キューティー・バニー

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アンナ・ファリスの天然ボケキャラが楽しいコメディでした。

プレイボーイ・バニーとして、華やかな生活を送っていたシェリーは、２７歳の誕生日の翌日、プレイボーイ・マンションから追い出されてしまう。（バニーの２７歳は、普通の人の５９歳だそうで。）
路頭に迷ったシェリーは、女子寮の寮母の仕事を見つけるのだが、その女子寮は入寮希望者ゼロで、存続の危機に立たされていた。
シェリーはお得意のセクシー路線で、寮の改革を図る。

男性の心をつかむのが得意なはずのシェリーも、介護士コリン・ハンクスの前では勝手が違うようで、自分の無知さを思い知らされて落ち込むところがかわいい。
人の名前を覚えるときに超低音になる、というシェリーの癖も笑いました。

プレイボーイ誌の創始者ヒュー・ヘフナーが本人役で登場。
「キミに逢えたら！」で注目のカット・デニングスが、ファリスの影に隠れていまひとつパッとしなかったのが残念でしたが、楽しめました。

届いて、ん？なんでこれリストに入れたんだっけ？
全然理由を思い出せませんでした。
おバカっぽいタイトルに惹かれたのかしら？

中身もタイトルに負けず劣らず、バカバカしいんだけど
結構楽しんじゃいました。

プレイボーイのセクシーモデルのことをプレイボーイ・バニーって
言うんですか？
あんなプレイボーイ・マンションなんてのが本当にあるのかしら？

天然キャラのシェリーがおバカだけど、とってもキュート。
実はすごく純粋で、優しくて、いつも一生懸命なのも素敵♪
人当たりのよさ、周りの人への接し方など、意外と勉強になります。
どう頑張っても、あんなにセクシーにはなれないけど・・・

内容的にはガールズムービーの典型みたいな感じですが
映像的には男性に大ウケかも・・・
セクシー美女がいっぱいなんですもの！！
男性は音声を消してお楽しみになるといい？？

あ、でもノリノリの音楽はなかなかいいので、
やっぱり音声もＯＮにしてお楽しみくださいね。

　『プレイボーイ』のモデルの女の子が学生寮の寮母になって大活躍という、超おバカな設定からして萌え〜なコメディ。こういうの大、大、大好き。ちょっと頭は足りない（学校のお勉強が苦手なだけ、という気はしますが）けど心根が良くて可愛くてオシャレで男の子にモテモテって、日本でも「おばかタレント」なんていうのが流行るぐらいだから、こういう人気者キャラって万国共通なんすかね。

　イケてない女の子たちに「モテ道」を伝授するシェリー（アンナ・ファリス）の言う事が、いちいち面白いし説得力ある。「外見の美しさが内面をキレイにする」とか「目は顔の乳首」（これ名言だよなぁ）とか。

　見た目で評価されることは悪い事じゃないって彼女は堂々と言うんですよね。それで自信がつくんだと。ゼータ寮の子たちがダサかった原因は、見た目がイケてなかったことより、イケてない自分たちを卑下していた卑屈な態度や、寮の人気を落として存続の危機に陥ってるっていうのに何の努力もしない怠惰な精神性、そこだろうと。もちろんシェリーちゃんがそんな論理的に分析して講釈たれるハズもなく、彼女がやってたのはひたすらメイク、ファッション、インテリアなどなどの改革（？）なんですが。

　変身した寮生たちが自信をつけてモテ出すところは単純に楽しい。学園を闊歩して注目を浴びるシーンなんかはスカッとする。ライバルのミュー寮の子たちがいかにもなお嬢さんルックなのに対して、こっちはちょっとだけ下品なセクシー路線っていうのが個人的にツボだった。JOCKS系ってなんとなく鼻につくのですよ。メインストリームの人間に対してルサンチマンを隠しきれない、マージナルな自分であります（苦笑）。

　人間見た目も大事だけど、何より「自分らしさ」が大事よっ、というメッセージも可愛らしくて好感が持てる。表面的には仲良しを装ってて実は・・・というドンデン返しのラストに至るまでトコトン「女子」の世界、あ〜、女ってなんて平和な生き物なんだろうかと笑っちゃう、心がピンク色に染まる映画です。

もちろんこの映画は、ダサいメガネをかけている女子大生ナタリーを演じているエマ・ストーン目当てで借りました。
主人公の元プレイボーイモデルのシェリー（アンナ・ファリス）の間違いをいちいち訂正する、細かい優等生ぶりが愛らしいし、
シェリーのおかげで女っぷりがあがっていく後半は、セクシー衣装に身を包み、エマのファンなら存分に彼女のかわいらしさを堪能できる一本でした。

それにしても、こういうことを言うのもなんですが、モデルの主人公シェリーを演じたアンナ・ファリスとわたしは同い年。
おんなじ女だし、同世代だし、目もふたつあるし、鼻の穴もふたつ、耳もふたつ、手も足も２本ずつ。
地球外生命体で、人間を研究している生物がいたら、おそらく肌の色と目の色の違い位しか分類できないはずというくらい共通項も多いです。
ああそれなのに、この差・・・。
わたしなんかが、同じ人間の「女」と名乗ってよいものか・・・と恐縮してしまいます。
あの長くて美しい御み足。はさまれたい男性の気持ちがわかります。

ピンクを基調としたこういうガールズ映画、アメリカでは毎年何作もあるタイプのもので、
ストーリーは意外にラブではなくて、女同士の友情がテーマというのもよくある話です。
しかし、イケてない女子たちが華麗な変身を遂げていく展開が女性の変身願望を満足させ、
主人公が意外に地を足につけた意思を持つ女性で浮世離れしていないところが共感を覚えます。

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私、所謂「ガールズ・ムービー」が大嫌いです。そりゃそーだろ、誰もアンタに好きになってもらいたくない、って言われるの承知してますが、とにかく観てしまったのでレビュー書くことにしました。何故自分がこのテの映画が嫌いなのかを自分で分析するのも一興ですし。
このテの映画が「ラブコメ」と同様とにかく女性に人気があることは分かってます。と言うか、ラブコメとの境目はかなり曖昧なんです。主人公は殆ど「ラブコメ」のヒロインと同じで「キレイで性格良くてちょっとおバカ」なんですが、たしかに一点大きな違いがあるのは、ラブコメヒロインがあまり男性「一般」には「モテない」のに対し、こちらはとにかく不特定多数の男性に大モテなことでしょうか。そして女性ファンに必ず「キュート」「セクシー」という「賛辞」を寄せられるのが特徴です。つまり「男性の性的欲望なり妄想なりを掻き立てる」という意味でラブコメヒロインとはかなり明確に一線を画しています。本作のヒロイン、シェリーちゃんも何せ「プレイボーイ」で「見開きヌード」やっちゃうくらいですから「セクシー」であることには疑いない、というのがこのオハナシの大前提です。ところが本作のレビュアー諸氏（男性）のコメントを読んでみればすぐ分かることですが、彼女を「セクシー」と評している男性は必ずしも多くない。かく言う私も彼女を「セクシー」だとは全然思えないんですね。
考えてみれば当然のことで、女性には男性の（男性には女性の）「性的欲望なり妄想」を体験することは出来ないのですから、飽くまで「推測する」しか無い。しかし単純なことですが、ある男性にとってどのような女性に「性的欲望なり妄想を掻き立てられる」かというのは一人ひとり皆「違う」んですね。それは（きっと）女性も同じだと思う。これが逆に「ボーイズムービー」だったら、主人公（男性）の性的魅力について「私のタイプじゃないワ」とか「表情はセクシーだけど髪型がね〜」とか分かれるハズですよね。それが同性（女性）だとそうならないのは何故か？それは女性が自分の性的魅力について「分からない」からだと思うんです。男性も同じですけど。私がこのテの映画が嫌いな最大の理由はここにあります。「どうだ！このコはセクシーだろ！だからモテるんだ！」という「大前提」に何の疑いも持っていない。いや「何の疑いも持たなくていいんですよ女性の皆さん！」て言ってる。だから彼女の周りにたくさんの男が群がってモテまくってる画をこれでもか！ってくらい見せる。そういう作者の姿勢が私は嫌いです。何故か女性に「そうか！こういうタイプの女性が男性（一般）にはモテるのか！」って思わせたいんですね。しかもその「タイプ」というのが実に類型的です。胸とお尻が大きくて、それを出来るだけ露出する服装して、下品な言葉を連発して、ちょっとおバカに振る舞う、というのが定番です。何でそうなるのか私には全く理解出来ない。でも、それは明らかに「嘘」の「押しつけ」です。女性一般にモテる男などいないのと同様、男性一般にモテる女もいない。「定番」など存在しない。当り前のことだと思います。
確かに私自身「好み」のパターンがあることは否定しません。しかしそれが同性「一般」と「同じ」だと思ったことは無いし、「同じ」だと感じること自体が恥ずかしいと思う。まして好きになった相手からそう思われることはもっと恥ずかしい。「アナタも皆と同じで私のXXXにマイっちゃったのね」って思われるのだけは絶対に嫌ですね。だから「モテる」女性に男どもが「群がる」のを見るのが嫌いです。群がる男どもは勿論バカに見えますが、それを喜んでる女性はもっとバカに見える。
こんな当たり前のこと言うと女性からヒンシュク買うのは分かってるんです。「男性にモテるのが目的じゃ無い。自分でそうしたいからやってるの。余計なお世話だワ」って。いや、それなら大変結構なんですけど(笑)。