鉄男 / 田口トモロヲ
全体の平均評価点: (5点満点)
(54 )
解説・ストーリー
自らの18ミリ作品、『普通サイズの怪人』をもとに、全身が金属に変化していく男の恐怖を描いたサイバーパンク・ホラー。本作は第9回ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞。本作のモチーフは、よりスケールアップした『鉄男II BODY HAMMER』へ引き継がれる。 JAN:9999202563788
自らの18ミリ作品、『普通サイズの怪人』をもとに、全身が金属に変化していく男の恐怖を描いたサイバーパンク・ホラー。本作は第9回ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞。本作のモチーフは、よりスケールアップした『鉄男II BODY HAMMER』へ引き継がれる。 JAN:9999202563788
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「鉄男」 の解説・あらすじ・ストーリー
作品詳細
解説・ストーリー
自らの18ミリ作品、『普通サイズの怪人』をもとに、全身が金属に変化していく男の恐怖を描いたサイバーパンク・ホラー。本作は第9回ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞。本作のモチーフは、よりスケールアップした『鉄男II BODY HAMMER』へ引き継がれる。 JAN:9999202563788
「鉄男」 の作品情報
「鉄男」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「鉄男」 のシリーズ作品
鉄男の詳細
収録時間:
字幕:
音声:
67分
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
R-15
ACBE10795*D
2010年04月23日
在庫枚数
1位登録者:
2位登録者:
11枚
0人
1人
鉄男の詳細
収録時間:
字幕:
音声:
67分
レイティング:
記番:
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R-15
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2010年04月23日
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ユーザーレビュー:54件
塚本監督の出世作だが見る人を選ぶ作品!その映像手法を見よ!
投稿日:2006/02/19
レビュアー:RUSH
最近、洋画の「マシーン・ヘッド」なるB級作品を見てこの作品を思い出しレンタルした(^^ゞ。俳優であり監督でもある塚本晋也の出世作であることは有名だが僕は恥ずかしながら見たことがなかったのだ。この作品は製作費1000万円、拾い集めた廃材を利用し予算を節約し、四畳半のアパートで数人のスタッフ兼キャストで1年半程の年月をかけて製作された作品であり、1989年のローマ国際ファンタスティック映画祭でグランプリをとり、塚本監督は一躍有名になった作品でもあることは有名な所だ。見たこともない僕でもこの作品に関してこれぐらいは知識として知っていたし、カルト作品ではないだろうかという予想は簡単に出来ていた。この作品は正直な話ストーリーはないに等しい(笑)。しかもその描かれる世界は一般的ではないので見る人を選ぶ作品だ。意味のあるまともな映画しか見れない人は見るべきでない作品だと言える。 コマ落としの連続による疾走感や無機物である金属に体が侵蝕されていく様はVFX技術でCGが主流となった今では既に古くさささえ感じてしまうがその迫力たるや一見の価値がある(何回も云うがこの手のカルト作品やB級作品が嫌いな方は見るべきでない)。この迫力のお陰で?ストーリー性もなく金属に体が侵蝕されていくという非現実的な設定にも関わらず、当時のイギリスビデオヒットチャートのトップに上り詰めた実績がある。何故かわからないがこの映像の迫力と作品内で描かれるエログロに目が奪われ最後まで見きってしまうのだ(笑)。意味は全く理解出来ない。何故金属が体にまとわりつくのか?男のシンボルが何故ドリルになったのか?どうやったら無機物である金属と有機物である人体が融合出来るのか?などなど疑問点を上げるのは苦労しない。しかし、作品を見るとそんなことはどうでも良くなってしまう程、映像から来る得も言われぬ迫力がそこにあるのだ。 映像も予算が少なかったせいか、それとも演出なのかわからないがモノクロ作品になっている。しかし、これは正解かもしれないと僕は思っている。作中で登場するグロテスクな映像はカラーだとホラー並みの映像になりそうだからだ。ま、ホラー作品が好きな人には問題ないかもしれないけど・・(笑)。あとエロシーンは予想以上に興奮した(爆)。これは意外だったなぁ〜(笑)。とにかく、色々なシーンで力強さを感じることの出来る作品だ。
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暑苦しい夏に暑苦しい映画はいかが?
投稿日:2010/08/21
レビュアー:JUCE
凄いパワーの映画です。映画制作にかける情熱、情熱というより一種の狂気に近いものさえ感じるそのパワーに圧倒されるばかり。もうこの映画を理解しようとしても無理です。頭がショートしてしまいます。ただ感じればいいのかと思います。 それにしてもコマ撮りの多用とか、いったいどれだけの労力を費やしたのでしょうか。クレジットを見ると、スタッフとして撮りながら出演してとそのしんどさは並大抵のことではなかったでしょう。良い意味でとっても暑苦しい映画です。映画の内容もとても暑苦しく、皆汗がダラダラと吹き出ています。血も吹き出てますけど。 まだまだ暑い日が続きますが、是非エアコンを切ってダラダラと汗を流しながら、この暑苦しい映画をお楽しみ下さい。
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おぞましさの映画
ある日突然理由もなく体が次第に鉄屑と化してしまう。 カフカの「変身」にも似た不条理劇のような設定で、 映像も一昔前の前衛映画のような手法満載のため、 何かありそうな、奥深いものがありそうなムードを前編に漂わせている。 もちろん「鉄屑になってしまう人間」と不可思議なモノクロ画面から、 深遠なテーマやら底知れぬ主張を導き出すことは不可能ではないし、 ひょっとしたら作者の塚本晋也にその意図があるかもしれないけれど、 個人的にはこの映画は「おぞましさ」と体感する映画としてみるべきだと思う。 おぞましさを「恐いもの見たさ」と言い換えても良いが、 人には多かれ少なかれ瞳を背けたいようなおぞましさに対する 他人には赤裸様には言えない魅惑を感じる部分があると思う。 多分最低限の資金で作ったと思われ、CG(VFX)はもちろんのこと、 装置や美術にしてもよく見れば安っぽさが目立ってしまうが、 しかし逆にその安っぽさがある意味では効果的になっている。 むしろ「双生児」の中途半端に金をかけた安っぽさよりも、 生々しさという点では「鉄男」のほうが、「らしい」と言えるだろう。 万人受けする映画とは言えないが、 少しでもおぞましさを体感したいと感じている人なら なにがしかのものを与えてくれる映画だと思う。
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「ニューワールドだぁぁ」
投稿日:2013/01/12
レビュアー:まみもぉ
『KOTOKO』を観ようかどうしようか迷いつつ、 みなさんのレビュー読みながら、やっぱり、私はやめといた方がいいなと、 でも、こんなに悩ませてくれた塚本晋也監督、作品は全て未見、 最初の方の、SF?、ならと軽い気持ちで観てしまいました。 ぎゃぁ・・・ でした。 気持ち悪くなって何度か停止しました。 ザラついたモノクロ。曖昧な焦点が、目を凝らす時は合わず、 合ってほしくないところでガシャッと合う。 台詞のような耳障りな機械音、打音、工場音。 ゲログロ映画は好きですが、その圏内ではありませんでした。 どんなに怖くておぞましくても、それはスクリーンの中のことで、ここで見てる分には安心、 だから、ホラーもオカルトもスプラッターも楽しめるんです。 その安心感がありませんでした。何度も逃げ腰、引き腰。 でも、そんな弱腰が疲れてくると、何だか慣れてきて(諦めがついてきて?)、 それからはぎゃぁぎゃぁ、つぶやきながら、もう、ひたすら、感心。 滅茶苦茶に見えて、こうなった筋道はきちんと語られているし、 なんともはやなすごさでした。 今まで、映像で見たことのないエネルギー。 熱はジリジリと臭いはシュゥシュゥとはっきりと伝わってくる。 80年代後半のあの無我夢中パワーが、懐かしの鉄のバブルが炸裂し、 辺りのもの巻き込んで破壊しつくしていく、その凶暴っぷりに笑う気力も萎えてしまって、 大好きなクローネンバーグ監督のおぞましい肉体融合がオアシスに思えました。 タグチトモロヲ と中見出しに最初に出なかったら、わからなかったほどの名演技。 見慣れているトモロヲ像が、砕けました。 その彼女も凄まじい。鬼婆がヘンゲした鉄女のごとく。 エンディングロールで分かったのですが、 塚本監督だったんですね。 「さぁー、来いやぁぁ!」って、 絶叫連呼の名台詞。 口の中に鉄錆の感触が残って、しばらく、今も、気持ち悪い。 ぎゃぁ!な傑作でした。けど、 もう二度と観たくはありません。
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8人 の会員が気に入ったと投稿しています
約20年ぶりに観なおしたけど、やっぱり凄いわ
たぶん・・・約20年ぶりに再見。 当時と比べると「塚本晋也」に対する認識はだいぶん変わっている。けれど本作に対する印象は、ほとんど変わってなかった。つまり、 “なんかよくわからんけど、なんか凄い!” けれども、アナーキーと言えばいいのか、前衛的と言えばいいのか、とにかく若さにまかせた怖いもの知らずな作風の中に、最近の、たとえば『HAZE』とか『悪夢探偵』で顕著だった圧迫感、閉塞感はこの時すでに息づいていたことを発見できたのは収穫かな。 また、主人公の男(田口トモロヲ)を心配する男の恋人が、「たいがいのことには驚かないから」と繰り返し男に言っておきながら、いざ、男の姿を直視するや、 「ぎぃぃやあぁぁあああ!!」 ま、お約束といえばお約束なんだけど、こういうユーモアもかましていたのかという発見も愉しかった。 それより何より、徐々に自分の体が鉄に変わっていく主人公を演じた田口トモロヲも、ことの原因と思われる謎の存在「やつ」を演じた監督ご本人もそりゃ確かに熱演怪演と呼ぶにふさわしいけど、それよりもスタッフとして撮影助手をこなしながら主人公の恋人を演じた藤原京さんが実は本作の一番の功労者ではないかと、この久しぶりの再見で一番強く感じた。 いずれにしても、塚本晋也の才気が伺える一作。 気に入る気に入らないは別にして、観ていて感情を知らず揺り動かされる作品であることは間違いないのではと思う。
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はい
8人 の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
塚本監督の出世作だが見る人を選ぶ作品!その映像手法を見よ!
投稿日
2006/02/19
レビュアー
RUSH
最近、洋画の「マシーン・ヘッド」なるB級作品を見てこの作品を思い出しレンタルした(^^ゞ。俳優であり監督でもある塚本晋也の出世作であることは有名だが僕は恥ずかしながら見たことがなかったのだ。この作品は製作費1000万円、拾い集めた廃材を利用し予算を節約し、四畳半のアパートで数人のスタッフ兼キャストで1年半程の年月をかけて製作された作品であり、1989年のローマ国際ファンタスティック映画祭でグランプリをとり、塚本監督は一躍有名になった作品でもあることは有名な所だ。見たこともない僕でもこの作品に関してこれぐらいは知識として知っていたし、カルト作品ではないだろうかという予想は簡単に出来ていた。この作品は正直な話ストーリーはないに等しい(笑)。しかもその描かれる世界は一般的ではないので見る人を選ぶ作品だ。意味のあるまともな映画しか見れない人は見るべきでない作品だと言える。 コマ落としの連続による疾走感や無機物である金属に体が侵蝕されていく様はVFX技術でCGが主流となった今では既に古くさささえ感じてしまうがその迫力たるや一見の価値がある(何回も云うがこの手のカルト作品やB級作品が嫌いな方は見るべきでない)。この迫力のお陰で?ストーリー性もなく金属に体が侵蝕されていくという非現実的な設定にも関わらず、当時のイギリスビデオヒットチャートのトップに上り詰めた実績がある。何故かわからないがこの映像の迫力と作品内で描かれるエログロに目が奪われ最後まで見きってしまうのだ(笑)。意味は全く理解出来ない。何故金属が体にまとわりつくのか?男のシンボルが何故ドリルになったのか?どうやったら無機物である金属と有機物である人体が融合出来るのか?などなど疑問点を上げるのは苦労しない。しかし、作品を見るとそんなことはどうでも良くなってしまう程、映像から来る得も言われぬ迫力がそこにあるのだ。 映像も予算が少なかったせいか、それとも演出なのかわからないがモノクロ作品になっている。しかし、これは正解かもしれないと僕は思っている。作中で登場するグロテスクな映像はカラーだとホラー並みの映像になりそうだからだ。ま、ホラー作品が好きな人には問題ないかもしれないけど・・(笑)。あとエロシーンは予想以上に興奮した(爆)。これは意外だったなぁ〜(笑)。とにかく、色々なシーンで力強さを感じることの出来る作品だ。
暑苦しい夏に暑苦しい映画はいかが?
投稿日
2010/08/21
レビュアー
JUCE
凄いパワーの映画です。映画制作にかける情熱、情熱というより一種の狂気に近いものさえ感じるそのパワーに圧倒されるばかり。もうこの映画を理解しようとしても無理です。頭がショートしてしまいます。ただ感じればいいのかと思います。 それにしてもコマ撮りの多用とか、いったいどれだけの労力を費やしたのでしょうか。クレジットを見ると、スタッフとして撮りながら出演してとそのしんどさは並大抵のことではなかったでしょう。良い意味でとっても暑苦しい映画です。映画の内容もとても暑苦しく、皆汗がダラダラと吹き出ています。血も吹き出てますけど。 まだまだ暑い日が続きますが、是非エアコンを切ってダラダラと汗を流しながら、この暑苦しい映画をお楽しみ下さい。
おぞましさの映画
投稿日
2003/12/27
レビュアー
parole
ある日突然理由もなく体が次第に鉄屑と化してしまう。 カフカの「変身」にも似た不条理劇のような設定で、 映像も一昔前の前衛映画のような手法満載のため、 何かありそうな、奥深いものがありそうなムードを前編に漂わせている。 もちろん「鉄屑になってしまう人間」と不可思議なモノクロ画面から、 深遠なテーマやら底知れぬ主張を導き出すことは不可能ではないし、 ひょっとしたら作者の塚本晋也にその意図があるかもしれないけれど、 個人的にはこの映画は「おぞましさ」と体感する映画としてみるべきだと思う。 おぞましさを「恐いもの見たさ」と言い換えても良いが、 人には多かれ少なかれ瞳を背けたいようなおぞましさに対する 他人には赤裸様には言えない魅惑を感じる部分があると思う。 多分最低限の資金で作ったと思われ、CG(VFX)はもちろんのこと、 装置や美術にしてもよく見れば安っぽさが目立ってしまうが、 しかし逆にその安っぽさがある意味では効果的になっている。 むしろ「双生児」の中途半端に金をかけた安っぽさよりも、 生々しさという点では「鉄男」のほうが、「らしい」と言えるだろう。 万人受けする映画とは言えないが、 少しでもおぞましさを体感したいと感じている人なら なにがしかのものを与えてくれる映画だと思う。
「ニューワールドだぁぁ」
投稿日
2013/01/12
レビュアー
まみもぉ
『KOTOKO』を観ようかどうしようか迷いつつ、 みなさんのレビュー読みながら、やっぱり、私はやめといた方がいいなと、 でも、こんなに悩ませてくれた塚本晋也監督、作品は全て未見、 最初の方の、SF?、ならと軽い気持ちで観てしまいました。 ぎゃぁ・・・ でした。 気持ち悪くなって何度か停止しました。 ザラついたモノクロ。曖昧な焦点が、目を凝らす時は合わず、 合ってほしくないところでガシャッと合う。 台詞のような耳障りな機械音、打音、工場音。 ゲログロ映画は好きですが、その圏内ではありませんでした。 どんなに怖くておぞましくても、それはスクリーンの中のことで、ここで見てる分には安心、 だから、ホラーもオカルトもスプラッターも楽しめるんです。 その安心感がありませんでした。何度も逃げ腰、引き腰。 でも、そんな弱腰が疲れてくると、何だか慣れてきて(諦めがついてきて?)、 それからはぎゃぁぎゃぁ、つぶやきながら、もう、ひたすら、感心。 滅茶苦茶に見えて、こうなった筋道はきちんと語られているし、 なんともはやなすごさでした。 今まで、映像で見たことのないエネルギー。 熱はジリジリと臭いはシュゥシュゥとはっきりと伝わってくる。 80年代後半のあの無我夢中パワーが、懐かしの鉄のバブルが炸裂し、 辺りのもの巻き込んで破壊しつくしていく、その凶暴っぷりに笑う気力も萎えてしまって、 大好きなクローネンバーグ監督のおぞましい肉体融合がオアシスに思えました。 タグチトモロヲ と中見出しに最初に出なかったら、わからなかったほどの名演技。 見慣れているトモロヲ像が、砕けました。 その彼女も凄まじい。鬼婆がヘンゲした鉄女のごとく。 エンディングロールで分かったのですが、 塚本監督だったんですね。 「さぁー、来いやぁぁ!」って、 絶叫連呼の名台詞。 口の中に鉄錆の感触が残って、しばらく、今も、気持ち悪い。 ぎゃぁ!な傑作でした。けど、 もう二度と観たくはありません。
約20年ぶりに観なおしたけど、やっぱり凄いわ
投稿日
2010/07/31
レビュアー
ぶわつ
たぶん・・・約20年ぶりに再見。 当時と比べると「塚本晋也」に対する認識はだいぶん変わっている。けれど本作に対する印象は、ほとんど変わってなかった。つまり、 “なんかよくわからんけど、なんか凄い!” けれども、アナーキーと言えばいいのか、前衛的と言えばいいのか、とにかく若さにまかせた怖いもの知らずな作風の中に、最近の、たとえば『HAZE』とか『悪夢探偵』で顕著だった圧迫感、閉塞感はこの時すでに息づいていたことを発見できたのは収穫かな。 また、主人公の男(田口トモロヲ)を心配する男の恋人が、「たいがいのことには驚かないから」と繰り返し男に言っておきながら、いざ、男の姿を直視するや、 「ぎぃぃやあぁぁあああ!!」 ま、お約束といえばお約束なんだけど、こういうユーモアもかましていたのかという発見も愉しかった。 それより何より、徐々に自分の体が鉄に変わっていく主人公を演じた田口トモロヲも、ことの原因と思われる謎の存在「やつ」を演じた監督ご本人もそりゃ確かに熱演怪演と呼ぶにふさわしいけど、それよりもスタッフとして撮影助手をこなしながら主人公の恋人を演じた藤原京さんが実は本作の一番の功労者ではないかと、この久しぶりの再見で一番強く感じた。 いずれにしても、塚本晋也の才気が伺える一作。 気に入る気に入らないは別にして、観ていて感情を知らず揺り動かされる作品であることは間違いないのではと思う。
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