イレイザー

まあ、シュワちゃんなので・・・ということで、
細かいことは気にせず、内容からっぽ系として楽しめました。

証人保護プログラムに絡む話なんで、
少しサスペンスちっくなのか？と淡い期待を抱いたけど、
やっぱりドンパチアクションです。

観終わってすぐに内容抜けてしまいましたが、
見ているあいだは
適度なハラハラドキドキ感があって楽しめました。


でも、正直、無料配信じゃなければ、観てないかも・・・・（汗



シュワちゃんの映画何本か観たけど、
内容覚えてるのってターミネーターくらいか・・・（爆

シュワちゃんのアクション映画という事でいい俳優さん達が集まっています。シュワちゃん演じるジョン・クルーガーの敵対するジョンの上司であるロバート・ドゥゲランをジェームズ・カーンが、そのロバートに命を狙われる女リー・カレンをヴァネッサ・ウィリアムス（歌手）が見事に演じています。そして何より驚いたのがジョンの上司であるベラーを演じていたジェームズ・コバーンです。久しぶりにその姿を見たからです。彼は２００２年になくなってしまいましたが、ブルース・リーの弟子であった彼をこの作品で見る事が出来るとは思いもしなかったのでちょっと嬉しかったです（＾＾ゞ。

作品内容はタイトルの通り、消去する人が活躍するお話です。裁判の重要証人を守る連邦保安官局の証人保護プログラムを実行する特別保安官ジョン・クルーガー（シュワちゃん）の活躍を中心に描いていきます。証人の命を守るためならんでもします（笑）。戸籍上死亡した事にして証人を守る事からイレイザーと呼ばれます（ホントか？（笑））。オープニングで彼の仕事がどんな事をしているのかが簡潔に描かれます。ここで助けたジョニーが後半で活躍しますので要チェックです（笑）。

武器の闇取引の証拠を手に入れたリー（ヴァネッサ）が命を狙われそれをジョンが守るというお話です。命を狙うのは武器製造メーカーなので使用する武器がこれまた凄いのです（笑）。ＥＭ（エレクトロマグネティック）銃という良くわかりませんが弾丸がいらないレーザーとも違う破壊力抜群のライフルが使用されます。この銃についているスコープが凄く、部屋の中どころか体がレントゲンを撮られたように見えてしまうのです（笑）。どんなに隠れても照準を合わせられるという優れもの（笑）。こんなのに狙われたらイチコロですね（笑）。この武器がロシアマフィアに闇取引で１０００丁渡されるらしくそれを阻止すべくジョンが活躍するのです。ガンアクションありパラシュートアクションありと飽きる事がありません。

シュワちゃんらしいアクション映画だと思います。ＥＭ銃を両脇に抱えぶっ放すシーンは思わずターミネーターやコマンドーを彷彿とさせてくれました（笑）。ＥＭ銃のＶＦＸがイマイチお粗末で出来映えがあまり良くありません。それ以外にもパラシュートアクション時のＶＦＸの合成も荒くちょっと残念でした。アクション作品が好きな方は楽しめるでしょう。

監督：チャック・ラッセル（1996年・米・115分）
原題：Eraser

まだ若くて颯爽としていた頃のシュワちゃん（命名したのは淀川長治さん）を懐かしみながら鑑賞。“eraser”というのは消しゴムのことって覚えていたんだけれど、本作の場合は、記憶やデータを消去、抹消する仕事（人）で、シュワちゃん演じるFBIのジョン・クルーガー特別保護官の仕事がそれだった。
保護する対象となるのは重大事件に関わる証人で、本作では冒頭でその仕事ぶりを観ることが出来る。
命を狙われた証人夫婦を守るために、別人の遺体を身代わりに残し、証人たちをその遺体の人物として生かすのだ。そして、本人たちの名前や歯形などのファイルと別人のファイルをパソコンでそっくり入れ替える。
次の保護すべき対象はリー・カレン（ヴァネッサ・ウィリアムズ）というサイレックス社に努める女性で、会社の陰謀を知った彼女がFBIに情報を持ち込んだことから、事件に巻き込まれて行く。
サイレックス社の陰謀は裏に大物の黒幕がいて、証人のリー・カレンだけではなくジョンまでも命を狙われる事件へと発展していくのだった。

シュワちゃんのアクション炸裂で、おまけに不死身！
あり得ない状況下でもちゃんと乗り切ってみせる。たとえば、飛行中の飛行機から脱出する際、パラシュートだけが先に落ちて行き、シュワちゃんが続いて飛び降りて、パラシュートを追いかける。そんなアホな…と、笑っちゃうくらいオモシロイ。
公開から27年も経過しているので、EM銃（電磁銃）のシーンのCGは、発射された弾道（波動）が青い輪っかのように描かれ、ちょっとアニメっぽいが、それが分かり易くイメージし易い。
よくある“陰謀”と“裏切り”の物語で、一匹狼で仕事をするジョンだけあって、保護対象の証人に与える注意事項や指示が用意周到で的を射ている。
共演陣も豪華で、ジェームズ・カーン、ジェームズ・コバーン、ジェームズ・クロムウェル…（あら、ジェームズがいっぱい！）
再見なのに覚えていなくてビックリしたのは、ジェームズ・コバーンが見事に真っ白な白髪頭だったこと。西部劇の彼とは違って、スーツ姿でダンディ。別人に見えた…

（1996年制作・アメリカ）チャック・ラッセル監督
「イレイザー」とは、記憶（人物）・データを消去、抹消すること。
連邦保安官のジョン（アーノルド・シュワルツェネッガー）は、重大事件に関わる証人を保護する証人保護プログラムのエージェント。
大手軍事企業サイレックス社に勤めるリー・カレン（ヴァネッサ・ウィリアムズ）は、
最新鋭のスーパー兵器ＥＭガンにまつわる他国との陰謀を知り、証拠物件の入ったディスクを金庫室から盗み出す。
リーの安全確保のためジョンが出動！
しかし早くもリーの自宅が襲撃され、ジョンはリーを救い出すと、彼女の過去を消し
（クレジットカードの破棄、資料の削除他）、彼しか知らない場所に彼女の身を隠した。

さて、裏切り者は組織の内部にいるらしい。ジェット機の中でジョンは上司（ジェームズ・カーン）に睡眠薬を飲まされ、危うく殺されそうになる。
地上1万メートルから落下し、先に落ちたパラシュートに追いつくとは！？
シュワちゃんの正義感は物理学にも力学にも勝てるのだ！
リーと動物園で合流すると、巨大なアリゲーターに襲われる！
（シュワちゃんが水槽に発砲したんだけどね・・）
そしてケガをしようが、撃たれようが何事もなかったみたいに再起動する最強の男、シュワ！
こんな調子で戦いは続くのだ！ハラハラして面白かったです。

本作をリメイクした『イレイザー・リボーン』（2022年・ジョン・ポーグ監督）
果たしてどんな仕上がりでしょうか？

シュワちゃんが出演する必然性はないストーリーだけど、面白いですよ。お勧めです。
＜トリビア＞後で知ったのだけれど、ヒロインのヴァネッサウイリアムズって、ＴＢＳ系ドラマ「協奏曲」（田村正和、キムタク、宮沢りえ）の主題歌歌ってたんだね。