときの夢のシーンで、いきなり神様（ウーピー・ゴールドバーグ）が出て来るので、これはやっぱりファンタジーとして観るべきなのでしょうか？
「突然の死の宣告」を受けた後の主人公の生き様と、人間のつながりの本質を描いていて、「限られた命」を精一杯、全て受け入れながら生きること。間近に迫る死との恐怖との葛藤など感じながらも、冒頭の自信満々の時よりもむしろ幸せそうですらありました。

ケイト・ハドソンの今回も明るい姿もありながら、死と向き合った役を見事に演じていたので、演技は巧いと思いますが、自信たっぷりで元気いっぱいなキャラがちょっとイタイです。

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私はもう健康体にはなれない身体なので、病気の話はしみじみ実感する。
だから、なにげに明るいレビューにどうしてもならないんだけど、これはラブコメです。
音楽も素敵。
天使（神？）も出てきたり、ちゃらちゃらしてる（笑）。

全力の闘病を終えて３年も経つと、あんなに大変だったのに、だいぶ他人事になってきてしまった。
病気は死ぬこともあるから怖い。
けれど、経験はあっても、生物は生きることが本能なので、病気や衝動的な何らかの事情でこの本能を失ってる人以外は、普段から自分が死ぬことを意識することは難しい。
でも、本当は、ちゃんと自分の人生の終わり方を、周囲の人とも話しておいたほうがいい。
闘病中には、いろんな講演やセミナーを聞いたり、読んだり、考えたりしていた。
だけど最近、もう話してないし、考えることも少なくなってる。
「死」は、本能が避けたがるから、実際に身近になると、周囲の人の反応も変わる。
死にかけてる人に近づきたがる人、避けたがる人。
どう扱っていいのかわからなくなる人。
当然本人もナーバスだから、いろんな事件が起こる。

30歳のマーリーは、おしゃれで可愛くて、友達もたくさんいて、仕事もバリバリできるキャリアウーマン。
軽い気持ちで寝る男友達は居ても、彼らが真剣でも、自分は本気になる気はない。
明るく楽しく暮らして行ければ、十分幸せ。
でも、このごろ、少し身体が不調……

自分の人生の終わり方。
まだ、30年しか生きていない。
どうしてなのか？と考えても、理由はない。
可能性のある治療はする。
きっと治ると思う。
でも、可能性は低いことが判明する。
どうやら、それを免れられない。
とは言っても、今日も生きてる。
その気持ちと身体の乱高下。
絶望しないわけはないのだけど、もちろんそういう時もあるけど、基本的には彼女自身がとても強い。
けれど、見ていて無理がない。
まだ若いのに、死を目前にした彼女の心のしなやかさ。
怖いものは怖い。
苦しいときは苦しい。
さみしいときはさみしい。
でも好きなものは好き。
愛しいものは愛しい。
自分の周りの大切な人との繋がりを、ひとつ、ひとつ、たくさん考え、大切に磨き直していく。
若者らしい意地っ張りで、しっくり来なくなっていた両親とも、ちゃんと、しっかり見つめ合う。
好きだから上手くいかなくなることって、なんでこんなに多いんだろう？
担当になった医師の、きちんとした人間性とも見つめ合う。
本当に、本当のところを、お互い見つめ合う。
その明るさと勇気は眩しいくらい。

私の場合は、きつい闘病中に恋愛なんてとんでもなかったけれど、する人はするんだよね。
生きる姿勢の問題ね。
人生はつくづく長さじゃない。
輝くのかどうかは、本人の意志と行動次第。
マーリーは、死ぬ前にすでに天使とも話をしてた位だもん、すごいわ（笑）。

大事なものを遺して逝く。
遺して逝くほうがつらいのかもしれない。
だって、明日も会いたかったんだもの。
でも、できなくなってごめんね、って。
本当は、大切にしたかったんだよ、って、時間切れになる前に伝えないといけない人、居たほうがいいな。
私は意外にも、おいおい泣くことはなかったけれど、何回もじんわり、ほろりときました。
恋愛にかぎらず、人を大切にしたいな、などと、ほっと明るい気持ちになれました。
一生懸命生きてる人って、いい。
今日もちゃんと生きて、時には終わり方も考えとこう。

ケイト・ハドソンって、ふわっとした笑顔が明るくてかわいい。
ガルシアくんは、最近地味な役でよく見るんだけど、やっぱり魅力的。
ウーピーの役回りはかなりズルい（笑）。
ブルドッグ、いいな〜。

どうしても時間が合わず、映画館で観れなかった痛恨の一本。ガエル・ガルシア・ベルナールが出てるのに！！首を長くして待ってました。

ジョークが下手で、堅物なお医者さんガエルくん。
私が病気になった暁にはぜひとも診察してほし〜い！！
いや、あんな素敵なお医者さんに肛門を診察されるのは考え物か？

原題は「A Little Bit of Heaven」。
主人公マーリー（ケイト・ハドソン）のために、友人が呼んだエスコートサービスの男（インパクト大！！）のニックネームです。
どんなサービスをしてくれるのかもっと知りたかったけど（笑）、映画全体がこのタイトルの通り、ふわふわと雲の上に浮いているような雰囲気です。

ニューオリンズが舞台なんだけど、街並みがとてもカラフルで驚きました。どちらかといえば猥雑でジメジメしたイメージの街でしたが、ハリケーンのあとの復興でずいぶんと綺麗になったんですね。
死の宣告を受けた女性の物語にしては、綺麗ごとすぎるという批判もあるかもしれないけど、これはこれでいいんじゃないかな。

マーリーは雲の上で会った神様に、「３つの願いをかなえてあげる。」と言われます。
自分が本当に死ぬとは思っていないマーリーは、適当に答えてしまうのですが・・・。

もし自分が同じ立場になったら、どう答えるだろうと真剣に考えてしまいました。
マーリーは終わりの方で、「愛犬の面倒を見て欲しい」とか、「ママを支えて欲しい。」とか言っていますが、あとに残される人の心配ではなく、自分がやり残したこと、本当にしたかったことって何なんだろうって。

マーリーの友だち役のルーシー・パンチが、先日観た「バッド・ティーチャー」に続いてよかったです。

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ガエル・ガルシア・ベルナルって、相変わらずなんて美男なんでしょう。
もう、それだけでうっとりです。
ケイト・ハドソン演じるマーリーの主治医ジュリアン・ゴールドスタイン役です。
本当になんて、ハンサムなんでしょう。
余命いくばくもないのなら、やっぱり美男の医者に限ります。しかも、ガエル・ガルシア・ベルナル並みに。

マーリー（ケイト・ハドソン）は、仕事のできて、楽しく過ごす友達にも恵まれ、恋人を持たない主義だが、楽しむだけの男ならたくさんいる、
まさに充実した人生を送る３０歳の女性。
ある時、かかった健康診断で、余命半年の癌であることがわかります。

「神さま」役でウーピー・ゴールドバークが登場するんですが、いいですね。
自分が思い描くこんな人が「お迎え」に来てくれるのは・・・でも同性なんですね。
ま、死にかけていても、もしかしたら・・・がおこる生身の身体の時の主治医がハンサムな美男で、「お迎え」はウーピーがいいかもしれません。
でも、わたしは誰がいいかな。「神さま」・・・。うーん。岸田今日子さんかな・・・。

やがて来るその日をテーマにしながらも、コメディ色がほどよく、ラブストーリーとしても胸キュン（相手役がハンサムだし）、
友人や家族との描き方もなかなか・・・自然でいいです。母親役のキャシー・ベイツがとてもいいです。さすがの貫禄。
少し、出来過ぎ感はあるけれど、思ったより見やすいし、感情移入できるストーリーでした。

わたしの人生の目標は「長生き」ですが、おばあちゃんになっても、その時の主治医がガエル・ガルシア・ベルナルか、アラン・ドロン並に美男でありますように。
ケイト・ハドソンがあんまりにも老けて見えたのでびっくりこいてしまいました。しかも、冒頭から。