モスクワ・ゼロ

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えぇ〜、誰も観てないのう？
初レビューかしら。私に影響されないで下さいネ。
緊張するなあ、最初なんて・・・

「言い伝えによれば、我々は地獄の入り口に住んでいる。
そして実際この話は単なる言い伝えではない。
かつて神へと挑戦した男が、その虚栄心を満たすため、天使たちの住む天国までとどく寺院を建てようと試みた。
そしてこの世と地獄とが繋がってしまうほど、地下深くまで基礎を掘った。
それからというもの、悔い改めし者の涙が渇き、川の流れが干上がる時、悪魔たちが餌を求めてさ迷い出るといわれる。
彼らは闇を支配し、その闇は人間の世界まで侵入してくる。
それは、「影」と呼ばれ、姿は見えず音も立てない。
餌食となったものは跡形もなく消え去ってしまう・・・」

こんな語りで物語は始まります。

モスクワにはまるで迷宮のような地下道がある。
この地下道には地獄へ続く門があり、悪霊たちが棲むという都市伝説がある。
伝説にとりつかれた学者が地下道に入ったまま行方不明となる。
彼を探しに親友の牧師、主人公が捜索に入る。
地下道を住処にする浮浪者たちのボスも彼らの侵入を危ぶみ、地下道にある川を渡れば神の加護はなくなるという。
それでも神父は親友を探すため暗い地下道へと足を踏み入れる。

冒頭の言い伝えにあるように「影」の存在がチラチラ、まるで主人公達を誘うような動きをする地下道に住む子供たち。
長い長い巨大な迷路のような地下道。
掴みは何かを期待させるような様子だったのに・・・ただそれだけ。
いつになっても地下道と子供、影、主人公達。
背景がほとんど同じなのでこちらまで迷宮に入り込んでしまったようで・・・褒めているんじゃないですよ、飽き飽きしてしまいました。ホラーだとありますが全くというほど怖くありませんでした。
ただただ捜索だけです。
さ迷う子供たちの正体はだんだんわかってきますが、それが何？って感じ。
影の正体はもちろん解決もありません。
地獄の門は開いたのか、閉じたのか？イライラともやもやが残りました。
正直無駄な時間を過ごしたようです。またチョイスの悪さに反省しきりです。

ちなみに「口撃むすめ」。
途中まで観ておりましたが・・・早々に離脱。
「おかん、最近調子こいてんちゃうか。なんやねん、この映画。レビューに書いとき、うちがゆうてたて！奥さん、時間の無駄ですよって！」とゆうとりました。たしかにぃ〜。

暗い地下道を暗視カメラで撮ったような映像で雰囲気はよかったです

この三者に共通なのは、そう…ゼロ。カロリーゼロはダイエットに効く。ＣО2ゼロは環境に効く。そしてモスクワゼロは…疲れた体に効く。見たらどっと疲れること間違いなし。(とりわけ師走の忙しい時間の合間を縫って鑑賞したりすると、より大きな喪失感を得られると思います。)

内容についてはmitamitaさんとMAMAMIさんとハヴィさんのレビューで言い尽くされてますので私がこれ以上書き加えることはゼロに近いのですが、レビューから察するに皆さんも深い喪失感を味わわれたようですね。

私も面白そうなイントロとヴァル・キルマーやヴィンセント・ギャロといったそこそこ知られている役者の名前に惹かれて、まさかこんなに「出口のない」迷宮が待ち受けているとは知らず何気に借りてしまったのですが、時すでに遅し。残念ながら地下迷宮の奥深くで力尽き生還することができませんでした。

本編とともに収録されている予告編の中でナレーターが「息も詰まる閉塞感に精神が蝕まれる」と語っているのですが、まさに鑑賞者の精神を蝕むという意味ではこれ以上ないくらいのホラーな作品といえるのかもしれません。「蝕まれたい！」というチャレンジャーな方は止めませんどうぞお入りください。

※念のため、一応私的にはＣ級作品ではないと思います。高級なＡ級ホラーを撮ったつもりが面白みのほとんどないＢ級になってしまったという救いのないパターンかと。

ストーリー、話の筋をつかむのに時間がかかる映画でした。

走り回る子供たちは何をしているのか（普通に出てくるから幽霊と気づくまでに時間がかかってしまったし、あぁ頻繁に出てきたらこわくもなんともなくなってしまった）、悪魔のこわさというのが全く感じられなかった。そして最後結局どうなったのか、理解できなかったので、思わずグーグルであらすじを調べてみたけど、それらしき結末を説明したものは探せませんでした。これこそ迷宮入りです。

ヴィンセント・ギャロやバル・キルマー、それと妖艶な美しさを放つオクサナ・アキンシナ（前にロシア映画「ウルフハウンド」というファンタジー作品みて少し気にはなってました）が出てるから、そこそこ楽しめる作品のはず、と思い込んでみたけど、最後までよくわからない作品でした。

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ソビエト連邦時代にＫＧＢが作った地下迷路。本当にあるんですって。

そんな地下迷路に纏わる都市伝説の解明に、何故か命をかけた大学教授が臨む！何故？
まあ、理由はどうでも良しとして、出逢う男女がどうして恋に落ちるかもどうでも良しとして、身も心もドよぉぉん…とテンション下がってしまいそうな、息苦しい地下迷路でのサバイバルゲームが展開されるのです。

親友を探しに行って、仲間を引き連れて、要人に会い、言葉を聴いて、新たな心の仲間に会い、いよいよ冒険の旅に出発し、最初の入口からの帰還はＮＧで、途中でその仲間も助けて、新たな出口探しがミッションとなる。
まあ、魔術師は出てこないけど、ＲＧＢかアクション系のゲームの様相です。

ヴァル・キルマーは何で出演したのでしょう？まずクレジット見ても彼に期待しないでおきましょう。
ヴィンセント・ギャロは良しとして、ロシア女優のオクサナ・アキンシナが雰囲気持っているかなと。妖しい美しさがありまする。
セイジ・スタローン君、君も出てたのね！

作品の雰囲気作りはバッチリ！重々しいＢＧＭと、真っ暗な地下映像。
モスクワの戦火と、修道院のシスターや子供達の悲劇。
ゴシック系オカルト物の雰囲気でゲームが進み、そこそこ楽しめました。
あっ、でもお薦めはしないかな。暇で観るものがない時にでもおつまみ程度で。
★★★（★2.8くらい）