ナチュラル・ボーン・キラーズ

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つ、つまらん・・オープニングだけが唯一の見所か。。。

キチガイバカップル２人が無機質に人々を平気で殺すと言うのは
バイオレンスファンにとっては大変嬉しい事ではあるが
その後の演出が駄作路線一本線なので、居眠りして起きては早送りの連続だった。
観客をこうさせちまったらアウト！だよ。

何となく「タランティーノ」風味をマネしてるな・・と思ってたらタラちゃんの原作だったのか。。。
その原作を変な風に曲げたらしいから、怒るわな＾＾
ほんでヴェネチア審査員特別大賞を受賞したようだが
どの国であれ映画祭での受賞作品って大体ワシには合わんのだ。

世間が一時的なノリで殺人鬼を格好良いと思ってヒーロー視するのは危険だよ〜
の風刺映画だろうけど、オモロく製作せねば訴えは遠吠えになってしまうのだ。

殺人を肯定することはしないけれど、なぜにミッキー＆マロリーをカッコイイと思うんだろう？
とにかく、ジュリエット・ルイスがまずカッコイイ女優だからというのが私の意見。キレた演技とか、本当にウマイ。
あと、マロリーのファッションもカッコイイですよね（到底マネできませんが）。
私がこの映画に惹かれた理由を要約すると、まずマロリーをジュリエット・ルイスが演じているから。あと、男性でも太刀打ちできないほどマロリーが強いから。この2点ですな。

映画だから許せるのかなぁ・・・。「殺人＝かっこいい」というのも違う気がするけど。まぁ映画だからねー。私は、嫌いな映画です。

良し悪しは別として、
「快楽殺人」を何の感情描写もなく
そのまま映画にしたという感じ・・・・。

それに加え、
その犯人を「ヒーロー」扱いしている。

おまけに撮影したテレビクルーは
無防備で凶悪犯のインタビューに臨むという
ムチャをして、案の定殺される。

最後のほうはもう、くちゃくちゃです。

あと、
ハンディカムのような揺れる映像で、
さらに、白黒とカラーが混じる、
アニメがところどころ挿入される、
という撮影方法？はちょいニガテです。

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イントロダクションに「史上最悪の大量殺人鬼としてアメリカの犯罪史にその名を刻む」とあるので実在した（する？）人物なのかと調べてみたが、出てきたのは映画のサイトばかりだった。
映画に意味なんかなくていい。だって映画というのは専門知識を持つ層のためだけの藝術じゃなくて、庶民の娯楽だもん。２時間つぶせればそれはもう立派な映画である。最後まで見られなければ時間をつぶす役にすら立たない。だからこの作品もマシンガン乱射しまくりのドラッグでぶっとびまくりのワヒャヒャな映画でもよかったのだ。暴力の是非は別論に譲って、そこにはたしかに一種の娯楽があっただろうと思うからだ。
しかし、この映画はやたらと内省的で哲学的で結果的に鼻白むことになった。前半はいい。ドラッグストアで捕まるまでにはロードムービー的開放感、なるようになれ的爽快感がある。しかし後半１時間はダレにダレた。いくらラストで破壊的騒乱を持ってきても一度止まったテンポは元には戻らなかった。
「生まれながらの殺人者」なんて普通いないと思う。暴力的な素地は生育環境の中で芽生えるものだ。普通そう考える。しかし人間にはもともと備わった暴力性がある。社会生活の訓練の中でそれを抑えるように成長していき、立派な社会人になったと本人も周囲も思い込む。しかし一挺のマシンガンを手にした途端電撃に打たれたように「生まれながらの殺人者」であったことを思い出す。
・・・まあそうかも知れない。マシンガンを持ったら反射的に「撃ちたい」という衝動が込み上げるかも知れない。それは否定しない。しかし「ナチュラルボーンキラーズ」とはミッキーやマロリーのことだけではない、我々全員のことなのだよというメッセージが込められているとすればだ、一理はあるが、やはりこの手の映画に込めるメッセージとしては説教くさすぎて違和感がある。
収録時間185分のうち本編は119分、あとの66分は特典映像。未公開シーン、アナザーエンディング、インタビューなど。オリヴァー・ストーン監督の音声解説あり。フラッシュ的映像の多用で人によっては酔う。私は１時間経過したところで休憩した。