ホカベン

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

上戸彩が、新人弁護士に扮して、
裁判における正義とは何かを問うドラマ。

どこからが責任なのか。。。
きちんとしたことをやっていないにもかかわらず、
日常業務的に仕事をこなしてはいた場合、
責任が問われないことが多い今の世の中。

桶川のストーカー事件の警察の対応や、
いじめ事件に対する学校の対応、
地方自治体の財政破綻に対する、公務員、議員などの対応、
医者の誤診の対応、
食品偽装、耐震偽装、
マスコミの誤報に対する対応、
政治。

本当に、彼らに責任がないと言えるのか、
やるべきことができてない、
この世の中に、提唱を鳴らそうという、
そのテーマ性は、なかなか、的を得てる感じがして、
よかったと思う。

ただ、扱っている事件自体は、ちょっと、精密さは、
抜け落ちて、ルーズなものもあるし、
上戸が演じる弁護士が無知すぎて、変なところとかも、
あることはあるけど、
全体的なテーマがしっかりしているので、
ＴＶドラマとしてなら、十分に許せる範囲と思う。

まじめなドラマが、必ずしも視聴率は取れないとは思うので、
営業的な面では、苦戦したのかもしれないけど、
こういうのは、必要な感じはするね。

上戸彩が正義感溢れる新米弁護士。
その指導役が北村一輝でした。
新米弁護士の堂本灯（どうもと　あかり・上戸彩）が、夢を抱いて弁護士になったけれど、夢と現実のギャップに悩みながら、『弁護士とは？』『法律とは？』を考えていくドラマです。
弱者を救済するはずが、灯が就職したエムザ法律事務所の女性花形弁護士工藤怜子（りょう）は、『依頼主の利益』を守ることが弁護士の使命だと言うのです。
指導役の杉崎（北村一輝）は、過去に何かがあったらしく、『法律は弱者を守らない。人を殺す事も可能な武器だ』と、灯の情熱に水を注します。
毎回起きる事件に立ち向かう灯の理想と挫折。
上戸彩では、弁護士としてちょっと頼りないのですが、向こう見ずな新人弁護士役を好演していたと思います。


弱者救済、冤罪を晴らすなど、自分の正義に基づいて弁護できるなら、何の葛藤もないのでしょうが、時として国選弁護人として使命された時、自分の意思に反して弁護を行わなければならず、弁護士としては不本意なケースも出てくるようです。
私は、このドラマを観ながら思ったのですが、例えば”オーム事件”のような場合、オーム側の弁護人はどんな気持ちで弁護しているのでしょう？
真の悪人にも弁護は必要なのか？
被害者側にとっては、あまりに理不尽なことに思えます。
どなたか法律や弁護士の勉強をされた方がいましたら、レビューなどで解説していただけないでしょうか？

　テーマと対決の構図はおもしろい。各々の事件で、逆転の過程をもう少し踏み込んで描ければ傑作になったかもしれないが、やや足りないのが惜しい。それでもシリーズ通して楽しめた。
　演技陣で光ったのは、正義を貫くのにひたむきな上戸彩。苦悩表現も中々。つきはなしたようでいて優しい、陰のある北村一輝、敵役のりょうもいけてる。戸田菜穂はうまいというより相変わらず美人だった（笑）

まだ一巻しかみてませんが、嫌いじゃないです。

ただ、いくら新米弁護してもあまりにも上戸彩が
あほすぎます。
世間知がないというか、頭でっかちばかというか
若手が未熟ながらも頑張っていて、好感がもてる
という感じではないです。
仕事ぶりの空回り具合というか、勝手な思い込みの
激しさは、見ていて少しいらいらします。

この主人公は、男でもいいんではと思ってたら、
やっぱり原作では、男性だったんですね。

視聴率は、悪かったみたいですけど、
この主人公は別として、ドラマとしては、
おもしろいです。
続けて全巻借りるつもりです。