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陰日向に咲く / 岡田准一

陰日向に咲く /劇団ひとり

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DVD

旧作

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解説・ストーリー

一大ベストセラーとなった人気お笑い芸人・劇団ひとりの同名連作短編集を映画化したハートフル群像ドラマ。大型台風が接近中の東京。ギャンブルから足が洗えず、借金まみれの末に、ついにオレオレ詐欺に手を染める青年、シンヤ。若かりし頃に売れない芸人・雷太に恋した母・鳴子の恋の軌跡を辿る女性、寿子。25歳の崖っぷちアイドル・みゃーこと、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。大ボラ吹きのカリスマ・ホームレス“モーゼ”に心酔し、人生を投げ出しダンボール生活を始めたエリートサラリーマン、リュウタロウ。一見、無関係な彼らの人生が、台風の接近と共に不思議な縁に導かれるように次第に交錯していく…。

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「陰日向に咲く」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

一大ベストセラーとなった人気お笑い芸人・劇団ひとりの同名連作短編集を映画化したハートフル群像ドラマ。大型台風が接近中の東京。ギャンブルから足が洗えず、借金まみれの末に、ついにオレオレ詐欺に手を染める青年、シンヤ。若かりし頃に売れない芸人・雷太に恋した母・鳴子の恋の軌跡を辿る女性、寿子。25歳の崖っぷちアイドル・みゃーこと、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。大ボラ吹きのカリスマ・ホームレス“モーゼ”に心酔し、人生を投げ出しダンボール生活を始めたエリートサラリーマン、リュウタロウ。一見、無関係な彼らの人生が、台風の接近と共に不思議な縁に導かれるように次第に交錯していく…。

「陰日向に咲く」 の作品情報

作品情報

製作年:

2008年

製作国:

日本

「陰日向に咲く」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!

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洋画・邦画

35,500
タイトル以上

国内ドラマも一部含まれております

国内・海外ドラマ

5,400
タイトル以上

アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

210,000
タイトル以上

CD

250,000
タイトル以上

※2022年2月 現在のタイトル数

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1〜 5件 / 全171件

せっかくの役者と設定が生かされてない ネタバレ

投稿日:2008/07/21 レビュアー:こんちゃん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

 原作を読んでいないので、このストーリーの本当の良さがわかっていないのかも知れませんが、いろいろな部分で中途半端な気がしますよね。まあ、そもそも別の媒体なので、原作と比べることはあまり意味が何のですが・・・。

 岡田准一は、二宮和也と並んでジャニーズ系では最も演技ができる人だし、平山あやもアイドルっぽいノリなのに、しっかり演技が出来る人。三浦友和、西田敏之、宮崎あおい、塚本高史と役者だけを見ればかなりの作品に仕上がる期待が高まるだけにちょっと残念な出来ですよね。
 これ、たぶん監督が「人間」を見ること、描くことができていないせいじゃないかと思います。
 なるほど、平川雄一朗 ってTVの人で、映画は「そのときは彼によろしく」なんですね。あれも、同じ様な印象でしたね。そう考えると黒澤明のすごさが、今更ながらに思い知らされるんですよねえ。

 ストーリーとしては、それなりの構成を見せているし、もしかしたら感動モノになるかもしれない可能性はあるんですけど、そこに描写される人間に血が通っていないと言うか薄っぺらで、そのキャラクターが持っているはずの生き様とか躍動感が、まったく感じられないんですよね。
 人物描写が薄っぺらなのに、「泣かせよう」と言う演出があからさまなので、あざとくなってしまうのです。すべての映画がそうではないのですが、人が映画を観て泣くのは、多くの場合登場人物の誰かに感情移入するケースが多いと思います。感動を求めるのであれば、その根底にはしっかりと人物が描かれていないと感情移入のしようもなく、スべってしまうんですよねえ。
 そして、ラストに向かって収束していく群像劇の体裁を取っていながら、アキバ系のエピソードが全く浮ききってます。原作ではどうなのか知りませんが、これを思い切りよく切り取ってしまえば、そしてそれで浮いた時間でその他の人物をもう少し深いところまで描写できれば「キサラギ」くらいの作品にはなったんじゃないかと思います(あ、「キサラギ」が高評価なんで、アキバ系エピソードを入れたかったのか?)
 シンヤを支えてくれたバス会社の面々などにもっと時間を割いた方がシンヤの持つ陰と日向の対比が明確になったと思うんですけどね。

 取り立てて突飛ではない、ある意味そこらに居そうなキャラクターが沢山居て、
「ああ、そんなことってあるよね」
「いるいる、そんなヤツ」
と思わせてくれるはずなのに、その描写がへたくそなおかげで観ている方が辛くなってしまいます。

 考えようによっては「負け組」の生き様を描きながら、
「でも、人生そんなに悪いことばかりじゃないよ」
と希望を持たせてくれる群像劇で、「リトル・ミス・サンシャイン」のようになる可能性はあると思うのです。

 まあ「そのときは〜」に比べれば、役者が頑張ってくれているおかげで荒唐無稽なお話にはならずに済んでいるのですが、もう少しなんとかなったんじゃないのと言う残念感は大きいですね。
 
 ジュピターさんの手紙では、ちょっとホロッと来ましたけど。彼女は、電話してきたシンヤをケンイチと言う自分の息子と勘違いしてますけど、最後の手紙では、実は電話の主はケンイチではないと知っていたんじゃないかと思います。でも、また電話をかけてきて欲しい。嘘でも良いから、自分と息子の思い出を語って欲しかったんじゃないかなと思うんですよね。
 モーゼ爺さんも、ウソをついて川島の父親に納まってしまったけれども、やはり良心の呵責に耐えかね、ジュピターや鳴子との思い出に触れることによって、元の仲間のところに戻ったんでしょう。そういう余韻の演出は良いと思うんですが、それ以前の人物描写が薄っぺらなことで、それも生かされていないと言う残念な作品でした。 

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それなりに泣けるところもあるのですが・・・ ネタバレ

投稿日:2008/06/27 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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借金苦からオレオレ詐欺に手を染める青年、母親と売れない芸人の恋の足跡をたどる女性、ホームレスになったエリートサラリーマンなど、不器用な男女9人が織り成す、可笑しくも愛おしい話なのですが、何故か登場人物たちが、わざと日陰を好んでこうなっているようで、今一つ感情移入できない話でした。

しわくちゃなお金を見たなら、多分泣いてしまいそうなエピソード。生活を切り詰め、爪の先に火を灯すようにして貯めたお金。多分自分の葬式代に残しておいたお金・・・
その貯めたお金を、死んだ息子と勘違いし、岡田准一の振り込め詐欺が、逆バージョンになる話は、とても気に入りました。

それぞれの人たちが、それぞれの話で交差して繋がっていく話の流れがそれなりに面白いのですが、つなぎが悪くって冗長になってしまったようです。
嵐の夜のクライマックスに向けて、ドラマを盛り上げようとしているのですが、登場人物の不思議な縁に懲りすぎて、何よりも私が大好きな、真面目な生き方を通してほのぼのとした温まるドラマではないような気がしてしまいました。

このレビューは気に入りましたか? 12人の会員が気に入ったと投稿しています

劇団ひとりさん御免なさい。 ネタバレ

投稿日:2009/03/06 レビュアー:ホワイト

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私はこの作品を侮ってました。監督もテレビ屋さんだし、原作が劇団ひとりさんだからです。カメラマンもはじめて見ましたが、中山光一さん・・・侮れません。
しばらく映画を見終わって、(ただいま朝の5時)タバコを一箱開けてしまいました。脚本の金子さんの苦労も随所に見られ、その作品を頭の中でもう一度上映していたからです。

話は原作は知りませんが、幾つかの短編を金子さんがアレンジしたのでしょうか?
借金に苦しみながらバスの運転手として働く岡田准一(私は30代の俳優で一押しなのが彼です)
かつて、芸人だった母親の相方を捜している弁護士、宮崎あおい(上手くなりました。脱帽です。その透明感。存在感。)
二人が出会うことから始まります。

サブストーリーとして、2つ平行します。
一つは西田敏行さん(最近、演技が「釣りバカ日誌」に見えてしまうのはどうしてでしょうか?宮崎あおいさんとの2ショットでは明らかに彼女の透明感に負けてます。演技のしすぎです)演ずるところのホームレスの生活。そこにプロ野球で成功した選手が父親を探しに来る。実際は違うのだが、西田敏行演ずる”モーゼ”は嘘つきの癖があり父親としてその場を去る。

もう一つのサブストーリー
(これはいらなかったのではないかと思います)
平山あや演ずるアイドルのサクセスストーリー。

この3つが重なって

「明日は晴れる」

というありふれた格言ではありますが、現代を克明に描きながら、涙を誘います。

私はジュピター(西田敏行が惚れるストリッパー)の手紙に涙が止まりませんでした。嗚咽して泣いてしまいました。

ここまでの偶然の摺り合わせが上手いのは脚本の金子さんのお手柄です。

一つだけ疑問なのは、西田敏行は浅草寺で相方に会えたのでしょうか?視聴者にゆだねてますが・・・。

最近とみに優れていると思われる、三浦友和さんのお芝居が全体を引き締めていて好きでした。

ちなみに私と同期の人間が出ていて、吃驚!
ホームレスの生活で青い帽子を被っている岩本君が友達です。
まだ役者をやっていたんだなぁ。頑張って欲しいものです。

PS 私の憧れの根岸季衣さんがアパートの強欲オバサンで出てくるのですが、かつては「つかこうへい劇団」でヒロインを演じた女優です。もう少し、仕事を選んで欲しいものです。

PSその2

衣裳さんが素晴らしい仕事をしています。東宝コスチュームの方の努力があってこそ、この映画は成立したのだと思われます。

脱帽。必見100点

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遊びがなさすぎってことかな。 ネタバレ

投稿日:2010/06/06 レビュアー:MonPetit

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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原作は未読ですが、非常にクオリティが高い気がします。
いわゆる群像劇で、最後には見事に収束します。
が、映画として面白いかと言えば実はそうでもない。
遊びがなさすぎです。
登場人物が全て絡みあってて、合いすぎていてて作品としてのメリハリがない。
これは構成の妙を感じる以前に、不自然さ、息苦しさを誘発してしまう。
どれが主なのかも曖昧で、中心が見えてこないのもマイナス。
群像劇であっても、中心は必要。
意思は感じられるのだが、どうもしっくりことこない。
これだけ複雑に絡み合うことを自然に見せることが出来れば
かなりの良作であったのに。。。。残念。
原作が素晴らし過ぎたっていうわけわかんない現象かもしれない。

ただ、次回作を観てみたくなるのも事実。
それは原作者なのか、監督なのかそこが問題だが。

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

映画のいいとこ、原作のいいとこ ネタバレ

投稿日:2008/05/26 レビュアー:ビンス

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原作ではそれぞれの登場人物の繋がりがラストでブワァーっとわかってくるカタルシスがあったけど、映画では小出しに繋がりがわかって行くので、そんなに気持ちが盛り上がりませんでした。どちらかというと原作のほうが好きです。けど、映画版のほうがグっとくるとこもあります。それはジュピターさんの手紙の場面です。僕は手紙を読む場面で徐々に手紙を書いた本人の声が被さってくるという演出に弱いので、ここは堪りませんでした。当然のように泣きました。あの「聞かせて下さい」という言葉の連発に込み上げてくる感情を抑えきれませんでした。本で一人で読んでいるときでは、あの情感は出せませんね。そこが一番好きなシーンです。あと、やはり西田敏行でしょう。出てくるだけで、全てを「世界」に染めてしまうあのオーラというか演技力はホント凄いなぁと思うと同時に楽しくて仕方がありませんでした。西田さんで一番好きなシーンは野球選手が父親を捜しにくると聞いたときのシーンです。その表情です。原作を知らない人には素直に「俺を捜しに来るのか」と感じられるし、原作を知ってる人には「やった!宝クジ当たった!あとは俺の演技次第・・このチャンスは掴むぞ!」って顔にも見える・・サイコーです。そして宮崎あおいがとても演技がうまいです。目線のやり場とかがステキでした。他の役者さんたちもとてもイイです。なので原作をスルーして観る人はメチャ楽しめるんじゃないかな

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

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ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:171件

せっかくの役者と設定が生かされてない

投稿日

2008/07/21

レビュアー

こんちゃん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 原作を読んでいないので、このストーリーの本当の良さがわかっていないのかも知れませんが、いろいろな部分で中途半端な気がしますよね。まあ、そもそも別の媒体なので、原作と比べることはあまり意味が何のですが・・・。

 岡田准一は、二宮和也と並んでジャニーズ系では最も演技ができる人だし、平山あやもアイドルっぽいノリなのに、しっかり演技が出来る人。三浦友和、西田敏之、宮崎あおい、塚本高史と役者だけを見ればかなりの作品に仕上がる期待が高まるだけにちょっと残念な出来ですよね。
 これ、たぶん監督が「人間」を見ること、描くことができていないせいじゃないかと思います。
 なるほど、平川雄一朗 ってTVの人で、映画は「そのときは彼によろしく」なんですね。あれも、同じ様な印象でしたね。そう考えると黒澤明のすごさが、今更ながらに思い知らされるんですよねえ。

 ストーリーとしては、それなりの構成を見せているし、もしかしたら感動モノになるかもしれない可能性はあるんですけど、そこに描写される人間に血が通っていないと言うか薄っぺらで、そのキャラクターが持っているはずの生き様とか躍動感が、まったく感じられないんですよね。
 人物描写が薄っぺらなのに、「泣かせよう」と言う演出があからさまなので、あざとくなってしまうのです。すべての映画がそうではないのですが、人が映画を観て泣くのは、多くの場合登場人物の誰かに感情移入するケースが多いと思います。感動を求めるのであれば、その根底にはしっかりと人物が描かれていないと感情移入のしようもなく、スべってしまうんですよねえ。
 そして、ラストに向かって収束していく群像劇の体裁を取っていながら、アキバ系のエピソードが全く浮ききってます。原作ではどうなのか知りませんが、これを思い切りよく切り取ってしまえば、そしてそれで浮いた時間でその他の人物をもう少し深いところまで描写できれば「キサラギ」くらいの作品にはなったんじゃないかと思います(あ、「キサラギ」が高評価なんで、アキバ系エピソードを入れたかったのか?)
 シンヤを支えてくれたバス会社の面々などにもっと時間を割いた方がシンヤの持つ陰と日向の対比が明確になったと思うんですけどね。

 取り立てて突飛ではない、ある意味そこらに居そうなキャラクターが沢山居て、
「ああ、そんなことってあるよね」
「いるいる、そんなヤツ」
と思わせてくれるはずなのに、その描写がへたくそなおかげで観ている方が辛くなってしまいます。

 考えようによっては「負け組」の生き様を描きながら、
「でも、人生そんなに悪いことばかりじゃないよ」
と希望を持たせてくれる群像劇で、「リトル・ミス・サンシャイン」のようになる可能性はあると思うのです。

 まあ「そのときは〜」に比べれば、役者が頑張ってくれているおかげで荒唐無稽なお話にはならずに済んでいるのですが、もう少しなんとかなったんじゃないのと言う残念感は大きいですね。
 
 ジュピターさんの手紙では、ちょっとホロッと来ましたけど。彼女は、電話してきたシンヤをケンイチと言う自分の息子と勘違いしてますけど、最後の手紙では、実は電話の主はケンイチではないと知っていたんじゃないかと思います。でも、また電話をかけてきて欲しい。嘘でも良いから、自分と息子の思い出を語って欲しかったんじゃないかなと思うんですよね。
 モーゼ爺さんも、ウソをついて川島の父親に納まってしまったけれども、やはり良心の呵責に耐えかね、ジュピターや鳴子との思い出に触れることによって、元の仲間のところに戻ったんでしょう。そういう余韻の演出は良いと思うんですが、それ以前の人物描写が薄っぺらなことで、それも生かされていないと言う残念な作品でした。 

それなりに泣けるところもあるのですが・・・

投稿日

2008/06/27

レビュアー

ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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借金苦からオレオレ詐欺に手を染める青年、母親と売れない芸人の恋の足跡をたどる女性、ホームレスになったエリートサラリーマンなど、不器用な男女9人が織り成す、可笑しくも愛おしい話なのですが、何故か登場人物たちが、わざと日陰を好んでこうなっているようで、今一つ感情移入できない話でした。

しわくちゃなお金を見たなら、多分泣いてしまいそうなエピソード。生活を切り詰め、爪の先に火を灯すようにして貯めたお金。多分自分の葬式代に残しておいたお金・・・
その貯めたお金を、死んだ息子と勘違いし、岡田准一の振り込め詐欺が、逆バージョンになる話は、とても気に入りました。

それぞれの人たちが、それぞれの話で交差して繋がっていく話の流れがそれなりに面白いのですが、つなぎが悪くって冗長になってしまったようです。
嵐の夜のクライマックスに向けて、ドラマを盛り上げようとしているのですが、登場人物の不思議な縁に懲りすぎて、何よりも私が大好きな、真面目な生き方を通してほのぼのとした温まるドラマではないような気がしてしまいました。

劇団ひとりさん御免なさい。

投稿日

2009/03/06

レビュアー

ホワイト

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私はこの作品を侮ってました。監督もテレビ屋さんだし、原作が劇団ひとりさんだからです。カメラマンもはじめて見ましたが、中山光一さん・・・侮れません。
しばらく映画を見終わって、(ただいま朝の5時)タバコを一箱開けてしまいました。脚本の金子さんの苦労も随所に見られ、その作品を頭の中でもう一度上映していたからです。

話は原作は知りませんが、幾つかの短編を金子さんがアレンジしたのでしょうか?
借金に苦しみながらバスの運転手として働く岡田准一(私は30代の俳優で一押しなのが彼です)
かつて、芸人だった母親の相方を捜している弁護士、宮崎あおい(上手くなりました。脱帽です。その透明感。存在感。)
二人が出会うことから始まります。

サブストーリーとして、2つ平行します。
一つは西田敏行さん(最近、演技が「釣りバカ日誌」に見えてしまうのはどうしてでしょうか?宮崎あおいさんとの2ショットでは明らかに彼女の透明感に負けてます。演技のしすぎです)演ずるところのホームレスの生活。そこにプロ野球で成功した選手が父親を探しに来る。実際は違うのだが、西田敏行演ずる”モーゼ”は嘘つきの癖があり父親としてその場を去る。

もう一つのサブストーリー
(これはいらなかったのではないかと思います)
平山あや演ずるアイドルのサクセスストーリー。

この3つが重なって

「明日は晴れる」

というありふれた格言ではありますが、現代を克明に描きながら、涙を誘います。

私はジュピター(西田敏行が惚れるストリッパー)の手紙に涙が止まりませんでした。嗚咽して泣いてしまいました。

ここまでの偶然の摺り合わせが上手いのは脚本の金子さんのお手柄です。

一つだけ疑問なのは、西田敏行は浅草寺で相方に会えたのでしょうか?視聴者にゆだねてますが・・・。

最近とみに優れていると思われる、三浦友和さんのお芝居が全体を引き締めていて好きでした。

ちなみに私と同期の人間が出ていて、吃驚!
ホームレスの生活で青い帽子を被っている岩本君が友達です。
まだ役者をやっていたんだなぁ。頑張って欲しいものです。

PS 私の憧れの根岸季衣さんがアパートの強欲オバサンで出てくるのですが、かつては「つかこうへい劇団」でヒロインを演じた女優です。もう少し、仕事を選んで欲しいものです。

PSその2

衣裳さんが素晴らしい仕事をしています。東宝コスチュームの方の努力があってこそ、この映画は成立したのだと思われます。

脱帽。必見100点

遊びがなさすぎってことかな。

投稿日

2010/06/06

レビュアー

MonPetit

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原作は未読ですが、非常にクオリティが高い気がします。
いわゆる群像劇で、最後には見事に収束します。
が、映画として面白いかと言えば実はそうでもない。
遊びがなさすぎです。
登場人物が全て絡みあってて、合いすぎていてて作品としてのメリハリがない。
これは構成の妙を感じる以前に、不自然さ、息苦しさを誘発してしまう。
どれが主なのかも曖昧で、中心が見えてこないのもマイナス。
群像劇であっても、中心は必要。
意思は感じられるのだが、どうもしっくりことこない。
これだけ複雑に絡み合うことを自然に見せることが出来れば
かなりの良作であったのに。。。。残念。
原作が素晴らし過ぎたっていうわけわかんない現象かもしれない。

ただ、次回作を観てみたくなるのも事実。
それは原作者なのか、監督なのかそこが問題だが。

映画のいいとこ、原作のいいとこ

投稿日

2008/05/26

レビュアー

ビンス

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原作ではそれぞれの登場人物の繋がりがラストでブワァーっとわかってくるカタルシスがあったけど、映画では小出しに繋がりがわかって行くので、そんなに気持ちが盛り上がりませんでした。どちらかというと原作のほうが好きです。けど、映画版のほうがグっとくるとこもあります。それはジュピターさんの手紙の場面です。僕は手紙を読む場面で徐々に手紙を書いた本人の声が被さってくるという演出に弱いので、ここは堪りませんでした。当然のように泣きました。あの「聞かせて下さい」という言葉の連発に込み上げてくる感情を抑えきれませんでした。本で一人で読んでいるときでは、あの情感は出せませんね。そこが一番好きなシーンです。あと、やはり西田敏行でしょう。出てくるだけで、全てを「世界」に染めてしまうあのオーラというか演技力はホント凄いなぁと思うと同時に楽しくて仕方がありませんでした。西田さんで一番好きなシーンは野球選手が父親を捜しにくると聞いたときのシーンです。その表情です。原作を知らない人には素直に「俺を捜しに来るのか」と感じられるし、原作を知ってる人には「やった!宝クジ当たった!あとは俺の演技次第・・このチャンスは掴むぞ!」って顔にも見える・・サイコーです。そして宮崎あおいがとても演技がうまいです。目線のやり場とかがステキでした。他の役者さんたちもとてもイイです。なので原作をスルーして観る人はメチャ楽しめるんじゃないかな

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