名探偵コナン　天空の難破船（ロスト・シップ）

個人的には蘭はタイプだ

劇場版も本作で１４作目。
今回は、黒の組織の登場はなく、私の大好きな怪盗キッドがミッションの相手。
鈴木財閥の創始者で、現在は相談役の鈴木次郎吉（園子のおじさんらしい）が、キッドに挑戦状を出したのです。
―東京から大阪に向かう飛行船ベル・ツリー�T世号から、ビッグジュエル「天空の貴婦人」を盗み出してみよ！―というふうに。
同じ頃、微生物研究所から恐るべき細菌が盗まれ、こともあろうに、その犯人たちがベル・ツリーに乗り込んできて、細菌テロの様相に。
感染者が出たものの、テロリストたちの最終目的がハッキリしないので、ハラハラドキドキ感は今ひとつ。
飛行船が大阪に向かっていることもあり―大阪といえば、もちろん、あの服部平次も絡んできます。
コナンと平次、コナンとキッドの連携プレーは、ちょっとワクワク。
また、キッドが蘭に見つかった時の咄嗟の嘘から、ラストの方で、あわやキッドと蘭が・・・！の展開もあり、ちょっとしたラブ・コメ仕立てになっています。
小五郎の声が、神谷明さんから小山力也さんに替わり、ちょっと上品になった分、迫力不足な感じです。
今回、和葉の親戚の男の子・聡くんの声で大橋のぞみちゃんが声優を務めています。
その聡くんが知恵のはたらく子で、平次にヒントを与えたりするのですが、あまりにコナンに会いたがるので、怪しい気がするのですが、考えすぎでしょうか？

コナンは、殆ど見たことがないがこれはお腹いっぱい。
ちょっと突っ込みたくなるところが満載で、
あまりにも未成年を信用しすぎる周りの大人や、
突然現れる白いシルクハット、スーツ等に開いた口が・・・。
アニメのきれいさは分かるし、何といっても「子ども」が
活躍するので、小さい子には特別面白く思えるだろう。

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　お伴して観に行きましたが、以前観た過去作に比べるとスケールが小さい感じがして、あまり面白くはありませんでした。親子ともども「黒服ではなくて怪盗キッドものなので、それほど期待はしていないでおこう」などと言い合っていたんですが、それにしてもね。元ネタは「発掘良品」の『ブラックサンデー』かな？
　飛行船という舞台は、動き続けているのでサスペンスが持続してとてもいいと思うんですが、襲撃した犯人たちの犯行計画がちょっと無理やり過ぎるかな。喫煙室と殺人バクテリアをめぐるトリックも手間がかかるわりに効果は（？）だし、肝心の盗みがあれじゃあ……そんなことのためにおおがかり過ぎるよ！　と思ってしまいました。
　ひとつだけ大きなネタバレですが、犯人グループが躊躇なくコナンを外に投げ落とし、キッドが飛び出す場面は良かったと思います。瞬間のアクション演出がが決まっていました。
　初期の映画作品ではけっこう派手派手な爆破シーンなども盛り込まれていましたが、本作では飛行船がほとんど傷つくことなく終了してしまうのも肩透かし気味。『ヒンデンブルク』みたいなシーンはやっぱ映画としてはクライマックスに欲しかったと思うんですが、どうも現実の飛行船や関係企業に遠慮したとしか思えない……ということで、ファンやお子様はそこそこ楽しめると思います。それにしても生きてるうちにコナンが大きくなるのを見られるんだろうか……。

コナンはドンドン人間離れしていく気がする。
一向に話しが進まないのでちょっと飽きてきた