レオニー / エミリー・モーティマー
全体の平均評価点: (5点満点)
(5)
解説・ストーリー
「ユキエ」「折り梅」の松井久子監督が、世界的彫刻家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモアの波乱の生涯を映画化した伝記ドラマ。主演は「ラースと、その彼女」のエミリー・モーティマー、共演に中村獅童。1901年、フィラデルフィアにある名門女子大学を卒業したレオニー・ギルモアは、日本から来た詩人ヨネ・ノグチと出会い、恋に落ちる。しかし、レオニーの妊娠を知らされたヨネは、突然ひとりで日本に帰国してしまうのだった。悲嘆に暮れながらも出産することを決意し、無事元気な男の子を産んだレオニー。次第に日本人への風当たりが強くなる中、手紙でヨネからの熱心な誘いを受けたレオニーは、息子と共に日本へと向かうのだったが…。
「ユキエ」「折り梅」の松井久子監督が、世界的彫刻家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモアの波乱の生涯を映画化した伝記ドラマ。主演は「ラースと、その彼女」のエミリー・モーティマー、共演に中村獅童。1901年、フィラデルフィアにある名門女子大学を卒業したレオニー・ギルモアは、日本から来た詩人ヨネ・ノグチと出会い、恋に落ちる。しかし、レオニーの妊娠を知らされたヨネは、突然ひとりで日本に帰国してしまうのだった。悲嘆に暮れながらも出産することを決意し、無事元気な男の子を産んだレオニー。次第に日本人への風当たりが強くなる中、手紙でヨネからの熱心な誘いを受けたレオニーは、息子と共に日本へと向かうのだったが…。
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「レオニー」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「ユキエ」「折り梅」の松井久子監督が、世界的彫刻家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモアの波乱の生涯を映画化した伝記ドラマ。主演は「ラースと、その彼女」のエミリー・モーティマー、共演に中村獅童。1901年、フィラデルフィアにある名門女子大学を卒業したレオニー・ギルモアは、日本から来た詩人ヨネ・ノグチと出会い、恋に落ちる。しかし、レオニーの妊娠を知らされたヨネは、突然ひとりで日本に帰国してしまうのだった。悲嘆に暮れながらも出産することを決意し、無事元気な男の子を産んだレオニー。次第に日本人への風当たりが強くなる中、手紙でヨネからの熱心な誘いを受けたレオニーは、息子と共に日本へと向かうのだったが…。
「レオニー」 の作品情報
「レオニー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
レオニーの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
132分 |
日英 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DABR4023 |
2011年07月22日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レオニーの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
132分 |
日英 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DABR4023 |
2011年07月22日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
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0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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ユーザーレビュー:5件
脚本も演出も撮影も、うぬぬぬぬ・・・・・・。
前にいた部署の上司が「ポッシュさん、映画好きだったの思い出して、どうかしらと思ってね」とチャリティ映画会のチケットをくれて、今日観てきたのがコレ。「都合が悪くなって行けなくなってしまったのよ」と言うので、「あ、じゃあ、ワタシ行きます」と軽く承諾してしまったのだけど、う〜ん、こりゃ感想を報告するのにちょっと気が重いな・・・。イサムノグチの母親の伝記なので内容はそれなりに興味深かったけど、脚本も演出も撮影も、うぬぬぬぬ・・・・・・。
え〜正直に言いますが私は心の中で「こりゃヒドイ」と呟きました。自分も素人なんでどこまで言い当ててるか分からんですが、例えば前半部、レオニーとイサムの父親ヨネが出会うあたりのエピソードでやたらと熟年のイサムの姿を挿入させてるのなんか、何を狙っているのか全く意味が分からない。2人が恋に落ちる過程もずいぶんテキトーで、ある日突然「もう我慢できないっ!」っとレオニーに襲いかかる中村獅童。貴方なら仕方ないか(?)。まぁ獅童・・・じゃなくてヨネの方は手近な女に手を出しただけって事でいいけど、レオニーが彼を好きになった経緯はもう少し丁寧に描いてほしかった。彼の才能に惚れたっていうのも分かるんだけども。
で、身ごもったレオニーをヨネが冷たく突き放すシーンが、何故かロングショット気味のフィックス長回しで撮られていて、この演出の意図も全く分からない。役者の演技が過熱していくでもないし室内シーンで動き少ないし。これでは舞台劇調の効果も出ていなくて、ダラダラとカメラを回しっ放しにしてるようにしか見えない。普段カット割りの多い作品に対してブツクサ文句を言ってる自分ですが、この作品の場合、カット割り少ないのが無駄な「間延び」にしか感じられなかった。
1番気になったのは「室内シーン」の醜さ。色彩も光量も何を思ってそういう風にしたんだかってだんだん腹立たしくなってきたほど汚くて暗くて見辛くて・・・。とにかく全篇通して一つも「美しい」と思える画(え)がなかったっていうのは、私の映画体験の中ではものすごく珍しいことです。
お話の方も、レオニー・ギルモアという女性の半生を「出来事」で綴っただけなので、さほど響くものはなく。しかも後半は3倍速早回しか?ってくらいのすっ飛ばしよう。いきなりコンコン咳き込んだかと思ったら次のシーンでもうポックリ逝ってるってどうよ。コントじゃないんだから・・・(苦笑)。
ああ、もう、すいません。けなしレビューは自分でも書いてて楽しいものじゃないので、この辺で止めにしておきます。生真面目にきっちり演じていたエミリー・モーティマーが気の毒でならん。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
強い女。
投稿日:2011/07/15
レビュアー:TOMY
天才芸術家イサム・ノグチの母親、レオニー・ギルモアの半生を描く。
伝記映画って、感想をまとめにくい人も多いと思いますが、私もそう。
だからあまりレビューを書けなかったりする。
実際の人の生活を描くわけなので、「ふーん」で納まってしまう場合も多い。
あの照明作品で有名なイサム・ノグチ。
今から100年前、その母レオニーは、米国で詩集を出版することを夢見る日本人の青年と、
編集者として求人に応募し知り合うが、ほどなく愛し合うように。
レオニーも、米国の貧しい地の出身のようだけど、その知性のおかげで学業では優秀なようだ。
当時の日本の上流階級の男がどんなだったかは、今となっては実感できないけど、レオニーが妊娠してしまうと、冷たい態度をとる。
男を追って来日するレオニー。
男尊女卑で、しかも外国人に偏見のある当時の日本。
イサムの父にあたる夫は、実は日本に正妻がおり、レオニーは苦労しながらもイサムを育てる。
まったくゼロの状態で、言葉も通じない異国で生活し、子育てする。
それは、とても強い。
イサムの特殊な才能を見抜き、伸ばそうと、独特の子育てをしていく。
息子だったら、反発するようなことをしたりもする。
それでも、イサムの妹にあたる子供を妊娠したり、レオニー自身は強い意志で、思うように、したたかに生きていく。
晩年まで描くので、だいたい納得いくようにまとめてはいる。
それにしても、強い女性だ。
でも、納得できる人生に近づくためには、「強さ」はとても大切だとも思った。
現実には、あそこまで強い人は、やはりなかなか居ないけれど。
レオニー役のエミリー・モーティマーは素晴らしいです。
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期待したほどじゃなかったです。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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彫刻家、建築家のイサム・ノグチの母、レオニー・ギルモアの生涯を描いた伝記映画。
伝記ものって難しいと思います。
どこかに焦点をあてないとぼやけた作品になってしまうのだけど、どこに焦点をあてるかによって、作品が全く違うものになってしまう。
この映画は、序盤のレオニーが野口米次郎と会いイサムを身ごもるあたりは、やたらと時制をいじくっていて、それがあまり効果的ではない。
そうかと思えば、後半は時間切れだったのか、びっくりするほど時が飛ぶこともあり、その上彫刻を彫るイサムを年老いたレオニーが見守るカットを、映画のあちこちに挿入していたり。
そんなことをしてるために、核心部分、つまりなぜレオニーがあれほど辛い目に会いながらも日本に留まったのか、あるいはどのような信念をもって子供を育てたのか、ということがうまく伝わっていないように思いました。
1900年代の初めに、レオニー(エミリー・モーティマー)はNYでヨネ(米次郎)に会う。
ヨネの詩集の編集者として雇われたレオニーだったが、一緒に仕事をするうちにふたりは愛し合うように。
このヨネなる男が全く身勝手な男で、腹が立ちます。演じてるのが中村獅童なので、余計に腹立たしい。
レオニーの体を求めるヨネに対して、レオニーは「結婚していないのだから」と拒否するが、ヨネはそのへんにある紙切れに「レオニーは私の妻だ。」と朱筆する。
おいおい、そんなことにほだされて、体を許すんじゃないよ!!
レオニーは妊娠するが、案の定ヨネはうろたえ、ひとりで日本に帰国してしまう。
そして仕事だけはレオニーに送りつけてくるという身勝手さ!!
レオニーは生まれた子供に名前もつけず、ヨネからの連絡を待ち、ついに子供とともに日本に渡るが、ヨネには正妻が!!
現代の価値観からすると、全く許しがたい男ですが、100年も前の封建的な時代ではまあ仕方ない部分もあるのかも。
ヨネと別れたレオニーはなぜ辛い思いをしながら日本にとどまったのか?
父親の国で子供を育てたいと思ったのにしては、レオニーは日本語を学ぶ気がないのか、津田梅子(津田塾大学の創始者)に、「5年も住んでいて日本語が話せないのか?」と指摘される。
イサムの芸術の才能を見抜いて、それを伸ばそうとしたということになっているけど、医学校に通っているイサムを一方的に辞めさせたり、ちょっと横暴な感じも。
いちばん驚いたのは、ヨネと別れたあと妊娠して娘を産みながら、父親の名を最後まで明かさなかったこと。そこははっきりして欲しかったなあ。モヤモヤ。
松井久子監督の今までの作品は観てなくて、この機会に観ようと思っていたのですが、ちょっとやる気を失いました。
映画館はかなり混んでいて、立ち見の回もあったそうですが、そこまでするほどの映画には思えませんでした。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
すごい親子だな
映画がどうこうというより、単純に、この野口米次郎、レオニー・ギルモア、イサム・ノグチ、という人々に非常に興味を抱きました。
お恥ずかしながら、レオニーどころかイサム・ノグチも知らなかったので。。色んな本が出ているようなので、今度、読んでみたいと思います。
明治時代のアメリカ。言語の壁どころか、今では想像できないほどの人種の壁があったと思います。そんな中、単身、文学で名を成そうとするヨネ・ノグチ。何という逞しさでしょうか。こんな良い意味で図太い、ワールドサイズな日本人が百年も前にいたなんて驚きでした。
そしてレオニー。彼女自身、非常に教養もあり、リベラルだったということもあるのでしょうが、まず日本人であるヨネの元で働き、そして恋におちるアメリカ人女性なんて、これもまた、なかなかこの時代、珍しいことだったと思います。
もちろん毎日毎日、男女2人で顔を突き合わせて1つの仕事をしていれば、そこに恋が産まれるのはある意味自然の成り行きだとは思うけど、きっとこのヨネ・ノグチという日本人、よっぽど魅力的だったんだと思いますね。実際、レオニーと別れた後、エセル・アームズというアメリカ人とも婚約してますし。レオニーの妊娠・出産がバレて婚約解消したらしいですけど。すごいなぁ。
こんな2人の子供に生まれたイサム・ノグチ。彼が非凡なのは当然のことと言えるでしょう。医学の道に進もうとする彼を「あなたは芸術家なんだ!」と母親レオニーがゴリ押ししたというのも驚きですが、結果的に、事実、素晴らしい仕事をいくつも後世に遺したのですから、本当にこの親子どうなっているんだ、とただ舌を巻くしかありません。
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1人の会員が気に入ったと投稿しています
良かったです
投稿日:2012/05/12
レビュアー:スヌーピー
恥ずかしながらイサムノグチを知らないので全くの無知で見ました。彼の出生も分かり、母親の人生も見れて良かったです。それにしても母親のレオニーさんの強さにはすごいなとひたすら関心します。あのままカリフォルニアで母親とのんびりと暮らしていたらそこそこ幸せに暮らしていられたのに異国の地、日本に来てすごすぎます。昔の日本は閉鎖的で異国の人はなかなか受け入れられないと思うし、生活も文化も違う国で本当に大変だったと思います。まだ幼い子供を戦争から守るためにアメリカに一人で送りだしたのもすごい勇気だなと思います。それにしても日本人の父親は時代とはいえひどいと思いました。妊娠を知って冷たく日本に一人で帰ってきて「こっちにおいで」と言いながら来たら日本には奥さんがいたなんて。確かにあのまま過ごしていたら生活には困らなかったかもしれないけど彼女は強くてプライドもあったし、許せなかったんだと思います。そこからアメリカに帰ってもいいようなものの子供と一緒に日本で暮らすのがすごいなと思いました。でも、辛いだけじゃなく彼女も自由に恋愛もして娘も産んで幸せもあったと思います。レオニー役の女優さんの演技もすごく良かったです。丁寧に分かりやすくレオニーさんの生涯をまとめてあったと思います。日本の監督さんが撮った映画だけどセリフがが英語だからか洋画を見てる感じがしました。感動しました
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1人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
脚本も演出も撮影も、うぬぬぬぬ・・・・・・。
投稿日
2012/06/02
レビュアー
ポッシュ(卒業)
前にいた部署の上司が「ポッシュさん、映画好きだったの思い出して、どうかしらと思ってね」とチャリティ映画会のチケットをくれて、今日観てきたのがコレ。「都合が悪くなって行けなくなってしまったのよ」と言うので、「あ、じゃあ、ワタシ行きます」と軽く承諾してしまったのだけど、う〜ん、こりゃ感想を報告するのにちょっと気が重いな・・・。イサムノグチの母親の伝記なので内容はそれなりに興味深かったけど、脚本も演出も撮影も、うぬぬぬぬ・・・・・・。
え〜正直に言いますが私は心の中で「こりゃヒドイ」と呟きました。自分も素人なんでどこまで言い当ててるか分からんですが、例えば前半部、レオニーとイサムの父親ヨネが出会うあたりのエピソードでやたらと熟年のイサムの姿を挿入させてるのなんか、何を狙っているのか全く意味が分からない。2人が恋に落ちる過程もずいぶんテキトーで、ある日突然「もう我慢できないっ!」っとレオニーに襲いかかる中村獅童。貴方なら仕方ないか(?)。まぁ獅童・・・じゃなくてヨネの方は手近な女に手を出しただけって事でいいけど、レオニーが彼を好きになった経緯はもう少し丁寧に描いてほしかった。彼の才能に惚れたっていうのも分かるんだけども。
で、身ごもったレオニーをヨネが冷たく突き放すシーンが、何故かロングショット気味のフィックス長回しで撮られていて、この演出の意図も全く分からない。役者の演技が過熱していくでもないし室内シーンで動き少ないし。これでは舞台劇調の効果も出ていなくて、ダラダラとカメラを回しっ放しにしてるようにしか見えない。普段カット割りの多い作品に対してブツクサ文句を言ってる自分ですが、この作品の場合、カット割り少ないのが無駄な「間延び」にしか感じられなかった。
1番気になったのは「室内シーン」の醜さ。色彩も光量も何を思ってそういう風にしたんだかってだんだん腹立たしくなってきたほど汚くて暗くて見辛くて・・・。とにかく全篇通して一つも「美しい」と思える画(え)がなかったっていうのは、私の映画体験の中ではものすごく珍しいことです。
お話の方も、レオニー・ギルモアという女性の半生を「出来事」で綴っただけなので、さほど響くものはなく。しかも後半は3倍速早回しか?ってくらいのすっ飛ばしよう。いきなりコンコン咳き込んだかと思ったら次のシーンでもうポックリ逝ってるってどうよ。コントじゃないんだから・・・(苦笑)。
ああ、もう、すいません。けなしレビューは自分でも書いてて楽しいものじゃないので、この辺で止めにしておきます。生真面目にきっちり演じていたエミリー・モーティマーが気の毒でならん。
強い女。
投稿日
2011/07/15
レビュアー
TOMY
天才芸術家イサム・ノグチの母親、レオニー・ギルモアの半生を描く。
伝記映画って、感想をまとめにくい人も多いと思いますが、私もそう。
だからあまりレビューを書けなかったりする。
実際の人の生活を描くわけなので、「ふーん」で納まってしまう場合も多い。
あの照明作品で有名なイサム・ノグチ。
今から100年前、その母レオニーは、米国で詩集を出版することを夢見る日本人の青年と、
編集者として求人に応募し知り合うが、ほどなく愛し合うように。
レオニーも、米国の貧しい地の出身のようだけど、その知性のおかげで学業では優秀なようだ。
当時の日本の上流階級の男がどんなだったかは、今となっては実感できないけど、レオニーが妊娠してしまうと、冷たい態度をとる。
男を追って来日するレオニー。
男尊女卑で、しかも外国人に偏見のある当時の日本。
イサムの父にあたる夫は、実は日本に正妻がおり、レオニーは苦労しながらもイサムを育てる。
まったくゼロの状態で、言葉も通じない異国で生活し、子育てする。
それは、とても強い。
イサムの特殊な才能を見抜き、伸ばそうと、独特の子育てをしていく。
息子だったら、反発するようなことをしたりもする。
それでも、イサムの妹にあたる子供を妊娠したり、レオニー自身は強い意志で、思うように、したたかに生きていく。
晩年まで描くので、だいたい納得いくようにまとめてはいる。
それにしても、強い女性だ。
でも、納得できる人生に近づくためには、「強さ」はとても大切だとも思った。
現実には、あそこまで強い人は、やはりなかなか居ないけれど。
レオニー役のエミリー・モーティマーは素晴らしいです。
期待したほどじゃなかったです。
投稿日
2011/07/03
レビュアー
パープルローズ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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彫刻家、建築家のイサム・ノグチの母、レオニー・ギルモアの生涯を描いた伝記映画。
伝記ものって難しいと思います。
どこかに焦点をあてないとぼやけた作品になってしまうのだけど、どこに焦点をあてるかによって、作品が全く違うものになってしまう。
この映画は、序盤のレオニーが野口米次郎と会いイサムを身ごもるあたりは、やたらと時制をいじくっていて、それがあまり効果的ではない。
そうかと思えば、後半は時間切れだったのか、びっくりするほど時が飛ぶこともあり、その上彫刻を彫るイサムを年老いたレオニーが見守るカットを、映画のあちこちに挿入していたり。
そんなことをしてるために、核心部分、つまりなぜレオニーがあれほど辛い目に会いながらも日本に留まったのか、あるいはどのような信念をもって子供を育てたのか、ということがうまく伝わっていないように思いました。
1900年代の初めに、レオニー(エミリー・モーティマー)はNYでヨネ(米次郎)に会う。
ヨネの詩集の編集者として雇われたレオニーだったが、一緒に仕事をするうちにふたりは愛し合うように。
このヨネなる男が全く身勝手な男で、腹が立ちます。演じてるのが中村獅童なので、余計に腹立たしい。
レオニーの体を求めるヨネに対して、レオニーは「結婚していないのだから」と拒否するが、ヨネはそのへんにある紙切れに「レオニーは私の妻だ。」と朱筆する。
おいおい、そんなことにほだされて、体を許すんじゃないよ!!
レオニーは妊娠するが、案の定ヨネはうろたえ、ひとりで日本に帰国してしまう。
そして仕事だけはレオニーに送りつけてくるという身勝手さ!!
レオニーは生まれた子供に名前もつけず、ヨネからの連絡を待ち、ついに子供とともに日本に渡るが、ヨネには正妻が!!
現代の価値観からすると、全く許しがたい男ですが、100年も前の封建的な時代ではまあ仕方ない部分もあるのかも。
ヨネと別れたレオニーはなぜ辛い思いをしながら日本にとどまったのか?
父親の国で子供を育てたいと思ったのにしては、レオニーは日本語を学ぶ気がないのか、津田梅子(津田塾大学の創始者)に、「5年も住んでいて日本語が話せないのか?」と指摘される。
イサムの芸術の才能を見抜いて、それを伸ばそうとしたということになっているけど、医学校に通っているイサムを一方的に辞めさせたり、ちょっと横暴な感じも。
いちばん驚いたのは、ヨネと別れたあと妊娠して娘を産みながら、父親の名を最後まで明かさなかったこと。そこははっきりして欲しかったなあ。モヤモヤ。
松井久子監督の今までの作品は観てなくて、この機会に観ようと思っていたのですが、ちょっとやる気を失いました。
映画館はかなり混んでいて、立ち見の回もあったそうですが、そこまでするほどの映画には思えませんでした。
すごい親子だな
投稿日
2012/06/29
レビュアー
みみ
映画がどうこうというより、単純に、この野口米次郎、レオニー・ギルモア、イサム・ノグチ、という人々に非常に興味を抱きました。
お恥ずかしながら、レオニーどころかイサム・ノグチも知らなかったので。。色んな本が出ているようなので、今度、読んでみたいと思います。
明治時代のアメリカ。言語の壁どころか、今では想像できないほどの人種の壁があったと思います。そんな中、単身、文学で名を成そうとするヨネ・ノグチ。何という逞しさでしょうか。こんな良い意味で図太い、ワールドサイズな日本人が百年も前にいたなんて驚きでした。
そしてレオニー。彼女自身、非常に教養もあり、リベラルだったということもあるのでしょうが、まず日本人であるヨネの元で働き、そして恋におちるアメリカ人女性なんて、これもまた、なかなかこの時代、珍しいことだったと思います。
もちろん毎日毎日、男女2人で顔を突き合わせて1つの仕事をしていれば、そこに恋が産まれるのはある意味自然の成り行きだとは思うけど、きっとこのヨネ・ノグチという日本人、よっぽど魅力的だったんだと思いますね。実際、レオニーと別れた後、エセル・アームズというアメリカ人とも婚約してますし。レオニーの妊娠・出産がバレて婚約解消したらしいですけど。すごいなぁ。
こんな2人の子供に生まれたイサム・ノグチ。彼が非凡なのは当然のことと言えるでしょう。医学の道に進もうとする彼を「あなたは芸術家なんだ!」と母親レオニーがゴリ押ししたというのも驚きですが、結果的に、事実、素晴らしい仕事をいくつも後世に遺したのですから、本当にこの親子どうなっているんだ、とただ舌を巻くしかありません。
良かったです
投稿日
2012/05/12
レビュアー
スヌーピー
恥ずかしながらイサムノグチを知らないので全くの無知で見ました。彼の出生も分かり、母親の人生も見れて良かったです。それにしても母親のレオニーさんの強さにはすごいなとひたすら関心します。あのままカリフォルニアで母親とのんびりと暮らしていたらそこそこ幸せに暮らしていられたのに異国の地、日本に来てすごすぎます。昔の日本は閉鎖的で異国の人はなかなか受け入れられないと思うし、生活も文化も違う国で本当に大変だったと思います。まだ幼い子供を戦争から守るためにアメリカに一人で送りだしたのもすごい勇気だなと思います。それにしても日本人の父親は時代とはいえひどいと思いました。妊娠を知って冷たく日本に一人で帰ってきて「こっちにおいで」と言いながら来たら日本には奥さんがいたなんて。確かにあのまま過ごしていたら生活には困らなかったかもしれないけど彼女は強くてプライドもあったし、許せなかったんだと思います。そこからアメリカに帰ってもいいようなものの子供と一緒に日本で暮らすのがすごいなと思いました。でも、辛いだけじゃなく彼女も自由に恋愛もして娘も産んで幸せもあったと思います。レオニー役の女優さんの演技もすごく良かったです。丁寧に分かりやすくレオニーさんの生涯をまとめてあったと思います。日本の監督さんが撮った映画だけどセリフがが英語だからか洋画を見てる感じがしました。感動しました
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