ブラック＆ホワイト【ノーカット完全版】

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蔡岳勲（ツァイ・ユエシュン）監督のオリジナル脚本でF４のために考えられた刑事ドラマ。あの４人の『ブラック＆ホワイト』を観てみたかった気もしますが、今だからこそ、そしてこのキャストだからこそ、成功したと思えます。
何といっても今や人気だけでなく、実力も兼ね備えた俳優になったと感じるヴィック・チョウさん。
『流星花園』『戦神MARS』の蔡岳勲監督と組んで挑んだ刑事役です。このドラマではインションとチェン・リン役を公開オーディションで決めるという冒険でした。思えば『流星花園』でもオーディションでしたよね。友達について来たヴィック　（田舎から出てきた）が花沢類の役をすることになるのですから、人生なにが起こるかわかりません。。。
そしてこのオーディションでこの英雄役を勝ち取ったマーク・チャオさん。
また敗れはしましたが、最終オーディションに残った人たちが何人かドラマに出演されています。

そしてマークはドラマの主題歌、『無頼正義』をCOLOR と堂々と歌っています。エンディング曲は米ドラマを思い起こすジェイソン・ツォウさんの『PERFECT　STRANGER』　。切々と流れるバラードやマークがラップをしてる曲もあり、サントラでも楽しめます。
１話では新型麻薬ドリーマーの密売組織摘発のおとり捜査の任務につく英雄（マーク・チャオ）の銃乱射の場面に居合わす陳在天（ヴィック・チョウ）。ナンパの最中。。。この女好きはどうにかならないもんでしょうか〜ところどころで笑わせてくれます。北署では犯人検挙率NO.1という実績をあげていますがなんだかな〜どうもそんな感じではないですーー
ちゃっかり英雄の後ろに隠れてるし、あの走り方は腰がひけてるし、殴りあいも嫌いだし、命がけの危険な事もやりたくない在天には笑っちゃいます。美しい女性がいると俄然ヤル気がでます。ニヤニヤしすぎ〜
鑑識課でもナンパしそうな勢いでした。インションの睨む目がなかったら絶対するよね。

一方、インションは刑事っていう仕事に誇りをもっている刑事。正義のためなら暴走もいとわない熱血。オレが悪を倒す。みたいな・・・しかしこの相性最悪そうな二人が“双喜”としてパートナーを組む事になり、息が合わないまま、一緒に行動させられるんです。
ザイティエンは通称痞子。いわゆるチンピラです。
イーションは英雄。タイトル通り名前からして正反対、二人を筆頭にあちこちに相対する関係が描かれています。
正義と悪、真実と偽り・・・警察でさえも善ではない、悪人も悪ではなかったり、そんな両極。。。だから予想をいつも裏切られるのです。
最後までいい意味で裏切られます！

驚くのは、ワン・チュアンイーの高義役にはびっくりです。紳士役の多かった彼の凄みのある悪役！！これは必見です。
ヴィック・チョウさんの今までにない新たな役どころも見所。彼の演技力が光ります。
彼を一歩引かせた彗星のごとく現れたマーク・チャオさん。
正義を重んじ、こうと思ったら突っ走る猪突猛進型刑事。バカ正直で自分の気持ちを上手く伝えられない彼はまさにぴったんこ。実父である趙樹海(チャオ・シュウハイ）さんと共演をはたします（おひげの上司がパパです）　　　　　　　
アイビー・チェンさんも降板劇があったための抜擢です。大きな瞳で可愛いアイビー。良かったです。
チャン・チュンニンさん、シュウ・ジエカイさんなど嬉しい共演でした。あと蔭山征彦さんや香港の有名俳優さんの息子さんも出ておられてキャストも豊富。

そしてなんといっても在天の過去・・・『顔を変えたら幸せになれるのか。。。』もうこれでぐっと惹き付けられました。
刑事らしからぬ最上階の豪華マンション、派手な車を乗り回しています。そして誰かによって銀行にお金が振り込まれる、与えられた刑事という職、ファックスに届けられる事件解決の情報。。。
驚くのは、時折カットシーンで見せられる、路上生活をしてるホームレスの彼の姿。
顔も別人で、これはショッキングでした。別の人生を誰かによって与えられたのは一体なぜ？なんのため？

在天の過去にまつわる話に突入する中盤からさらに盛り上がってきます。

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最近、食指を動かされる映画が少なく、過去の名作や、アメリカのテレビドラマシリーズばかり観ていた。
韓流は、手を出したものの、微妙に古臭いストーリーが多く、途中挫折。

そして台湾で人気と言う今作に手をのばしてみたら・・・・ヒット！！
これはおもしろい！！
警察ドラマ、ということで、事件を追っていく過程も、謎解きあり、アクションありと、相当なクオリティ。
そこに主役の過去が謎として加わり、サスペンス要素もあり・・・だが、なんといっても、
主演４人の個性がすばらしい！熱血かつストイックな魅力の英雄。軟派でいいかげんなのに陰のある過去を持つ在天。小悪魔的魅力の陳琳。清楚で知的美人の西英。
微妙な４人の恋愛関係が、警察ドラマの合間、合間にちょこちょこはさまれるのです。恋愛中心すぎず、事件中心すぎず、配分が非常にうまい感じ。

４人ともすっごく魅力があって、いっぺんにファンになってしまいました。
小物やインテリアも結構おしゃれでスタイリッシュ。観てて楽しいです。

この先、どういう展開になっていくのか非常に楽しみつつ観進めていきたいです。

脇を固める配役も素敵です。
いかりや長介（笑）がいる！
なんてことないチョイ役なのに、ものすごくレベルの高い美男美女ぞろいで、観てて楽しいです。

超おすすめ！

　刑事ものや推理ドラマは基本的に英米中心で、最近の日本のドラマでは『相棒』のみ。
　この作品は、ＤＶＤのおまけで偶然１話だけ観ました。ストーリーの展開が早く、スピード感が半端ないです。
　こんなに鋭角的なドラマは初めてかも。それなのに抒情感が漂い、何かせつなさを予感させます。

　レンタルリストに入れて、最終話まで見たいと思っています。

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過去最高にはまってしまったドラマかもしれない・・・観終わったけど、もう一回最初からレンタルしなおそうかと思ってしまいます。
（あらすじがわかりにくくて・・・というわけではなく。）

ストーリーも大きな破たんがなく、ラストに向けて、小さな伏線にいたるまできちんとすっきり拾われてます。
（最後、字幕でその後をまとめて説明・・はちょっと雑だなあと思いましたが。）
米ドラマの、伏線を張るだけ張っておいて、放置したまま完結、に慣れていたので、久々にすっきりした感じです。
続編つくれそうな終わり方でありながらも、１シーズンで終わっているところが潔くもあり残念でもあり・・・。

ラスボスの正体がわからないことと、西英の兄の存在がほのめかされたこと、３人の恋愛に決着がつかなかったことで、映画への期待が高まります。
（映画化が決まっているようです。）
映画・・・でも、今のところ、ヴィック・チョウは出演しないようですね・・・だめじゃん！！！「双喜」なのに！
このドラマで二人ともが主演男優賞にノミネートされていたにもかかわらず、マーク・チャオが受賞しちゃったからでしょうか。
ヴィック・・・へそまげてないで、映画に出てほしいです・・・。在天あってこその英雄、英雄あってこその在天で、どっちか一人では魅力半減どころかストーリーが成立しないんじゃないかと心配するのですが・・。


このドラマは監督が俳優の個性に合わせて脚本をつくったというだけあって、すべての登場人物がすっごくはまり役で、いきいきとしています。
ヴィック・チョウは「彼は憂鬱なだけの王子さまではない。こういうコミカルな役が似合うんだ」ということで在天のキャラが決まったみたいですね。はまり役です。

終盤のアクションシーンもなかなか楽しかったです。ちゃんと在天がへっぴり腰なあたりとか。だけと、ちょっとサルコジさん達、意外と弱かったなー・・とか思ったり。
小馬と英雄、どんだけ強いんでしょうか。
英雄と在天、どっちを選ぼうかなあ（いや、選ぶ意味ないけど。）と思っていたけど、小馬で決まりです。ストイックで素敵です。
頑固で融通きかない英雄と違って、シャオメイの正体を在天に黙っておく優しさもありますし！

そうそう、シャオメイ・・・死んだ時、「敵だった」ってことで実は生きていたってことにならないかなあ、と思ってたら、アナタ。あらびっくり本当にそうだったとは。
在天、複雑だろうな・・・。
きっと、騙されていた憎しみだけじゃあなくて、それでも生きていたことにたいして喜びもあると思うのよね。
そのあたりの葛藤を続編で！！ヴィック〜、ほんと頼むよお〜。

全体的にちょこちょこ先が読める展開がありました。
「あーこの人しんじゃうな〜」とか「この人、実は味方だな」とか。
サスペンスやミステリなんかで、あんまり先がよめると興ざめなことが多いのですが、このドラマはさほど気になりませんでした。
多分、一歩先は読めるけど三歩先は読めない、という匙加減がうまかったんじゃないかなと思います。
三歩先が読めないからハラハラさせられつつ、一歩先が読めたことで、「自分の予想があたる」楽しみがあったというか。
計算されているとしたらすごいことですが、偶然っぽい気もするな・・。

ハア・・久々の大ヒット、もう観終っちゃってさみしいな。
続編がない以上（ヴィック〜・・・・しつこい？）、もう一度最初から見なおすか、サントラだけでも買っちゃおうかなあ。

とってもとってもお勧めです〜。ただのアイドルドラマじゃないですよ〜。

日本のマンガ原作以外は途中で飽きてしまうのが多かったのですが、
これは1・2話をBSで見てから、一気にはまり、こちらで大人借り（笑）
日本の「相棒」に、中華系要素（マフィアとか麻薬とか武術とか）を混ぜた感じでしょうか。
もちろん「相棒」ほど、ゆったりと淡々としいるわけじゃなく、
その辺は中華系のドラマで、スピード感たっぷりで、派手で。
私はあまり華流の俳優さんを知らないので、主人公の片割れがF4だと知ったのは後からでしたが、
キャストファンでなくても十分楽しめます。
続きが映画で公開されるようですが、日本でも公開して欲しいですね〜。（無理か。せめてＤＶＤで）